陽はまた昇る -2ページ目

陽はまた昇る

前向きに、そして幸せになるために。色んな「思い」をつづってみよう

もう一昨日の話になるが、Aさんとの「花火デート」は無事に終わった。

楽しかった、良かった、本当に素晴らしい時間だった。
今思い出しても、本当にそう思う。


当日はAも僕も一日中OFFだったので、早めに落ち合うことになってた。

花火会場の近くに水族館があるので、そこに行こうという話に。
映画とかドライブとかの選択肢もあったが、彼女が水族館好きという事で、話はすんなりと決まった。

まぁ女性はだいたい、水族館とか好きですしね。
デートの王道だし、もちろん僕も嫌いじゃないわけで。


水族館は、このほか喜んでもらえたようだった。

さすがに夏休みの真っ最中ということもあり混雑していたが、気にならなかった。
久しぶりのAとの水入らずの時間を、心から楽しみたい・・・僕の頭には、それしかなかったから。

熱帯魚を見て、イルカを見て、アシカのショーも見学。
たくさん笑って、興奮して。
これほど無邪気に喜ぶ彼女を僕は初めて見た気がした。


水族館めぐりも一段落し、花火の開催までもう少し時間があるのでお茶でもしながら小休止ということに。

そこで一つ、僕は彼女の口から意外な事実を聞くことになる。


この時期、やはり意識せずとも彼女の口から出るのは、元彼との恋愛の話ばかりになる。

もっとも、僕がその話題を意識的に振っていたのも事実。
今の彼女にとっては心の内にある思いを全て吐露し感情を露にすることこそ、傷ついた心を癒し、また立ち直っていくための最善の方法だと考えたからだ。

しかしAの心に受けた傷は、僕が思うよりも遥かに深いものだった。

彼女は現在、情緒不安定が激しくなり、心療内科に通院しながら薬を服用しながら生活しているらしい。

愛情深く、、思いやりに溢れる彼女だからこそ、1年半も共に過ごした彼の別れは、第三者の僕など想像もつかないほど辛いものだったんだろう。

更に彼女の話は続く。

実は彼と別れるという決断をする数ヶ月前から、Aは体調を崩し、精神的にも病んでいたのだという。

そして先日、その元彼と「別れる」という決断を一時はしたものの、やはり気持ち的に不安定な状態での決断には彼女自身も納得がいっておらず、とりあえず現在は「別れる」ではなく「距離を置く」という状況になっているというのだ。

そして、今も彼女は彼のアパートに出入りを続けているらしい。

これは、やはり僕にとっては大きなショックだった。

例え形式的なものだけだったとしても、まだAは彼との関係を完全に解消したわけではないんだ。

ただし、詳しくはまた後ほど書こうと思うが、この状況はそれほど悲観しなくても大丈夫かもしれない。


たしかに「付き合い」という関係は解消されていない。
それは認めたくないが事実だ。

ただ、彼のことを話すAの口からは、批判こそないものの彼の悪い部分、自己中心さ、そして付き合ってきた中での「悲しい思い出」しか出てこないからだ。

そんな彼女の様子を見て話を聞く限り、きっといずれはハッキリとした「別れ」を選んでくれるんじゃないか…そんな希望が生まれたのも時事だった。

とくに、Aは自分自身でも言うように「ゼロか100」、「白か黒」という風に、物事にきちんと区別をつける性格の女性。
そんな彼女が彼との今のような「グレー」な関係を長く続けることは、きっと彼女自身も望まないだろう。

そして彼女は言った。

「8月一杯。あと1ヵ月して彼の言動や様子が今までと変わらなければ、あたし自身の気持ちも変わらなければ、ハッキリと区切りをつけようと思うんです」

あと1ヵ月。

期限を設けることに果たしてどれほどの意味があるのか、A自身も疑問に思っているようだった。
しかし、きっとAは自身で決めたことはきちんと守る性格の持ち主。

きっと1ヵ月後、彼女は正しい決断をしてくれるだろう。
そんな彼女の意志を、強い決意を、僕は信じている。

僕は頭の中でそう思いながら、Aと共に花火会場へ向かうのだった。

続く。

焦った・・・さすがに焦ったあせる


実はここ1週間ほど、Aからメールの返信が全く途絶えていた。

「元気ですか?」と出した暑中見舞いメールにも返信は無し。
それならばと、いよいよ明日に迫った花火大会の予定を決めたくてメールを書いたのだが、これもなかなか返信が来ない。

やっと「遅れてゴメンなさい」と彼女から連絡が来たのは、今から1時間ほど前のことだった。


何かあったんじゃないか?もしかしたら行けないんじゃないか・・・?

