電気技術者にとっても重要な耐震に関する本です。
耐震・制震・免震が一番わかる(高山峯夫)
電気技術者にとって、建築は切っても切れない存在です。
電気設備は建物があって初めて能力を発揮できるわけですから。
その中でも特に耐震というのは常に意識しなければならない事項だと思います。
私が現在の仕事に就いてから10数年がたちますが、中途半端だった耐震の知識を身に付けるためにこの本を読みました。
初心者でもわかるように丁寧な説明で書かれている本です。
初心者向けの本と言いながら意外と高度な内容にも触れていますが、その辺はざっと読み流しました。
耐震・制震・免震の違いはよく分かりましたし、前から気になっていた免震改修工事についても細かな説明がありました。
これを踏まえて電気設備の耐震施工も勉強していきたいと思います。
東日本大震災で福島第一原発は電源喪失によりメルトダウンを引き起こしましたが、このうち1号機の電源喪失の原因は主遮断装置が地震の揺れで倒壊したことが原因のようです。
もし、耐震施工がなされていれば(耐震施工された上で倒壊したのかもしれませんが)、メルトダウンという大事故を防げたのかもしれません。
災害時のエネルギー対策を考えるには、まず耐震施工があってこそだと思います。
電気設備だけでなく関連する様々な技術を広い視野を持って見ていきたいと思います。