電気技術者エクレアの資格取得日記 -88ページ目

電気技術者エクレアの資格取得日記

地方在住の電気技術者です。現在は施設の電気設備管理及びリニューアル工事の設計・工事監理を担当。元電験一種受験生。スキマ時間を活用した資格試験勉強術や今までに合格した資格試験の体験記を中心に書いていきたいと思います。





昨日のことですが、電験一種二次試験の試験結果通知書が届いていました。
結果はネットで見たとおりですが、もちろん不合格。
そもそも電験は合格したら封筒で来ますから、はがき=不合格ですね。

以前はこの不合格通知をコピーして自分の手帳に貼っていたときもありました。
これは私の大学院時代の教授の影響で
す。
教授は査読論文の審査で落ちたときの不採択理由をずっと残しているとのことです。
この不採択理由をずっと忘れず、新たな論文を書いていくとのことでした。

不合格通知を貼るのはちょっと違うかもしれませんが、不合格の悔しさを忘れないためにしていました。
昨年は貼らなかったのですが、今年はまたしようと思います。
どんな失敗も成功のための糧、無駄なことはないと信じて頑張りたいと思います。
2月8日(水)に電験一種二次試験の合格発表がありましたが、この日には同時に電験二種二次試験の合格発表もありました。
こちらはというと、2,364人受験中459人合格で、合格率は19.4%でした。
合格ラインは180点満点で99点(得点率55%)とややラインが下がったようです。

合格率20%を下回るというのは、資格試験では相当合格率が低いように思いますが、電験二種二次試験の割にはやや高い方かと思いました。
今回は現代制御が出題されるなど大きく傾向が変わった部分があったので、合格率は下がるかと思いましたが、意外にも高かったですね。
合格者は変圧器の異常診断問題(問2)や電線たるみの問題(問3)などの標準問題で得点を稼げたのかもしれません。

電験一種と電験二種は通算合格率5%を下回る試験という認識です。
このことがこの試験の厳しさを表していると思います。
電験一種や電験二種が電気技術者にとって非常に高い目標のようになるのはこういうところがあるからでしょう。

ちなみに、電験一種も電験二種も毎回合格率が低いわけではなく、例えば平成20年度の電験二種二次試験の合格率30.0%のように高くなる年度もあります。
電験一種は平成27年度の17.3%、平成22年度の19.4%が合格率が高かった年度になるかと思います。
ある意味昨年度は電験一種に合格する大きなチャンスでしたが、そのレベルまで到達することはできませんでした。

今までに試験実施状況は電気技術者試験センターのホームページに公開されています。
パッと見の印象ですが、受験者の割に合格者の少なさが際立ってますね。

電験一種実施状況
http://www.shiken.or.jp/situation/s-chief01.html
電験二種実施状況
http://www.shiken.or.jp/situation/s-chief02.html
電験一種二次試験の合格発表から丸一日。
今回の試験を振り返ってみたいと思います。

正直、電験一種二次試験はこれまで受けた試験とは比べ物にならないくらい難しいです。
参考書の問題を解くときにあまりに理解できない問題は飛ばすことがありますが、電験一種の場合は飛ばす問題があまりにも多かったです。
問題を解いていても勉強が楽しいとは言い難い状況でした。
難しすぎてモチベーションを保てなかった部分がありました。

次の試験に向けて何から始めればよいのか見当もつかない状態ですが、まずは過去問の研究から始めたいと思います。
試験のおおよその傾向はつかんでいますが、この傾向を試験対策には上手く活かせていないように思います。
自身の弱点を把握し、弱点を少しずつ克服していきたいと思います。
過去問を解いて内容を理解するという資格試験の大原則を思い出していきたいと思います。

というわけで、平成29年度の参考書はまずはこちらを考えています。

電験1種模範解答集平成29年版(電気書院)


電験1種10年間模範解答集第2版(電験問題研究会)


どちらも電気書院の過去問です。
こちらをまずはできる限り解きたいと思います。

二次試験の準備も気になりますが、まずは二度目の一次試験対策です。
一から出直して頑張ります。
本日、平成28年度電験一種二次試験の合格発表がありました。
予想通りになりますが、不合格でした。
何かの間違いで合格ということがあるかもしれないと思って、わずかな期待を持って見ましたがやはり不合格でした。

