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特定非営利活動法人C.O.N

地域猫活動、公営住宅とペット、ペット防災、多頭飼育崩壊、高齢者とペット問題など、人と猫にまつわる様々な社会課題に取り組んでいます。高齢者とペットの安心プロジェクトは5年目になりました!人と動物が共に生きる、ワンウェルフェアの実現を目指しています。

あれやこれやと立て込んで、
blog更新も追いつきませんが、、


本日は公明党政策要望会へ
参加させていただきました。






これまで要望をあげてきた
動物愛護センターの整備など
進捗状況を報告するとともに、



多頭飼育対策、官民連携、
マイクロチップなど、
国、県、市とそれぞれ要望を
お伝えしました。






久しぶりに中野議員に
お目にかかりました。



経産大臣、内閣府大臣、復興大臣と
3つの政務官を務める激務の中、
愛護法改正においても
大変なご尽力をいただき、
8週齢規制や動物虐待の厳罰化など
見事な改正が実現しました。



そしていよいよ、
数値規制の攻防も大詰めのところ、
中野議員には、
最後の最後の強力な一押しを
お願いしました。














福祉関係の方から相談の
一人暮らしの高齢者さん。



とりあえず、
福祉の方に、
パンフレットをお渡しし、
不妊手術をすすめてもらうよう
お願いしたところ、



すんなり
OKが出たそうです!



尼崎市には、
ノラ猫の不妊手術助成金は
もちろんのこと、
多頭飼育崩壊防止を目的とした
不妊手術助成金もあるので、



条件に該当すれば、
助成金が使える可能性がある事も
伝えましたが、
費用はご自分で出せるとのこと。



この段階でなかなか
進まないのが普通なのですが、



福祉の方が、
高齢者さんと身内の方に
しっかりとお話し
してくれたのだと思います。
助かりました。



頭数は15 頭ぐらい。
予約を入れて、
いっしょに室内捕獲と送迎も
お願いしました。



いつもながら、
これだけの対応をしてくれる
動物病院の存在は、
ありがたいと言う言葉では
言い表せないくらい
本当にありがたいです。






手術当日、猛暑の中、
遠方から高齢者さんの身内の方も
立ち合いに来てくれました。
福祉の方は、会議のため遅れて来られます。



高齢者さんは、


最初に飼った猫が
不妊手術の数日後に
亡くなり、、、


病院に行ったけど
すごく苦しんで、、
本当に可哀想だった、



と、話していました。



そのトラウマが、
手術をためらわせ、、、



こうして増えてしまった
原因だったのかもしれません。







必要な人に、
必要な情報が
届けられること。



その大切さを、
毎回、毎回、感じています。



もっと早く
不妊手術ができていれば、
沢山の猫は死なずに済んだし、
飼い主さんにも
もう少し穏やかな日常が
あっただろうに、、、



と、
毎回、毎回、思うのです。



痩せている子が多く、
リスクが高いと判断した場合は、
手術しない事など、



のらねこさんのスタッフさんから
丁寧な説明を受けて、
猫たちは、
手術へ向かいました。




ふと、
『ひまわり』のことを
思い出して、



探してみたら、
ほぼ初版の動画が
見つかりました。



当時、
何度も何度も見たのに、
今も同じ気持ちで、
泣けてきます。



ほんのついこの間まで、
日本では
殺処分が正義で、
生かす事は許されない、
そんな時代がありました。







頑張っていた
センターの職員さんは、
辛いと言って、



最後、
子猫を一匹連れて、
辞めていきました。




まだまだ、
不条理に命を奪われる
犬猫は沢山いますが、



生かす選択肢が
与えられている今、




行政にも
私たちにも、
できることは
たくさんあります。




それは、
とても幸せな事だと
思います。







本日は、
猪名寺自治会にて、
野良猫対策活動講習会
でした。


 

 
 
今回から説明のスライドが
リニューアルされていて、
とても分かりやすく、
皆さんからも好評でした。
 
 
 
尼崎市の野良猫の
不妊手術助成金は、
実は大半が
動物愛護基金から出ています。



つまり、
これ以上不幸なノラ猫を
増やさないように、
という皆さまからの寄付のおかげで、
私たちは沢山の猫の不妊手術が
できています。



という事で、
動物愛護基金の説明と
パンフレットの
配布もありました。



愛護センターの講習の後、
推進員の尼ゃんさんから
具体的なTNRの方法について
説明がありました。







尼崎市のノラ猫助成金を使うには、
①講習会への参加
②地域の代表者の活動合意
と2つの必須条件がありますが、
 
 

会長さんからゴーサインも出ましたので、
今日参加した住民の皆さんは
両方クリアです!


