ヨーロッパ少年サッカー育成事情~ポルトガルクラブに所属する息子の活動から~ -4ページ目

ヨーロッパ少年サッカー育成事情~ポルトガルクラブに所属する息子の活動から~

2021年より、ポルトガルのクラブに入団し活動している11歳、8歳の息子たち。彼らの活動からヨーロッパの少年サッカーの現状と日本との違いなどなどを子どもたちの記録とともにお伝えしていきます!自身も日本でコーチとして活動していたので、気づくことが山ほどです。

 

  好きこそものの上手なれ

 

 

大好きなコトだから

もっと向上したくなる

 

 

大好きなことだから

勝手に一生懸命になれる

 

 

大好きなことだから

続けられる

 

 

 

このブログでは主にサッカーについて

記していますが、

 

何にだって共通していることだと思います。

 

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育成段階におけるコーチの役割って何でしょう?

 

・技術を伝えること

・戦術を教えること

・人間教育をすること

 

などなど、いろいろあると思いますし、

 

きっと、どれもその通りなんだと思います。

 

 

でも、最初の数行に立ち戻ると、

 

結局は、

その動機が作られないと伸びていかないんだと思います。

 

 

 

つまり、選手が

 

サッカーを楽しいと感じられること

サッカーを好きになること

 

これがあることが大前提なんだと思います。

 

 

 

すなわち

コーチの役割として

 

・選手のモチベーションを高めること

 

も大きな要素の一つであると思います。

 

 

 

 

一枚の写真があります。

これは、毎週の公式戦、試合前のモノで

 

 

これがその写真です↓↓↓

 

このブログで何度も触れていますが

ポルトガルの公式戦は

まさに「プロと同じ」です。

 

 

 

試合が始まる前、

 

選手たちはロッカーに入り、

 

ロッカールームは、こういう状況で選手たちを迎え入れる。

 

 

自分が選手で

これを目のあたりにしたらどう感じるでしょう?

 

 

おそらく誰もが

 

スイッチが切り替わり

高揚感に包まれ

やる気が漲ってくるんじゃないかと思います。

 

選手になることを夢見る子どもたちに取ったら

もう最高の瞬間ですよね。

 

 

そして、

 

目指す場所がよりクリアになり

身近に感じ

次のステップへとつなげる原動力

 

になっていくんじゃないかと思います。

 

 

ポルトガルのコーチたちは

 

こんな風にして

選手たちのモチベーションアップ

 

につながることを何気なくしてくれています。

 

 

 

 

 

自身の経験でも感じますが

 

コーチをしていると、ついつい先を急ぎ

 

ボールコントールや

パスの使い方

シュートの仕方

 

など

技術的なことや戦術的なコト

にフォーカスをあててしまいがちです。

 

 

ですが、

こんな風にして選手たちの

気持ち、モチベーションの部分にアプローチする

 

 

こういうことが本当に大切なんだということを

ポルトガルに来て感じさせられました。

 


 

日本では

ロッカーがある場所で試合をすることがほとんどないので

同じ環境を作ることはもちろん難しいですが、

 

 

選手たちの

やる気や向上心を引き出す

ためにどんなことが出来るか。

 

 

そういうことを考え、工夫し、実行していくこと

 

これも育成段階の指導者には非常に重要なことだと

気づかされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

公式戦って言うとどんなイメージでしょう??

 

日本だとおそらくそれはトーナメントで

 

 

雰囲気はさておき

 

「絶対に勝たなくてはいけない!」

 

っていうイメージかなと思います。

 

 

ポルトガルでは

 

公式戦は毎週実施されていて

 

基本的には地域の協会が主催するリーグ戦

 

これが、公式戦⚽

 

 

そして、

 

リーグは同じくらいのレベルのチームで構成されている

 

 

つまり、日本で言えば

 

J1、J2、J3

 

のようにカテゴリー分けされ

 

かつ

 

地域に特化しているのでコンパクトに会場がまとまっている

 

すなわち

 

・明らかに実力違いの大差の試合は生じない

・試合のための移動もそこまで遠出にはならない

 

と言うことです。

 

 

そして、なんといっても

 

極めつけはその雰囲気の作り方

 

 

以前にも触れたと思いますが

 

一言で言って

 

プロと同じ!!

