ファントム・メナス | 監督ブログ  wecker

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「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

次回に!と先送りしつつ続投。

やっぱり畑澤はヒマなのか?

2回に分ける必要ないじゃん!とも思いつつ(笑)。


前回記事に「キャラクターと俳優さんを同一視してしまう」と書いた。

さらに「キャラクターが自分の中で一人歩きしてしまう」事もあるだろう。


続編が待望される人気作は特に。

16年待たされて、途中「特別編」という再編集版を挟んでようやく制作されたのが「スター・ウォーズ ファントム・メナス」だ。

(このへんは映画「FANBОYS」に詳しい。←面白い!)


世界中が待ち焦がれ、世界中が劇場に押し寄せ(というのはファンとしてのやや誇張表現)、そして観終わった後、世界中が沈黙した。


「ファントム・メナス」は悪い映画ではない(と思う)10年後に再見して改めてそう思った。


ただみんなが期待していた、想像していたものと、少しずつ違ったのだ。

作品に思い入れが強いほど、また妄想力が大きいほど、続編への期待と現実との落差にショックを感じる。


…そんな「ファントム・メナス現象」(と勝手に名付けた)が映画やドラマの続編を観た時、時々起こるのだけど…


30年待ち、当時のアクション監督によって監督された「宇宙刑事ギャバン」の正統続編映画にも、それを感じてしまった。


かなりスケールは下がる(卑下)が、わが「デッドリー・ナイトシェード」にも同じ事が起こったのではないか?

…と危惧する。


16年や30年とかいうスケールではないけど、待ってくださっていた方にとっては待ち続けた作品…だったかも…だし。



「宇宙刑事ギャバン」も悪い映画ではない…と思う。


同列に並べるな!と怒られるかもですが


「デッドリー・ナイトシェイド」も悪い映画ではない…と思う。


でも、並の作り手(?)よりも作品を深く理解し、愛しているファンの想像(妄想?)方が、実際の作品の数倍、数万倍面白い…事が少なくない。


同人誌を見てみてもね。


並の作り手としては(笑)、これを越えなければならないのだけど…。


ずっと師に言われ、自分でも反芻し続けている言葉「予想を裏切リ期待に応える」作品を作らねば…

と思う。


「ギャバン」の具体的な感想に関しては長くなりそうなのでさらに次回。

イチファンの妄想からなるただの感想文です。


…これが「聞く」方はいちばん怖いんだけど(笑)。