フェイスブックページの構築や、プライベートの多忙で3か月も更新していなかった!
さて、久々投稿のネタは今までにも紹介したことがありますが、「お客様からのよくあるお問い合わせ」について、まとめてみたいと思います。
①ブースト計は必要ですか?
必要です。なくてもブーストの上げ下げ自体は出来ますが、リスク回避と管理面からお付けすることを(強く)お勧めしています。また、ブーストアップマル秘ホース取付前のブースト値を把握し、その状態から0.2程度アップに留めておく等といった体感では把握しきれない細かな調整・セッティング、監視管理をするためにも、ブースト計はあったほうが重宝します。
ちなみに、ブーストアップしない(ノーマル状態)クルマにブースト計を付けるのは単なる飾りです。(ピコピコ針が動くのは見ていて楽しいではありますけど。)あと、燃費計としてとらえることは出来ます。アクセルの開閉度合に応じて過給圧が分かりますので、エコ運転したいときはメーターの針を大きく動かさないようなアクセルワークを心がけるといった利用方法はありますね。
②ブーストはどのくらい上がりますか?
理論上、無限大です。無限大といっても際限なくということではなく、その車の限界値まで上がります。(上げることが出来ます。)限界値付近が必ずしもベストとは限らないので、先述したような例えばノーマル値から0.2程上げて様子を見るといったやり方をお勧めしています。
0.2という根拠は、一般的なノーマル車両のマージン幅と考えることが出来ます。もちろん、個体差があって然りですからあくまで目安ですが、マージン幅とはいわゆる「あそび」のようなものです。
ターボ車のブースト値はほとんどの車種で低めに抑えられてしまっています。誰がどんな扱い方をしてもある程度トラブルや故障とならないようにするためですね。
お手軽ブーストアップマル秘ホースをはじめとした、ブーストコントローラーはこのマージン幅を少し詰めてやり、本当はまだもう少しあげられるであろうブースト値を意図的に上げてやりしかもそれを任意に上げ下げ調整できるようにしたものです。
機械モノである以上、個体差はあるのでノーマル状態でも元々ブーストが高いものや平均的なもの、低めになってしまっているものと幅があります。
どうせなら、ノーマル状態で高い値となるようにしてやればかなり乗り味は違ってきます。
高い値はリスクが…という声もよく伺いますがノーマル状態での範囲内なら限界値であると考えることが出来ますので、これを超えなければ言い訳です。
お手軽ブーストアップマル秘ホースでは、ノーマル状態の一番オイシイ所を引き出してやるものです。
③取付は簡単ですか?
これは車種によって大きく違います。
例えばダイハツの15年式位までの車種なら、5分で出来ます。純正ホースを留めているホースバンドをずらすためのペンチがあればOKです。
これ以降の車種では、フロントバンパーを外したり(グリルだけ外せればそれで済む車種もあります。)するものもあります。
スズキでもフロントナンバープレートを外す程度で、ホース交換が完了するものがほとんどですが、やはり年式が新しくなる車種ほどバンパー外しが必要になる傾向があります。
ジムニーですとエンジンが縦置きレイアウトですのでそれらの作業は不要ですが、上部からのアプローチが難しいので車体下からの交換作業となります。
ちなみに面倒な車種としては、トヨタのハイエース系(100・200)、JZX90系、日産のV型エンジン、三菱のリアエンジン車、MCCスマートのリアエンジン車、スズキカプチーノ、スバルレガシィ(BL・BP)などが挙げられます。
これらの共通事項としては、タービンやアクチュエーターにアプローチするのが非常に大変、スペースやクリアランスが極少なため周辺機器類を外す作業があったり、作業体勢がきつかったりすることが挙げられます。ですが、実際にお取付け頂いたお客様はいらっしゃり、ブーストアップできて苦労や難儀も吹き飛んだとお喜び頂けております。車種ごとかもしくはエンジン型式ごとに画像付き取説を用意しております。
④ブーストアップすると壊れませんか?
上げる値によってはかなりリスクが伴います。ゆえにブースト計を付けてあまり大きく上がってしまわないよう、あるいは上げてしまわないよう欲を出さず、レスポンスアップ(ブーストの立ち上がりを早くする)でお楽しみ頂くようアドバイスしております。
ちなみに、ブーストアップしてブローさせてしまうよくあるパターンは、ブーストカットやリミッターを解除してブースト値を大きくあげられるようにしたケースがほとんどです。
燃調や増量、各部位の強化などある程度施していても上がりすぎれば壊れます。
制御やリミッターをカットせず、あくまでもノーマルロムの範疇でブーストアップ(レスポンスアップ)する分にはまずブローやトラブルは非常に考えにくいものです。
⑤ホントにパワーアップしますか?
クルマを知らない素人さんやお子さんにでさえ、十分な体感ができるパワーアップとなります。実際に奥さんやお子さんから「いつもと何か違うケド、何したの?」というお声はよくご感想報告として伺っております。
これは、例えばマフラー交換やらエアクリ交換やらアーシングやら何とかテープやらの「気休め的パワーアップ」なものとは違って、ブーストアップチューンは、数馬力変わるかどうかのレベルではないからです。
ブーストアップとはエンジンの排気量増量と同じようなパワーアップ理論です。
これはモータースポーツの世界で見ると分かります。
ターボ車やスーパーチャージャー車等の過給器付きエンジンを搭載した車両には、排気量に1.4の係数を掛けた値の車として扱われます。(1000CCのターボ車およびスーパーチャージャー車は1400CCの車として扱われる。)ジムカーナやダートラ、ラリーでは、軽カーターボ車が1000CCクラスとして扱われるのはこのターボ係数が掛けられるからですね。)
エンジンに送り込む圧縮空気を強制的に増やすのがターボ車の仕組みであり、そこからさらに多くの風量を送り込むチューンがブーストアップです。
モノがより多く大きく燃えてエネルギーを増大させるには、燃焼力を増やせばよく、空気を増やせばそれだけでも多くのエネルギーが増大する小学生レベルの理科の知識に似ています。
クルマを知らない方でも体感できるパワーアップとなるには、最低10馬力位は上がらないと分からないと思われるので、何馬力上がりますか?のお問い合わせには控えめに言って15馬力程度は上がりますとお答えしております。
何車種かはシャシダイによるパワーチェックのレシートやモニタ画像を頂いており、ホンダの軽ワンボックス車バモスで77馬力、ダイハツムーヴで83馬力、スズキカプチーノで85馬力というご報告をお受けしております。軽カーでさえ、これだけパワーアップしますから排気量の大きい車種であれば、あるいはツインターボ車であれば…。と想像が膨らんでしまいますね。
よくある質問についてはこちらにもまとめております。