色んなことが頭をよぎったが、とりあえず「行ける」ということなんで安心した。


だが、どうやら僕はそうとう「警戒」されてるらしい。


実は同じ職場の仲間で2人ほど今回の件を話して味方につけている女性がいる。
というのも、こと恋愛の話に関しては、女性の意見を尊重した方がイイというのがもっぱらの意見だし、僕もそれに同意しているからだ。

まだ僕がAからの連絡がなく困り果てている頃、その一人の味方の女性にも彼女へ連絡してみるように頼んだ。

すると、すぐにメール返信や電話はなかったものの、ずっと前に連絡した僕よりも先に返事があったという。
彼女の話によれば、Aはどうやら何事もなく元気で、今日も仕事に出ているという話だった。

・・・。

とりあえず、彼女に何事もなかったということは安心したが、何だか釈然としない気持ちが残る。



そしてそれから再びAからの返信を待つこと2時間。
やっと彼女から「明日はどうしましょう?」と連絡が来たというわけだ。

で、その「警戒されてる」という根拠だが・・・

僕の味方の女性とAが電話で話した時、花火の話題が出たらしい。

Aは彼女も「一緒に行こう」とカナリ熱心に説得してたという。
で、その彼女が仕事で花火の時間までに間に合わないというと、「間に合いそうだったら電話して。同じ職場の人で他にも行きたいって人がいたら連れて来て」と頼んでいたらしい。

むむむ・・・。

Aは僕と二人きりで花火に行くということを予期していなかったのだろうか?
僕が「一緒に行こう」と誘った時には、「大勢で皆で行こう」という趣旨だと考えたのだろうか?

だとすれば、僕が今回の花火であれこれ考えていたのは完全に「勇み足」だったてことになる。

なんか、バカみたいだ・・・。

でもね、冷静になって考えても見よう。

Aはまだ失恋してから半月も時間が経っていない。
まだまだ情緒も不安定だろうし、もしかしたら男性に対する「不信感」のようなものも残っているかもしれない。

それでいても今回の花火に付き合ってくるということは、彼女にとっては必死に気分転換の方法を探した一つの結果ということもできるだろう。

だからこそ、僕がここで一人で突っ走ってあれこれ考えても、結果的にはそれは僕の勝手なエゴ。「気持ちの押し付け」になる。

それはかえって彼女にとってはプレッシャーとなり、決して良い結果は生まないはずだから。


どうも僕はこれまでも、誰かを好きになると一人で気持ちばかり突っ走ってしまう傾向があった。
今回も、の悪いクセが出た・・・いや、それが大ケガになる前に止まってよかったと思うべきかも知れない。


今はまだ、僕が何か行動を起こすのは早い。


ゆっくり、焦らず、彼女の気持ちが落ち着きを取り戻すのを待つ。
それを慎重に慎重に見極めることも、また必要。

きっといつか、「その時」は来る。

それまでは僕も、ゆっくりと気持ちを想いを暖めていこう。

まずは明日。
彼女を心から楽しませてあげよう、安心させてあげよう。

その心に受けた傷が、少しでも癒えるように。






Aさんの気を惹くためには、やはり接する機会をできるだけ増やした方がイイに決まってる。

職場で出会う機会はどうしても少ないので、となるとやはりお互いの都合の良い時間を見つけて会うという方法しかない。

ただ、やはりお互い社会人という立場もあり、なかなか時間を合わせるのが大変・・・これは本当に、難しい問題です。

かといって、手をこまねいていても何も始まらない。
やはり、ここは僕が積極的に打って出なくては!


先日の「野球観戦」デート以来、Aには会っていない。
しかしあれはもう2週間以上も前の話。

これはヤバい!・・・でも、もちろんすでに次の手は打ってある。


今週末、地元で大きな花火大会がある打ち上げ花火

毎年の恒例なのでもちろん知っていたが、まさかこんな状況になるとは思いもしなかったのであまり気にせずにいたが、こうなればもう誘うしかない!

