ひきこもりの双子の母

心理カウンセラー/白根月子
激務で家にほぼいない夫、ひきこもり20代の双子の息子たち、猫2匹♂♀、亀2匹と暮らす、希死念慮から脱出した還暦主婦です。

 

前回までのお話はこちら

右矢印【自己紹介】“孫は男の子”という祖父①

右矢印【自己紹介】“孫は男の子”という祖父②

右矢印【自己紹介】母との確執③

右矢印【自己紹介】母との確執④

右矢印【自己紹介】母との確執⑤

右矢印【自己紹介】仕事が長続きしない⑥

右矢印【自己紹介】激務の夫⑦

右矢印【自己紹介】双子を妊娠⑧

 

 

出産予定2か月前に

里帰り出産のために実家に帰省

 

私の中では、

義父母よりも先に孫が見られるわけだし

喜んで迎えてくれると

想像していたのです・・・

 

が・・・

 

しかし・・・

 

 

帰宅した私を見る母の表情は

 

『がっかり・・・』

 

以外の何物でもなく、

 

 

母の口から発せられた言葉は、

 

『なんで里帰りしたの』

『私もお父さんもまだ仕事してるのに』

 

挙句の果てには

 

『ここはあなたの家じゃないから』

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

いろいろありながらも、

帝王切開で無事出産。

 

 

実は、

父はわりと中立な立場

(存在を消していたともいう)

を保っていたのですが、

 

 

私も兄も実家を出てからは、

父が、母の地獄の説教タイムの

犠牲になっていたようなのです。

 

 

私がまだ独身の頃、父が仕事で上京し、

一緒に夕飯を食べながら、

私は、母にもう少し私の自立を

見守って欲しいと訴えたのです。

 

母の悪口とかは言わないように

細心の注意を払い、

私の気持ちと思いだけを話したのです。

 

それなのに(涙)

父が帰宅後、母からの電話で

 

『お父さんが、月子がお母さんのことを

 鬼婆みたいに言っていたって

 言ってたよ(怒)』

 

と、父は私に手のひらを返し

母側に付いていたのです。

 

 

出産後は、父も私に対して

上から目線でものを言うことで

母にアピールする始末。

 

 

そんな日々に耐えられず、

私は3か月目に入ったばかりの

双子と一緒に私の家へ戻ったのです。

 

 

 

ここに至るまでの

私と母との確執エピソードは

山のようにあるのですが、

それを書くだけで

 

私の一生が終わってしまいそうなので

簡潔にまとめています。

 

 

そして母は、決して性根が腐っていた

わけではなく、

家事も仕事も、真面目にこなしていたし、

田舎ではあるけれど、世間からの評判も

かなり良かったのです。

 

 

母が亡くなった時

(今から4年前です)

叔母(母の妹)と、話をしていたら

 

叔母も、母からの攻撃を

受けていたことがわかり、

 

二人で

 

『被害者の会』

 

を結成したのですが、

 

私の気持ちをわかってくれる人が

身近にいたことに

安堵と喜びに似た感情が

出てくると同時に、

 

 

家のこと、仕事、近所づきあいと、

一人で抱えて頑張っていたストレスが

 

身近にいる私や叔母、父に

向かっていたのかもしれない

 

と思うと、

 

母が満ち足りた幸せな気持ちで

過ごすことが出来なかった

年月の長さを想像し、

 

残念な気持ちや、

後悔の気持ちも湧いてきたのでした。