3月23日(水)【文・文構一期生卒業大放談会】
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

【旋風】

 早稲田大学古寺仏研究会会員(国士舘大学文学部考古・日本史学専攻3年)の小西悟と申す。2010年度は文学部・文化構想学部の完成年度に当たり、去る今年三月、両学部1期生が卒業した。それから3ヶ月余りがたち、久々の更新と相成った。しかもこのたびは第三者からの投稿である。つまらない第三者の投稿であるが、みなさんが、自分たちが両学部において学んだ(でる)ものとしてどうあるべきかを考える参考となれば幸いである。

 新世紀に入って、日本は競争社会化がすすんで、2008年の世界的な金融危機で大いなる損害を被り、日本経済は疲弊している。現政権は疲弊から立ち直らせようと尽力しているものの、大地震があったなどなかなか上手くいっていない。日本は近代化して以降、科学をも自身の意志に従わせるくらいにものの考え方を磨くことを重視してきた東洋の風土に似合わず、効率性を重視して競争状態の保存につとめてきた。その流れにおいて軽視されるようになったのは人文科学である。みなさん首都大学東京の開学は記憶に新しいことであろうし、今年その前身の東京都立大学が廃学となったこともよくご存知であろう。東京都立大学他三大学が首都大学東京として合併される際に問題となったのは人文科学の扱いであった。東京都立大学人文学部も数々の優秀な人材を世に送りだしてきた。きっとみなさんもその卒業生の恩恵をうけていることであろう。その人文学部は首都大学東京にはなく、人文科学分野は社会科学分野や自然科学分野とともに都市教養学部に組み込まれている。あくまでも社会科学や自然科学の補助として扱われているに過ぎないまさしく世の人文科学の扱いがそのまま反映されている事例といえよう。さような時世において、2007年に早稲田に新しく文学部と文化構想学部が登場した。文化構想学部については困惑している方が多いであろうが、これまでの文学学術院の体制を一新した意義は何であろうか。それは人文科学のあり方を見直すことであるというのが筆者の私見である。

 さて、そもそも第三者にすぎない筆者がなぜここに書き込んでいるのだろうか。筆者はこのブログの熱心な読者の一人なのである。ブログを読んでいて、一期生の方々が一期生だけにご自身の学部について強い思い入れがあり、真剣かつ熱心に考えておられるという様子が伺えて、興味深く思った。筆者の母校は表の顔は体育で強い勢力を誇る大学であり、裏の顔は政治学・経済学、考古学においてある程度の勢力を誇る大学であるのだが、アカデミック面全体において弱小勢力であることは認めざるをえず、学内においても(どの大学にもいえるが)我が文学部は優位ではなく、研究活動や研究普及活動も他の学部に遅れをとっており、筆者は毎日、その文学部の現状を憂いているだけに一期生の方々の気持ちがわかる気がした。筆者としても人文科学もしくは文学部が大事にされるようになってほしく、大学から旅立ったあと人文科学系の学識者としてどうあるべきかを真剣に考えているので、この両学部の動きが何らかのヒントになれば幸いと考えた。是非彼らと討論したいと思ったのでメールを送った。ブログにコメントを書きたかったが、amebaに会員登録していないので書けないのである。またツィッターももっていないからそれしか手段がなかった。そしてつい先々週の日曜日に返事を受け取り、投稿を依頼された次第である。