もちろんダメモトで「好かったら一緒に行かない?」と彼女に聞いたのだが、なんとAは「花火大会、行きたいです」と快諾ニコニコビックリマーク


やったぁークラッカーアップ

まさか大好きな人と花火大会を観に行けるだなんて思ってもみなかったんで、今からすごい緊張あせる・・・とともに、本当に楽しみでなりませんドキドキ

どこで観ようか?何を着ようか?何を食べようか?何を話そうか?・・・もう考えなくちゃいけないことがイッパイ。でも、どうせいろいろ計画したところでなかなか全てがプランどおりに運ばないのが世の常。

Aが心から楽しめるように、安心できるように、快適に過ごせるように音譜
最低限のことだけ決めといて、あとは当日の流れに任せようかと思います。

これで彼女が浴衣でもきてきてくれりゃ、最高なんだけどなーラブラブ

さてさて、どうなることやらはてなマーク

Aさんとレストランに入った時には、「電車の時間があるので、あと1時間ほど」という話だったが、結局、気が付けば終電近くまで2時間以上も話を続けていた。

そして帰りの駅へ向かう途中も、話は途切れることはなかった。

その駅までの道のりが、もう少し遠ければ・・・どれだけ祈ったことだろう。
夢のような時間は瞬く間に過ぎ、そして一日が終わりを告げた。


昨日も書いたように、その日の時点で僕の気持ちは強く固まっていた。



この恋愛に、全てを掛ける。
この恋を、最後の恋にするんだ、と。



翌日になっても、その日の興奮が冷めやらずなにやら浮かれた気持ちのまま仕事をしていたのを覚えている。


前日の記憶に浸りながら、次のデートプランはどうしようかなどと考えていた、その夜。

帰宅した後、何気なく携帯を手に取った時、突然着信を知らせるランプが灯った。

電話の相手は・・・なんとAさんだ!

慌てて通話のボタンを押す。
普段は帰宅後にはマナーモードに切り替えるので、着信に気が付かない場合も多かった。
しかし、この日は偶然にも、彼女から掛かってきた電話に運良く気づくことができた。

こんな偶然も、なんとなく運命を感じるようで嬉しい。

その電話の内容だが・・・

元彼から電話が掛かって来て、ヨリを戻すために、もう一度話をしたいから会えないかと言われたらしい。
それで、精神的に不安定な状態にあったAは混乱してしまい、どうしてイイか分からなくなって思わず僕に電話を掛けてしまった。

という事だった。

事情はどうであれ、混乱していたとはいえ、そんな時の相談相手に僕を選んでくれたことは本当に嬉しかった。

もちろん、彼女が彼とヨリを戻すことなど、想像もしたくない。
だから「会いに行く必要なんてない!」と強く言いたい気持ちはヤマヤマだったが、頭ごなしに否定することは更に彼女の混乱に拍車をかける恐れがあると思った僕は、一つ冷静になって言った。

「二人の問題だから、二人で決めるべき。
だから会って二人だけで話をして、二人で結論を出すのが筋だと思う。
だけど、情に流されてしまわないように、あくまでも冷静に、客観的に話をすることだけ忘れないで」。

それを聞いたAは安心した様子で、やや落ち着きを取り戻していた。

「ありがとうございました。冷静に、会って話をしてきます」。

そう言い残して、その場は電話を切った。


翌日、再びAからメールが届く。

「昨日は突然の電話だったのに、親身になって聴いてくれてありがとうございました。

彼とは、正式に別れるという結論で落ち着きました。」

これを見て、僕も本当に安心した。

芯の強さを持った彼女のことだから、その場の気持ちに絆されてヨリを戻すなんて事はないと思っていたが、やはり連絡を受けるまでは不安で・・・。

だがこれで、やっと僕もちゃんと彼女を恋愛対象として正々堂々とハッキリ位置づけることができる。
そう思った僕は、晴れ晴れとした気分になった。



そして、今この今日に至る。



こんな気持ちは、本当に久しぶりだ。

彼女を想うだけで、胸が締め付けられるようで切なくなって、同時に暖かい気持ちで満たしてくれる。

恋をしているんだ。
それを、つくづく実感する。


もちろん、まだスタートラインに立っただけで何も始まってはいない。

僕一人だけ盛り上がって気持ちばかりが急いて焦り、そして勇み足を踏んでしまうような過ちは、これまでにもいくつかあった。

だから、同じミスは繰り返さない。

冷静に、静かに、それでいて熱く気持ちを想いを燃やす。

そんな状態で、今はいられればイイ。

そしていつかこの想いを彼女に伝えるその日まで。
この気持ちを大事に大事に、暖めて育てていこう。


きっときっと、彼女のハートを掴んでみせる。

そしてこれが、僕にとって最後の恋となりますように。

昨日の続き。



僕は幼少時からの野球ファンで、今でも月に一度は暇を見つけて(作って)野球場へ足を運んでいる。
ただ、ひとたび観戦となると、周りが目に入らなくなるほど応援に熱中してしまうので、僕にとってデートには不向きかな?と思っていた。


