オリジナル泥除けパーツ
ということで、両面テープ、緩衝材を入れて組み立ててみました。
鹿児島。
5月のゴールデンウィーク明けの俺の視察出張先は——鹿児島!
千崎部長が、「今回の副部長の視察先は鹿児島。鹿児島経済研究所の所長、水流 隼人(つる はやと)さん。それと、鹿児島・宮崎でビジネスホテルを展開しているホスピリンク株式会社の代表取締役社長、宮原 朋子さん。このお二人から、しっかり話を聞いてきてください。テーマは『労働人口減少社会における企業と地域の発展戦略』です」
テーマ、重っ!広っ! と心の中で思いつつ、俺は「しっかり、情報を集めてまいります!」と応えた。
部長は続ける。「セッションの後は懇親会を兼ねた夕食会。場所は『あぢもり』本店。食事代はいつも通り、セッションの謝礼ってことで、こちら持ちで。宿泊は名門『城山観光ホテル』。往復の新幹線も含め、全部、樫本さんが手配済みです」
「了解しました。ところで、『あぢもり』って何料理のお店ですか?」と、俺はおそるおそる尋ねた。
部長の目が一瞬、細くなった。
「黒豚料理だが……不満ですか?」
「いえいえ! めっそうもありません!」俺、即答。
でも、部長の目はまだ細い。
「ただ食って飲んで帰ってきちゃダメですよ。黒豚を全国区に押し上げた理由、それもきっちり考察してきてください。ちなみに、水流所長も宮原社長も、俺の古くからの友人ですので安心してください」
「わ、わかりました!」
こうして俺の鹿児島出張は、黒豚料理と芋焼酎への期待とともに始まったのである——。
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餃子ターナーとは?
真冬に納車したこともあり、バイクがこんなに熱いとは忘れてしまいました。既報の通り、ラジエーターカバー・ミニも取り付けステイから伝わる熱で、安全性の面で懸念が高くなりました。
そこで、熱にめっぽう強い餃子ターナーの活用を思いつきました。
今回は、あえてラジエーター側でなく、フロントフェンダーにパーツを装着してみようと思います。
商品名「餃子ターナー」。ダイソーで110円(税込)です。
ノコギリで切っちゃって、穴をかけました。
左側は、家にあった、いつもの「カッターの下敷(黒)」と右側は「何か不明の金具」を使います。
さて、いいものができますでしょうか?
デジャブ。
週明けの月曜日、昼近くになり、千崎部長の席に韓国視察の報告に向かった。
「焼肉は旨かったですか?」部長は書類に目を落としたまま言った。
「はぁ、部長、なぜご存じで?」
「えぇ、まぁ。小里さんからお礼の電話をいただきましたから」
部長が顔を上げた。
「一人で9人を接待されるとはさすが、副部長。懐が広いですねぇ。」
それから俺は、法人クレジットカードの利用明細を恐る恐る庶務の樫本さんに提出した。内容は前回と同様、電車のチケット代やホテルの清算などだが、その最後の一枚が、あの「10人焼肉」の明細だったわけで。
樫本さんがその金額を見て、「え゛っ!」と叫んだのが聞こえた。俺は、何事もなかったかのように、前回と同様に9階の社員食堂へ逃げるように階段を昇って行った。
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今日はソウル市内を観光です。
会計を済ませて店を出ると、小里さんが声をかけてきた。
「山本さん、すっかりごちそうになってしまいました。」
続けて前田さんも、「スタッフまでごちそうになり恐縮です」と頭を下げた。
「山本さん、お泊まりはどちらですか?」と小里さん。
「サンセット パレス ソウルです」
「あそこは、いいホテルですよ。明日のご予定は?」
「特に決めていないので、市内をぶらぶら観光でもしようかと」
焼肉のお礼にと、小里さんが言った。
「それなら、明日は私がソウルをご案内しますよ」
「本当ですか!韓国は初めてなので、すごく助かります」
「じゃあ、朝9時にホテルのロビーでお会いしましょう」
ホテルまでは歩いて帰れる距離だ。
(本当についてるなぁ、俺)
翌朝9時、小里さんがロビーまで迎えに来てくれた。
二人でドライバー付きのヒュンダイのセダンに乗り込む。
「山本さん、ビビンバはもう召し上がりましたか?」
「いえ、まだ食べていません」
「じゃあ、お昼はビビンバで決まりですね。とびっきり旨い店にお連れします」
「うわ、今から楽しみすぎます!」
まずは、朝イチでソウルの“ダウンタウン的なところ”へ向かうことになった。
ソウル市内にも日本の昭和的な雰囲気が残っているのか…。
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お礼は必要です。
うちの千崎部長からは、今日のランチ代は当社で負担するようにと指示していたのですが、すっかりご馳走になってしまって…。もしよろしければ、夕食の会場をご紹介いただけませんか?急遽ですが、懇親会の体でお付き合いいただければ嬉しいです。もちろん、費用は全額当社負担で」と俺は言った。
「小里さん、どうですか?」と前田さんが言った。小里さんは「いいですねぇ。両事務所のスタッフもご一緒してもよろしいですか?山本さん」
「もちろんです!」と俺は安請け合いした。
「私のお気に入りの韓国焼肉店があるんですよ。そこに行きましょう。予約しておきます」と前田さんが言った。
