新書野郎 -93ページ目

日本の賃金

日本の賃金―年功序列賃金と成果主義賃金のゆくえ (ちくま新書)日本の賃金―年功序列賃金と成果主義賃金のゆくえ (ちくま新書)
竹内 裕

筑摩書房 2008-11
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一番勉強せんといかんテーマだけど、やはり面白くないな。
★★

ロシアはどこに行くのか

ロシアはどこに行くのか─タンデム型デモクラシーの限界 (講談社現代新書)ロシアはどこに行くのか─タンデム型デモクラシーの限界 (講談社現代新書)
中村 逸郎

講談社 2008-11-19
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ずっと岩波からロシア社会の暗部を切り裂く本を出していた著者だが、講談社現代新書に登場。チェチェンとかマフィアとかオリガルヒといった報道されることが多い「ロシアの闇」ではなく、市民目線の問題をジャーナリスティックに報告するスタイルは学者としては珍しい感じがしてたのだが、なんでも駆け出しの頃に保阪正康の指南を受けたという。「たくさんの知識を持っている人は私生活に弱い」というのも意味深な言葉であるが、この本で暴かれるプーチンの本質などを読むと、プーチンに一度面会しただけで、熱烈にプーチンを礼賛してしまった某NHK元モスクワ特派員のことを思い出させる。著者は最近、報道されたプーチンの「虎狩り」はメドベージェフに対する警告だとみているのだが、グルジアの様なことがまた起きると、メドベージェフは「失脚」させられてしまうかもしれない。そんな「すべての権力をプーチンへ」の体制をロシア人がなぜ支持しているかというと、ロシア人は自分たちが国家を構成する存在だという意識が希薄だからだという。「帝国」から「ソ連」への体制移行が割りとスムーズ(でもないが)で、「革命体制」が80年も続いたのは、国家とは自分たちを支配するものだというあきらめに似た境地があったのだろう。ソ連も結局、体制側から瓦解していった訳だし、「ロシア革命」も「市民」が主役の革命ではなかった。著者がリポートしている不正投票の実際もナマナマしい話だが、当事者の告白も相手が外国人だからというところはあるだろう。賄賂や特権が顕在化された社会では、その行為に対する社会的非難も「他者」の目を意識した「公的領域」の場に限られよう。身内を介在した「私的領域」では、「他者」は排除され、身内を利する行為が「競争社会の原理」となり得る。
★★★

野菜が壊れる

野菜が壊れる (集英社新書 469B) (集英社新書)野菜が壊れる (集英社新書 469B) (集英社新書)
新留 勝行

集英社 2008-11-14
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野菜もダメかよ。霞でも食って生きるしかないのか。
★★

深層「空白の一日」

深層「空白の一日」 (ベースボール・マガジン社新書 (012))深層「空白の一日」 (ベースボール・マガジン社新書 (012))
坂井 保之

ベースボールマガジン社 2008-07
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今はプロ野球経営評論家かよ。
★★

「モテ」の構造

「モテ」の構造―若者は何をモテないと見ているのか (平凡社新書)「モテ」の構造―若者は何をモテないと見ているのか (平凡社新書)
鈴木 由加里

平凡社 2008-01
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要らんもんを読んでしまった。

韓国人は好きですか?

韓国人は好きですか? (講談社+α新書 382-2C) (講談社プラスアルファ新書)韓国人は好きですか? (講談社+α新書 382-2C) (講談社プラスアルファ新書)
朴 チョンヒョン

講談社 2008-07-18
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+α新書 は最初から予定していたのか、端折ったのを寄せ集めるのか知らんが、多少売れ行きがあるとすぐに第二弾を出すな。まあ、一発目が売れたということは2発めの潜在読者が読めるということではあるのだが、このスピードをみると、さすが新書で一、二を争う安直さを感じる。で、著者は前著の反響として、韓国人と日本人のどちらかに優劣を付けるものとして読まれたことが遺憾だったみたいだが、中身はともかく、表紙の地図を訂正してきたことは、地理の専門教員としてやっぱ拙かったと思ったからなのだろうか。今回は前回と違って、寸法大の地図の上に切手の枠を埋め込んで朝鮮半島を大きくみせるという苦肉の策なのだが、まあテーマが韓国だからそれはそれで良いだろう。著者の胸の内の実際は分からんのだが、その是非はともかく、「歴史問題」を一切取り上げないという部分は感心する。長年の日本生活で身に付けた生きる術なのかもしれないが、韓国人が日本の大学で教える韓国人教授について一番関心があるのは、「日本人の学生にちゃんと歴史を教えるか」ということであろ。その意味では、日本人向けに書く本と韓国人向けに書く本は著者が同じでも齟齬が生じるのだが、「民族精神」より「平等精神」が根強い日本社会で、自分の生まれる前の時代のことを、その時代生まれでもない人間に責められることほど不公平感を覚えるものはないだろう。もし、著者が本気で日本人に「韓国人を愛してもらいたい、好きになってもらいたい」と考えるのなら、「歴史」の問題を曖昧にすることは出来ないはずだ。+α新書 だし、とりあえず、「韓流」に乗っかってくれれば良いという安易な気持ちなのであろう。

