2003年 3月29日
コメント・廃虚探索を始めて以来、初のオリジナル物件を発見した。
地元近所に大きなパン工場があり、その近くをたまたま通りかかった時にこれを発見した。
数棟の木造平屋建ての廃屋なのだが、全ての建物に鍵がかかっており、一部には人が住んでいるような気配もあり、
自由に撮影するのは少々気を使う。
捉え方によっては、「廃屋て、人が住んでたら廃屋でも廃虚でもねえだろが!」
とつっこまれそうだが、人が住んでいる家以外の物件は内部を見る限り厚い埃が堆積しており、
数年以上人間の出入りが無かったつまりは殆ど放置されているということを裏付けている。
だから純粋には廃虚ではないのかもしれないが、カテゴリー分けが面倒臭いので、廃虚にしてしまった。
探索をしたのは、日中とした。
なぜなら、直ぐ側には24時間稼動しているパン工場がある。
納入業者の出入りは深夜を問わずあるはず。
そして当物件には住民がいるような気配がある。
近所には大型カー用品店やショッピングセンターが隣接しているので、通行人や通過車両が絶えることが無い。
物件に接近するのはたやすい。
道路から分かれた小道をそのままスタスタと歩いていけば、この廃屋群の中に入れる。
だからかえって日中に素の顔をして「あたしゃ通行人ですよ」的な行動をすれば、なんら問題は無いと思われる。
ただ、廃虚探索としての魅力は全く無い。
単純に面白みがないからだ。
単純に自分にとっての初オリジナル物件だったので、公開に踏み切っただけ。それだけである。
中に入れない限り、もう行く事は無いでしょう。