『経験なき経済危機』 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

昨日は連休後半のスタートということで午後から近所の巨大ショッピングセンターに行き。イートインコーナーでコーヒーと菓子パンで読書三昧。モールのスタバに行かなかったのは「広口瓶」にお金が残り少なくなったから。これぞ実践行動経済学!

其れは兎も角、何とか『経験なき経済危機』を読み上げる。理解したとは到底言えないが、少し知識が増えたようにも感じる。次は読み残していた『絵で見てわかるブロッチェーンの仕組み』が漸く図書館から入手できたので再開しよう!




『経験なき経済危機』
野口悠紀雄著、ダイヤモンド社、2020年初版。

出版は2020年の10月である。これは一般に言われる2波後。3波の直前、まだそれ程感染者の急増は経験していない時期の内容。それにも関わらず、正確にその後の推移を予測されている。かねてより野口氏は信頼出来る経済評論家としていたが、確かに間違いなさそうだ。

ただ1つ予想が(幸運にも)外れたことにワクチンの出現がある。この点に関しては今回のmRNAワクチンの開発は革命的であり、また其れゆえに迅速にできたという背景がある。このワクチンの出現は将来、ノーベル賞級のものだと個人的には考えている。

冒頭、コロナが日本社会がこれまで抱えていた問題や矛盾を白日のもとにさらけ出したとする。その代表にデジタル化の著しい立ち遅れとともに、政治家の素質をあげる。p4 そしてそのような政治家の能力、素質から生まれた「Go to 事業」を「悪魔の戦略」とすら呼ぶ。p8 激しく同意する。

第1章では細かく日本経済が受けた打撃を様々な資料をもとに解析する。それによれば、需要が大きく減少したのは全体の3割で、逆に需要が伸びている分野もあり、p17 しかも打撃を受けた産業は元々、生産性や給与水準が低い部門だと示す。p22

著者は法人企業統計調査の表をもとに議論するが、そこで驚いたのは小売業やサービス業の年間給与が何と、100万円以下だという事実。p24 図表1-3。これはそれ以外の産業の7~8割程度。例えば製造業では154万円、電気では246万円でここらは生産性の高い部門。p25 図表1-4 それにしても、本当にこんなに少ないのだろうか? 多分、非正規も含まれているからだと思うが、どうだろう?