逆接の民主主義
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やっぱ分かりやすいからウケてんのかな。
★★
金融権力
![]() | 金融権力―グローバル経済とリスク・ビジネス (岩波新書 新赤版 1123) 本山 美彦 岩波書店 2008-04 売り上げランキング : 3108 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
この著者の学者としての評価はよく知らんのだが、なんか陰謀論めいた反米話が多く、落合信彦とかを平気で引用するなど、ちょっとアレな人かなと思ってた。岩波文化人とはまた一つ違うんだろうが、反グロ、反新自由主義陣営の御用経済学者の一人なのかもしれない。さて、この新書で槍玉に挙がるのは格付け会社で、格付け機関は金融会社と癒着しており、格付けなど市場操作の手段であるとしている。日本の信用度はボツワナ以下とされたとか大騒ぎしても、その格付けをした連中の信用度がどんなもんか疑問に思わないというのもたしかに変な話だ。今回も田中宇の引用などあるが、岩波新書ということもあり、わりとマトモな感じがした。ヘッジ,ファンドやノーベル経済学賞の成り立ちについては勉強になった。なんでもノーベル経済学賞はノーベル財団とは関係なく、スウェーデン政府がノーベルを「偲んで」創設した賞だそうで、賞金もスウェーデン政府が出しているのだとか。ノーベルは商売が嫌いだったから、経済学賞などはその理念に反するなどとノーベルの子孫から異議申し立ても出ているそうだが、著者が言いたいのは、そんな「ノーベル経済学賞」を受賞している学者が果たして信用に値するのかということ。シカゴ学派への批判だろうが、例のピノチェト政権の「シカゴ・ボーイズ」にも言及している。しかし、フリードマンという人は相当、その件で当時バッシングを受けたみたいで、それに対する弁明が面白い。グラミン銀行を「金融権力」に抗するモデル・ケースと位置づけているのは凡庸だけど、その嚆矢としてマルクスの好敵手だったプルードンの「人民銀行」構想を持ってきているのはすごい。
★★
10秒の壁
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あからさまな季節ものか。
★★
ロシア 闇と魂の国家
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ドストエフスキーとラスプーチンの対談集ではないが、驚異的ペースで書きまくっている佐藤優の新書はテッシーとのヤツと同じく負担の少ないスタイルか。袴田とか木村汎とか北大スラブ研とか、ソ連時代から日本のロシア研究を牛耳ってきたプロパーの人たちは「佐藤優現象」をどう見ているのか、知りたいところだったのだが、亀山の場合、文学者で、それも異端(でも学長)だから、それほど柵はない様だ。何でも二人は28年ぶりの再会だそうで、同志社の露文教授を囲む席で同席したらしい。後に亀山が同志社助教授になったときには、佐藤はもう外務省入りしていたそうだが、やはり当時から佐藤は人間関係には抜かりがない。その二人の共通の友人が米原万理さんだったみたいで、何か三角関係を彷彿させる様なことも書いてある。もはや検証不能な話なのだが、米原さんもそれだけ愛された人であったということであろう。プラハで育った米原さんは、まあそうなんなんだろうが、日本人がロシアを「アジア」として意識することにはついては「脱亜入欧」という陳腐な批判とは別に、得体の知れない大国の影という意味においては正しいのかもしれない。この場合「アジア」は「ヨーロッパ」である訳だが、島国日本が「アジア」と「ヨーロッパ」の影に怯えるのも無理はなかろう。ならば遠く離れた新大陸の方が安全というもので、近くの「同盟国」にはいつも裏切られてきた。亀山と佐藤の「二人語り」が提示するのは「日本とロシア」の関係性における話ではなく、「ロシアとヨーロッパ」の関係である。ロシアを闇とできるのも、ロシアに魂があることを踏まえた上でのことであろう。「アジア」と「ヨーロッパ」の差はそこにあるといってしまえば身も蓋もないのだが、あちらで唯物論が下種なものにならなかったのも、皮肉なことではあるが、宗教精神的バックグランドがあったからなのかもしれない。
★★
訓読みのはなし
![]() | 訓読みのはなし 漢字文化圏の中の日本語 (光文社新書 352) 笹原宏之 光文社 2008-05-16 売り上げランキング : 14470 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
