宇津呂鹿太郎「兵庫の怖い話 ージェームス山に潜む老紳士ー」 | 読書日記PNU屋

宇津呂鹿太郎「兵庫の怖い話 ージェームス山に潜む老紳士ー」

兵庫の怖い話 ―ジェームス山に潜む老紳士―
宇津呂鹿太郎
TOブックス (2018-11-24)


 その土地ならではの、郷土色豊かな怪談集・兵庫編。丹念な取材を経たと思われる、丁寧な筆致が光る一冊だった。とくに本書には、視覚的に映える怪異が多め。


 お気に入りを下記に。

三 友達の家 別々の怪異なのか、ひと続きの怪異なのか…いずれにせよ、第二の怪異だけは見てみたいほどチャーミング。

十 受取拒否 美への強い執念を感じるお話。

十二 依頼 ぞっとする中にも、悲しみがにじむ。

二十 足音 建て直す資金があって良かったなぁ…。

二十二 数珠 一見、地味に思える怪異だが、人情あり味わい深い。

二十七 猫の学校 こわかわいい。こんな目に逢いたいような、遭いたくないような…。