 

なんです。

 

だから、

 

子どもたちのモチベーションは上がるアップ

もっと活躍したくなる爆  笑

 

 

一方で

 

「負けたら終わり」

 

という変な緊張感がないからこそ

 

 

もっと自由にプレーできるびっくりマーク

もっとサッカーが楽しくなるびっくりマーク

 

 

という好循環になりますね👍

 

 

こういう向上心をもたらすような

メンタル的なアプローチを選手たちにすること

 

これこそが公式戦の役割なのかなぁと感じますね⚽

 

 

雰囲気についての

詳しくは、こちらのブログをどうぞ↓↓↓

 

コレをすればプロになりたくなる!? 公式戦の雰囲気は最高 ~ポルトガル少年サッカー育成現場から~ | ヨーロッパ少年サッカー育成事情~ポルトガルクラブに所属する息子の活動から~ (ameblo.jp)

 

 

 

週末、兄弟そろってホームで試合がありました。

 

結果は、

 

長男・・・ 5-4 win(1ゴール2アシスト)

 

二男・・・ 4-2 win(1ゴール2アシスト)

 

 

ということで、

 

二人仲良く1ゴール2アシストでした。

 

 

 

 

ところで、最近

二男のチームですごいなぁ

と思うことが一つあります。

 

 

それは…

 

コーチたちの先見の明、とでも言いましょうか

 

 

このところ、ある選手が急成長しました。

 

 

この選手、昨シーズンからコンスタントに

召集されていた選手だったのですが、

 

 

正直、

昨年時点では

確かにディフェンスでは活躍しているんだけど、

それ以外は…

 

ゆえに、

「もっとすごい選手いるんだけどなぁ」

なんて個人的には感じていました。

 

それでも、昨シーズン呼ばれ続けていました。

 

 

それが、今シーズンに入り、

当初、呼ばれない時期が続きました。

 

 

そして、半年ほどそんな時期が続いた後

再び呼ばれ試合に出場しました。

 

 

すると、

明らかに成長している姿を見せ

 

目に見えた活躍をつづけました。

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時には、最終ラインでボールを奪い

そのままドリブル、最前線まで一人で持ち運ぶ

なんてスーパープレイまで見せてくれ、

 

 

当初からのディフェンス能力に

明らかにドリブル能力が備わったことを見せていました。

 

 

以来、彼は召集され続け、毎試合活躍を続けています。

 

 

つまり、

コーチたちは昨年時点から

 

彼の伸びしろを見つけていたのかもしれません。

 

 

そして、定かではありませんが、

 

この成長過程の中で

 

呼ばれ続ける

呼ばれない時期

練習を続け、成長

呼ばれて活躍

呼ばれ続ける

 

 

という、敢えて一度外し悔しい思いを

させることで選手の奮起を促し、成長させる。

 

ということが

 

もしかしたら意図されていたのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

そう考えると、

 

ポルトガルのコーチたちの

 

経験豊富

単に目の前のことだけでなく長い目で成長を促す力

 

を感じるとともに

 

コーチたちが

意図した育成方法をそのまま実現できる環境

 

も重要であると感じました。

 

 

こういう選手の奮起へのアプローチ

 

 

日本のクラブ環境では

なかなか召集、非召集ということができないため、

 

実現させることが難しいですが

 

 

長い目で見た育成

個々の個性に合わせた育成

 

 

こんなことを

実現できると良いなと思います。

 

 

ポルトガルの

 

日本よりもはるかに長いサッカーの歴史

そこからくるサッカーへの理解

 

それゆえに経験豊富なコーチ

 

 

この歴史の差を埋めるためにも

こうしてポルトガルのサッカー、育成

 

に触れられる機会というのは本当に貴重です👍

 

 

たとえ見えづらくても選手たちは確実に成長している

 

ゆえに

大人は急かさず、待つ勇気

 

 

をそれぞれが持つことも大事なことの一つなんだと

感じさせられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

  ごめんね泣くうさぎありがとうおねがいおめでとう🎊

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日本でも久保選手やレアルの中井くんの

ニュースですっかり有名なように

 

ポルトガルでもカテゴリーが上がってくると

だんだんと単に同じ生まれ年でチームを編成するわけでは

なくなってきます。

 

 

 

このブログでも週末の試合について

いくつか載せていますが

 

我が家の子どもたちも中々

チームに貢献していると思います。

 

 

そして、そんなことが認められてか

 

我が家の二人

 

長男、二男ともに先週ついにクラブから上のカテゴリーの

練習に参加するようにとの連絡が来ました爆  笑👏

 