しかし、この日ばかりは事情が違う。



前日に彼氏と別れたばかりで傷心の女性が、生まれてこの方いちども生で見たことのない野球観戦に付き合ってくれるという。

きっと彼女は情緒的にも不安定な時だったろうに・・・そんな状況の中でもあえて一緒に来るという気持ちになってくれたAの気持ちが僕には本当に嬉しかった。

きっと彼女自身にとっては単なる気晴らしのつもりだったかもしれないが、僕とってはこれは紛れもなく「デート」だ。

しかも、それまでは手の届かない「憧れ」の対象でしかなかった女性が、彼氏と別れフリーの立場になったことで僕にもチャンスが生まれてきた。

そんな中で過ごす、二人一緒の時間。
否が応にも、僕の気持ちは昂ぶっていった。


野球場へ着いて暫くたつと、Aから早速の電話。
実はこれが彼女からもらった初めての着信。こういうのが実はけっこう嬉しかったりする。

胸の高鳴りを抑え、努めて平静を装いながら待ち合わせ場所へ向かう。
なんだか足が地に付かないような感覚もあり「これはもしかしたら夢か?」などと思ったりもしたが、しかし、彼女はそこに居た。

紛れもなく、Aは、彼女は本当にそこに居てくれた。


試合開始までまだ少し時間があったので、それまでお茶をすることになった。

そうやって二人で話をするのは久しぶりだった。
彼氏との別れ話の「真相」を聞きたかったが、これは自分から話すべきじゃないだろうと思い、抑えた。

結局、そのカフェでは仕事の話題や世間話をしながら子一時間ほど過ごし、野球場へ向かう。


思ったとおり、野球の方には集中できなかった。
というよりも、試合内容はほとんど覚えていない。
事実、その日のスコアや内容は翌日の朝刊を読むまでほとんど知らなかった。


野球の観戦中、何の前触れもなく突然、彼女が元彼の話を始めた。
きっと彼女自身も話したくてもなかなか話を切り出すタイミングも見つからず悶々としていたのかもしれない。

ここではなんだからという事で、まだ試合途中だったが僕とAは夜食をとりながら話そうという事で球場を後にした。
余談だが、僕が野球の試合途中で席を立つのは、記憶の限りではこれが人生初だ。


球場近くのレストランに入ると、もうAの元彼の話で持ちきりだった。

彼女は堰を切ったように話し始めた。
彼氏との出会い、馴れ初め、付き合ってからの過程、そして別れ・・・僕はそれをひたすら聞いていた。


話の途中でAが何度か涙ぐむ場面もあった。

無理もない・・・別れを決断した翌日であることに加え、色んな事情があったにせよ、2年近くも愛し合い、少なくとも想い合ったと信じていた男性との辛い別れ。

ゆっくりと、でもしっかりと気持ちを込めて、Aは話を続けていた。

涙ぐむことはあっても、決して取り乱すことなく気丈に話し続ける彼女を見て、その健気さに僕自身も胸がとても熱くなったことを今でも覚えている。

詳しい話の内容は省くが、聞けば彼氏はとんでもない男。
彼女がここまでガマンできていたのが本当に不思議だと思えるほど、無茶苦茶な関係だったようだ。

Aにとって彼氏と別れるという決断は、間違いなくベストの選択肢だったといえる。

だが、Aという女性は本当に優しく、素直で、謙虚で、且つ「人の気持ちを汲む」ことができる女性だった。

だからこそ、そんな元彼に自ら別れを切り出さざるを得なくなったという現実の中で話をしても、決して表立って元彼を非難することはなかった。
そればかりか、彼女自身の未熟さや至らなさを悔いてすらいた。

