連休最終日、今日も遊び倒すゾ~~
『経験なき経済危機』2
さらにフリーランスでは所得自体を把握することが難しいし、まして所得の減少の証明すること自体困難。p26、p39 これについてはフィットネスインストラクターやダンス教師の知り合いが多いのでよく判る。
それゆえ、著者は国民一律の施策ではなく3割の人に手厚い政策が重要だとしつつも、現状では所得の正確な把握は難しいとする。p27
しかし、いつも言うように、それを《解決する方法は存在している》。キャッシュレス化で全てのお金の動きを個人に紐付けさえすれば簡単に解決すること。唯、これまで強固な反対意見があり、政府も放置していた。反対者は「個人の自由」を理由に挙げるが、私に言わせれば本当のところは《脱税の自由》。特に自営業者がこれまで税金対策=税金逃れでやってきた背景がある。まさに『現金の呪い』。
著者はこのコロナ禍は「2020年だけでは終わらない可能性もある」としているが、p59 実際2022年に入っても世界的には解決する目処は立たない。しかし私の見るところ、普通の風邪になりつつあるのでWith Coronaにシフトし始めた国は多い。勿論、今後とも強毒株の出現の可能性はあるが、これまで2年以上経験を積んできたこと、臨機応変に政策を変える知恵を備えるべき。
1つこの本が出された時点で予想されなかった<幸運な>想定外に予想以上のスピードで実用化されたmRNAワクチンがある。しかも従来型ワクチンに比べ強力な事も証明されつつある。その理由と考えられることに、このタイプが従来型と本質的に違い、体内で抗原が増幅されるタイプの革命的新型ワクチンだったからだ。しかも化学合成なので変異型にも即時対応できる。
私自身、昔は自分でRNA(実際はmRNAでなくsiRNA)を合成機で化学合成していたが、途中からネットで遺伝子配列を入力すれば2週間後くらいには郵送されてくるほどにまでシステム化されていた。それがそのままこのコロナでは利用され強力な武器となった。これは将来歴史に刻まれるはず。
現在、経済の分断化で世界中が大きな損失を被る構造になっている。それは外国で生産される付加価値が全体の半分になっているから。特に自動車と電気製品で比率が高い。p62 日本は中国に大きく依存している部分があり、中国が未だに動的ゼロコロナ政策を取っていることから影響はさらに大きい。
昨日は連休後半のスタートということで午後から近所の巨大ショッピングセンターに行き。イートインコーナーでコーヒーと菓子パンで読書三昧。モールのスタバに行かなかったのは「広口瓶」にお金が残り少なくなったから。これぞ実践行動経済学!
其れは兎も角、何とか『経験なき経済危機』を読み上げる。理解したとは到底言えないが、少し知識が増えたようにも感じる。次は読み残していた『絵で見てわかるブロッチェーンの仕組み』が漸く図書館から入手できたので再開しよう!
『経験なき経済危機』
野口悠紀雄著、ダイヤモンド社、2020年初版。
出版は2020年の10月である。これは一般に言われる2波後。3波の直前、まだそれ程感染者の急増は経験していない時期の内容。それにも関わらず、正確にその後の推移を予測されている。かねてより野口氏は信頼出来る経済評論家としていたが、確かに間違いなさそうだ。
ただ1つ予想が(幸運にも)外れたことにワクチンの出現がある。この点に関しては今回のmRNAワクチンの開発は革命的であり、また其れゆえに迅速にできたという背景がある。このワクチンの出現は将来、ノーベル賞級のものだと個人的には考えている。
冒頭、コロナが日本社会がこれまで抱えていた問題や矛盾を白日のもとにさらけ出したとする。その代表にデジタル化の著しい立ち遅れとともに、政治家の素質をあげる。p4 そしてそのような政治家の能力、素質から生まれた「Go to 事業」を「悪魔の戦略」とすら呼ぶ。p8 激しく同意する。
第1章では細かく日本経済が受けた打撃を様々な資料をもとに解析する。それによれば、需要が大きく減少したのは全体の3割で、逆に需要が伸びている分野もあり、p17 しかも打撃を受けた産業は元々、生産性や給与水準が低い部門だと示す。p22
著者は法人企業統計調査の表をもとに議論するが、そこで驚いたのは小売業やサービス業の年間給与が何と、100万円以下だという事実。p24 図表1-3。これはそれ以外の産業の7~8割程度。例えば製造業では154万円、電気では246万円でここらは生産性の高い部門。p25 図表1-4 それにしても、本当にこんなに少ないのだろうか? 多分、非正規も含まれているからだと思うが、どうだろう?