 

 

でも、

やってしまった…

 

と、思っているのですが

 

そんな連絡が来るとは思っておらず

ついついメッセージを見逃し初回はすっぽかしてしまいましたガーン

 

 

と、言っても連絡が来たのは当日。

 

突然、

「今日の練習、別コーチに召集されています」

 

という連絡がお昼頃来ていました。

こんな風に突然連絡が来るのがポルトガルです。

 

と、わかっているのに見逃すのが

まだまだ海外仕様になり切れていない私です…ぐすん

 

 

息子には悪いことしたなぁ…

 

 

と、反省しきりですが

当の本人たちは

 

「あっそ、行きたかったけど、まぁいいよ」

 

と結構気楽なもんでした。

 

ちなみに、コーチたちも一度や二度練習参加

しなかったからと言って

何にも感じてません。

 

 

コーチも選手もこういう気楽さ

 

これが、

選手たちが気楽に楽しむことが出来るバックグラウンド

 

となってもいるんだろうなぁ

 

と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やるなら一生懸命に!」

 

と、言うのも確かに大事だとは思うんですが、

 

普段からひたすら力が入っている人なんていないし、

あまり普段から肩肘張っていると

イザという時に疲れてしまいますよね。

 

 

だからこそ、やる時に力を発揮できるよう

普段は少しお気楽に

 

 

が良いのかもしれません。

 

 

とはいっても、

やらかしてしまったのはワタシ…

 

ごめんね&ありがとう、子どもたち泣くうさぎ

 

そして、おめでとう🎊

 

これからもリラックスして楽しんで!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  サッカーはエンターテインメント

 

 

以前にも少し書いた気もするし、少し余談ですが…

 

 

今の子どもたちのクラブの練習時間はと言うと

 

月・火・木の週三回

 

二男 18:00 - 19:30

 

長男 19:30 - 21:00

 

です。

 

ついでに長男は、最近、自所属とは別のカテゴリーにも呼ばれてしまったため、これに

 

木曜19:30~21:00も追加されました。と言うわけで、長男は週4回。

 

 

そして、ここは海外ならではで

練習にはいつも送り迎えが必要です。

 

 

 

 

 

 

 

我が家から練習場のスタジアムまでは約2㎞。これを練習の度に往復で歩き、1回につき4㎞

 

我が家の場合、運の良いことに爆  笑笑い泣き

二人の練習時間がきれいに分かれているうえ、

 

さらに下に娘がいるため、フィールドで待機するわけにはいかず

これを3往復。

 

計12㎞を走破しなければなりません笑い泣き

 

もはや、こちらもトレーニングです走る人

 

 

 

 

 

そして、この練習の時間、たいていの子はお父さんが来ています。

 

練習をじっと見つめている👀

 

 

と思いきや、大抵の場合は、練習場敷設の売店(クラブが運営している)

 

でビールを買い、飲んで喋ってと楽しんでいます🍺チュー!!

 

 

ハッキリ言って、日本の感覚では

 

仕事は!?

 

と、言いたくなりますが、いつも必ずみんないます。

そして、その場をひたすら楽しんでいます爆  笑

 

 

ホント羨ましいなぁキョロキョロ

 

と、思う反面

 

こんな風に楽しむ環境が出来ているからこそ

 

力を入れず、子どもたちのサッカーに寄り添うことが出来る

 

つまり

 

親と言うよりはサポーター

 

に徹することがしやすいのかな、と思います。

 

 

 

 

 

週末、お休み日に

息子たちの試合を厳しい視線でじっと見詰める⚽👀

 

 

こんなのが、日本の良くある風景です。

日本にいたとき、とある”強豪”と言われるチームでは

試合中

 

お父さんたちがまるでコーチのように

 

「行け!」、「パス!」、「そっちじゃないよ!」

 

などなど、外からひたすら指示と言えるような声掛けをしていたのを覚えています。

 

 

あまりの声の多さにびっくりして、いまだハッキリと覚えて

いますが、

 

あれで、本当に子どもたちは

自由にのびのびサッカーが出来るんでしょうか。

 

 

まして、サッカーは

フィールドで一瞬で考え判断していくスポーツ

 

 

いずれ、大きくなった時、

自分で判断できる選手に成長する必要があります。

 

 

 

 

 

 

週1回、週末だけという限定

会場ではマナー良く、まして飲酒など厳禁🍺🆖

 