その姿は、ひたすら美しく、切なく、そして魅力的に僕には映った。

これほどまでに、自分の「芯」をしっかりと持ち、思いやりに溢れ、そして愛情に満ちた女性を今まで僕は見た事がない。


「やっぱり、この女性だ。彼女しかいない。」


その想いが確信に変わるまでに、そう長い時間は掛からなかった。


後編に続く・・・

昨日までとは打って変わり、今夜は新たな恋の対象となったAさんと、現在の僕との関係について少し書こう。


Aに初めて出会ったのは、もう数年も前になるだろうか・・・。
そんな記憶も曖昧なほど、第一印象はそれほど印象深いものではなかった。

職場でたまに見かける時に一言二言の会話を交わし、「良い女性だな」というイメージはあったが、そんな彼女を恋愛の対照として見ることはなかった。


一方で、A自身にとっても僕は悪い印象の人間ではなかったようで、職場で顔を合わす機会があれば彼女の方から積極的に話しかけてくれることも何度かあった。

僕とAは職場での部署も違うし、それほど頻繁に会う機会があったわけではないが、彼女は何かにつけて僕を頼りにもしてくれた。

仕事の悩み相談に乗ったことも何度かあったし、「英語を教えてくれ」と頼まれたこともあった。
お互いの連絡用にと、携帯番号やプライベートのアドレスが載った名刺をくれたのも彼女の方からだった。


Aの評判は職場の中でもすこぶる良い。
特に彼女の「人の良さ」は、周りの人間の誰もが認めるところだ。



これまでにも何度か、仕事場の人間を交えてAと一緒に飲みに行ったことがある。

その場で受けた印象は、とにかく良く「気が利く」女性。


話し方や応対もとても丁寧。
もちろん容姿も人並み以上だし、世の男性にしてみれば、ある意味「理想」の女性像といっても過言ではないと、今でも思う。


そんなAに対して僕が悪い印象を抱くはずもなく、接する機会を重ねるたびに彼女への「女性」としての評価は上がって行ったが、一方で、やはりAを恋愛の対照として見ることはなかった。

いや、正確に言えば、「できなかった」と言った方がイイだろう。

なぜなら当時、いやつい最近まで、Aには「彼氏」・・・交際する男性がいたからだ。

さすがにれっきとした彼氏がいる女性を横から奪い取るほど、僕にはそんな勇気もなければ器量もない。

Aを恋愛対象の女性として見たい気持ちはヤマヤマだったが、どうしてもその彼氏の存在がジャマをして、僕自身の中での気持ちが盛り上がっては消えていくという繰り返しだった。


でも一方で、「期待」もあった。

Aと彼氏の関係についての話は、もちろん第三者同士の噂で聞く限りのものだったが、いつも「悪い」モノばかり。

「別れも秒読み」という噂を何度耳にしたか分からない。

だからこそ、自分でもなんとなく「罪悪感」に似た気持ちを抱きつつも、Aが彼氏と別れるという事態をひそかに期待もしていた。

だが今年の初め、「両親への紹介も済ませた」という話を彼女自身から聞いた時には、さすがにもうお手上げ。僕の気持ちも「諦めムード」が大きく支配していたのと同時に、Aの存在すら影の薄いものになっていった。


忘れようとしていた・・・それが、事実だったのかも。


しかし、急転直下の事態は突然に訪れることになる。




つい最近のある日、職場の知り合いにプロ野球の観戦チケットをペアでもらった。
その日は偶然にも久しぶりにAと顔を合わせていたことを思い出した僕は、ダメモトで彼女に「一緒に行かない?」と軽い気持ちで声を掛けてみた。

するとAは「野球は観に行ったことがないが興味はあるので行ってみたい」と言う。
ただ、当日の予定がまだハッキリしないので、返事を暫く待って欲しいとの事だった。

もちろん、Aがもし一緒に行けるのであればと、他に誰も誘うつもりはなかったので、彼女の予定が確定するまで保留ということにした。

そして1日が過ぎ、2日が過ぎ・・・一向に返事は来ない。
そしてついに試合前日となった夜、「やはり予定があるので行けない」と、彼女から連絡。

「やっぱりダメか・・・」

別に好きだった人にデートを断られたわけではないのだから、そこで僕が落ち込むのも筋が違うか?とも思った。

ただやはり一縷の望みを抱いていただけに、失望感は否めず、そして途方に暮れて迎えた翌日・・・Aから驚愕の事実を伝えるメールが届いた。


「実は今日、彼氏と話し合いをするはずだったのですが、昨夜に電話をして、もうその場で別れるという決断をしました。突然で失礼かと思いますし、モヤモヤした気持ちのままですが、今日はご一緒してもかまいませんか?」


・・・・・!!!!!