 話を戻すことにしよう。なぜ人文科学は軽視されてしまうのだろうか。大きな理由としては現代社会において人文科学の知識が直結するポジションが少なく、政治面に影響力がないことによると私は考える。人文科学とは大きく哲学・史学・文学の3通りにまとめることができるであろう。教育学、心理学、地理学などが人文科学系学部に導入される場合があるが、これらは社会科学に類するものである。首都大学東京の扱いからわかるように人文科学は世間から低くみられている現状にある。人文科学への評価を上昇させるには学識者たちの姿勢の見直しがまず必要ではないだろうか。果たしてこれまで学識者たちの世間への態度に何の問題もなかったかどうかを考えるとどのようなことがいえるであろうか。筆者が問題点をあげるならまずそれは学識者たちの閉鎖性である。これまで学識者たちは世間に対して専門知識を具体的にかみくだいてまでも丁寧に説明することから逃げてきたのではないのだろうか。その背景として人文科学は決まった法則というものはなく、社会科学よりも一つの事柄に多方面からの異なった見方がされていて、いったんひとつのことに集中すると周囲の事柄が視野に入らなくなってどうしても社会科学より知識の範囲がせばまってしまって専門外の人に対する上手い説明ができないことがあげられよう。ほんの一面からの筆者の考えであるが、そうだとして、だからといってそうした態度をすることは自身や人文科学に従事する人間に悪影響としてはねかえってくるので、罪深い行為ではなかろうか。それでは実際、人文科学の知識が直結するポジションは、文学であれば、小説家、訳者、ジャーナリストが考えられるであろうが、史学のなかでも文献史学の場合は学芸員に年史や自治体史や史料の編纂、教育委員会に属しての史料の調査くらいで、考古学は建設会社でポジションがあったり、人手が多く必要であるために職業として調査がやりやすい、民俗学は学芸員か自治体史編纂くらい、美術史学は鑑定家か学芸員、建築史学は建物修理での調査しか直結するポジションがなかろうか。東洋史、西洋史、文化人類学も同じようなものであろうか。あとは研究機関のポジション、塾講師、高校・大学教員しかないであろう。哲学も高校・大学教員・塾講師、研究機関のポジションくらいであろう。ポジションが幅広いとはいえず、政治面に影響力がないことがわかるであろう。以上のようなことをふまえて両学部が世間での人文科学のあり方についてどう答えを出すか期待したいところである。とはいえ、カリキュラム編成や教育についてどうこうするよりはむしろ卒業したひとたちが学識者としてそこで培ったことをどう社会貢献に役立てるか、学識者としてどのような生き方をするかの方が重要かと考える。実は文化構想学部は早稲田のオリジナルではないであろうというのが私見である。類似のものとして筆者は成城大学文芸学部をあげる。教育学家たちは成城大学を運営をしている成城学園がノート式の教育に対して知的好奇心重視の教育を目指している学校法人であることはよくご存知であろう。成城大学文芸学部の文化史学科、ヨーロッパ文化学科、マスコミュニケーション学科が先駆けかもしれない。しかし伝統の人文科学の閉鎖性は守られるのにとどまっている。早稲田大学の場合はその学風からして悪しき伝統を破ることは不可能ではないかもしれない。また両学部から巣立つ社会科学系の学識者はどうであろうか。誠に勝手ながら人文科学の弁護をお願いしたい。人文科学に理解のある社会科学系の学識者として巣立つことを願う。

 では学識者としてどういったあり方が考えられるか、わたくしの場合を述べることとしよう。筆者は民間人でい続けながら研究を続けるつもりである。自分が研究で楽しくしている分、研究者のサポートをしていきたい。そしてただ研究者で社会に受身になるのではなく、時にはやれるかぎり世間が幸せになるようなことに尽力したいと考えている。一方で修士号や博士号の取得者の専門性を社会に活かす目的で地域社会の輪に入れるためにも副業でもできる個人経営の教室を開くというスタイルを推進したいと考えている。地道に働いて食べていくことを長くやっていなければ推進できないことはわかっていて、地方公務員になれば推進がやりやすいと考えているので、これから先ほぼそれにしぼる考えになっている。筆者も就活が迫っているのである。また研究蓄積が豊富であるにもかかわらず一般向けに本や雑誌の記事として世に出ていないネタが多くあるので、誰か出してほしいが、誰もしないなら自分がやって人文科学の閉鎖性を打ち破ることに貢献したいと考えているところである。そして民間に身近な学識者でありたい。こんなところであるが、このように文学部・文化構想学部から巣立ってどう学んだことを生かすかを考えていただきたいと願う次第である。どんなタイプの学識者になるか、それが両学部への評価を決めていくこととになるであろう。