という、日本の現状も、必要以上にお父さんたちに熱を入れてしまう要素だとは思います。

 

 

それだけに、いつか日本でもポルトガルのように

 

楽しく、力を抜いてサポーターのように

子どもたちのサッカーを

一つのエンターテインメントとして楽しめる

 

そんな環境が出来たらいいなぁ

 

と願っている今日この頃です。

 

 

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  これも良い経験

 

 

先日、選手の成長について

 

負けない試合を続けていることを記しました。

 

 

そして

 

 

そんな時に限って

 

いわゆる「マーフィーの法則」

 

とでも言いましょうか

 

 

その後の先週末の試合で

見事に実に久しぶりの大敗をしましたガーン

 

 

しかも、相手は前回ホームでの対戦で6-1で勝っている

相手。

 

この時は、試合内容的にも圧倒していました。

 

そして、今回

 

相手のホームでの試合結果は

 

なんと、1-7

 

前回の対戦を丸々ひっくり返されたようなスコア

 

内容的にも完敗でしたガーン

 

 

どうしてこんなことが起きたのか

 

その原因の一つは、

選手たちの「慢心」だったのかな

 

と考えています。

 

 

なぜなら、試合前、前回の内容を覚えている選手たちは

明らかに楽勝ムードを漂わせていました。

 

 

そこに、前回の反省を踏まえてか

激しく強くプレスをかけてくる相手。

 

そして、通じたはずのものが通じない彼ら。

 

ここに相手の先制点。さらにはアンラッキーな失点を重ね

 

早々に2点を奪われたことで、焦りはさらに加速。

 

 

歯車はどんどん悪い方向に回り、選手たちは焦るばかりの

空回り。

 

結果的に大敗となったのかなと思います。

 

 

 

ちなみに、このチームには二男の学校の大親友がいました。

ゆえに、二男は試合前絶対に負けたくなかったようでしたが

結果は大敗。

 

 

それも手伝ってか

試合後に二男はこれまで見たことがない

大粒の涙を流していました。

 

 

ポルトガルでは試合後、選手、コーチ全員が

検討を称えあい、ベンチを出て握手などを交わすという

慣習がありますが

 

二男は、この時もベンチから動けずにいました。

 

 

すると、そこに来たのは彼の大親友。

二男を抱きしめ、握手をし、何事か声を掛けていました。

 

 

お互いのことをよく知っているだけに

試合中は、激しくマッチアップしていた二人。

 

それでも、ひとたび試合終了の笛が吹かれれば

そこからは、唯一無二の親友です。

 

そんな二男の姿に寄り添い、しっかりと目を見ながら

しばらく声を掛けてくれており

 

そのおかげか、ようやく二男も立ち上がり、涙を流しながらではあるものの、数人の相手選手と握手を交わして

試合を終えることが出来ました。

 

 

 

前回記したとおり

ここしばらく負けない、粘り強いサッカー

を続けていた彼らですが、

 

 

サッカーはやはり簡単ではありません。

 

 

勝つこと、負けないことも確かに自信をつけていくために

大事なことです。

 

 

ですが、

ここで流した大粒の涙は

 

 

気持ち一つで

 

・結果はいとも簡単にひっくり返ること

・そして、悔しい悔しい思いをすること

 

というサッカーの難しさ、奥深さをを身に染みて感じる

とてもとても貴重な経験だったと思います。

 

 

そして、二男に至っては

そこにさらに親友がいたことで、

 

より深く心に刻まれる経験になったことでしょう。

 

 

ここで一つポルトガルサッカーで良いと思うのは

ポルトガルサッカーの試合後の雰囲気です。

 

 

それは

 

どんな試合結果であったとしても、

 

試合後には

決して選手を責めず、検討を称える

ことを、

 

コーチ、保護者、相手チーム

すべての関係者が惜しみなくする、と言うこと。

 

 

こういうことが自然と行われる

ポルトガルのサッカーがあるからこそ、

 

しっかりとその日の試合結果を受け止め、

次の試合に向けて気持ちを切り替え

 

それを

次の試合へのエネルギー、向上心へと変えていく

ことが出来るのかなと感じます。

 

 

ちなみに

そんな二男は、それからますます真剣にボールを蹴っています⚽グッ

 

 

  Bom dia

 

 

先週末、そしてポルトガルでは25日(火)が革命の日で

休日でしたので、連戦でした⚽

 

 

このところの二男のチームなんですが

 

