ひきこもりの双子の母
心理カウンセラー/白根月子
激務で家にほぼいない夫、ひきこもり20代の双子の息子たち、猫2匹♂♀、亀2匹と暮らす、希死念慮から脱出した還暦主婦です。
前回までのお話はこちら
息子たちを年少から幼稚園に入れて
私は時短パートから仕事に復帰。
子どもたちが小学校に入学すると
ママ友からの保険外交員の勧誘が
数年間続き、
私は、フルタイムのパートで
事務の仕事に就いていたのだけど、
正社員待遇と、
職場が、自転車で10分のところで、
子どもたちの小学校へも近い
ところにひかれ、
絶対にやりたくないと思っていた
保険の外交をやることに。
確か、子どもたちが小学5年生だった
かな・・・。
そして、順調に(汗)減っていった
夫の給料は、
子どもたちが中学生になった頃には
ボーナスは無くなっていたし、
手取りも、アルバイトと
変わらないくらいまで激減。
残業もなくなり、
子どもたちのお弁当と
夕飯の支度は夫の担当に。
そして夫は、週末だけ
近所の飲食店でWワーク。
私は、保険の仕事が終わって
帰宅すると、急いで着替えて、
近所の居酒屋でWワークの日々。
ある日、着替えていると
二男から
『塾に行きたい』
と言われました。
友だちと2人で
塾の無料体験に行ったとのこと。
ついに恐れていたことが
起きてしまったという、焦りと
どうして私に
一言聞いてくれなかったんだ、
という、ママ友へのイラ立ち
早く居酒屋に行かないと
時間がない、という余裕のなさ
そんな気分がごちゃ混ぜになり、
つい
『無理無理!』
って、即答してしまったのです。
どうしてこの時
『今は時間がないから、
後でゆっくり話そうね』
って、言わなかったんだろうと
後悔しても後の祭り。
二男は
『明日から学校には行かない!』
と、言い放つと、
布団に潜り込んでしまいました。
私は、
(どうせ、そう言いながらも
学校を休むなんて、出来るわけがない)
と、甘いことを考えていたのです。
だけど、この日を最後に
本当に二男は、学校に行かなくなって
しまいました。