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監督ブログ  wecker

「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

大垣、豊川のイベント(舞台挨拶)も無事終わりました。

参加された方々、ありがとうございます!


画像つき詳細レポートを送ってくださったヴェっかーりんさん、ありがとうございます。

ここにそのまま載せたいぐらい(笑)です。


りんさん夫妻のように同じ趣味、目的を持って二人で全国行脚できたら楽しいだろうなぁと思います。

いや、計り知れない苦労はおありだと思うんですが。


僕は基本どこへも一人で行くし、なんでも一人でやる。一人でやりすぎる。

仕事上も、もちろん人生においてもパートナーは必要です!

ずっと「ひとりで」外国に住んでて痛感!!


さて(笑)本題の山沖勇輝くん。

渋谷に続き、大垣、豊川のイベントにも参加してくれました。(藤波心さん、主題歌歌手の西内麻衣さんもですが)

山沖くん…おっきーはヴェッカー初の舞台「ヴェッカーSIGHT」で主役の時空刑事シンを演じてもらい、その好演ぶりを見て今回の映画の「真の主役」ともいえる北島隼人役に推薦しました。


舞台も、映画撮影ももう1年半以上前になる訳ですが、舞台裏においても、撮影時の舞台裏においても、率先してスタッフの手伝いをしてくれていたのを思い出します。

誰とでも一瞬で仲良くなる…これはもう特技ですね。


何をやらせても(悪役を演ってた事もありましたね)キチンと出来る役者なんですが、シンのような真っすぐでちょっとおバカなヒーロー役がいちばん似合ってるんじゃないかと思います。


映画の中ではラブシーン(というほどのものではない)にはちょっと苦労してましたが、ほぼ難なく(なんと初)映像芝居をこなしてました。舞台経験の多い俳優さんって映像で撮ると芝居が大きすぎたりすることが多いんですが、おっきーくんが自然に演ってましたね。こっちがOK出してるのに何度も自分からリテイクを申し出たりもしてました。


映画を(最後まで)観てくださった方は、隼人を…おっきーくんを好きになってもらえたんじゃないかな、と思います。


今度は「サクラ大戦」にご出演とか。観たいなぁ!


山沖勇輝、もっともっと「おっきな」役者になって行くと思いますよ。


僕もしばらく女の子まみれ(笑)の舞台演出ばかり演ってた(;^_^Aんですが、おっきーや紅葉美緒くん、磯貝龍虎くん、八戸亮くんのような才気あふれる青年たちとまた仕事したいなぁと思います。


…という事で絶賛(?)公開中の「デッドリー・ナイトシェード」(「DNSでもいいです)。今日は(平日なのに)大垣、豊川のイベントです。

お集まり頂いた(ている)皆さん!ありがとうございます!!


スケジュールを大繰り合わせ中ですが、やはり今週は帰国できそうにありません(ノ_-。)

山沖くんや、皆さんにも会いたかったなぁ…


因って公開が始まった「009」も観れるかどうか…

12月公開の「007」は観れそうですが(ダニエルグレイヴにやっと慣れたのでこっちも楽しみ!


「009」は制作方法(3D→2D)も、いま中国でトライアルしている事と同じ(世界の常識ではアニメはフルCGが当たり前)なので、参考にしたいので観たい!んですが…。

その前のトライアルである「実写+CG」作品の大追い込み中なので…。


相変わらず何をやっているのか具体的に書けないんですが(;^_^A…なんか妄言を語っているようですね(笑)


「009」を観た方は映画そのものの感想というより、見た目の印象(CGの違和感?)とかを教えて頂けると嬉しいです(758さんメールありがとう!)

予告を観た限リ、僕は好印象です。



「00」つながりでもないんですが「仮面ライダ000」じゃなくて「ガンダム00」、撮りだめして2,3本しか観てなかった(最初の3本でくじけた)…を土日を使って1s2s全話(計50本)観ました。

畑澤はやはりヒマなのか?と思われるかもですが(笑)どんなに忙しくても土日は休みなんで…。


全話観た…という事は面白かった、という事です。

ついでにMGエクシア・トランザムモードとMGダブルオーライザー(組むのが超面倒だった!)も作ったぐらいだし!


ヒトの革新、強化人間といった「ガンダム」のキーワードをオリジナルストーリーに中に織り込み、実名の国名や地名(わが広州も出てきた!)を使い、この世界の地続きだと感じさせる(実際西暦を使っている)

緻密に作りこまれた設定。けっこう物語とリンクしているガンプラ(勝手)設定…

全話観てこそ感じられる見事な構成力でした。


惜しむらくは感情移入出来るキャラがいない。セルゲフ(悪ヒロイン→味方ヒロインのソーマ・ピーリスの上司のおじさん)ぐらいかなぁ(笑)。

萌えられる(好きになれる)女子キャラもいない(悪側だった頃のソーマぐらい)。


ガンダムってそもそもキャラ萌えじゃないんじゃ…とも思いますが。

MSはエクシアが美しいし、カッコいいと思いました。ただ歩いている姿が一番カッコいい!