シェーの時代

シェーの時代―「おそ松くん」と昭和こども社会 (文春新書)シェーの時代―「おそ松くん」と昭和こども社会 (文春新書)
泉 麻人

文藝春秋 2008-06
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結局、間に合ったのかな。
★★

黄金郷伝説

黄金郷(エルドラド)伝説―スペインとイギリスの探険帝国主義 (中公新書)黄金郷(エルドラド)伝説―スペインとイギリスの探険帝国主義 (中公新書)
山田 篤美

中央公論新社 2008-09
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全く同じタイトルの新書が講談社現代新書に入っている様だ。講談社のを書いた大貫良夫は発掘顛末記みたいのを中公新書からも出していて、そっちの方は大変面白かった記憶があるのだが、こちらの新書は市井の美術史家という人が著者らしい。それもムガル美術が専門で、エルドラドについては神戸製鋼に勤務する夫君の転勤で、ベネズエラで駐妻していた時に研鑽し始めたとのこと。とはいえ、大貫を差し置いて「黄金郷伝説」中公新書版に採用されただけあって、結構面白いものだった。帝国主義者に侵略される先住民という「植民地史」の基本構図は押さえながらも、主題をオリノコ川流域におけるイギリスとスペイン・ベネズエラの攻防に絞っていることは大きい。その歴史の理由であった「黄金争奪戦」は得てして、「新大陸発見」という「ロマン」に置き換えられることが多いのだが、「新大陸」は「黄金争奪」の副産物であることは「植民地史」を考える上で念頭に置くべきであろう。現代の戦争もまた「石油」とか「ダイヤモンド」といった鉱物資源を巡る争いである訳なのだが、正に「火の無いところに煙はたたない」のが戦争の本質というものなのだろう。
★★★

中国はチベットからパンダを盗んだ 

中国はチベットからパンダを盗んだ (講談社プラスアルファ新書)中国はチベットからパンダを盗んだ (講談社プラスアルファ新書)
有本 香

講談社 2008-09-19
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まあその通りではあるのだが、これはぺマが再三言っていることか。著者は旅メシものなどを書いている人らしいが、先の「騒乱」で企画が通ったということなのだろう。その意味では「騒乱」で利益を得たことになるのかもしれないが、同時に中国からはマークされることになるだろうから、特にチベット方面への取材には支障をきたすことになるのかもしれない。講談社の人からも「別に中国が嫌いな訳ではないですよね」と聞かれてしまったとのことだが、冒頭で「中国側のいかなる言い訳も取り合う必要は無い。非は100%中国にある」と宣言してしまっているから、完全に闘争宣言だ。その威勢はよいし、フリチベのオルグとしては有効だと思うのだが、+α とはいえ新書でコレはどうか。中国人の友人が多いことは確かなのだろうが、どうも都合の良い「中国人」や「チベット人」を一般化してしまう点は気になる。チベット人やインド人を無垢なる存在として描きたいのは分かるが、実際はそう単純な構図ではなかろう。最近、こうした女性による「嫌中」が増えてきているのを実感させられる場面が多いのだが、中国にとっては「味方」であるはずの「日本人女性」が中国に敵意を見せることはこたえると思う。「韓流」に倣って「華流」など仕掛けたりもしたのだが、結局、「港台」の明星に比べて「国産」はどうも垢抜けない。日本の女子高生が大声大会で「李登輝ガンバレ」と叫んだという話は知らなかったが、これは中国共産党にとって抜き差しならぬ事態であろう。中国人は「日本は中国から台湾を盗んだ」と大声で叫びたくもなろうが、パンダの外交力は李登輝のそれを凌駕していることを鑑みると、世界がパンダにチベットの国籍を与えることが外交戦争では有効な武器となるだろう。

子どもへの性的虐待

子どもへの性的虐待 (岩波新書)子どもへの性的虐待 (岩波新書)
森田 ゆり

岩波書店 2008-10
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結構「男性」や「若者」に気を遣っている感じ。
抗議でもされたのだろうか。
★★