これで助成金を使って、
ノラ猫の不妊手術が始められます。



自治会でサクサクできるようになるまでは、
広報チラシや病院の予約など
推進員がサポートします。



こちらの自治会は、
日頃から
色んな地域課題に、
積極的に取り組んでいて、



猫トラブルでも、
知恵を出し合いながら、
地域力で、
取り組んでいただけそうです。
 
 


相談→講習会までの流れ

■6月
猪名寺地域の方から
相談2件、苦情1件入る。
現地調査
愛護センター経由で自治会長にアポ
会長の所へ活動説明に伺う
(*愛護センター職員さんの同行も可)
■7月
ノラ猫対策説明会
・愛護センターによるノラ猫対策説明
(センター職員)
・具体的なTNRの方法
(動物愛護推進員)
・質疑応答


◾️8月19日
尼崎市ノラ猫対策活動講習会
・愛護センターによるノラ猫対策説明
(センター職員)
・質疑応答
・具体的なTNRの方法
(動物愛護推進員)
 
 

 
地域での
ノラ猫対策活動講習会。
オススメいたします。

 
 

福祉関係の方からの

相談がありました。
 
 
 
お一人暮らしの
高齢者さんが、
猫を飼っておられるのですが、
 
 
 
なんだか、、、
 
 
 
いっぱい
いるみたいなんです。。
 
 
 
いっぱい?って
どれくらいですかね?
 
 
 
 
わからないんです💧
 
 
 
 
ひとまず、
分かる範囲で、
不妊手術の有無や
頭数などの
確認をお願いしました。
 
 
 
 
これまでこういう連絡は、
多頭飼育崩壊になったり、
飼い主さんが亡くなったり、
 
 
 
とことん
どうにもならない状態に、
なってしまってから
でしたが、
 
 
 
福祉の現場の方々が、
猫のことで何かしら危機感を
感じてくれていることで、
 
 
 
 
変わってきました。
 
 
 
今までより、
一歩早く、
つながり始めた気がします。
 
 
 
さらにその先、その先へ。
不幸な命が生まれる前に。
 
 
 
 

 
 
 
 
 


先日の瀕死の3匹の子猫のこと。
心配のお問合せもあったので、
その後のことを報告します。



一週間ほどの入院治療のあと、
子猫たちは元気に
ご飯も食べれるようになりましたが、
目の方の改善は無く、
眼科の専門治療が可能な病院で、
診てもらうという事になりました。



