文キャンの意義とあるべき姿 | 3月23日(水)【文・文構一期生卒業大放談会】

文キャンの意義とあるべき姿

文学部・文化構想学部で学ばれていることは幅広い。もちろん研究対象も違えばその方法も多様である。
しかし2007年に新しく編成された両学部は、新しい時代にふさわしい文化をダイナミックに構想することを期待されて生まれたはずで、その意味でこの二つの学部はお互いに響きあい刺激し合いながら新しい時代を担っていく学部であると考えている。そのように考えたとき、両学部・各コースや論系・ゼミや演習が、もっとお互いの学びの領域の相関関係を意識できる環境になっていたらよりよいと思う。
そうすれば、各分野の研究に深みも出るし、新しい世界に興味も広がっていくと思う。文キャンは自分のやりたいことがはっきりしている学生はいきいきしているが、逆に多様すぎて決めかねている学生も少なくないように見受けられる。そのような学生も減っていくのではないだろうか。もちろん学生がそのような必要性を感じて内側から気運が高まることが大切であるが、学校としてもそれを支えたり後押しするような体制を整えていただけたらと思う。
抽象的な提案になってしまったが、これからも大学生の秘めているエネルギーをもっと引き出し、活かせる場として文キャンが機能することを願っている。

文化構想学部
社会構築論系 山西ゼミ
味木 麻衣子