<Fail safe, Risk hedge>
昨日ランチ時にテレビを見ていたら北海道での海難事故について色々解説がなされていた。その中で不可解なこととして、無線連絡の手段が携帯だけで、しかも通信域外での事故とのこと。船主の責任は当然としても、人命に関わる事で、何故それがわかっていながら許可されたのか、素人でも疑問に思う。
しかし、これは考えてみれば不思議なことではない。日本社会全体にある、リスクヘッジとか、フェイルセーフと言う概念の欠如だ。酷いところでは福島の電源消失だが、その教訓は北海道のブラックアウトでも繰り返されていた。フェイルセーフの概念がプロ世界でも欠如していたとは驚くべきことだが、どうやらそれが現実。
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12738142626.html
これは人の性格とは関係なく仕事をする中で培われるものだと思う。例えば冷蔵保存庫の2電源系統とか。
データーのクラウド保存とか、仕事をする中で自然と身につけてきて、それが延長して今でも個人のスマホやパソコン2台体制というのが身についたが、これは多少行き過ぎ?(汗)
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12665771953.html
それは兎も角、どうやら安全保障を担当する官僚や政治家、危機管理を必要とするプロにもその素養というか、教育を組織的に受けることがなかったということだろう。だとすればこれは教育の問題。
「鳥の巣」問題は低学年から教えるべき内容だともう。
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上の図は他から拝借
『シルクロード全4道の旅』
鎌澤九也著、めこん出版、2005年初版。
20年近く前の話である。現在では大きく変わっている部分もあるかもしれないが、それを頭に入れておけば良い。この本では河西回廊、天山北路、天山南路、西域南道の4つのシルクロードを反時計回りに旅する。途中、天山北路からは峠越えをしてクチャに入るルートをとる。
イリは19世紀末の一時期ロシア領で1962年に多くのロシア人が帰国したらしい。それでもイリにはロシアの文化が残っているらしい。p060
イリの西、現在のカザフスタンとの国境にあの林則徐はアヘン戦争の責任を取らされ流された。このことについては先日読んだ陳舜臣の『阿片戦争』で知っていたが、こんなに遠くだとは初めて知った。p067
クチャの西、直線距離にして250キロにあるアクスは新疆で最大の水耕地帯だとか。確かに地図で確認すると天山山脈からの雪解け水がアクスに向けて河川が運んでいる。p096
新疆のホータンの東にあるケリアの女性の服装は目だけが出た、アフガンの女性の着るチャドル的な服装だが、それと異なるのは煌びやかな色彩。これは逆に想像を掻き立て余計に女性を美しく見せるとか。p127
はい、想像には限界がありませんから。同様なことは最近復活したDance with masksでも認識済み(笑)
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12740339117.html
<データーベースとして>
回族の語源はイスラムに改宗したから。タジク族はイラン系。p141
連休4日目
<南山钟氏の論文を読む>
南山钟氏が「動的ゼロコロナ政策」は長く続けるのは難しいとしていることをニュースで伝え聞いた。それで論文を探して読んでみた。
https://doi.org/10.1093/nsr/nwac054
確かに以下のように述べている。
Prolonged dynamic zeroing cannot be pursued in the long run.”
中国国内で患者数が少ないことが、皮肉にも治療薬、治療法の開発.評価検討を妨げている面もあるみたいだ。
due to limited patient sources.
最後に再開放に向けてパイロット実験区設定していくべきとしている。
Finally, performing pilot investigations in certain designated cities or regions,…,will be equally vital for verifying the outcomes of the transition towards safe and orderly social reopening in China.
さて、いつになれば政府はこうした提言に沿いゼロコロナ*から、ウイズコロナに舵を切るのだろう?
*正式には中国ではゼロコロナ政策ではなく、「The community-based dynamic zeroing policy」と呼ばれているみたいだ。
<裏庭SDGs>
細ネギの根を植えたら100%(7/7)根付いた。これでこれまでスーパーで購入した細ネギは使わないまま、半分は腐らせ廃棄していたが、これから常時料理に使える?
去年裏庭に廃棄したカボチャ屑から1個のカボチャが得られたが、その種を植えたらちゃんと芽が出てきた! これもほぼ100%。ネギとカボチャが裏庭から回収できる?? 以前出てきたジャガイモの芽は自然コンポストの位置にあるので可哀想だが除去した。それでカボチャと細ねぎはコンクリートブロックに沿って植えたのでSDGsに影響与えず経過が観察できる。去年、野菜の種を植えたがうまく育てられなかったが、意外とこうした自然な方が上手くいく? 結構楽しい!リタイヤ人生、別に節約が必要なわけではないがこれまでの無駄に廃棄していた事が反省される。
ネギとカボチャの写真。
それにしてもこの二年、どこにも旅行せず(=出来ず)外出も控えたのでリホーム等で使った金額(140万円程度)が完全に回収、ゼロベースにできた。年金生活者や公務員はコロナ下も給料や年金は減らず、定額給付金など無駄! あ、私も10万円貰いましたけど(汗) だけど「心のマネー・ロンダリング」で半分は寄付に回しましたよ、猫カフェとユニセフと阪大のコロナ研究に! 後の半分はMacAirに化けましたとさ!(笑)いずれにせよ、年寄りは貯金する必要はない! 少し遊びにお金を散財する方向に舵を切ろう!
