夏休み3日目(土) & 『九州の古墳』2 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

夏休み3日目(土)

今日も遊び倒す予定。夜は定例のSalsonだ!

 

 

 

 

<3-11から学んだもの>

昨日あるきっかけで「打ち水」効果を話題にしたが、相手はピンと来なかったみたいだ。ほとんどの人は、高校の化学や物理で<状態変化>で習っているはずだが、身についていないと昔の教員意識が働いた(汗)

 

因みに雨天の日以外、夏場は1日2回庭に散水をしているが半日で完全に乾燥している。その気化熱による冷房効果は9万キロカロリー程度と計算した。

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12618803397.html

 

『高校の化学や物理、数学は実際の生活には役に立たない』

 

と知った風な口を叩く人がいるが、自分の無知を晒しているだけ。かくいう私もこれに気が付いたのは3-11のとき(汗)

 

 

 

 

<ちょっと先走るが>

今読んでいるビル・ゲイツの『パンデミックなき未来へ』という本の中で、私が最近体験し、強く感じたことをがそのまま書かれていたので紹介したい。

 

世界一経済的に豊かで、科学技術が進んでいるはずの米国でコロナ防疫がうまく実施できなかったことについて書いている部分を引用する。

 

『個人的に一番信じがたい問題は、アメリカ政府が検査能力を最大まで広げなかったことであり、最優先ですぐに結果を出すべき人を見極めて全検査結果を記録する一元的な方法を作らなかったことである。この問題は非常に簡単に回避できたはずだからだ… まともなソフトウェア会社なら、このサイトをすぐに作ることができた』p42〜43「パンデミックなき未来へ」より。

 

日本も無駄に人力をかけて相談センターで感染可能性のある人を選択、検査する能力がほぼゼロに近いと判断した。それが先日『驚くべき無能』と述べた理由だ。一元的スクリーニングシステムなどはまともなIT企業なら簡単に作れるとあるが、その通りだ。先に「高校生でもプログラム出来る」としたのは言い過ぎかもしれないが(笑)

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12755722677.html

 

いずれにせよ、4箇所もたらい回しにした挙句、素人に判断を任せるとは!巷ではマスコミに「現場は大変だ」と言わせているが、実態は自分で空回りしてオーバーヒートさせているだけ。しかもこのパンデミックから既に2年半も経ってこの体たらく。過去を少しも学んでいない。組織を指導する官僚も無能だが、現状を放置する現場も無能だと敢えて言いたい。上がダメな時は、現場がしっかりしないといけないから。

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12755722677.html

 

 

 

 

『九州の古墳』2

後半部分には沢山の九州の古墳について個々の詳しい記載がある。現地を何度も訪れたことがある光正寺古墳と隣の七夕池古墳についても記載があるが、光正寺の後円部分に5つもの埋葬施設があるとか、気が付かなかった。是非もう一度現地で確認したい。大型の1つを含む4つは古墳の最長線上にあり、もう1つはその直角線上あるとか。p43

 

それと先日現地調査した日拝塚古墳、予約すれば先の石室が見学できるらしい。また現代まで付近の住民の信仰の対象でもあったらしい。p42 これには驚いた。

 

 

前期には平野や海を見渡すことができる丘の上や先端。多分先の光正寺古墳はそれにあたるだろう。3世紀末という時期も。そもそもそうした知識を持たない時点でも古墳山頂から海が見えると実感したことからわかる。当時の海岸線から遥かに陸地が伸びたはずの現代でもそれが自ずと感じられたほどだから間違いない。

 

 

中期は台地、後期は山腹ということらしい。また造成されたという時は河原石や輝く石英質の石が墳丘の斜面に敷き詰められていたとか。それはきっと壮大な眺めだろうし、周囲からよくわかるだろう。p172

 

また前半期の古墳は死者の邪を閉じ込めるために完全に封じたらしいが、横穴式が導入されてからは生死観の変化か「死後の世界で生活できる家」を想定して作られたらしい。p175

 

最後にこの本の著者が言うように、

 

『天皇家の陵墓は古墳時代を解明する上で重要な鍵を握るが、宮内庁に厳しく管理され、立ち入りすら許可されていない』p177

 

この点は個人的にも非常に不満だ。天皇制に関する意識がどのようなものであれ、これは国民の財産であり、畏敬の念とは関係なく天皇家の陵墓は公開されるべき。多分、超保守の連中に都合の悪い発見があるのを恐れているのだろうが、英国の王室のように現在の王家が例え征服王朝の流れを汲んでいるとしてもそれを受け入れる精神こそ重要。