親はサポーター ~ポルトガル少年サッカー育成現場から~ | ヨーロッパ少年サッカー育成事情~ポルトガルクラブに所属する息子の活動から~

ヨーロッパ少年サッカー育成事情~ポルトガルクラブに所属する息子の活動から~

2021年より、ポルトガルのクラブに入団し活動している11歳、8歳の息子たち。彼らの活動からヨーロッパの少年サッカーの現状と日本との違いなどなどを子どもたちの記録とともにお伝えしていきます!自身も日本でコーチとして活動していたので、気づくことが山ほどです。

 

  サッカーはエンターテインメント

 

 

以前にも少し書いた気もするし、少し余談ですが…

 

 

今の子どもたちのクラブの練習時間はと言うと

 

月・火・木の週三回

 

二男 18:00 - 19:30

 

長男 19:30 - 21:00

 

です。

 

ついでに長男は、最近、自所属とは別のカテゴリーにも呼ばれてしまったため、これに

 

木曜19:30~21:00も追加されました。と言うわけで、長男は週4回。

 

 

そして、ここは海外ならではで

練習にはいつも送り迎えが必要です。

 

 

 

 

 

 

 

我が家から練習場のスタジアムまでは約2㎞。これを練習の度に往復で歩き、1回につき4㎞

 

我が家の場合、運の良いことに爆  笑笑い泣き

二人の練習時間がきれいに分かれているうえ、

 

さらに下に娘がいるため、フィールドで待機するわけにはいかず

これを3往復。

 

計12㎞を走破しなければなりません笑い泣き

 

もはや、こちらもトレーニングです走る人

 

 

 

 

 

そして、この練習の時間、たいていの子はお父さんが来ています。

 

練習をじっと見つめている👀

 

 

と思いきや、大抵の場合は、練習場敷設の売店(クラブが運営している)

 

でビールを買い、飲んで喋ってと楽しんでいます🍺チュー!!

 

 

ハッキリ言って、日本の感覚では

 

仕事は!?

 

と、言いたくなりますが、いつも必ずみんないます。

そして、その場をひたすら楽しんでいます爆  笑

 

 

ホント羨ましいなぁキョロキョロ

 

と、思う反面

 

こんな風に楽しむ環境が出来ているからこそ

 

力を入れず、子どもたちのサッカーに寄り添うことが出来る

 

つまり

 

親と言うよりはサポーター

 

に徹することがしやすいのかな、と思います。

 

 

 

 

 

週末、お休み日に

息子たちの試合を厳しい視線でじっと見詰める⚽👀

 

 

こんなのが、日本の良くある風景です。

日本にいたとき、とある”強豪”と言われるチームでは

試合中

 

お父さんたちがまるでコーチのように

 

「行け!」、「パス!」、「そっちじゃないよ!」

 

などなど、外からひたすら指示と言えるような声掛けをしていたのを覚えています。

 

 

あまりの声の多さにびっくりして、いまだハッキリと覚えて

いますが、

 

あれで、本当に子どもたちは

自由にのびのびサッカーが出来るんでしょうか。

 

 

まして、サッカーは

フィールドで一瞬で考え判断していくスポーツ

 

 

いずれ、大きくなった時、

自分で判断できる選手に成長する必要があります。

 

 

 

 

 

 

週1回、週末だけという限定

会場ではマナー良く、まして飲酒など厳禁🍺🆖

 

という、日本の現状も、必要以上にお父さんたちに熱を入れてしまう要素だとは思います。

 

 

それだけに、いつか日本でもポルトガルのように

 

楽しく、力を抜いてサポーターのように

子どもたちのサッカーを

一つのエンターテインメントとして楽しめる

 

そんな環境が出来たらいいなぁ

 

と願っている今日この頃です。

 

 

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