思うように資金調達ができない方へ -2452ページ目

私がブログを書こうと思った動機

5月10日

樹林

「仕事として見た資金調達コンサル業」をこれからも随時書いていきたいと思っていますが、

このことと、今日の題目である、私がブログを書こうと思った動機は、重なる部分があります。


それは毎日書いてきましたブログにも、随時書いて参りましたが、

私がブログを書こうと思った動機の一番は次のことです。

 

・「経済的要因で死ぬのは止めよう」

・「人を追い込む金融制度や習慣は改善しよう」

 

この2点が最も強い動機です。

資金調達の実状を書くのも、経済的苦境に陥らないための方法として書いているつもりです。

 


私は、現在東京に住んでいて、ほとんど毎日自動車を使って移動していますが、

時間的に過密なスケジュールや遠隔地に出向く時は、

JR,私鉄、地下鉄などの電車を利用します。

明日は午後から3件横浜でアポイントが入っていますので、電車を利用し移動します。


よくお聞きになることかもしれませんが、

私の体験でも、1週間ほど毎日電車を利用すると、

1回位は必ずと言って良い程、人身事故が起こり電車がしばらく停車するという、

アナウンスに直面してしまいます。

もちろん、正確にカウントしたわけではないので、

実際の頻度は分かりませんが、

本当に1週間に1度体験するかのような頻度で、起こるかの印象を受けていますので、

きっと実際の数も多いのだと思います。

 

人身事故といっても、過失もあるでしょうが、ほぼ自殺ではないかと思います。

ホームページで調べてみると、確かにその数は多く、

 

平成15年の自殺者は3万4427人。

そして自殺率で言うと、

日本の自殺率(人口10万人当たりの自殺者数)は27.0と、

先進国中でダントツの1位(英国の3.6倍)であり、

ロシア、ハンガリー、ウクライナに次ぐ世界第4位だそうです。

 

この中でも経済的な要因での自殺者数は8897人で、

その内容は、「負債」「生活苦」「事業不振」などが主なところということで、、

現在の日本は決して正常な状況ではないと思います。

 

なぜ

・「経済的要因で死ぬのは止めよう」

・「人を追い込む金融制度や習慣は改善しよう」

の2点がブログを書く動機になったかについては、

やはり、私の体験が大きな動機になっています。

 

もちろん、自分自身が数百億円の負債を負った体験や、

資金調達のお手伝いを始めてからの、顧客の自殺や夜逃げの体験も大きいのですが、

もっとも脳裏から忘れられないのは、

やはり、バブル時に同業でお付き合いのあった、

ある不動産会社の社長の自殺でした。

 

その社長の会社は、ある地方の大都市にあり、バブル期に急成長していました。

経済雑誌や地方紙にも取り上げられ、ある意味有名人でした。


その頃、私も有頂天であった馬鹿社長時代で、

この人とはよく一緒に遊び、まだ若く元気だったので、

夜を徹して飲み屋をはしごしたものでした。


バブルがいよいよ怪しくなった92年、私もそろそろ大変な時期になるのですが、

この彼の会社の良からぬ噂を聞くようになり、

彼と会った時に「お互いたいへんだな。大丈夫か?」と聞いても、

「大丈夫。大丈夫。これくらいのことで負けたらあかんよ。」と言うばかりで、

私も周囲から、いつも元気ですねと言われていたのですが、

この彼の明るさと強さには、たいしたものだと思っていました。


この年の秋ですが、彼の会社のゴルフコンペがあり、

一緒の組で回ったのですが、

この彼いつも通り元気で、饒舌で、人に対する気遣いも相変わらずで、

この頃聞いていた、いよいよ彼の会社が危険水域に入ったという噂が本当かと思うぐらい元気でした。

ただ、この日、異常にパターの上手い彼が、3パット、4パットをするので、

おかしいなとは思っていました。


それからパーティーがあり、2次会と、いつものスケジュールが続き、

いつもなら、この辺りから、彼とあと数人の仲間と3次会、4次会と続いていくのですが、

この日は、「子供が風邪を引いているから今日は失礼するよ。」と帰ろうとするから、

「珍しいな。雪が降るぞ」なんて軽口をたたき、別れました。

別れ際に、

「本当に楽しかったわ。お前らと友達で助かるよ。」といって握手を求めるので、

この時、彼と初めて握手し別れました。


今から考えると、握手なんてする習慣のない彼が、

握手を求めたことも何かの前兆だったのかも知れないと思います。


翌日、車のラジオで彼の短銃自殺を知ることになりました。


彼の死は非常にショックでしたが、

何よりも、自殺する前日の、別れ際は少し、いつもと違うとは言え、

本当に元気で明るく、心遣いも細やかで、

とても自殺前日の人とは私には思えませんでした。


追い込まれながら、その寸前まで、強くいつもの彼として振舞っていた心中を察すると、

本当に気の毒で、残念で、胸が詰まります。


経済的な理由で自殺された方は、人様々だとは思いますが、ほとんどの方は、

この彼のように家族や会社のことを心配しながら死を選らんだのだと思います。


この頃は、会社分割、民事再生法、サービサー法などもまだなく、

今よりも、会社の破綻は、即人生の破綻と思われるような時期でもありました。


でも不十分とは言え、現在はこの頃よりはかなり状況が違っていて、

たとえば、個人であれば、住み慣れた家を無くさなくても、

多重債務を解決できる民事再生法の個人版もあります。


資金調達の仕事をしていて、驚くのは、

誰でも知っていると思われるこのような法的な処理をご存知ない方が、

想像以上に多くいらっしゃると言うことです。


また、保証の問題や、上限金利の問題、リスケの問題なども、

想像以上にご存知ない方が多いことです。


このような問題に直面しないように、前向きな資金調達のご案内をしながら、

危機に陥った時の違った処理、

つまり高金利へシフトしていく借換のような危険極まらない処理をするのではなく、

安全な処理をしていただく参考になればと思い、

今後ともこのブログを書いていきたいと思っています。


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金余りの金融機関 (起業家にとって大チャンス)