 以上が第三者の意見である。いろいろ勝手なことを述べて申し訳ない。第三者で事情をよく知らないのは十分承知している。自分としてもアルバイトの経験があまりなく、その他いろいろだらしのない面があるので、このようなに語ってしまっていいのか正直戸惑っている。早稲田大学の世間への影響力は極めて強いゆえ、両学部の動きは人文科学に従事するほんの田舎の一学生である筆者には目が離せないことである。ぜひ以上のことについて様々な方の意見を伺いたい。特に成城大学文芸学部の方に意見を伺いたいところである。最後に学術面で強大な勢力を誇る大学の学生の皆様に伝えたい。民間に身近な学識者としてその知性は世のため、人のために尽くそうとするときに最大限に発揮して頂きたいと筆者は心より願っている。共に大いに働こうではないかといったところで、本記事のしめとしたい。

文キャンが育むべき2つのこと

文キャンの学びに求められているものが2つあると思います。

1つ目は、「主体性」を育むことです。
いま僕は、大学で学んだことを活かし、被災地で子どものケアを行うという道を選びました。
おそらく、それができたのは、大学で喜多さんや山西さんと出会い、まず社会の中でどのような問題があるか学び、さらにその上で自分の持つ問題意識と向き合うという学びのプロセスを教えてもらうことができたからです。
そのような学びは、椅子に座って、90分待っていればいいという受動的なものではなく、学んだ知識と自分自身を照らし合わせる能動的、主体的なものだと思います。
僕たちは、社会に出たら、何か与えられたことをこなしていくだけではなく、何が問題として存在するか自分で考え行動することが求められると思います。
そういったことができる学生を育てるために、大学のカリキュラムの軸として、もっと「主体性」に目を向けなければならないのではないでしょうか?

そして、2つ目は、「人と人とのつながり」を育むことです。
ともすれば、学びというのは孤独な営みです。
自分の中の問題意識と向き合うことは、自分自身にしかできません。
しかも、あまりにも自分自身の中で完結してしまった学びは、社会から解離してしまう可能性もあります。

その意味でも、演習やゼミのような似た研究領域を持つものが集まる授業や、社構会や大放談会のような似た目的意識を持つものが集まる機会を大学が質・量の両方の側面から保障していかなければならないと、僕は思います。
しかし、大学側があらかじめ用意したものをこなしていくだけでは、本当の意味での「人と人とのつながり」を育むことは難しいと思います。
学生側から授業等へ積極的に参加し、自発的活動を行うことが必要になってくるのではないでしょうか?
そして、大学側も何かをただ提示するのではなく、学生の参加、学生の自発的活動を「支援」していくという視点が重要になってくるのではないでしょうか?

以上の2点が、僕が大放談会を振り返って、思ったことです。


文化構想学部社会構築論系
喜多ゼミ
吉川恭平

文キャンの意義とあるべき姿

文学部・文化構想学部で学ばれていることは幅広い。もちろん研究対象も違えばその方法も多様である。
しかし2007年に新しく編成された両学部は、新しい時代にふさわしい文化をダイナミックに構想することを期待されて生まれたはずで、その意味でこの二つの学部はお互いに響きあい刺激し合いながら新しい時代を担っていく学部であると考えている。そのように考えたとき、両学部・各コースや論系・ゼミや演習が、もっとお互いの学びの領域の相関関係を意識できる環境になっていたらよりよいと思う。
そうすれば、各分野の研究に深みも出るし、新しい世界に興味も広がっていくと思う。文キャンは自分のやりたいことがはっきりしている学生はいきいきしているが、逆に多様すぎて決めかねている学生も少なくないように見受けられる。そのような学生も減っていくのではないだろうか。もちろん学生がそのような必要性を感じて内側から気運が高まることが大切であるが、学校としてもそれを支えたり後押しするような体制を整えていただけたらと思う。
抽象的な提案になってしまったが、これからも大学生の秘めているエネルギーをもっと引き出し、活かせる場として文キャンが機能することを願っている。