野球に一緒に行けることになったのは嬉しい。

だがそれ以上に、「Aが彼氏と別れた!」・・・!!!
その事実は僕の燃える想いを再び奮い立たせたのだった。


と、盛り上がってきたところで、長くなり過ぎそうなので続きはまた明日。

昨日の続き。


僕に想いを寄せてくれている女性。

思い返してみれば、ちょうど去年の今頃、お気に入りアーティストのライブで僕らは出会った。

そのライブのチケットがどうしても取れないという旨をPCの掲示板に投稿し、「私と一緒でもよければ」という話でチケットを譲ってくれた女性が彼女だった。

もちろん、お互いの「原点」ともいえる大好きなアーティストのライブだったこともあり、とても楽しい有意義な時間を過ごし、その後も意気投合。

ライブ後も何度かプライベートで出会いを重ねるうち、ある日メールで彼女から想いを伝えられた・・・という経緯だ。


女性から好意を告白されるというのは僕にとって初めての経験だったので、戸惑った。

加えて、僕は自分の年齢から考えてどうしても「将来(結婚)」というものを意識できる女性としかもうお付き合いはできないと思っていた。
だが、当初からどうしても、彼女とお互い生涯の伴侶として暮らしていくというイメージが、僕の頭の中でどうしてもできなかった。

そのハッキリとした理由は分からない。
ただ、漠然とした「違和感」と「不安」がどうしても拭いきれなかった。

一方で、毅然と交際を断る理由も見つからなかったのも事実。
そんな曖昧な気持ちのまま、彼女の気持ちを宙ぶらりんにしたまま、お互いに友達以上?恋人未満?としての関係をただ保っているだけの日々だった。

このままじゃ何も変わらない、いたずらに時間だけが過ぎていく。
それは、彼女の気持ちを想いを、弄ぶだけだ。

散々迷った挙句・・・
「付き合うという形をとればきっと見えないものも見えてくるかもしれない。いずれ別れるか、またはずっと一緒に居るというどちらの結果になるにせよ、この現状を変えなければ何も見えてこない」

そして僕は、彼女と付き合うという選択肢をとった。

それから3ヵ月。

デートを重ね、お互いの誕生日も祝い、旅行へも出かけ、彼氏彼女としての日々を重ねていた。

しかし、いつになっても消えない僕の中の「違和感」と「不安」。

それを拭い去るために、じっくり、ゆっくり関係を深めていこうとする僕に、ペースの違いを感じる彼女はいつも苛立ち、そしてケンカや擦れ違いが絶えなくなっていた。

そして付き合い始めてから3ヵ月が過ぎたある日。

「今は一人なって、お互いにお互いが必要なのかどうか冷静に考える必要があると思う」。
そう彼女に伝え、再び僕らは友人に戻ることになった。

その日から暫く、お互いに連絡すら取り合うことを止めた。

一人になって考える。。そのためには、音信不通の状況を作ることも必要だと思ったから。

しかし、またも彼女の気持ちは宙に浮いたまま。
そんな状況もまた、やはり僕にはとても心苦しく思えた。


それから半年近くもたったある日、僕らは再び出会う。

僕の中の気持ちは「友達に戻った」あの日から、さほど変わってはいなかった。
でも、その「気持ちが変わらない」という事実だけでも、彼女に伝えておく必要があると思ったからこそ、会うことにした。


「彼氏、彼女の関係にもどることを今は考えられない。
僕はやはり今のまま、君とは友達のままでいたい。」


彼女が未だに僕に想いを寄せてくれていることは知っていた。
ならば、敢えて冷たく突き放してその気持ちを「切る」ことこそが、本当の意味での彼女への「優しさ」だったのかもしれない。

でも、僕にはそれができなかった。

彼女を嫌いになったワケではない。
そして良き友人、良き相談相手、良き理解者として、彼女は僕にとってとても大切な存在であったことも、また事実だったからだ。

実際、今でも思う。
これほどまでに僕を思いやり、理解しようと努力し、大切にしようと優しく接してくれる女性とはもうこの先も出会うことは出来ないんじゃないか?と。


僕には彼女に「もう二度と会うのを止めよう」と、別れを告げる勇気はなかった。

だが裏を返せば、それは「別離」という決意を伝えることで彼女を傷つけること、ひいては彼女を傷つけたという「事実」によって、結果的に自分を傷つけてしまうことを恐れたからだ。

