リスクヘッジ教育 & 『シルクロード全4道の旅』 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<Fail safe, Risk hedge>
昨日ランチ時にテレビを見ていたら北海道での海難事故について色々解説がなされていた。その中で不可解なこととして、無線連絡の手段が携帯だけで、しかも通信域外での事故とのこと。船主の責任は当然としても、人命に関わる事で、何故それがわかっていながら許可されたのか、素人でも疑問に思う。

しかし、これは考えてみれば不思議なことではない。日本社会全体にある、リスクヘッジとか、フェイルセーフと言う概念の欠如だ。酷いところでは福島の電源消失だが、その教訓は北海道のブラックアウトでも繰り返されていた。フェイルセーフの概念がプロ世界でも欠如していたとは驚くべきことだが、どうやらそれが現実。
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12738142626.html

これは人の性格とは関係なく仕事をする中で培われるものだと思う。例えば冷蔵保存庫の2電源系統とか。

 

 

 

データーのクラウド保存とか、仕事をする中で自然と身につけてきて、それが延長して今でも個人のスマホやパソコン2台体制というのが身についたが、これは多少行き過ぎ?(汗)
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12665771953.html

それは兎も角、どうやら安全保障を担当する官僚や政治家、危機管理を必要とするプロにもその素養というか、教育を組織的に受けることがなかったということだろう。だとすればこれは教育の問題。

「鳥の巣」問題は低学年から教えるべき内容だともう。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5923/trackback

 

上の図は他から拝借




『シルクロード全4道の旅』
鎌澤九也著、めこん出版、2005年初版。

20年近く前の話である。現在では大きく変わっている部分もあるかもしれないが、それを頭に入れておけば良い。この本では河西回廊、天山北路、天山南路、西域南道の4つのシルクロードを反時計回りに旅する。途中、天山北路からは峠越えをしてクチャに入るルートをとる。

イリは19世紀末の一時期ロシア領で1962年に多くのロシア人が帰国したらしい。それでもイリにはロシアの文化が残っているらしい。p060

イリの西、現在のカザフスタンとの国境にあの林則徐はアヘン戦争の責任を取らされ流された。このことについては先日読んだ陳舜臣の『阿片戦争』で知っていたが、こんなに遠くだとは初めて知った。p067

クチャの西、直線距離にして250キロにあるアクスは新疆で最大の水耕地帯だとか。確かに地図で確認すると天山山脈からの雪解け水がアクスに向けて河川が運んでいる。p096

新疆のホータンの東にあるケリアの女性の服装は目だけが出た、アフガンの女性の着るチャドル的な服装だが、それと異なるのは煌びやかな色彩。これは逆に想像を掻き立て余計に女性を美しく見せるとか。p127

はい、想像には限界がありませんから。同様なことは最近復活したDance with masksでも認識済み(笑)
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12740339117.html

<データーベースとして>
回族の語源はイスラムに改宗したから。タジク族はイラン系。p141