とにかくスリリングで面白い試合をしています爆  笑

 

 

試合展開的に、今日はダメかな…😢

 

と思う試合でもとにかく負けない!!んです。

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先日、4点差の試合を

怒涛のゴールラッシュで追いつく

 

という、

素晴らしいスピリットと試合を見せてくれた彼らでしたが、

 

 

土曜日も面白い試合を見せてくれました。

 

この試合、開始早々に二男の先制ゴールで幸先よくスタート

 

 

ところが、

その後、ポンポンと失点を重ね

 

結局

1-4

 

で前半を終えました。

 

しかも、見ていて良いところの少ない前半でしたので

これは久々に負けかなうさぎ??

 

と、思っていたところ

 

またまた奇跡の後半、

素晴らしいスピリット、

スリリングな試合展開を見せてくれました爆  笑!!

 

 

 

後半開始から

まったく違う展開を見せるチーム

 

勢いよくボールを前線へ運び続け、押し込む展開でスタート

 

とはいえ、相手も粘り

 

なかなか得点が奪えないまま時間が過ぎていきました。

 

 

 

それでも、何とかFKで1点を返すと

そこからゴールラッシュ!!

 

一気に同点に追いつきましたキラキラ

 

 

そして、ここで保護者からは

 

「mais umルンルン!!(もう一点!!)」

の大合唱チュー

 

 

 

この合唱に勇気づけられたのか、更に攻勢を仕掛け

 

ペナルティエリアやや外あたりに

やや強めの縦パスが入ると、

 

これに追いついた二男が相手GKとDFの二人をひきつけ

中央へパス

 

触るだけのボールをチーム2番目のゴールゲッターが

押し込み

 

 

ついに!

 

ついに!

 

逆転に成功しました!!!ドンッ

 

 

もちろん、会場の保護者達は大絶叫、大合唱チュールンルン

 

 

 

プロの会場に負けず劣らずの雰囲気で

選手たちを盛り上げます筋肉

 

 

 

 

 

その後、残念ながら1点を返され、

 

結局、試合はドローで終わりましたが

 

終了間際には、

「それ止める!?」

 

と思わず唸るほどのスーパーセーブを見せてくれた

我らがGK

 

 

選手たちは、本当に良く走り、良く戦い

 

プロ顔負け、ハッキリ言ってプロ以上に面白い

 

痺れる素晴らしい試合を見せてくれました。

 

 

 

ただ、

 

これも保護者の人たちが純粋にサッカーを楽しみ

ただただ、チームの活躍を願うサポーターでいるからこその

試合展開なのかな、と。

 

 

 

こんな風に熱烈なサポーターに囲まれているかのような

雰囲気の中でサッカーが出来る子どもたち。

 

自由に楽しく、自分らしく。

ヘンなプレッシャーを受けずにサッカーを楽しめる

 

 

こんな背景があるからこそ、

 

一年前、負け続けていたチームが

本当に負けないチームへと成長していくんだなと

実感しました。

 

 

子どもたちは、

 

自分らしく羽を広げていられるからこそ

知らぬ間に大きく羽ばたいていくんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  そっちはダメだぁ!

 

 

ポルトガルの少年サッカーを観ていると

 

試合中に

 

No~~~!!

 

というような

否定的なワードを聞いたことがありません。

 

 

 

一方で、日本での少年サッカーでは

 

「そこはダメだよぉ!」

 

というようなコーチからの声掛けをよく耳にしました。

 

 

特にバックパスだったり、

 

ディフェンスラインでのパス回しで

中央への危険なパスを選択した時に

 

よくこんな言葉を聞きました。

 

 

私自身、日本人ですので

試合を見ていて思わず

 

「そっちじゃないよなぁ」

 

と頭の中でつぶやいてしまうことはあります。

 

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こんな時、

ポルトガルのコーチたちはどんな対応をしているか

 

 

それは…

 

 

・大して気にしていない(次のプレーの集中)

・次のプレーのことを話す

・空いていた方を示して教えてあげる

 

などなど、です。

 

 

特に、次のプレーへ切り替えることが大半だと思います。

 

とにかく、プレーに対しての否定というのをしません。

 

 

 

 

このあたり、

人間の脳は否定的なコトは理解できないようになっている」

 

と、脳科学の世界でも言われています。

 

さらに、

サッカーは一瞬で判断をしていくスポーツです。

 

 

そんな時に

 