そんな情けない自分を感じつつも、そんな気持ちすら受け入れてくれる彼女の優しさに甘え、今現在、ここまで来てしまった。


しかし、状況が変わった。

僕には新たに、「この人になら将来を掛けても」という女性が現れてしまった。

もう僕の中には、彼女と再び彼氏彼女としての関係に戻るという選択肢は、残念ながら全くない。
ならば、その事実を早く伝えなくては。

なによりも、そんな「過去」を引きずったままの状態では、今この新しく芽生えた恋に全てを掛けようと思う時、どうしても気持ち的に後ろめたさが残ってしまう。

全てを払拭して、ありのまま、全身全霊を掛けてこの新しい恋へ向かう。
その為に、僕にはどうしてもやらなければならない義務がある。


過去の清算。


きっと彼女に残す心の傷は大きいだろう。そして、この僕自身に残る罪悪感や、新たな傷も。

しかし、それを乗り越えなければ、僕は新しい恋のスタートラインに立つことすら許されない。


勇気を持って挑もう。

新たな未来のため。
そして、彼女の幸せのために。









今、やっと見つけた恋の話はひとまず置いておいて、まずブログを休んでいた1年半に何があったのか・・・簡単に振り返ってみようかと。

とはいっても・・・まぁ大したことはないんですがねあせる



本当に大好きだった。
でも結果として最悪の形で幕を閉じたKとの恋。

そのKにはもう子供が生まれ、今はYと共に幸せに暮らしているという。

んでもって、そのYは未だに僕の仕事場の同僚で、毎日のように顔を合わせなくちゃならない。

あまりにも惨めで、衝撃的だったKとの恋。
彼女の結婚式にはもちろん顔をださなかったし、旦那となったYとも少しまともに話すことができるようになったのでさえつい最近の話だ。

ほんの数ヶ月前、本当に偶然にだが、子供を連れたKに電車の中でバッタリ会った。

あまりにバッタリ出くわしたのでお互い無視するわけにもいかず、やむを得ず隣に座り話をすることに。

本当に彼女の顔を見るのすら久しぶりで戸惑ったが、自分でも以外に冷静に普通に話せた。

その時に思った。
「俺はもう、この恋愛からは立ち直ったんだな」と。



そんなこんな立ち直りの道を上りつつある間、何度か「これは恋か?」というような感情も芽生えた。


まず、これまた同じ職場のS。
ていうか、職場ぐらいしか出会いの機会がないんだからしょうがない。汗

彼女は世間一般でいうところのいわゆる「美人タイプ」で、本当に綺麗。
彼氏が居ないのが不思議でしょうがない。

趣味が映画ということで共通の話題で盛り上がり、何度が映画デートも行った。

最も最近のデートでは横浜のベイサイドまで行って、なかなか良い雰囲気になったんだけど、僕の心の準備ができていなかったこともあり何事もなく終わった。

彼女のことは確かに好きだった・・・かも。
でも、あまりに美人でどこか性格的にクールな面を持ち合わせていたS。

釣り合い、バランス、言い方は色々あると思うが、そんな彼女と僕が恋人同士として手を繫いで隣を歩くイメージがどうしてもできなかった。

今にして思えば、最後の踏ん切りがつかなかった原因はその辺りにあったのかもしれない。


そしてもう一人、忘れてはならない女性がいる。

正直、その女性には想いを告白され、3ヵ月という短い間ではあったがお付き合いという形をとっていた。

そして今も彼女は、僕に思いを寄せてくれているんだ。

その辺の詳しい話は、また明日以降に。

皆様おひさしぶりです!・・・って、きっと覚えてる方たちはもう居ないだろうなあせる

なにしろこのブログ、1年と6ヶ月も放置してたんだから、そりゃもう誰も読んでる人なんているワケないです。


それでも、また書きたいと思った。

また、新しい恋をしたから。




今度こそ、今度こそ間違いなく、運命の人であって欲しい。

「この人になら全てを掛けてもイイ」。本気でそう思える女性が現れたから。


きっとこの女性とお付き合いができるかどうか、答えが出るまでにそうは時間は掛からないんじゃないかと思います。根拠は、ないけど。

白か黒か・・・その結果が出るまでの間、日々を徒然なるままに綴っていきたいと思います。

まだほんの数日前に年が明けたような気がする時もありますが、ふとカレンダーを見て気が付いてみれば今日からもう2月。季節も、僕の中の気持ちも、まだまだ春の足音は遠いようです。そんな折、ある小さな「事件」が起こりました。

数日前のこと、去年の初秋にKと共に3人で旅行へ行った女性からメールが届きました。彼女いわく、その時に撮った写真を焼き増しして欲しいとのこと。僕の中ではもう過去の元として引き出しの置く不覚へしまった思い出が、こうして意外な形でまた人光を浴びることとなったのです。