文化構想学部
社会構築論系 山西ゼミ
味木 麻衣子

僕が大学時代に求めるものとは

大放談会に参加して下さった方々、本当にどうもありがとうございました。
今回の企画、いかがでしたでしょうか。個人的には参加された方が、自分が
文キャンで過ごした4年間を振り返るきっかけとして下されば嬉しく思います。

さて、今回のイベントを通しておもったのは、もっと早くみなさんと出会いたかったということです。そしてそれは学部に要望することでもあります。
文キャンの価値って何なのかを考えると、それはカリキュラムでもなければ設備でもなく人材にあるんだなと、今更ながら痛感しました!しかしながら、学生間の交流は
基本的には個人の努力に委ねられていました。これは少し残念ですね。
というのも、文キャンの人材のひとつの特徴である多様性がゆえに、みんなのベクトルがいろんな方向を向いていて普段はなかなか交差することがないからです。
知の交差点なのに!(笑)
それに加えて、我が道を行くタイプの人が多いと思いませんか。
そしてそういった所謂『濃い人』が文キャンを魅惑的にしているのだと思います。

そこで!

学部には強制交流イベントを開催していただきたい!
もっと、もっといろんな人と知り合って、刺激を受けて、情報仕入れて
仲間を増やして、人生はずっと豊かにできると僕は思います。
もちろん変な奴もいるし、うるさいやつもいるだろう。僕を筆頭に!(笑)
しかし、それらを内包しながらも共生していくのが面白いんじゃないかなと感じてます。

そして学生のみなさんにはもっと自分の言葉で語ってほしい!

それがあっているとか間違っているとかそんなことはどうでもいいことなのです。あなたのオリジナルな何かがほしいのです、僕は!そしてもっと自由に自己主張をして、意見を対立させて、もっと高次に自分の意見や考えを昇華できればいいんじゃないかなと。

長々と書いてしまいましたが、それではみなさん、また再会できる日を楽しみにしています!

文化構想学部
複合文化論系
松永和成

教員・事務所・学生の結び付きを

文化構想学部生として4年間の学生生活を送る中で、(新設学部の一期生ということで譲歩すべき部分もあるとは思いますが)実に様々な問題にぶつかってきたなあと、今振り返って思います。それは、講義や演習などの履修制度の問題であったり、自分の学部に対するアイデンティティの問題であったり、教員の姿勢に対する不満であったり、学生への不満であったりしました。しかし、それらの事をまとめて考えてみれば、それはひとえに「学部生活に関する、明確化された情報ソースがなかった」ということに起因するのではないかと思うのです。
そんな考えから、私は友人達と文化構想学部の情報発信を行うフリーペーパー制作団体を立ち上げました。自分の学部がどういうところで、どういうことをやっていて、どういう魅力があって、どういう問題点があるのかを、内部に・外部に発信していこうと。
そうして媒体を作ったのが2年前の話。今、あの時作った媒体を読み返して、「学部生活に関する、明確化された情報」が記載されているとはとても思えない出来であるなあと感じます。ですが、先述のフリーペーパー団体で躍起に活動する中で見えてきたものがあるように思うのです。
それは、大学には「教員」と「事務職員」がいて、諸々の学部制度に関しての意見が、それぞれの立場によって異なっているのだということ。そして、それら二つの大きな枠に我々「学生」を含めた三者の意見を取り持ち、仲介し、調整するポジションが存在しなかったのでは、ということです。
我々「学生」の立場から、上記の問題に対して出来ることはあまり多くないのかもしれませんが、「教員」なら「教員」、「事務所」なら「事務所」、「学生」なら「学生」それぞれの生の意見を吸い上げ、ダイレクトに各々へフィードバックする姿勢が必要だと思いますし、(マンパワー不足から)その為に学部側が学生を使うことを、学生側は(きっと)歓迎するのではないかと考えます。
文化構想学部表象・メディア論系4年 中小路佳毅

