ファッションの二十世紀 | 新書野郎

ファッションの二十世紀

ファッションの二十世紀 (集英社新書 466B) (集英社新書)ファッションの二十世紀 (集英社新書 466B) (集英社新書)
横田 一敏

集英社 2008-10-17
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著者は「流行通信」の元編集長という人らしいのだが、ファッション史というより、ごった煮の流行文化史みたいなものだった。もっとも、ファッションなどてんで縁がない私にはその方が楽ではあったのだが、「流行通信」という雑誌はファッションというより、こういった「トンガリ」ものを載せているのだろう。ベルエポックとかエコール・ド・パリといったパリ話が8割くらい占めているのだが、大戦後はロンドンの方が優勢なのか、モッズとか、NYのサイケなども紹介。たしかに「ファッション」とは「服飾」だけを意味するものではないし、本来は服飾以外のスタイルを称したものなのだろうが、何がテーマなのかよく分からない中、軽く流されてしまったといった印象。まあ「ファッションの二十世紀」とは、「パリ流行文化の二十世紀」だということは分かったのだが、この方面のパリの優位はもう100年も続いているのか。結局、NYとかロンドンが亜流の位地に留まるのもパリが「本家」の地位を確立しているからなのだろうが、日本も結局、「パリ」に認められて一人前になったということなんだろうね。