読書日記PNU屋 -27ページ目

加藤一 編著「「超」怖い話 亥」


 超怖い話、干支シリーズ。なんと編著者の記載によれば、超怖い話の文庫本は40冊以上出ているとのこと。

 私が怪談にハマったのも、平山・加藤二頭体制のころのチョーコワが原因だったなぁ。世に怪談の種は尽きまじ!


 私的好みの話を下記に。


異物混入/良心的な企業だなと思った。

暗い日曜日/コミカルな筆致ながら、現象は不気味。

サブマリン/ネタは鉄板だが、だからこそ怖い。

ブレイク俳優/カナさんがピュアなだけにハラハラ。

通り道/描かれない部分が気になりすぎる一品。

カシンワトゥイ/亥年ならではのヒンナヒンナなお話!親切と思いきやジワジワと恐ろしい。


 また、見逃せないのがシリーズのカバーを彩る干支像。素敵に不気味でどれも味わい深いのだった。

丸山政也「奇譚百物語 死海」


 百物語シリーズ、今回はグンと海外ネタが増え、より国際色豊かになっている。英国怪談(馬車の霊が出てきたりなど)はどこか上品に感じられるのが不思議。

 そして、あとがきの〈著者が原稿を執筆していた場所〉が怖かった…。

 

 印象的だったものを下記に。


十 葬儀写真/なんてお茶目な!!

二十九 墓地横のアパート/ほほえましい光景がなんだかゾッとするものに。

三十一 カウントダウン/切ない…。

三十七 動物園/可愛く、とても楽しそう。

四十三 赤毛の女/なんとも奇妙な…。

五十六 漏れてくる声/オチがショッキング。

五十七 犬を連れた女/その犬、もしかすると伝説の黒犬(black dog)だったりして?? 


 読み終えると、こんな香水をつけたくなる1冊だ。



2019年1月の読書まとめ

フリーランスなので、自らの仕事が入ると忙しくなり読書は低調。
2018年は結局、活字本など277冊、マンガは498冊であった。
今年はもっと読みたいところだが仕事がないのも困り物で、どうなるかな…。

鏡餅活字本

絵はすぐに上手くならない
昨日がなければ明日もない
ゴブリンスレイヤー 4
最高の入浴法
シニアシングルズ 女たちの知恵と縁
地面師
妻が椎茸だったころ
日本人はなぜ臭いと言われるのか
福岡の怖い話 弐
街角怪談 噂箱
Re:ゼロから始める異世界生活 10-12
われは歌えどもやぶれかぶれ


おせちマンガ本

アシスタントアサシン 1
あそびあそばせ 7
あなたの鼓動を見させて。 2
ある日突然オタクの夫が亡くなったら?
アンデッド・キング 1
異世界おじさん 1
片想いシュリンク 1
空っぽのやつでいっぱい
カルト宗教信じてました。
切子・殺
クソ編集にこんなことされました。
組長娘と世話係 1
血海のノア 1
恋するふくらはぎ
ゴールデンカムイ 16
こんなに毎日やらかしてます。
さんかく窓の外側は夜 6
惨劇塔のモーグリ 1
30歳女子、ネコを飼いはじめました。
死ノ鳥 2
自分の顔が嫌すぎて、整形に行った話
ストーカーズ 1 
テロール教授の怪しい授業 1
肉祓村 1
ねこだまり 1
ネコホスト
呪いのワンピース
花待ついばらめぐる春 1
羽山先生と寺野先生は付き合っている 1
服従都市 2
ペーパーホラーショー 2〜4
ヘテロゲニア リンギスティコ 1
魔女集会で会いましょう
まゆたんのお家
むか〜しむかしの 子供に読ませなくていいお話集 1
元カレが腐男子になっておりまして。 2
夜人 2
やめてみた。
泪〜泣きむしの殺し屋 2

エブリスタ・編 「怪談供養 晦日がたり」


 エブリスタの怪談アンソロジー。

 印象的だった作品を下記に。


胎動 閼伽井尻/そこにあれども外から見えぬ点で、子宮は異界の一種なのかもしれない。
あの夜のドライブ 雪鳴月彦/ありがちなネタではあるが、なめらかな語り口が悲劇を煽る。

居酒屋 東堂薫/怪異がテンポよく読めてオチにスッキリ。

おしらせさん こにし桂奈/しっとりと趣深い人形怪談。

ロッキングランパ 松本エムザ/からっと明るいアメリカ怪談がステキ。

宇津呂鹿太郎「兵庫の怖い話 ージェームス山に潜む老紳士ー」

兵庫の怖い話 ―ジェームス山に潜む老紳士―
宇津呂鹿太郎
TOブックス (2018-11-24)


 その土地ならではの、郷土色豊かな怪談集・兵庫編。丹念な取材を経たと思われる、丁寧な筆致が光る一冊だった。とくに本書には、視覚的に映える怪異が多め。


 お気に入りを下記に。

三 友達の家 別々の怪異なのか、ひと続きの怪異なのか…いずれにせよ、第二の怪異だけは見てみたいほどチャーミング。

十 受取拒否 美への強い執念を感じるお話。

十二 依頼 ぞっとする中にも、悲しみがにじむ。

二十 足音 建て直す資金があって良かったなぁ…。

二十二 数珠 一見、地味に思える怪異だが、人情あり味わい深い。

二十七 猫の学校 こわかわいい。こんな目に逢いたいような、遭いたくないような…。