夜間特別枠廃止について

私は学部について、基本的には親派なので「建設的な批判」などと言われるとドギマギしてしまうのですが(笑)、一期生として下の代に伝えておきたいと感じる精神は、いくつかあるような気がしています。

その中のひとつ、「夜間学部の廃止」について、私は批判という形を借りて、言葉を残したいと思います。

早稲田大学文化構想学部の夜間特別枠入試は、2008年に廃止が決定され、2010年度入試より募集を停止しました。
(学部公式通達→http://bit.ly/gxpjxB)

発足当初、文学部・文化構想学部は「第一文学部・第二文学部の伝統を受け継いで」再編・誕生した学部と謳っていました。一文の流れは、ほぼ文学部が踏襲しているといっていいでしょう。しかし、二文の流れは、どうでしょうか?
早稲田大学の第二文学部は、辺見庸・吉行理恵・森絵都などの有名作家を始め、芸能界や文壇に多くの著名人を輩出しており(参考→http://bit.ly/i6F4xb)、「二文独特の空気感が確かにあった」とOBの方々は口を揃えて言うような、独自性の強い学部であった。その独自性は、受け皿の広さからくる“カオス感”なのだと思います。色々な事情や思い入れを持った人間が同じ机で学ぶからこそ、生まれる深みだったはずです。

「社会人=夜間」の需要がなくなったから廃止、果たしてそれでいいのでしょうか? 無論、様々な懸案を鑑みての判断であるとは思いすが、志望者が減ったからといって、それを単純に需要の低下と見てよいのでしょうか?
私は『Re:ALL』という媒体をきっかけに、夜間枠の方々とお話する機会に何度か恵まれましたが、正直危機感を覚えました……自分の学習姿勢について、です。夜間枠の方々の多くは、仕事や家事をこなしながらその多忙な合間を縫って、大学に授業を受けにきています。その目標意識と学習意欲の高さには、本当に頭の下がる思いがしました。
「社会人」の大学入学の垣根を下げることは、社会人のためになるだけではありません。学習意欲の高い社会人が学生として在籍することは、現役の学生にとって大きな刺激となり、また利益にもなります。
夜間へのニーズがなくなったというならば、昼間でも対応できる「社会人枠」を作ればいいと思います。廃止にすることは、確実に、社会人への学びの場の提供を放棄することになります。それは、これまでの二文の伝統を放棄すること、にも繋がるのではないでしょうか。

文化構想学部は、校歌にも歌われている「進取の精神 学の独立」を体現しようと、新しい領域を切り開く意志を持った学部と見受けております。だからこそ、古き伝統は末長く温めていくべきです。

「社会人学生の受け皿」は、この学部に確固として残していくべきだと、私は思います。

文化構想学部
文芸・ジャーナリズム論系
西山武志

4年間および大放談会を振り返って

私は「必修が少ない」「様々な方向性のコースがある」という理由で文学部を選んだ。

4年間を振り返ると、必修以外は教育学部の授業ばかり取っていた気がする。
コース選択では教育学を選んだが、好きな演劇に関する授業もブリッジ科目で履修することができた。このような自由な学びを学生に提供しているところが、文学部のよさであり、これは文化構想学部にも通じるところがあるように思う。

一方、文学部と文化構想学部の違いとして、ゼミの有無の問題がある。
これは、違いとして継続していく必要性があまり見あたらないように思う。ゼミによる他学年・同学年との関係性の強化は文学部にも必要なものであるし、現に必要と教授サイドが感じているコースは独自にゼミのようなことをやっている。コースによって差があることによる利点も考えにくいため、文学部も文化構想学部のようにゼミの開設をしていくべきだろう。

大放談会当日、あるいは準備の中では、ここに挙げた以上に沢山の意見に触れることができた。大放談会のグループディスカッションでも述べられていたが、このような学生側の意見を発信できる機会を今後も継続して作っていっていただきたいと考えている。

