板橋の自然健康ヨーガ教室 -212ページ目

とある航海のお話

訓練艦隊に属する二隻の戦艦が、悪天候の中、軍事演習のため数日間に渡り航海を続けていた。


私は先頭を行く戦艦のブリッジで夕暮れを迎えた。


視界が悪く断片的に霧がかかっていたため、艦長もブリッジに残り、状況を見守っていた。


暗くなってから間もなく、ブリッジの見張りが次のように報告した。


(見張り) ‘艦長の右舷側の進路に光が見えます’


(艦長) ‘停止しているのか、船尾の方向は動いているのか’


(見張り) ‘停止しています、艦長’


つまり、その船はこちらの進路上にあり、衝突の危険があるということだった。


艦長は信号手に命じた、


‘その船に対し、信号を出せ。衝突の危険があるため、二十度進路を変更せよ、と’


相手から信号が返ってきた、


‘そちらの方が二十度進路を変えるように助言する’


艦長は再び命令した、


‘信号を送れ!私は艦長だ。二十度進路を変えるように’


すると、


‘こちらは二等水兵だ。そちらの方こそ二十度進路を変えるように命令する’


と返事が返ってきた。


艦長は怒り出し、


‘信号を送れ、こちらは戦艦だ。二十度進路を変えろ!’


と叫んだ。


点滅する光の信号が帰ってきた、


‘こちらは灯台である’


我々は進路を変えた。




皆さんはこのお話を読んで何か感じ、そして何か学ぶことがあったでしょうか?






一流人の態度





CASって知っているだろうか?


新冷凍システムで、この方法で生の食材や食べ物、飲み物を冷凍すると、


何年後に解凍して食しても、鮮度、味、風味、匂いが全く変わらないという画期的なシステム。


それを証明するために和食の鉄人‘道場六三郎氏’と


日本のワイン・ソムリエの第一人者‘田崎真也氏’に試す実験をTVで放映された。


道場氏には、三年前にCASで冷凍保存した金目鯛、


田崎氏にはCASで冷凍保存したカマンベール・チーズとワイン。


金目鯛は道場氏自らおろして、食してもらった。


もちろん両者には冷凍保存物とは告げずに、その素材の評価をくだしてもらう。


両者ともこれは素晴らしい素材ですよ、とそれぞれの食材、ワインを褒め称えた。


評価をいただいた後で‘実はそれ冷凍物なんです’と告げる。


冷凍物を見抜けないというのは一流人にしてみれば何とも痛恨である。


しかし両者共、冷凍物ということに大変びっくりしながらも、


その評価は全く変わらず、CASという冷凍技術を褒め称えた。


全く言い訳なく、自分の一度口にしたことへの揺ぎ無い自信と責任、


そして冷凍技術を素直に認めた姿勢、


一流人の素晴らしい態度を見させてもらった。


そしてどんなに立派な経歴を持っていようが、言い訳したその時点で既に一流ではないということを教わった。



名人




多くを釣りて楽しむは上手なり

     少なく釣りて楽しむは達人なり

        釣らずして楽しむは是名人なり


この言葉に出会ってからもう20年近くになる。


私は釣り人ではないが、この言葉が好きで忘れられない。


本日、インドの教典‘バガヴァッド・ギーター’の講義がある。


ギーターでも繰り返し


‘行為の結果に捕らわれることなく、行為そのものに専心しなさい’


と説かれる。


結果に捕らわれているようでは最上には登れないということだ。


以前、我がヨーガの師に薦められた本がある。


木を植えた人 (ジャン ジオノ著)



ただひたすら木を植え続けた人のお話である。


子供向けの本ですぐに読み終えてしまうが、


ここにも名人の姿がはっきりと描かれている。


我が人生、名人から多くを学びたいものだ。



一週間の空気




本日は金曜日。


皆さん、金曜日は好きでしょうか?


あくまでも私感ですが、多くの方が金曜日は好きだと思います。


ここで私の一週間のイメージする空気をざっと述べてみます。


月曜日:歯車が回り始めたような馴染みにくい空気


火曜日:字のせいもあるのでしょうか、月曜日にかけたエンジンがようやく熱くなってきて、一番嫌な熱い空気


水曜日:これも字のせいか?前日の火曜日とは打って変わって、なんとなく清々しい空気


木曜日:金曜日のラストスパートに向けての前日ということか、この日もどんよりした空気


金曜日:週末間近、どんなに忙しくても頑張れるパッと輝くような熱気を感じる空気


土曜日:前日の熱気が嘘のようになくなった、緩やかな静かな空気


日曜日:日中は暖かい空気、夜はとてもおとなしい空気


人、年齢によってそれぞれだとは思いますが、


私は小さい時から一貫してこのような空気を繰り返し味わっています。


日々、色々な出来事がありますが、小さき時から味わっているこの空気達をこれからも先、


変わることなく一生繰り返し味わっていくのかな?なんて思います。


何も考えずに、無邪気に気楽に日々過ごしていた頃から感じているものを、


一生涯味わえるだったら、それはそれで嬉しいことのように思えます。


この空気は、自分の心の中から作り上げるものだとは思うのですが、周りの人の気も合い混じって、


一週間のそれぞれの空気というもの作り出しているのだと思います。


明らかに月曜日の朝に流れる空気と土曜日の朝に流れる空気は違いますからね。


これは自分の心の状態だけではないと思います。


世の中、人の気が満ち溢れているんですね。


以前、日、月曜日休みという生活を送っていたことがありました。


この時の日曜日の夜中の空気はまた格別でした。


まさに‘シークレット・ポイント’のような誰にも教えたくない空気でした。





大分県の不正小学校教員採用試験の記事を読んだ。


我が子を何とか合格させてくれと教育委員会に賄賂を渡す。


依頼者は元校長先生や教員、そして議員が複数絡んでいるとか。


それを受け取った委員会は上で受験者の点数を操作して、下に合否を支持し細工する。


その人数、現在で20名に渡ったという。


この先どこまでこの数字が伸びるのか?


‘先生、学校の先生ってどこで買えるの?’


生徒からそんな質問をされたらなんて答えるのだろうか?


現在は、自らの職業を安っぽいガラクタにしてしまったことに気がついたのだろうか?


現在は、我が子を3流以下に落としてしまったという愚行に気がついたのだろうか?


現在は、受験者の努力と割いた時間を少しでも考えられるようになったのだろうか?


‘金の力を超える人間力’


この事件に絡んだ人達は教養があるような面をしておきながら実は全く教養がない。


最後の切り札として金を出す人間は、最後に馬脚を現すようなもんだ。


‘顔は男の履歴書’


しかし生涯カッコよく生きたいと思う私はこの人たちに感謝をしなければならない。


自らの汚い顔を見せてくれて、どうしたら顔が汚れてしまうかというお手本をはっきり示してくれたのだから。