やっぱり手描きでガシガシ動くロボットってイイですね!

僕はフルCGアニメ肯定派(仕事だし)ですが、観るだけならやっぱり手描きアニメがいいなぁ!と実感。

●十時間観続けても疲れないしね。


余談ですが「プトレマイオス=トレミー」の名前はこれから採ったんじゃないです。偶然です。

作中時々「トレミー」と言われるとドキっと(なぜか)しますが。


連投3つめ!今日はこれが最後。そして最長(笑)


繰り返し書くようだけど、僕は根っからの東映ヒーローファンであり、「宇宙刑事」はともに(勝手に)青春を駆け抜けたヒーローだった。


その憧憬から「時空刑事」なるヒーローを創り、その際に(なぜか)東映本社にご挨拶にまで行った。

Sさんに「お互い頑張りましょう」と言われた事を今も忘れない。

そしてその言葉に縋り、今も「時空刑事」を創っている。


「宇宙刑事ギャバン」が去年「ゴーカイジャー」のゲストとして銀幕に復活(というか初登場)!当時はその事実だけに胸躍らせた。

当時の記事にも書いたけど、ギャバンの…烈ちゃんのちょっとした行動や微妙に違う演出のタイミングの違いが妙に気になった…ぐらいで、自分の中でも喝采を持って受け入れられた。


そして先日、満を持して公開された「宇宙刑事ギャバンthe movie」

すみません。

試写を観せてもらった立場上、基本提灯記事しか書いてはいけない(ということ自体が問題発言?)んですが、一応、イチファンとして思った事書いておきます。


あ!ねたバレ注意!でもあります。


これは監督のはしくれの畑澤某ではなく、30年前彼ら(宇宙刑事たち)に救われた少年の挫言です。


少年が30年後再会した「宇宙刑事ギャバン」は別の人だった。

2代目が出てくるから…という訳ではなく。

これが感想。


今回の映画のテーマ?は大人向けらしく(苦笑)「恋愛」である。

宇宙刑事シリーズにはいちばん不似合いなテーマだとまず感じる。


新ギャバン(に既になっている青年)は「俺は大切な人(女)を守りたくて宇宙刑事になった!」と旧ギャバン(?)に断言する。

旧ギャバン(?)はそんな彼を叱咤する。

「そんな事でいいのか?個人の感情は捨てて、地球のために、宇宙のために戦うのが宇宙刑事だ!」…と叱咤してくれるんだと(勝手に)思い込んでいたが

「女ひとり守れなくて、何が宇宙刑事だ!」と叱咤するのである。


かつて「宇宙刑事」の原作者と言える上原正三さんが「宇宙刑事は道端に咲く花一輪に命をかける」と語っておられた。

若かった僕はその意味がわからず、もしかしたら「好きな女を守るために命をかける」方に素直に感情移入できたかもしれない。


でも、宇宙最強の力をその責任と共に託された個人である宇宙刑事は、見知らぬ人や、花や木でも災難に合っているいるものは助ける!ものなのだ。


自分自身と周辺の人たちのために戦う最近の仮面ライダーや、そもそも正義のための戦いができない時空刑事とは違うのだ。


そして…前も書いたけど「ギャバン」はお父さんが息子につけた「本名」なんだから。しかも本人は現役で活躍中なのに名前を譲っちゃイカンでしょ?


こんな風に感じてしまったのは僕だけかもしれない。

音楽のアレンジやアクション、演出が違うのとかは、もはやどうでもいい(気にならない)。

伊賀電や沢村大がいなかった事になっている(シャリバン、シャイダーが二代目だという説明は劇中に一切ない)事も、本作そのものには関係ない(当事者の気持ちを考えると遺憾ではあるけど)…というか作劇上二人とも出る必要はまったくない。


それより!


「仮面ライダー」が昭和の放映本数をはるかに越え、もはや別のキャラクターとして生きている(そしてそれはそれとして面白いと思って観ている)のに比べ、「宇宙刑事」はかつての主役をそのままの役(名)で引っ張り出し、そのままの姿で「復活」させたのだから…

キャラクターが持っていたスピリッツもちゃんと継承して欲しかった…と思います。


「そうさ誰より強くやさしい♪スーパーヒーローぼくらのギャバン!」を!