しかし、僕は彼女の住所を知らず、そのメールの中にも写真の送り先が明記されてはいませんでした。そこで思いついたのが、Kの彼氏となったYの存在。過去にはライバル、そして結果的にKを勝ち取ることとなった彼は今も僕の会社の同僚として働いています。写真をYに渡し、彼からYへ、そして最終的にその女性へ渡してもらえばいいかと考えました。

僕は早速その旨をKに伝えようと、実に3ヶ月ぶりとなるメールを彼女へ送りました。

「キミの友達から旅行写真を焼き増ししてくれと頼まれた。旅行写真を彼氏のYに渡すから、それをキミから先方へ直接渡してやってくれ」。単刀直入に、用件だけ。何も余計な事は言わず、飾らず、伝えたいことだけを書いて送ったメール。しかしその返信は、予想だにしないものでした・・・。

「私がどんな選択をしようと、それで幸せになるなら構わないって言ったのはウソだったの?自分の思い通りの結果にならなかったからって、発言撤回するの?放っておくならいいけど、あなたのやってる事は完全に嫌がらせだよ。嫌なウワサ流されて、被害者は自分だけですみたいな感じはやめてよ。写真は私に送ってください。」・・・

・・?・・・????・・・・・??

いったい何のことだ!?僕は写真の話をしていただけだ。KとYの幸せにケチを付けたわけでもない、嫌なウワサって何だ?俺がいったいどんな嫌がらせをしたって言うんだ!?しかも散々言いたいこと言っておいて、最後の最後には「写真は私に送ってください」だと?それが人に物を頼む態度なのか!?

さらにKのメールは続きます。

「私はあなたを傷つけたから、あなたがもう私と話もしたくないと思うのは当然だよ。だから私は何をいわれても構わない。でも、この件にY(彼氏)を巻き込む意味が分からない。あなたは彼のことを何も考えてないよ」・・・・。

だから、いったい何の話なんだ?Yを巻き込む?二人の住所も知らない俺が、唯一の共通の知人であるYから写真を渡してくれと頼むのがそんなに筋違いの話なのか?それがYへのアテツケだとでも言うつもりなのか?

それにヘタに住所とか口座番号の交換も必要なく、送料も手数料もかからずお互い何も残さず、しかもいちばん手っ取り早い方法がコレなんじゃないのか?Yが僕とKが旅行に行った事を知らないのであればまだしも、彼は間違いなくその事実を知っている。ならば、そのYに写真を渡してくれと頼むことがどうしてそれほどKにとって都合が悪いことなのか、こっちこそ意味が分からない。

僕にとってあまりに理不尽で、筋の通らないKの言い分。メールの中にあるように、彼女が過去に僕を傷つけてしまったと思うのであれば、放っておいてくれればよかったものを・・・。

あの日、僕はどん底まで落ちた。受け入れがたい事実を受け入れるため、叫び、震え、そして泣いた。どれだけたくさんの人たちの厚意に励まされ、癒され、背中を押されたきただろう。僕の中では、やっと癒えかけてきた傷だった、前を向き始めた頃だった。そこへ傷口に塩を塗るようなこのKの態度・・・。この期に及んでわけの分からない理由で僕を責める彼女が理解ができない・・・いや、それよりも何よりも、憤りを覚えずにはいられませんでした。

「ふざけんな!」、「ばかやろー!」、「調子に乗るんじゃねぇ!」・・・どれだけ彼女を罵りたかったことでしょう。しかし、しかし僕は抑えました。ここで一言Kに対しキツイお説教でも見舞ってやることが、もしかしたら本当の意味で彼女のためになったのかもしれない。でも、感情に任せて罵り合っても、またお互いに傷の上塗りをしあうだけ。それならば、僕が一つ「大人」になって、彼女を諌める事が最善だろうという選択をしたのです。

「もうお互い十分に傷つけ合ったじゃないか。痛くもない腹の探り合いをして傷の上塗りをするのはもうやめようよ。きっとどっちも悪くて、どっちも悪くなかったんだよ。写真を送れば万事解決っていうならそうするから。もう、終わりにしよう」。


こうして、約3ヶ月ぶりの僕とKのやり取りは終わりました。

虚しかった、哀しかった・・・。彼女への未練はもう全くありません。彼氏となったYへの嫉妬や恨みなんかももちろんありません。ただ辛いのは、Kが結局は僕の本当に気持ちも、最後の優しさも、何もかも理解してくれてはいなかったんだという事実。

あまりに虚しい結末・・・。もう二度とこんな恋はしない。固く心に誓います。

ありがとうございました。