引き取らない時こそ、継続的なサポートを  | 特定非営利活動法人C.O.N

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地域猫活動、公営住宅とペット、ペット防災、多頭飼育崩壊、高齢者とペット問題など、人と猫にまつわる様々な社会課題に取り組んでいます。高齢者とペットの安心プロジェクトは5年目になりました!人と動物が共に生きる、ワンウェルフェアの実現を目指しています。

17 時、
福祉関係の方と
待ち合わせ。



相談は内容は、
一人暮らしの高齢者さんの家に
やってくるノラ猫たちのこと。









子猫が産まれ、
だんだん増えてきた、
家の中でも子猫を産んで、
このままだと大変なことに
なるかもと思って、
連絡したのですが、、、
とのこと。



何度かやりとりをして、
今日は現地へ
状況確認にやってきた。









高齢でお一人暮らし。
玄関周りに
たくさんの猫がいた。



福祉の方から
聞いていた
子猫は?



3匹かたまって
コンクリートの床の隅っこで
うずくまっていた。




目は潰れ脱水もひどく、
今日治療受けさせないと、
多分もたない・・・。



最初の相談から
ひと月ほど過ぎて、



乳飲み子も
里親探しができるかも、
というつもりで
様子を見にきたが・・
現場は、
いつも想定外のことだらけ。




こんなふうに、
日々、
行き場のない猫、
保護を必要とする猫、
負傷動物が、
あふれてくる。









役所に相談した人は、
殺処分になると言われた、
と、
口を揃えて言う。





確かに、
処分の可能性もあるし、
その説明も
仕方ないかもしれないが、



よほどの苦情者以外、
殺されると思ったら、
そこで話しは終わってしまう。




そこが
一番のネック。




引き取らない時こそ、
適切なアドバイスや
継続的なサポートが必要、



と思う。



これまでに、
尼崎で起こった
数々の多頭飼育崩壊でも、



飼い主やその関係者は、
結構早い段階で、
役所に連絡をしている。




が、
結果的に、
見逃された。




その時点で手立てがなかった
ということかもしれないが、



数匹の猫が、
のちに50匹、60匹となって
自分のところへ戻ってくると
分かっていれば・・・




どうだろう?




人も猫も、
沢山、
沢山、
犠牲になっている。



今も。



その教訓を
対策につなげなければ
切実に思う。