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監督ブログ  wecker

「時空警察ヴェッカー」シリーズの原作・監督 畑澤和也の個人ブログです。
現在中国広東省で活動中

「デッドリーナイトシェード」

20日から各地で公開が始まっています。

29日には大垣、豊川でイベント(舞台挨拶)をやるそうです。


常連の方(^-^)/はもとより、はじめてメールをくださる方も増えてきました(コメントくださればいいのに)。

概ねの好評価は「わかりやすい、みやすい」というところでしょうか?映画と舞台というメディアの違いも

ありますが、僕自身が単純な構造の話が好きだからです。

舞台の方も話の構造自体は簡単なんだけど、登場人物が多いから…。

裏を返せばも「ものたらない、つまらない」という事になるんですが(;^_^A


ラストの「その」瞬間のために物語はほぼ一直線に進んでいきます。


半年以上にわたる(しかもかなり飛び飛びの)撮影。よく感情表現が繋がっていると思います。


シオンの無表情な表情。これを持続するのは大変だったと思います。

レンの常にハイテンションで喋りまくる…これは本人とのギャップでたいへんだったでしょう。


そして沢口の漂漂とした中に潜む狂気…2度目から観直すと随所に見られるハズ。


…そして北島隼人くん。彼は後世の時空刑事シンかもしれない。そしてシンは(フランス革命事件の)30年後シドヨーハン(黒部進さん!)を凌ぐ時空警察長官になるらしい。


え?隼人って…!?


見えなかった事件の裏側が、少し見えて来ませんか?

沢口がなぜ…?劇中にもいろいろ伏線はありますが、「それはあくまできっかけであり」「本当の理由は別にある」のです。


その「別にある本当の事件」を追って各時代から時空刑事たちが集結する!それはすべての未来につながる「始まりの」事件だから…。

そんなシナリオを同時進行で書いていました。ずい分前の某特撮ニュータイプ誌上で発表した事もある構想ですね。タイトルは「ディメンションクロスオーヴァー」…そのままの内容でした。

でももうそれはもう皆さんの想像の中で…という事で。


隼人を演じた山沖勇輝くん。しばらく会ってないけど、さらにイイ男になったんだろうなぁ…

隼人は僕の分身であり憧れの人。おっきーくんは十二分に役目を果たしてくれていると思います。


29日イベント(平日やん!)にはおっきーくんも来てくれるらしい。

おっきーに会いたかったなぁ…

お近くの方はぜひ彼の勇姿を見に劇場へ脚をお運びください。



…てか、マジに俺は次いつ帰れるんだろうか…((^^ゞ(^^ゞ

……てか、帰れるんだろうか(・・;)(・・;)(・・;)

明日から

愛知、名古屋、岐阜、福山、金沢、福井、小倉で公開されます!

僕の作品としては東京以外で公開されるのは(ハイぺリオンの大阪イベントは特例として)初めてです。

なぜ肝心の(苦笑)大阪、神戸(そして京都!)でやらないのか、というとコロナワールド(というシネコン)

が無いからですね。


ホントは公開にかこつけて全国行脚をしたかった(行ったことほぼ無い街ばかりだし)です。

現在、最後ぐらいに間に合うように鋭意スケジュール調整中ですが、こっち(中国)の仕事も佳境で…。


毎日(PC上の)小さな画面で見いっては、ひたすら反省する事しきりです。

シナリオにはあったけど撮影できなかったシーン

撮影したけど使えなかったシーン

…もともと2時間以上の尺があぅたものを90分にしているのでテンポがよく見やすい(と言われる)んですが、もうすこし伝えたかった、見せたかった部分も多いです。

でも、いつもより(?)「映画」を意識して1シーン1カット丁寧に撮ったつもりです。

半分ぐらいのシーン(!)を神戸劇術工科大学の敷地内で撮影してます。

実は他のロケ部分はほぼ東京です。(神戸の背景を合成したりしてる!)


約半年にわたった撮影、ちゃんとつながってないところもたくさんあります。

そんなとこも(笑)チェックしながら見てみてください。


東京では金子修介監督や、思いがけない方々が観にきて来てくださったそうです。

皆さんにお会いし、直接ご意見ご感想、お聞きしたかったです。



さて、僕は来年に向けて新たなプロジェクトにも取り組もうとしています。

中国で培った人間関係や技術なども活かして、「ヴェッカー」を本当の意味での「キャラクター」にするため、そして僕のライフワークにすべく…残りの人生をかける!つもりで。

中国へ戻って、不思議なぐらい平穏な日々が続いています。

デモ前に募集されていた中国版AKB「SNH48」が先ごろでビューしました。

日本マスコミはデビュー発表記者会見から締め出された(!)そうで、日本ではあまり報道されていないと思いますが。


AKBの基本である「会いに行ける」アイドルが、このだだっ広い中国で成立するのか?

興味はありますが、それより中国内で、今この時勢にかかわらず、その存在が歓迎され、受け入れられている、という事実。


実はすでに中国には「AK(ANGELKISS)98」という制服集団アイドル(^_^;)がいるんですが…国営放送から生まれたアイドル…つまり国策で作られたアイドルなので、彼女らへの中国アイドルファン(?)の風当たりは強く、いまひとつ浸透もしてないのです。

どの世界でも今、作られたアイドルより、自分たちが選んだ(探し当てた)…と思えるアイドルを欲しているという事でしょうか?


オタクに…エンタメに国境はない!と切に思うこの頃


本家AKBの中国本土進出…

近くにいて生暖かく観察していきたいと思います。


個人的(?)には中国メイド喫茶店員さんたちをアイドルにして日本に紹介していきたい…なんて気持ちもあるんですが、彼女たち(中国人)の反日感情(彼女らにはまったくと言っていいほどない。そもそも日本好きで始めてる仕事なんだから)より、今や日本人の反中感情の方が一般レヴェルでは大きいのではないか…と心配してます。


正直なところ、どうなんでしょう?



早いものでもう東京での上映が終わってしまいました。

やはり一日も立ち会えなくて心苦しいです。

本作「こそ」ダイレクトなご意見をお聞きしたかった…のに。

シオン役の松橋ほなみさんが来られなかったのも残念でした。


さて表題の入来茉里さん。次のライダーの映画に「ポワトリン」として登場!浦沢脚本ゆえに意外に違和感なく登場しそう。

入来さんは写真を見たとき、仮面をつけていても一目でわかりました。


入来さんは4年ほど前「はじめて」映画化を告知した時のシオン役でした。

レンは(元)AKBの「えれぴょん」でした。まだブレイク前の「まゆゆ」のメインキャストの一人でした。


今公開されている内容とはかなり違う(そもそもタイトルが「デッドリーナイトシェード」ではない)シナリオでしたが、すでにホン読みやアクション稽古も始めていました。


あのまま制作されていたら…後のヴェッカーの歴史は違うものになったかもしれません。


入来茉里とポワトリン…思ってもみなかった組み合わせですが、あの品のいい、美しすぎる顔立ちとキラキラした瞳は…たしかに平成のポワトリンに相応しいかもしれません。



「デッドリーナイとシェード」はこれから地方での公開も始まります。

あれが3年前の僕が感じていた事、「ヴェッカー」で伝えたかった事のすべてです。


なかなかコメントしずらい内容?だったかもしれませんが、ご感想お聞かせくださいね。

コメントしずらい事(苦言)はメッセージででも。