18冊目となる『伝わる!バズる!稼ぐ!文章術』(秀和システム)を出版しました。
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読者は行間を読まない。つまり精読しないものと考えて下さい。そのため読者には拾い読みしても全体がわかる文章を書かなければなりません。
現代人はみんな忙しいので、じっくり文章を読んでいる時間はありません。そのため文章の大半は斜め読みで、必要ない部分は容赦なく飛ばし読みされます。
忙しい人たちのために、まずは読者の「興味を惹くタイトル」。次に、「なぜこの文章を読む必要があるのか?」を考えて、あとはキーワードだけ拾い読みしても全体がわかる文章を書くことが大切です。
× 朝食に食べたい簡単副菜10 選
〇 たった3 分でできる朝食お手軽レシピ10 選
× 簡単な株式投資入門
〇 初心者でも1 年目から○万円以上稼げる投資法
夕食前の買い物に出かける主婦や、通勤途中のサラリーマンなど、時間がない人が目にすることを前提にタイトルを考えたとしましょう。たとえば「朝食に食べたい簡単副菜」と書くと、よっぽど副菜に興味がない限りは読まれません。
しかし、「忙しい朝」「たった3 分でできる」と入れることで、一気に主婦層の興味関心を惹きつけることができます。なぜなら、夜に比べて朝はより忙しく、にもかかわらず毎日あれこれ頭を悩ませながら朝食のおかずを考えている人が多いからです。忙しい主婦に向けて「5 分でできる副菜」を提案できたら、かなり食いつきますよね。
「株式投資」についていえば、「超簡単、初心者、1 年目から○万円稼げる」とすることで、株式投資へのハードルが一気に下がります。仮に株にまったく興味がなかったとしても、「もしかしたら自分も稼いで得できるかも」と思わせることができるのです。
読者に「自分のことだ」と思わせることも大切です。「じっくりと読まない相手」をどう惹きつけるか?「あるあるネタ」を入れて「これは自分のことだ」と思わせること。さらに「読者が考えている」ことを裏切ること。たったこの二つを意識するだけで、読者に「えっ!?」と思わせ、最後まで文章を読ませることができます。
読者は文章を精読しないものと考えて下さい。そのため拾い読みしても全体がわかる文章を書かなければなりません。読むか読まないかの選択権は読者にあるのです。
<文章術関連のまとめ記事>
尾藤克之(BITO Katsuyuki)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員
※18冊目となる『伝わる!バズる!稼ぐ!文章術』(秀和システム)を出版。
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3位 【削ぎ落とすテクニック】言葉はシンプルにどんどん削ぎ落とせ!
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