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12733319723.html
そうそう、公民館長さんからスマホ勉強会用に。スマホ画面をテレビに写す接続に必要な器具の購入料金は公民館費で支払う旨の連絡がきましたけど、もともとボランティア精神でした事。感謝しつつ丁重にお断りしました。そもそも大した金額でもない。
『円仁求法の旅』
玉城妙子著、講談社、2000年初版。
この旅は1990年に行われた。あの天安門事件が起こった翌年のこと。その影響が当時の観光地に起こっていたみたいだ。p194
円仁の『巡礼行記』には「五頂は円高にして樹木を見ず」とあるらしい。p89 ところが以前読んだ、2册の本 『円仁・唐代中国の旅』 と 『入唐求法巡礼行記』 には五台山(山西省東北部=北京の西南西300キロくらい)が当時鬱蒼とした処女林に覆われていることが記載されている。曰く、
『…これらの峰々は(高く低く)変化に富み、こんもりと木が繁っている… 山には松の杜があり、谷間の樹木は真っすぐに高く伸びて…』
どちらが正しいのか? それとも五代山の五頂だけが禿山? これは今後の課題。
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もともと五台山は神仙道の山だったらしい。つまり道教の地。p92 このことと、円仁の教えに道教の影響が見られるという話は繋がっているに違いない。
五代山には殿堂が並んでいるがその姿が龍に似ているらしい。そして文殊殿の左右にある八角碑亭が龍眼の役目をしているらしい。その片目(左)は康熙帝の直筆らしいが、その反対側は未だ無記碑らしい。つまり片目? p94 ここらの配置をGoogle mapで確かめようとしたが、判らなかった。ここらはやはり現地に足を延ばすことが必要か?
五代山の高僧で最澄、空海と一緒に入唐した霊仙三蔵という人がいたらしいが、円仁が訪れる13年前に暗殺されたらしい。つまりこうした聖地ですら様々な陰謀が影でおこなわれていたということ。p117
先の動画にも紹介されていたが、五代山には青廟と黄廟が有るが前者が仏教、後者はラマ教。清代にラマ教に変わった寺が多い。p152
『巡礼行記』に石炭を円仁が見て驚いていると書かれているが、これは私も確認済み。p171 中国でも確か一般的になったのは宋代以降。
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12645648512.html
以上、1日で流し読みできる内容だが、Goggle mapとかYouTubeにはまり結構時間がかかりました。でも理解が深まった気がする。本当に良い時代になったもの。これも1つの仮想現実?
連休3日目
<Dance with masks>
久しぶりのパチャンガ。サルサだけでなく、キッズパフォーマンスもフラメンコとアラビアンダンス(ベリーダンス)のコラボもタンゴもあり。実質2時間半程度で早めに退散したが5回ほどサルサをして十分汗をかきました。これから時々行く予定。
サルサ
キッズパフォーマンス
フラメンコとアラビアンダンスのコラボ
『廃仏毀釈』3
修験道はアニミズム的な山岳信仰を起源に仏教を媒介に発展させたものだと著者は言う。p165 確かにそれは同意できる。他の土地はどうだが知らないが、九州はそのような修験道の世界が私たちの物理的に近くに存在する。
牛頭天王と権現は神仏混淆の例に挙げられるので、明治期における排仏のターゲットになった。
ちなみに勝負の分かれ目に使う「天王山」という言葉は京都にある山のことでここに牛頭天王が祀られていたとか。p173 この牛頭天王は疫神で、これはその後、素戔鳴に変更された場合が多いとか。p178
牛頭天王がとりわけ嫌われた理由として、あくまで仮説だが、天王と天皇の発音が同じだという点がある。p185 また牛頭天王は日本独自の尊格で改称しても抵抗が少なかったということもあるらしい。p187
ちなみにこの牛頭天王も素戔鳴もともに疫神なので全国に沢山散らばっているらしい。p190 それだけ最近まで伝染病は我々にとって身近な存在だったが、このコロナでそのことを我々はすっかり忘れていたようだ。
最後のまとめで著者は寺請制度の担い手として仏教組織が嫌われていたので明治の神仏分離ではターゲットにされたか可能性が高い。しかしこれは一時的ですぐその嵐は収まり、また明治39年に起こった逆の動き、すなわち「1町村1神社令」で神社側も統合廃止の憂き目を会うことになる。p208
いずれにせよ、この排仏運動は一時的、地域性があり、破壊や破棄を逃れた仏像もたくさんあることはこれまで見てきた通り。こうしたことは、かなりイデオロギー的、表面的だということを意味するのだろう。





