4月のこと、ちぃさんと六本木一丁目の『麻布箪笥町 天涼庵』で過ごす楽しい午後の続き。
シャンパーニュのボトルはまだ残っているが、天麩羅に合わせ、日本酒を飲むことにする。
私が選んだのは、愛知県名古屋市の萬乗醸造が醸す、醸し人九平次 純米大吟醸 雄町 ソヴァージュ 2022年。
雄町を50%まで磨きこんで醸されている。
2020年の秋に”九平次の会”に参加し、15代目当主の久野九平治さんと色々お話ししたことがある。
ブルゴーニュ、モレ・サン・ドニの”ドメーヌ・クヘイジ”を訪問したこともあり、馴染みがある酒蔵なのでメニューにあると頼んでしまう。
”九平次の会”の記事はこちら。
ちぃさんにおすすめした酒は、奈良県桜井市の今西酒造が醸す、みむろ杉 純米大吟醸。
山田錦を50%まで磨きこみ、ご神体”三輪山”の伏流水で醸されている。
奈良県桜井市にある『ひらまつ』のホテル、『オーベルジュ・ド・ぷれざんす 桜井』に宿泊した時に、今西酒造を訪問したことがある。
その時の記事はこちら。
海老、真鯛に続いて出された天麩羅は、アスパラガス。
続いて、穴子。
九平次もみむろ杉も美味しいので、グラスを交換して味見をしながら、あっという間に飲み干してしまった。
そこで、次の酒を選ぶ。
私の酒は、栃木県小山市の小林酒造が醸す、鳳凰美田 純米吟醸 無濾過本生。
使用米は、麹米が山田錦、掛米が五百万石で、精米歩合は55%。
ブログの友人のreinaさんに敬意を表し、この酒を選んだ。
というより、私も鳳凰美田が好きなので、メニューにあると何時も飲んでいる。
ちぃさんの酒は、和歌山県海南市の平和酒造が醸す、紀土 -KID- 純米大吟醸。
この酒も山田錦を50%まで磨きこんで醸された酒だ。
最後に出された五種類目の天麩羅は、蓮根。
シャキシャキの歯応えが心地良い
更に次の日本酒を飲むことに。
今日は飲むペースが速過ぎる気もする。
私の酒は、京都府京都市伏見の日々醸造が醸す、日日(にちにち) 第三酒造期。
この酒を飲むのは初めて。
微発泡のプチプチ感があり、ラベルには書かれていないが生酒のようだ。
澤屋まつもとの杜氏を務められていた松本日出彦さんが設立された新しい酒蔵で、今年で三年目の醸造となる。
兵庫県産山田錦を用い、精米歩合は非公開。
純米大吟醸仕様とのこと。
ちぃさんの酒は、広島県三原市の酔心山根本店が醸す、特撰 純米大吟醸生地(純米大吟醸原酒) 名譽酔心。
山田錦等を50%まで磨きこんで醸されており、強いボディの飲み応えのある酒だ。
天麩羅を食べ終えると、目の前の鉄板で私たちの肉が焼かれ始める。
表裏に続き、側面も丁寧に焼かれる。
待っている間に、ボトルに残った最後のシャンパーニュを飲み切ることにする。
抜栓したボトルは、シャンパーニュ、ポル・ジェス、ブリュット。
これで1本飲み干してしまった。
目の前には、大きなピンクの岩塩の塊。
ヒマラヤ岩塩なのだろう。
ちぃさんと過ごす、六本木一丁目の楽しい午後は続きます。