「お願いします」と俺は言った。
いざ、その焼肉店へ。
おっと、俺を含めて合計10名。
俺は、それとなく聞いた。
「前田さん。こちらの焼肉店、一人あたりいくらぐらいの予算ですか?」
「飲み物代を入れても、日本円で一人2万円はいかないと思いますよ」
…クレジットカードの利用明細を見たとき、庶務の樫本さんはなんて叫ぶだろうか。
俺は、ひきつった笑顔で言った。「焼肉にしては、お手頃ですね」
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じゃあ、攻めてみようじゃないか。
Kawasaki Ninja ZX-25Rが、俺のCB650Rの横にぴたりと停まった。
「山ちゃん!今日はいい天気だね!」
森君がヘルメットを脱ぎながら、笑顔で言う。
「おう、絶好の峠日和だな。」
俺も自然に笑みがこぼれた。
「な、俺が言ったとおりだろ? K3、めちゃめちゃテクニカルな峠なんだぜ!」
「確かに。」
俺は素直にうなずいた。
「疑って悪かったな、森君。」
すると森君は、急に真顔になって俺に言った。
「山ちゃん、また“K3のキングになる”なんて、バカなこと言い出さないでよ?」
まるで教師みたいな顔だ。
「おっと、森君には、俺の心の中まで読まれてるみたいだな。」
「え~、マジでやめてくれよ。おっちゃん、今度こそ死ぬって。」
「いや、俺、一度も死んだことないけどな。」
苦笑いしながら、俺はヘルメットを被り直し、CB650Rのエンジンに火を入れた。
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韓国社会は本当に厳しい
小里:それに、韓国社会は本当に厳しいです。名門大学に入っても、将来が保証されているわけではない。
男子は、大学2年の途中で徴兵に行くのが一般的で、戻ってからは就職のために大学院や博士課程に進む人も多い。結果的に就職する頃には年齢も高くなります。
中小企業は即戦力を求めており、モンゴルや中央アジア、東南アジアからの外国人労働者とも競合する。
定年まで働ける保証もなく、40〜50歳でクビになることもあります。
日本のように新卒に研修や教育をしてくれる企業は少ないようですね。
さらに、財閥か財閥系企業に入れるかどうかで人生が決まると言われています。労働組合がある財閥系は給料も高い。入れなければ、家も買えない。
山本:韓国からのインバウンドに話を戻したいと思います。
前田:これは私の意見ですが、韓国の人って意外と“飽きっぽい”かもしれません。だから、日本側は訪日客を飽きさせない工夫や仕掛けが必要だと思いますね。
山本:日本の魅力って、何でしょうか?
前田:やはりコンテンツですね。漫画、アニメ、ゲーム、映画、キャラクター、音楽。
若い世代の訪日は、日本のコンテンツの影響が大きいと思います。最近だと「孤独のグルメ」が人気らしいですよ。
インバウンド関連だけで長時間に及び、その後、産業や政治についてもレクチャーを受けていたら、気づけば夕方6時近くになっていた。
「すっかり遅くなってしまいましたね。」と前田所長が言った。
ソウル中心部のマンション群の様子(ロッテタワーより撮影)
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蔘鶏湯のお味は?
店の中には、すでに日本商工連合会ソウル事務所長の小里さんが待っていた。
挨拶と視察の目的などを一通り話しているうちに、料理が運ばれてきた。

「うわ、このスープ最高ですね!」
確かに、うまい。
韓国料理は辛いものばかりと思い込んでいたが、これはほんとうにおいしい。
もちろん、付け合わせのキムチも辛くてうまい。
…で、夢中で料理を堪能していたら、肝心のランチセッションが全然進んでいなかった。
小里さんが「うちの事務所の応接室で、セッションの続きをやりましょうか」と言ってくれたので、
俺は「ぜひよろしくお願いします」と即答した。
<応接室にて>
山本:今年発表された日本人のパスポート所有率は17%。韓国はどうでしょう?
前田:約4割ですね。
山本:それは、大きな差ですね。
小里:先進国の中でも、日本は特に低いです。
前田:韓国の“ヤンエグ”(若いエグゼクティブ)は、かなり頻繁に日本にゴルフに行っていますよ。リピーターが多いのも特徴ですね。
小里:2019年7月、日本政府が韓国に対して輸出管理を強化したことで、韓国で日本製品の不買運動(ボイコット・ジャパン)が起きました。前年比で26%減少しましたが、それでも2019年には558万人が訪日しています。政府が反日を煽っても、観光への影響は意外と小さいのかもしれません。
山本:コロナ禍は別として、円安の影響もあってか、2024年には韓国からの訪日客が880万人に回復。国別訪問者数では第1位。ただ最近では、東京や大阪などの大都市よりも、九州の温泉地など地方が人気のようですね。
小里:「これは私見ですが、韓国人も“競争”に疲れているのではないでしょうか。だから日本に行ったときぐらい、ゆっくりしたい、と。人混みも避けたいんでしょうね。」
前田:確かに「勝負にこだわる」気質もあります。たとえば、株式投資をするために親や友人に借金してでも挑む、なんて話も聞きますし。
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