十分継承してたじゃないか!?という意見も多いでしょう。

願わくば僕も続編…テレビシリーズと続いて欲しいと思います。


でも、(今の)「仮面ライダー」と違うヒーローにしないと、もはや見た目はメタルヒーローも仮面ライダーも同じなんだから(笑)。意味無いと思いますよ。


僕も微力ながら作品を発表している立場だし、あまり余所の作品の評価的な事は書きたくないんだけど、

今回ばかりは書かずにいられませんでした。

関係者の方(は読んでないと思うけど)、ファンの方、気を悪くされたらごめんなさい。


でも、俺はこの映画を観て「頑張らなきゃ!」と思ったよ。

「ジャンパーソン」観て、「頑張らなきゃ!」と思ったように(笑)。




次回に!と先送りしつつ続投。

やっぱり畑澤はヒマなのか?

2回に分ける必要ないじゃん!とも思いつつ(笑)。


前回記事に「キャラクターと俳優さんを同一視してしまう」と書いた。

さらに「キャラクターが自分の中で一人歩きしてしまう」事もあるだろう。


続編が待望される人気作は特に。

16年待たされて、途中「特別編」という再編集版を挟んでようやく制作されたのが「スター・ウォーズ ファントム・メナス」だ。

(このへんは映画「FANBОYS」に詳しい。←面白い!)


世界中が待ち焦がれ、世界中が劇場に押し寄せ(というのはファンとしてのやや誇張表現)、そして観終わった後、世界中が沈黙した。


「ファントム・メナス」は悪い映画ではない(と思う)10年後に再見して改めてそう思った。


ただみんなが期待していた、想像していたものと、少しずつ違ったのだ。

作品に思い入れが強いほど、また妄想力が大きいほど、続編への期待と現実との落差にショックを感じる。


…そんな「ファントム・メナス現象」(と勝手に名付けた)が映画やドラマの続編を観た時、時々起こるのだけど…


30年待ち、当時のアクション監督によって監督された「宇宙刑事ギャバン」の正統続編映画にも、それを感じてしまった。


かなりスケールは下がる(卑下)が、わが「デッドリー・ナイトシェード」にも同じ事が起こったのではないか?

…と危惧する。


16年や30年とかいうスケールではないけど、待ってくださっていた方にとっては待ち続けた作品…だったかも…だし。



「宇宙刑事ギャバン」も悪い映画ではない…と思う。


同列に並べるな!と怒られるかもですが


「デッドリー・ナイトシェイド」も悪い映画ではない…と思う。


でも、並の作り手(?)よりも作品を深く理解し、愛しているファンの想像(妄想?)方が、実際の作品の数倍、数万倍面白い…事が少なくない。


同人誌を見てみてもね。


並の作り手としては(笑)、これを越えなければならないのだけど…。


ずっと師に言われ、自分でも反芻し続けている言葉「予想を裏切リ期待に応える」作品を作らねば…

と思う。


「ギャバン」の具体的な感想に関しては長くなりそうなのでさらに次回。

イチファンの妄想からなるただの感想文です。


…これが「聞く」方はいちばん怖いんだけど(笑)。



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関西へ帰った時に習慣的にかき集めていたチラシの中にあったもの。

神戸市立博物館のチラシ。

なぜか「るり香?」と思ってしまった。


似てるかどうかは主観だと思うけど…

僕は彩月貴央さんに…というか、夏沢るり香に似てる、と思った。


17世紀オランダのフェルメール作の「真珠の耳飾りの少女」という絵画です。


「ノエルサンドレ」で消滅し、「エトランゼ」にもいなかったるり香。


もしかしたら一人、近い時代、近い国で誰かが「見つけて」くれるのを今も待っているのかも。

そしてこれはそのサインなのかも?


そんな妄想が駆け巡る。


「シグナ」最終巻で彼女が夢見たのは未来で(この時代に残った)自分を見つけてほしい、という事だったし…。


ヲタの感性(?)として、映像の中でキャラクターとして存在した女優さん、俳優さんは自他作問わずそのままいつまで経っても「キャラクター」として観てしまう。

女優さん、俳優さんには迷惑な話だろうけど。

そんなわがままな視点から、先日鮎川穂乃果さんに久し振りに会った時も、どこかで「えみりちゃん」を期待している自分がいた。


「仮面ライダー」とか「宇宙刑事」ぐらいメジャーな作品でも(だからこそ?)そのキャラクターのイメージで見られ続けるのはイヤ(な時期もある)らしい。


「シグナ」のDVDの最終巻あたりに書いたと思うけど、るり香やえみりたちはあの時期、彩月さんや鮎川さんと幸せな出会いをしたのだ。


今はそれぞれの人生を、自分なりに生きているんだと思う。


いつかはるり香を見つけに…そして10年以上戦国の世に放ったらかしの(笑)ユリーも助けに行ってあげなきゃいけないかもだけど。



そろそろ「ギャバン」の感想も書かないとなぁ…(もう日本では絶賛公開中!ですよね?)

なんとなく書きにくいのは(ネタばれもあるけど)「デッドリーナイトシェード」を観てくださった方が感想を書きにくい気持ち(?)に似てるかも…。


次回は書きます。

タイトルは決まってるの(笑)

「ファントムメナス」