お礼は必要です。
うちの千崎部長からは、今日のランチ代は当社で負担するようにと指示していたのですが、すっかりご馳走になってしまって…。もしよろしければ、夕食の会場をご紹介いただけませんか?急遽ですが、懇親会の体でお付き合いいただければ嬉しいです。もちろん、費用は全額当社負担で」と俺は言った。
「小里さん、どうですか?」と前田さんが言った。小里さんは「いいですねぇ。両事務所のスタッフもご一緒してもよろしいですか?山本さん」
「もちろんです!」と俺は安請け合いした。
「私のお気に入りの韓国焼肉店があるんですよ。そこに行きましょう。予約しておきます」と前田さんが言った。
「お願いします」と俺は言った。
いざ、その焼肉店へ。
おっと、俺を含めて合計10名。
俺は、それとなく聞いた。
「前田さん。こちらの焼肉店、一人あたりいくらぐらいの予算ですか?」
「飲み物代を入れても、日本円で一人2万円はいかないと思いますよ」
…クレジットカードの利用明細を見たとき、庶務の樫本さんはなんて叫ぶだろうか。
俺は、ひきつった笑顔で言った。「焼肉にしては、お手頃ですね」
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