金になる人脈
![]() | 金になる人脈―その近づき方・つくり方・転がし方 (幻冬舎新書) 柴田 英寿 幻冬舎 2008-07 売り上げランキング : 243267 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
こんな人間とは付き合いたくない。
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ビートルズの謎
![]() | ビートルズの謎 (講談社現代新書) 中山 康樹 講談社 2008-11-19 売り上げランキング : 2483 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
著者は元「スイング・ジャーナル」編集長という人だが、現在は評論家としてビートルズやボブ・ディランの本なども書いているらしい。ちなみにビートルズのメンバーの中でジャズを聴くのはポールだけとのこと。ジョンはジャズを忌み嫌っていたらしいが、この本は音楽評論の類ではなく、ビートルズの「伝説」を検証したもの。ビートルズがブライアン・エプスタインに「発見」されるきっかけとなった、「レイモンド」という少年は実在したかという「謎」から始まって、ビートルズ解散劇の舞台裏まで8つの謎を解き明かす訳だが、こうした作業はコアなファンの間では「謎」も「真相」も「伝説」になっているのだろう。「ストーンズ派」の私にはどうでもいい話ではあるのだが、結局、「伝説」は解散したり、死んだりして実存しないものから生まれるということか。「ブッチャー・カヴァー」や「ホワイト・アルバム」の騒動に関しては、むしろ意図的に「伝説」を作った感じもするのだが、ファン心理を捉えたマーケティングに長けていたからこそ、ビートルズの成功があったとも言える。その意味では、「レット・イット・ビー」もあらかじめ予定されたハプニングであった訳だが、一度、脱退宣言しながら、ジョンがビートルズに固執して裁判沙汰にまでなってしまうのは、そうした「演出」に抵抗があったからなのかもしれない。あと50年も経って、ビートルズのメンバーもそれを直接知る人間が死に絶えた時、ビートルズ研究はアカデミックの俎上に乗るのだろう。この新書もその時は「文献」としての役割を果たすのかもしれない。
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帝国のシルクロード
![]() | 帝国のシルクロード 新しい世界史のために (朝日新書) 山内 昌之 朝日新聞出版 2008-08-08 売り上げランキング : 89031 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
著者は賞コレクターのスター教授だが、司馬遼太郎賞なんてのも獲っていたのか。別に司馬を意識している訳ではないんだろうが、最近は歴史学者というより、歴史家といった体裁で、論文より歴史雑文執筆に忙しそうな感じも。このクラスになれば、あちこちから執筆だの講演だのの依頼が来て、収入的に東大教授はその看板に過ぎなくなってしまうのだろうが、同時期に出した選書は毎日の書評、こちらは朝日のシルクロードと、共に連載ものを流用か。朝日のもNHKの便乗だし、何かまとまりがないバラバラのものを強引に一つにした感じ。「イスラーム」という宗教で繋がっている世界というものはそういうものだと言われればそれまでなんだけど、受験世界史の弊害を説きながら、自身が提示する「新しい世界史」というのも、かなり敷居が高いものなのではなかろうか。司馬のレベルまで間口を広げる必要はなかろうが、歴史下手には、結構小難しい感じがする。自民族中心の歴史教育を受けている近隣諸国と対峙して萎縮してしまう日本人というのはその通りかと思うが、これは朝日に対するあてつけかな。著者は左派から忌み嫌われ、踏み絵の如く批判されるハンティントンとも対話して肯定的だが、その言説は違えど、文明の衝突という視点はイスラーム陣営にとって基本的なものではある。柘植久慶の本まで読んでいるみたいだし、わりと間口は広い人なのかな。
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裁判官の横着
![]() | 裁判官の横着―サボる「法の番人」たち (中公新書ラクレ) 井上 薫 中央公論新社 2008-10 売り上げランキング : 84694 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
方々でアジりまくってるな。
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アマゾンの森と川を行く
![]() | カラー版 アマゾンの森と川を行く (中公新書) 高野 潤 中央公論新社 2008-10 売り上げランキング : 90062 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