今回の合格率は12.9%、合格ラインは99点(180点満点)と厳しい試験でした。
例年通りの厳しさですね。

今回の不合格で、また一次試験からやり直しです。
今まで電験三種、電験二種、エネルギー管理士などの試験を受けてきましたが、科目合格がリセットされたのは初めてです。
今回改めて電験一種の厳しさを実感することになりました。

なかなか合格するイメージをつかめませんが、電気技術者の大目標の一つとしてこれからもチャレンジしていきたいと思います。

最近読んだ本の紹介です。

人生の9割は40代で決まる(和田秀樹)


受験は要領』『大人のための勉強法』などがベストセラーとなった和田秀樹さんの著書です。
40代が迫っている私にとって非常に気になる題名であり、題名にひかれて読んでみました。
仕事の進め方、勉強の仕方など、極めて現実的な手法が紹介されています。
特に意識しようと思ったことを書き出してみます。

・テレビを疑う力を持つ。
・10年後の日本を予想する。
・本から師を探す。
・睡眠時間は削らない。
・日常レベルの人脈を大事にする。

睡眠時間については、どんな本を読んでも『睡眠時間を削って努力せよ』という人はいませんね。
仕事でも勉強でも結果を出すにはまずは健康だと思います。
また人脈については特に意識して大切にしていきたいと思います。

そして、『40代の頑張りは後から生きてくる』と書いてあったのが個人的には嬉しい言葉でした。
若く熱い気持ちを持ってこれからもチャレンジを続けたいと思います。

私が電験一種や技術士を目指す中で、このブログでほとんど触れてこなかったものがあります。
それは電気数学です。

今までも何度か書いたことがありますが、私は電気工学を理解するのに数学は補助的な手段でしかないと思っています。
電気の現象を頭で理解しないと、公式や数学の知識だけ覚えても全く役に立たないと考えています。
電気数学を気にする人ほど、数学だけで疑問点を解決できるのではないかという幻想を持ってしまっているように思います。
一方で絶対に知っておかなければならない数学の知識があるのも確かです。
電気数学とは主に以下のような分野になるでしょうか。

・根号の計算
・三角関数
・複素平面
・微分方程式
・線積分・面積分

根号の計算と三角関数の知識は電気の入門資格でもある第二種電気工事士でいきなり必要になってきます。
高校生が二種電工に合格しているのを見ると、正直すごいと感心してしまっています。
複素平面は無効電力の計算の考え方で使うので、第一種電気工事士以上ではずっと必要な知識です。
また虚数のパラメーター表示については電験一種で必要です。
微分方程式、線積分・面積分などについては電験二種以上で必要ですが、こちらは私もあまり自信がありません。

ちなみに私は複素平面については大学で初めて習いましたが(私の少し後の課程では高校生で習っています)、虚数が実際の工学に活用できることが大変な驚きでした。
なんせ、世の中にない数字を使って実際の世界の計算に活用するわけですから。
世の中にない数字を活用して電気工学が発展していったと思うと胸が熱くなります。
虚数単位は通常はiになりますが、電気工学ではjを用いるということも衝撃でしたね。
(電気工学ではiは電流を表すため。)

電気数学の知識は各参考書で結構詳しく書かれているので、それを読めば電気現象とともに理解できるというのが私の考えです。
それでもやはり電気数学を勉強したいという方には次の本がおすすめです。

マンガでわかる電気数学(田中賢一)


まんがで覚えるのはどんな試験でもおすすめの方法です。
これが電気数学分野でも出ているのでこれを使わない手はありません。
一度ご覧になってください。
先日書きました電験二種一次試験の参考書に引き続き、二次試験の参考書についても書きたいと思います。

二次試験は記述・論述形式になり、パッと見でもかなり難しく感じます。
それでも過去問を解いていくとわかるのですが、頻出問題というのは決まっていて、対策を立てやすい部分もあります。
この試験に向けて気を付けるべきことをまとめました。

【電力・管理】
・送電におけるパーセントインピーダンス計算、水力発電の計算、火力発電の計算がよく出ます。
・論述問題は避けられがちですが、二種の論述は意外にも基本問題が多いように思います。論述問題は知っていたら確実に点が取れるので、捨てずに勉強するべきだと思います。