文学部教育学コース 五十嵐咲紀

ブログ寄稿企画1

「戸山には優秀な先生がたくさんいるのに、なぜわざわざ有名人をかつぎ出すの

でしょうか? 有名人は必ずしも授業が上手とは限りませんし、そもそも有名人

の授業などというものはその人が書いた本を読めば事足りるわけです。2時間読

書すれば理解できることを半年かけて学ぶ価値はあるでしょうか? 有名人の講

義は決まって大教室です。わたしは大教室の講義が大嫌いです。教授と学生の距

離が遠いからです。大教室の講義はほんとうに学問をやっているのではなく、教

授と学生はそこで一方通行なわけです。対して、地味な教授の、大して人気のな

い午前中の講義、古いこじんまりとした教場の講義こそが、学問をしているとい

う感覚を相互に味わえるわけです。こういった講義は文学部の講義が多いのです

が、文化構想学部の<マスプロ>講義の方が学生には人気を集めているようです

。」




露文4年長田 遼平

■ブログ寄稿企画■

こんにちは、そしてご卒業おめでとうございます。

ブログ寄稿企画担当の文芸・ジャーナリズム論系の鈴木です。


本日25日より、先にリリースしていましたブログ寄稿企画を開始いたします。

つきましてはもう一度企画の趣旨を説明いたします。


■ブログ寄稿企画

私たちは学部から公認をいただき、一期生の視点からの学部に対する建設的な意見の提出を目標に活動をしてきました。
これまで多くの学生からの意見を聞きとることが出来ましたが、聞き取り・発信共にまだ十分とは言えません。
そこでより多くの意見を伺い学部に発信していくため、私たちのブログで色々な方からの建設的な意見を募っています。


具体的には
・内容
4年間の大学生活を経て、学部に対しての意見(例えば演習の選択の是非・教授の振り分け・ブリッジ科目の意義・第二外国語の内容・就職活動と授業等)を書いていただきます。

・字数
400~800字を目安。800字を越えてもかまいません。

この枠組みの中で一期生の学部への意見の発信の場所として機能できるよう尽力していきたいと思います。

これより出来うる限り毎日17時を目安に皆さんの意見を公開していきたいと思います。


一応締め切りは25日になっていますが、もしブログを読んでいただいて私も載せたいという方がいらっしゃいましたら、

suttomo8@gmail.com

へ連絡していただけたら対応いたします。


ではよろしお願いいたします。




昨日のお礼とお願い

ブンブンイッキ代表の山本です。

昨日の「文・文構一期生卒業大放談会」に多くの一期生が足を運んでいただき、大成功に終わりましたこと、スタッフ一同心よりお礼申し上げます。当日、ワークショップではスタッフ側が当初予想していたよりも、議論が盛り上がり、予定時刻をオーバーすることになりました。うれしい誤算でした。フリートークのほうも文字通り大放談会になり、一期生の皆様の生の声を聞くことができました。スタッフとして、一期生の皆さまが自分たちの4年間を振り返り、学部を議論する空間を最後に提供できたこと、本当にうれしく思います。

今回の企画運営を通じて痛感したこと、それは、学生同士の一期生としての絆、そして一期生と教員の絆でした。学生同士の一期生としての絆は、会内容に大幅な変更が生じ、かつ公共交通も不便な状況が続くなか、多くの学生が本企画に参加していただいたという事実が証明しています。だれもが自分のことで精いっぱいな時期に、学部のことを考えようという姿勢はやはり一期生としての使命感、一期生同士の絆がなければむりだと思います。

また運営内部のことで恐縮ではありますが、震災等やそれに続く卒業式中止の影響で、本企画は何度か企画続行が困難になり、実施如何に関してシビアな議論を繰り返したことがありました。ここで企画を中止しすればどれほど楽だろうかと、考えたスタッフも多かったと思います。でも最後には、やっぱやろうよ、と言ってくれる。このスタッフの気持ちをつないでいるのは、一期生としての絆ではなかったかと私は考えています。

