ブロンプトンでレールトレイル、第二十三弾。先週に引き続き、アニバーサリー・トレイル(アウターサークル・レールトレイル)に行ってきた。前回はカンバーウェル駅から南半分だけであったが、今回はアニバーサリー・トレイル全線を走行する。
同トレイルは、メインヤラトレイルとガーディナークリークトレイルと組み合わせれば、メルボルン郊外への40~50キロの周回コースとして非常に使えそうである。ヤラ川にさしかかるあたりのメインヤラ・トレイルとの接続状況を確認したいと考えている。
まずはメルボルン中心部(フェデレーションスクエア)からメインヤラトレイルとガーディナークリークトレイルを経由して、イースト・マルバーンまで行って、そこから、北へ向かい、アラメイン駅、リバースデール駅を経由して、ベルグレーブ線をくぐり、かつてアウターサークル線がヤラ川を越えていたという橋(1890年築のChandler Bridge)の痕跡を確認しつつ、同線の終着駅であったフェアフィールド駅まで行って見ることにする。
[走行データ]
ルート フェデレーション・スクエア→メインヤラトレイル→ガーディナークリークトレイル→アニバーサリートレイル→フェアフィールド(Fairfield)駅
まずは市内からヤラ川及びガーディナーズクリーク沿いに南東へ走行する。途中、オーストラリア女子たちがラクロスで激闘していた。
13キロ地点で、アニバーサリートレイルとの分岐にさしかかった。
アラメイン線沿いに進む。すばらしい晴天だ。
アラメイン線の沿線は素敵な住宅が立ち並ぶエリアである。走っていて楽しい。
但し、あまりお金持ちそうな家の写真ばかりをとっていると不審者と間違えられる可能性があるので注意しよう。
アニバーサリー・トレイルの中間地点であるカンバーウェルのあたりまで来た。このあたりは犬を散歩させる歩行者、家族連れでのサイクリングの人も多い。美しく整備されているので人気のトレイルなのだ。
サイクリングは非常に快適だ。鉄道軌道はなるべく一定の標高を保つべく、丘を巻くように設定されているためアップダウンが少ない。
かつて線路が敷かれていた土手がそのまま残っている。
サイクリング道・歩道としてのアニバーサリー・トレイルは、ヤラ川の手前で、一旦、途切れる。この先は左に見えている車道で高速道路とヤラ川を越えていく必要がある。
チャンドラー・ハイウェーを越える橋。
そしてヤラ川にかかる橋にさしかかると工事中であった。かつてのアウターサークル線の痕跡を求めて、この道路橋のしたにもぐってみる。すると、そこには古い煉瓦造りの橋脚があった。
フェアフィールドと対岸のKew(キュウ)を結ぶこの橋は、かつてアウターサークル線の鉄橋として1890年に建設され、同鉄道の廃止後、道路橋に転用されたのだという。ということで橋は今年で128年目ということになる。道路は橋の区間だけ2車線に狭まるので、渋滞ポイントとして有名である。右は建設中のコンクリート製の橋梁である。恐らく渋滞解消を目的に新しい橋梁を建設中なのだろう。煉瓦造りの橋の方も歩道・サイクリング道として残してくれると良いのだが。
フェアフィールド駅に着いた。ここから輪行で帰宅する。フェアフィールド駅はかつてのアウターサークル線の終着駅・乗り換え駅であるが、そのころの痕跡は全く残っていないようなのが残念であった。本日の走行距離は約30キロ。
アニバーサリー・トレイルはメルボルン中心部と郊外を結ぶサイクリングロード『メインヤラトレイル』と『ガーディナークリーク・トレイル』を横で結ぶ便利なサイクリングロードであることがわかった。
今後、メルボルン中心部~メインヤラトレイル~アニバーサリー・トレイル~ガーディナークリークトレイル~メルボルン中心部の周回コース約40キロが、一般車道を走行する必要のないサイクリングルートとして安全かつ効率よく活用できそうだ。
関連記事:
ブロンプトンでキャッスルメイン・マルドン・レールトレイル&蒸気機関車
ブロンプトンでベラライン・レールトレイル・コンプリート(蒸気機関車に乗った)
ブロンプトンでゴールドフィールド ≪レールトレイルを走ろう≫
新・ブロンプトン三号機 M6L-X ≪my ブロンプトンたちのご紹介≫
あなたの清き1クリックをお願いします!