高齢者とペット問題を考える③ | 特定非営利活動法人C.O.N

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地域猫活動、公営住宅とペット、ペット防災、多頭飼育崩壊、高齢者とペット問題など、人と猫にまつわる様々な社会課題に取り組んでいます。高齢者とペットの安心プロジェクトは5年目になりました!人と動物が共に生きる、ワンウェルフェアの実現を目指しています。



福祉関係の方から相談の
一人暮らしの高齢者さん。



とりあえず、
福祉の方に、
パンフレットをお渡しし、
不妊手術をすすめてもらうよう
お願いしたところ、



すんなり
OKが出たそうです!



尼崎市には、
ノラ猫の不妊手術助成金は
もちろんのこと、
多頭飼育崩壊防止を目的とした
不妊手術助成金もあるので、



条件に該当すれば、
助成金が使える可能性がある事も
伝えましたが、
費用はご自分で出せるとのこと。



この段階でなかなか
進まないのが普通なのですが、



福祉の方が、
高齢者さんと身内の方に
しっかりとお話し
してくれたのだと思います。
助かりました。



頭数は15 頭ぐらい。
予約を入れて、
いっしょに室内捕獲と送迎も
お願いしました。



いつもながら、
これだけの対応をしてくれる
動物病院の存在は、
ありがたいと言う言葉では
言い表せないくらい
本当にありがたいです。






手術当日、猛暑の中、
遠方から高齢者さんの身内の方も
立ち合いに来てくれました。
福祉の方は、会議のため遅れて来られます。



高齢者さんは、


最初に飼った猫が
不妊手術の数日後に
亡くなり、、、


病院に行ったけど
すごく苦しんで、、
本当に可哀想だった、



と、話していました。



そのトラウマが、
手術をためらわせ、、、



こうして増えてしまった
原因だったのかもしれません。







必要な人に、
必要な情報が
届けられること。



その大切さを、
毎回、毎回、感じています。



もっと早く
不妊手術ができていれば、
沢山の猫は死なずに済んだし、
飼い主さんにも
もう少し穏やかな日常が
あっただろうに、、、



と、
毎回、毎回、思うのです。



痩せている子が多く、
リスクが高いと判断した場合は、
手術しない事など、



のらねこさんのスタッフさんから
丁寧な説明を受けて、
猫たちは、
手術へ向かいました。