そして、このように紆余曲折を重ねるブンブンイッキの活動を支えてくださったのは、学担の和田先生はじめ教務の先生方でした。大学側が卒業式中止という苦渋の決断を出すなか、企画の大幅な変更をした上で、今回の企画の実施に許可をいただいたこと本当に感謝しております。このような決断をくださるのは、教員側が私たち学生を信じてくださっているためだと、一方的ではありますが考えています。一期生と教員の信頼関係、絆がなければこの企画は実現できませんでした。

私たちは大学を去るこの時期になって初めて、この事実に気付いたのかもしれませんが、この事実を私たちは大切にしていかなければならないと思います。もう来週からはそれぞれの新しい生活が始まり、その生活に没頭することになるでしょうが、この一期生の絆は忘れずにいれればと思います。優等生じみた陳腐な言葉だとは自覚の上で申しますが、今後、私たちの所属する学部がどのように社会に評価されるか、それは私たちの行動にかかっています。学部をよりよいものにしていく活動は昨日で終わりになったのではなく、そこにある新生活の中でも続けていましょう。

またいつか昨日のように一期生同士が、集い、議論し、感情を共有する機会を持ちましょう。

(昨日読めなかった代表挨拶よりw)



…ってここでこのブログを終えることができれば、読者の皆様、スタッフにとってハッピーなのですが、まだまだブンブンイッキの活動は終了しません。


■■ブログ寄稿企画■■
「文・文構一期生大放談会」では多くの一期生の方から、学部に対する建設的な意見をいただきました。ですが、文・文構の全員の学生に参加していただいたわけではありません。一人でも多くの一期生の皆様にご意見いただきたいと考えております。

このブログでは、今まで企画詳細に関してのリリースやスタッフの学部に対する思いについての記事を載せてきましたが、放談会の終了をもちまして文・文構に対する読者の方々の寄稿文の連載企画を開始させていただきます。そこで、現在、このブログに寄稿していただく文書を絶賛募集しております!!!以下、担当者からの詳細になります。

-----
はじめまして、文・文化構想学部一期生卒業大放談会運営委員会(ブンブンイッキ)ブログ担当の鈴木智紀と申します。今回は学部に対する意見の寄稿をお願いしたくメールいたしました。

私たちは学部から公認をいただき、一期生の視点からの学部に対する建設的な意見の提出を目標に活動をしてきました。これまで多くの学生からの意見を聞きとることが出来ましたが、聞き取り・発信共にまだ十分とは言えません。そこでより多くの意見を伺い学部に発信していくため、私たちのブログで色々な方からの建設的な意見を募っています。

具体的には
■内容
4年間の大学生活を経て、学部に対しての意見(例えば演習の選択の是非・教授の振り分け・ブリッジ科目の意義・第二外国語の内容・就職活動と授業等)を書いていただき、私たちのブログにUPさせていただきます。
■字数
400~800字を目安。800字を越えてもかまいません。
■締め切り
3月25日
■送付先
suttomo8★gmail.com (★を@に代えて送信ください)
■参考URL
・ブログ
http://ameblo.jp/bunbunikki/


イメージが湧かない場合は、上記のブログの過去ログをご参考にしてください。
また公表に関しましては、名前を出したくない場合は、お申し付けくださいましたら伏せて公表いたしますのでご安心ください。大変お忙しいとは思いますが、ご協力していただけると助かります。よろしくお願いいたします。


早稲田大学文化構想学部
鈴木 智紀


■■成果報告■■
昨日、大放談会のほうで出ました意見、アンケートの結果、ブログへの寄稿文に関しまして、大学側へ提出させていただきます。また、その提出資料ですが、どういった形になるかはまだ未定ですが、今後皆様へ情報開示させていただこうと考えております。卒業なのに、スタッフは大忙しです。ご期待ください!


それでは、また何処かで!
早稲田大学 文化構想学部
山本智之

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>