阿辻先生の後継者という訳ではないんだろうが、岩波に続いて2冊目の新書らしい。経済産業省「JIS漢字」、法務省「人名用漢字」、文科省「常用漢字」の制定・改正にも携わっているという「体制側の人間」なのだが、漢字の規格が三省庁(もっとあるのかもしれん)に及んでいるとは知らなかった。国審だけで十分かと思うのだが、それぞれ色々と軋轢があるのだろう。一番、緩そうなのは「人名用漢字」の法務省だが、最近のキララだのウララだのの「珍読名」は各自治体の裁量。なんでも「斎藤」と書いて「ナカジマ」と読ますフザケタ苗字も存在しているらしいから、最近のバカ親の珍読名づけも、平民が苗字を持てるようになったとき以来の伝統なのかもしれない。それが、世界一の苗字数の乱立を招いたとも思えるが、アメリカでも韓国でも苗字データーを公開しているのに、日本は熱心ではないとのこと。というか、ようやりきらんからではなかろうか、好事家が作ったデータは一体どこまで信用できるものなのか。と、別の話の本みたいになってしまったが、これはあくまで「訓読み」の話。訓読みだから日本だけでやってりゃいいのかとも思うのだが、そう考えるのは素人で、中国語、朝鮮語、ベトナム語といったところと対応させて、ようやく日本語の訓読みの特殊性が分かるというもの。「漢語」を軸にして、この三ヶ国語を勉強するという人も多いのだが、その場合、中国語は「普通語」ではなく、「広東語」をまずマスターすることがお勧め。理由は分かりますよね。
★★
米国博士号をとるコツ
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タイトルだけみると、よくある三文留学指南書の様だが、そこは創成社新書、相当シビアな実態編となっている。この手のものは「英語が苦手な私でもできた」という「成功物語」で溢れていて、迷える子羊たちを更なる地獄に追い込む本が多い。博士号を取得することを最終目的とするなら、世の「留学生」の99%は失敗ということになるのだが、「失敗物語」がそれほど目立たないのも、失敗を恥とするより、目的は達せずとも何がしの収穫はあったということが大部分であろう。最近の「外こもり」ではないが、外国で生活することだけで生産的な日々を過ごせるなら、それも悪くないだろう。現代は国家や一族の期待を背負った夏目漱石の時代ではないのだ。その中で、初志貫徹するのは至難の業と言わざるおえず、この本で書かれているのも「コツ」というより、ノウハウを示し、後は自己責任でというアメリカ流。こと文系に関してはアメリカの方が日本より博士号を取得しやすいのは事実なのだろうが、それは学問的水準の問題ではなく、あくまでもシステム上の都合。とはいえ、アメリカでも教授との人的関係が大きく関係しているのは日本と変わらない。妬み僻みも当然あれば、奉仕搾取も当然ある。アメリカ人に博士課程は人気がなく、留学生がその主流となるのも頷ける話である。損得勘定で考えれば、どの国で自国人には意味がないものかもしれない。教授にとっても、日本人留学生は用済みで、今や中国人学生を採りたいというのも、損得勘定では納得できる話である。著者自身が帰国したことの理由は書いていないのだが、業績をあげれなかったらクビとか終身教授職とか、色々と察せられることは随所に出てくる。
★★
家に帰らない男たち
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細部は創作だろうが、意外に読めた。
★★
排出量取引入門
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相変わらず、このシリーズは入門のクセに難解だ。
★★
学歴社会の法則
![]() | 学歴社会の法則 教育を経済学から見直す (光文社新書 330) 荒井 一博 光文社 2007-12-13 売り上げランキング : 74607 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
なんか決め付けっぽい。
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旅館再生
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縁がない世界なので興味が持てんかった。
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