物件12 大伊豆ホテル | ボヤジャントの呟き。

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過去に行った廃墟探索、今後行う廃墟探索を振り返りつつ、政治経済の話題、時事問題、雑談や長年の趣味であるバイクやギターなどについて雑談して行くのです。

2003年2月5日


コメント・場所は先に探索した紅葉園から10㌔ほど離れた場所にある。
箱根に並ぶ古くから栄えた温泉街の少し外れにある。
川沿いの絶壁に聳え立つこの物件は規模としては相当な大型である。
自分が物件規模の標準指標として取り上げているホテル望洋と比較すると3倍くらいはあるだろうか。
階数はおよそ7~8階はあると思われる。
周囲を圧倒するようなその見た目は、遠くからでもそれなりに目立っている。
しかしすでに廃業している。
そして、ここは先ほどの紅葉園とは全く対照的に破壊がいたるところに及んでいる。
道路をはさんで反対側のガケには悪趣味の極みを尽くした正体不明の建物がへばりつくようにして建っている、
これもホテルの一部らしい。しかしそのすぐ隣には現役の民家があり、人の気配もする。侵入はかなりのリスクを伴いそうだ。
正面玄関の大ガラスドアはフレームのむを残してきれいに割られ、侵入はたやすそうだ。
「そうだ・・・」と結んだのには理由があり、じつは此処の物件には今回は侵入していない。
まず時間帯がよくない(昼過ぎ)ということ、そしてすぐ周辺には現役の旅館やタクシーの営業所(往々にして24時間誰かがいるものだ)と、
車の通りの多い道路があり、川沿いのガケに建っているので辺りをうろついていたら即座に通報されそうな雰囲気があったからである。
そして既に相棒の運転する車がホテル前の駐車場跡に乗り込んでしまったので、すでにこの時点で侵入は出来ない。
その他に、某有名廃墟サイトの管理人からの情報を事前に貰っており、その内容は
「内部に野良人が住んでいる可能性大。その上管理人と思しき人間が周辺を定期的に巡回している」これが決め手となった。
以上がその理由である。
よって、今回は外観のみあるいは外部から覗き込んで撮影できる所のみを画像としてUPした。
友人はその物件の破壊度合いをみて、すでにホテル望洋を連想しているらしくもう一度ここにこようとは思っていないようだった。
とはいっても、かなりの大型物件である。そして破壊は進んでいるものの2階より上の窓ガラスは割られていない。
そして某有名廃墟サイトでもここの内部は公開していないという事を考えれば、自分が行かずしてどうすると言う気持ちになっていた。
次回は単独で早朝の時間帯に侵入を試みようと企んでいる。
緊急退路の確保と、野良人と遭遇した時の対応、侵入時の時間帯をじっくり段取りしておけば規模が大きいだけにもしもの時単独の方が行動しやすいだろう。

関連画像はこちら。