中公新書のカラー版。中公のカラー版はあまり見かけないけど、この前は100番も前の「将棋駒の世界」か。この著者はアンデス、アマゾン二本槍ですっかりお馴染みだけど、今年は岩波ジュニアでもカラー版を出している。他にYA系のヤツも出してるのだが、いつも話が80年代なのは、平凡社新書で使ったネタを流用しているからなのかな。今回は動物系と病気系だけど、ピューマって結構可愛い顔してんだな。最近、ブラジル側で「発見」された「未開部族」の話も出てくるけど、この人はどうしてブラジルの話は書かないんだろう。高野書店の話が唐突に出てきたりもするのだが、ブラジル側は、「アンデス系」アマゾンみたいに、自由な「探検」は許されていないのだろうか。危険性はペルーとかコロンビアの方がありそうなもんだし、事実、早稲田の探検部だったが拉致られたのもペルー側だった様な。もっとも「未開部族」の話じゃないけど、ブラジルのFUNAIみたいに、「インディオ」を「保護」「監視」する機能はアンデス国家にはなかろう。NHKみたいに大金積まないと入れないということもあるだろうし、かといって川口探検隊みたいに観光コースを「探検」したことにする訳にはいかないから、より源流に拘っているということか。それにしても、病気は怖いな。もう還暦過ぎたみたいけど、まだやるつもりなのか。あるいはとっくに止めているのか。
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闘う楽しむマンション管理
![]() | 闘う楽しむマンション管理 (文春新書 654) (文春新書) 水澤 潤 文藝春秋 2008-09-18 売り上げランキング : 157052 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ハウツーものか。
文春新書らしくないな。
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洋行の時代
![]() | 洋行の時代―岩倉使節団から横光利一まで (中公新書) 大久保 喬樹 中央公論新社 2008-10 売り上げランキング : 56298 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「岩倉使節団から横光利一」までと副題にある。このテーマについて書かれた本はよくあるのだが、その著者はポスト「洋行」世代の留学組が多い様な気がする。この著者もその例に漏れることはないのだが、71年からのフランス給費生だという。まだ「留学」も海外旅行も大衆化する前だから、自身が日本代表として海外で見聞を高める知識人という自負があったのだろう。そうした気負いも、意気込みも消沈させる現実と彼の地で遭遇すると、日本が「アジアの片隅の国」だった時代の先輩たちの生活に関心が行くのは必然的なものかとも思う。著者はパリで森有正の知遇を得るわけだが、なるほど森有正の「洋行」と父、森有礼の「洋行」の間に近代日本が辿ってきた「他者」へのまなざしと、「他者」からのまなざしの変化が読み取れる。「洋行」が遠藤周作がいみじくも名づけた「ぼくたちの洋行」の時代で終了するのは、単に航路の終焉という物理的な意味だけではなかろう。森有正が自らを実験台としたのも、「東洋的自我」からの解放であったのだろうが、その意味では、このテーマの代表例とされる漱石や鴎外よりも、バロン薩摩、金子光晴、大杉栄といった、はじめから「国家」の埒外にいた人間の「洋行」が、やはり興味深い。南方熊楠がキューバで曲芸団に加わっていたとは知らなかったが、「東洋」も「西洋」も克服する必要がないボヘミアンの魅力は今の時代でも、そう変わるものではなかろう。
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ファッションの二十世紀
![]() | ファッションの二十世紀 (集英社新書 466B) (集英社新書) 横田 一敏 集英社 2008-10-17 売り上げランキング : 81941 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
著者は「流行通信」の元編集長という人らしいのだが、ファッション史というより、ごった煮の流行文化史みたいなものだった。もっとも、ファッションなどてんで縁がない私にはその方が楽ではあったのだが、「流行通信」という雑誌はファッションというより、こういった「トンガリ」ものを載せているのだろう。ベルエポックとかエコール・ド・パリといったパリ話が8割くらい占めているのだが、大戦後はロンドンの方が優勢なのか、モッズとか、NYのサイケなども紹介。たしかに「ファッション」とは「服飾」だけを意味するものではないし、本来は服飾以外のスタイルを称したものなのだろうが、何がテーマなのかよく分からない中、軽く流されてしまったといった印象。まあ「ファッションの二十世紀」とは、「パリ流行文化の二十世紀」だということは分かったのだが、この方面のパリの優位はもう100年も続いているのか。結局、NYとかロンドンが亜流の位地に留まるのもパリが「本家」の地位を確立しているからなのだろうが、日本も結局、「パリ」に認められて一人前になったということなんだろうね。
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孤母社会
![]() | 孤母社会 母よ、あなたは悪くない! (講談社プラスアルファ新書) 高濱 正伸 講談社 2008-08-22 売り上げランキング : 82236 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
また昔は良かった式のヤツか。
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