ただでさえ

 

脳が理解できない否定的なコト

 

が頭によぎった場合

選手たちは、瞬時に良い判断をしていけるでしょうか。

 

 

特に、

小さい子どもたちにとっての大人の言葉

 

一生忘れられないような想像以上に大きなモノ

 

となることがあります。

 

 

それゆえ、その一言が

 

選手にとって、

 

試合中に一生抜けない思考の軸

 

になってしまう恐れさえあると思います。

 

 

 

 

 

選手たちの声掛けはとにかく

 

プラスのもの

・自分たちで考えるためのヒント

 

というものにしていく必要があると思います。

 

 

ハートは熱く

 

でも、

 

子どもたちには温かく

 

 

まさに、そんな風に試合と向き合うポルトガルの人たちです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  身近に感じるプロ選手

 

 

昨日、家に帰ってTV📺をつけると

 

聞こえてきたのは流暢な日本語日本

 

海外生活あるあるですが、

 

こういう時、慣れ過ぎていて一瞬聞き流すも

ふと我に返り異変に気付く。そして、確認する。

 

 

と、定石どおりの行動で画面を確認すると

 

そこに映っていたのはスポルティングの守田英正選手サッカー

 

今日行われる

 

EL準々決勝2ndレグ

VS Juventos

 

に向けてのインタビューに答えていました。

 

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現地にいて

現地のテレビで直接こういうものを見ると

 

ホントに海外の地で活躍しているんだなぁ

 

となんだかより嬉しくも誇らしくもなります。

 

 

ちなみに、

我が家は先日スポルティングの試合を生観戦した際

守田選手に直接会い、少しだけ話をしてきました。

 

そんな時、

我が家の特攻隊長、二男が開口一番

守田選手に言ったのが

 

「なんで勝ったのぉ」

 

の一言びっくり

 

 

前提として、現地観戦したのは

ポルティモネンセとスポルティングの一戦サッカー

 

この一戦、守田選手は攻守に安定したプレーで、

まさに勝利に貢献していました。

 

 

試合中、何度も

「うまっ!」

と思わず感嘆したものです。

 

 

一方で、中島翔哉選手の大ファンの二男は、

元来からのポルティモネンセのファン。

 

ゆえに出てきたこの言葉…

 

 

それでも

優しく笑顔で

 

 

「勝っちゃったねぇ」

と言いながら対応してくれた守田選手でした。

 

 

いやいや、ホントありがとうございます😅

 

 

 

 

 

それにしても、現地にいてこうして生で肌で活躍を感じる。

こういう体験、経験

子どもにとってこれ以上ない刺激になる

素晴らしい経験だと思います。

 

たとえ、外国人でなかったとしても

こんな風に選手を身近に感じる機会

ポルトガルには沢山あります。

 

 

そんなところも

 

選手の成長には

大きな大きな影響を与えるんだろうなぁ

と感じるところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  実戦は何よりの練習

 

 

第2弾は

 

練習は試合でする

 

です。

 

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ポルトガルでは、プレーの選択に関して

 

ほとんどすべて子どもたちに任せているように思います。

 

 

強いていうならば、

 

守ることよりも < 攻めること

 

に重きを置くように指示しているように感じます。

 

 

 

つまり、

 

どんなに点を獲られても

 

それ以上に点を獲って勝て

 

といった感じです。

 

 

 

だから、どんなに強い相手でも

 

引いて守る

 

という選択をしているのを見たことがありません。

 

 

 

そして

 

たとえ5点取られていても

 

1点を獲った時にみんなで大喜びしますびっくりマーク爆  笑

 

 

そういう風に、姿勢が明確だからこそ

 

 

子どもたちはどんな状況でも

必死に前に前に行こうとしますし、

 

 

何度ボールを奪われても

何度シュートを失敗しても

 

 

恐れることなく、

 

 

どんどん前に行くための挑戦

遠目からでもどんどんシュート

 

 

を繰り返すんですね。

 

 

 

 

そして、

 

実戦で

 

仕掛けて仕掛けて仕掛けて

 

打って打って打って

 

を繰り返すからこそ

 

 

実戦で使える技術

 

が身についていくんだなと思います。

 

 

つまり、

 

試合という貴重な機会を

 

ゴールを決める

 

という明確な目標を持つことによって

 

最大限に価値を高めている

 

 

ということが

 

決定力の高いFWが育つ理由の一つ

 

なのかなと思います。