【機械・制御】
・変圧器、誘導機、同期機のうち1問が出題されることが多いです。
・3問目はパワーエレクトロニクス、4問目は自動制御が出題される形式がずっと続いています。
・ここ数年論述問題は出ていないので、こちらは論述問題は思いきって捨てていいと思います。
・自動制御問題は演習で対策を立てやすいのでおすすめです。ただ、H28年度は過去に一度も出題されたことのない現代制御が出題されており、油断なりません。

これらのことを踏まえて次の参考書をおすすめします。

電験二種二次試験の徹底研究(新井信夫)


私はこの本で合格したと言っても過言ではありません。
(私はこの第2版の前の初版を使いました。)
何よりも大事な過去問の演習になりますが、詳細な解説で試験合格のために必要な知識をほぼ全てカバーできます。
これを何周かしてきちんと理解できれば本番で十分対応できると思います。

キーワードで覚える!電験2種二次論説問題 (植田福広)


上の気を付けるべきことでも書きましたが、論述問題は知っていれば確実に得点源になります。
計算問題は過去問と同じ出題形式でも、ちょっと変えられた条件だけでわからなかったり、計算ミスなどのケアレスミスも考えられます。
なので、論述問題は捨てずに勉強するべきでしょう。
私はこの本は電験二種二次試験終了後に技術士試験対策として購入しました。
これ一冊を読むだけで、電験の論述対策だけでなく、電気設備全般について広範囲かつ深い知識を身に付けることができます。
来週の水曜は電験一種二次試験の合格発表です。

今回は合格しているとは到底考えられないのですが、なんだかんだ言っても合格発表は気になります。
私の感触ですが、今年度の問題は平成27年度ほどではないにしても解きやすいレベルだったのだと思います。
合格点は108点(180点満点)、合格率はそこそこ高めではないでしょうか。
その解きやすいと考えるレベルで解けなかった私はまだまだ努力が足りませんね。

今回不合格ならまた一次試験からやり直しになります。
今年の受験計画をいろいろ考えていますが、再度チャレンジしようと今は考えています。
やはり電気技術者にとって電験一種は憧れの存在ですね。
いつかたどり着きたい目標です。
最近読んだ本の紹介です。
電気技術者にとっても重要な耐震に関する本です。

耐震・制震・免震が一番わかる(高山峯夫)


電気技術者にとって、建築は切っても切れない存在です。
電気設備は建物があって初めて能力を発揮できるわけですから。
その中でも特に耐震というのは常に意識しなければならない事項だと思います。
私が現在の仕事に就いてから10数年がたちますが、中途半端だった耐震の知識を身に付けるためにこの本を読みました。

初心者でもわかるように丁寧な説明で書かれている本です。
初心者向けの本と言いながら意外と高度な内容にも触れていますが、その辺はざっと読み流しました。
耐震・制震・免震の違いはよく分かりましたし、前から気になっていた免震改修工事についても細かな説明がありました。
これを踏まえて電気設備の耐震施工も勉強していきたいと思います。

東日本大震災で福島第一原発は電源喪失によりメルトダウンを引き起こしましたが、このうち1号機の電源喪失の原因は主遮断装置が地震の揺れで倒壊したことが原因のようです。
もし、耐震施工がなされていれば(耐震施工された上で倒壊したのかもしれませんが)、メルトダウンという大事故を防げたのかもしれません。
災害時のエネルギー対策を考えるには、まず耐震施工があってこそだと思います。
電気設備だけでなく関連する様々な技術を広い視野を持って見ていきたいと思います。

最近読んだ本の紹介です。

30代の論語(齋藤孝)


今年はできるだけ多くの古典を読むということで、まずは孔子の論語を読んでみました。
齋藤孝さんの解説で、現代に生きる30代をターゲットにわかりやすく書かれています。

論語は約2,500年前に生きた孔子の言葉を集約した本ですが、この考え方が現代にもそのまま当てはまっているところに驚かされます。
文明が発達しても人間の本質的な部分は変わっていないのかもしれませんね。
この孔子の考えが幾多もの歴史を乗り越えて支持されてきたというのは凄いことだと思います。

学問への心構え、日々の成長の大切さなど、30代サラリーマン中心世代が意識するべきことが多く書かれています。
特に『三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る』『知らざるを知らずと為す、是知るなり』など、私にもずしりときますね。
論語についてはまたいろいろな角度から読んでみたいと思います。