この件でもともと現地調査にも
同行してくれていた尼にゃんさんが
行きつけの枚方の動物病院へ
連れて行ってくれました。



深刻な状態だけれど、
現段階では小さ過ぎて
手術も無理との診断。



3匹はそのまま、
尼にゃんさんの施設に移って、
投薬と一日5回、
5本の眼薬を5分おきに、
というかなり手間暇のかかるケアを
受けています。



猫たちの様子はこちら。
保護猫カフェふみふみ☆彡



かなり、良くなってきたようです。
スタッフの皆さんの
丁寧で繊細な
渾身ケアのおかげです。






この画像は当初、
福祉の方が
送ってくれたものです。



5匹の子猫は、
現地調査の時には、
3匹になっていました。



母猫が子育てをしていて、
高齢者さんも、子猫が
カラスやイタチに狙われないようにと
気にしていたそうですが、、、



外は本当に過酷です。
子猫にも、
母猫にも。








こんな事なら
早く保護しておけば、、
という思いは、
常にあります。



が、
ボランティアは皆、
許容範囲を超えて
沢山の猫を抱えていて、



場所がないー
仕組みがないー



ずっとその繰り返しです。



安定的に、
一時保護、譲渡ができる仕組みは、
本当に無理なのか、、、







高齢者さんに、
母猫の不妊手術の連絡を入れました。
他にも2匹メス猫がくるそうです。



いずれにせよ、
これ以上、
不幸な命を産み出さないことー



そこへつないでいく事が、
今、私たちにできる
最低限の役割です。










数日前まで
暮らしていた部屋に、
普通の生活の跡は無く、




もう戻ってこないであろう
飼い主が
残した猫が一匹。



食器棚の上から
怯えきった様子で
こちらを
見ていました。






幾度となく、
こうした現場に、
足を踏み入れていると、



色々な思いが
湧いてきます。



人も猫も、
もう少し平穏に
暮らせないものか。








高齢者さんの病状が悪く、
近々にも長期入院、
或いはそのまま帰ってこれない
可能性がある。



となると、
ペットはどうなる?



危機感をもった
福祉の方から
この段階で連絡が入りました。



事前の打ち合わせなどが
できていた分、
倒れて緊急入院と連絡が入った時も、
想定内で動けました。



お互いの顔が見えている事も
大切な事だと思います。






2016年
真夏の



熱中症寸前、
なりふり構わず、
議員さんにも
現場に入ってもらい、



色んな人を巻き込みながら、
多頭崩壊対策は、
少しずつ
進んできました。



市が取り組みを始めた事で、
福祉の現場の皆さんの理解も
違ってきた気がします。




ただ、、、




どうしても必要なのに、
どうにもならない。



それが、
一時保護の機能を備えた
施設です。




ボランティアの
受け入れは極限状態。




ごく一部のボランティアに
重い負担が
のしかかっています。



これ以上、
見て見ぬふりはできないと
思います。









次回は、
『少し進んだ対策』について、
振り返ってみます。



で、



何度でも
みんなで考えていくしか
ないと思います。




どうにもならない、
一時保護施設のことも。






令和2年度第2回理事会
8月9日(日)13時〜17 時
小田北学習プラザ


▼協議内容
尼崎市動物愛護センターの施設整備について
尼崎市ノラ猫不妊手術助成金について
尼崎市ノラ猫対策活動について
尼崎市動物愛護基金について







17 時、
福祉関係の方と
待ち合わせ。



相談は内容は、
一人暮らしの高齢者さんの家に
やってくるノラ猫たちのこと。









子猫が産まれ、
だんだん増えてきた、
家の中でも子猫を産んで、
このままだと大変なことに
なるかもと思って、
連絡したのですが、、、
とのこと。



何度かやりとりをして、
今日は現地へ
状況確認にやってきた。









高齢でお一人暮らし。
玄関周りに
たくさんの猫がいた。



福祉の方から
聞いていた
子猫は?



3匹かたまって
コンクリートの床の隅っこで
うずくまっていた。




目は潰れ脱水もひどく、
今日治療受けさせないと、
多分もたない・・・。



最初の相談から
ひと月ほど過ぎて、



乳飲み子も
里親探しができるかも、
というつもりで
様子を見にきたが・・
現場は、
いつも想定外のことだらけ。




こんなふうに、
日々、
行き場のない猫、
保護を必要とする猫、
負傷動物が、
あふれてくる。









役所に相談した人は、
殺処分になると言われた、
と、
口を揃えて言う。





確かに、
処分の可能性もあるし、
その説明も
仕方ないかもしれないが、



よほどの苦情者以外、
殺されると思ったら、
そこで話しは終わってしまう。




そこが
一番のネック。




引き取らない時こそ、
適切なアドバイスや
継続的なサポートが必要、



と思う。



これまでに、
尼崎で起こった
数々の多頭飼育崩壊でも、



飼い主やその関係者は、
結構早い段階で、
役所に連絡をしている。




が、
結果的に、
見逃された。




その時点で手立てがなかった
ということかもしれないが、



数匹の猫が、
のちに50匹、60匹となって
自分のところへ戻ってくると
分かっていれば・・・




どうだろう?




人も猫も、
沢山、
沢山、
犠牲になっている。



今も。



その教訓を
対策につなげなければ
切実に思う。