5月9日

                                              人

都市銀行が、通常の無担保融資の枠を超えて支援を検討をする、

今回の競技施設の施工運営会社のケースで考えられることは、

つぎの6つのポイントが認知できたからだと思われます。


1.既に収益の実績があること

 この研究開発をすると、大きな収益が出る可能性が大きいと言ったような、

 実績ゼロでこれからの実現性、将来性ともにオール・オア・ナッシングのリスクがなく、

 小さい単位かもしれないが収益モデルが確定している。


2.事業の将来性

 この部分が大きいと思われますが、この部分を書くと、この会社が特定される可能性があるため、

 内容は書けません。

 申し訳ありませんが、ここでは冷静に考えて、将来性があるのだなとご理解下さい。


3.実現性が高い

 1とも関連しますが、既に最小単位のビジネスモデルが完結されており、

 投資額に応じた最小単位の事業の拡大をするための経営資源がある程度備わっていること。


4.独自性(差別化)が明らかで優位性があること

 社長、役員の経歴や実績から、同業他社と比較して差別化ができていること。


5、収益性の高いことが実証されている

 今回の案件では、1施設の対投資額利回りが30%は無理なく確保されており、

 投資家への高配当の可能性が高い思われること。


6.現金管理が簡単で透明性を確保

 特にファンドを作るにあたり、問題となるのは現金管理の問題です。

 この部分で以前お手伝いをした経験で言えば、

 パチンコホールもヘアサロンも難しかったことを記憶しています。

 実際は分かりませんが、1000円の理髪店QBハウスで採用している、

 代金を必ず機械に入れ、スタッフに現金を一切触らせない方式は、

 多分ファンドを組成するためのものだったのではないかと思われます。

 確か、あおぞらインベストメントが、QBハウスの創成期に数店舗を支援したと記憶しています。


もちろん、今回のケースは1つのケースに過ぎず、

このケースに当てはまらない事業をなさっている場合や計画されている場合は、

ご参考にならないかもしれません。

しかし、今回の案件も銀行から打診があっただけで、まだ成功したわけではありませんが、

少なくとも、

小さな単位での収益モデルが実証されていて、

この単位を一挙に拡大することが無理なくできる可能性が認知された場合、

大きな額の資金調達の可能性があるということを、

ぜひ、頭の隅においていただくと良いと思います。

特にこれから起業される方にとって、どのような事業をしていくかを考える上で、

一つのヒントになるのではないでしょうか。


今後、企業規模に比べて大きな資金調達の実例は、積極的に取り上げていきたいと思っています。


ここで一つ、お断りしておかないといけないのですが、

ご理解頂きたいのは、

このブログの本意が、あくまでも、私及び弊社のコンサルの現場で起きたことをお伝えすることで、

理論的にどうのこうのとか、専門用語がどうのこうのとか、

このようなことを解説するために書いているのではないと言うことです。


正確な理論や用語、あるいはその詳細などは、

書店に並ぶ専門的な解説書や他の専門的なホームページにお任せし、

浅学、無知な私がこのようなことを書く意義は、

実践されたこと、あるいは金融機関の生の声などをお伝えすることにあると思っていますので、

この点、ご了解の程宜しくお願いいたします。

 

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金余りの金融機関

5月8日

                                               朝焼け

最近の金融機関の動向を、弊社の視点から見たままを、最近の実例で書きたいと思います。


今弊社が最も力を入れている案件の一つなのですが、

あるスポーツ競技施設の施工運営会社のコンサルを引き受けています。


この社長は、運営する競技施設の競技の、元となる競技の競技者として有名だった人物で、

まだ20歳台の経営者ですが、なかなかの見識の持ち主で、

設立2年半ですが、既に他社にはないビジネスモデルを確立しています。


某都市銀行2行から無担保融資がほぼ決まり実行を待つ状態なのですが、

この中の1行と、雑談の中で話した全く別の都市銀行から、後日、

単なる融資だけではなく、今後の多店舗展開を見据えた支援をぜひやりたいので、

弊社から社長に意向を聞いてくれないかという要請が来ました。


都市銀行は単なる融資だけではなく、様々な商材をサービスする方向に動いていることは、

1年ぐらい前から、弊社みたいに、中小企業の案件を中心に扱う状況であっても、

その動向は感じていましたが、

良い意味で、ここまで露骨に、年商が2億円に満たない会社の案件で、

いくらビジネスモデルが興味深いとしても、

営業をかけてきた経験はありません。


弊社の案件でも数件、某都市銀行の本店に、ニュービジネスを判定するセクションがあって、

ここの審査をパスすると、通常よりも高額の資金支援をすることはありました。

たとえば、年商1億5千万円の会社に2億の支援といった規模です。


しかしながら、今回の場合は、

年商2億弱の会社に、数十億円の支援を検討すると言うのですから、かなりの驚きです。

もちろん弊社が単純な間接融資のご支援に特化していることによる、

認識不足なのかもしれませんが、

今まで何度か照会しても、なんとなく煮え切らない反応しかなかった同じセクションが、

初めて見せた対応なので、銀行の動向が末端まで、少し変化が出てきたのだと思われます。


形式は、エクイティーのみと言うわけではなく、

デットファイナンス(返済義務のある資金調達)のファンド形式であったり、

リース会社へのバックファイナンスで行う方式であったりするのですが、

同時に都市銀行2行からの要請だったので、ブログでも取り上げる気になったわけです。


また、以前ネガティブなことで、取り上げた某都市銀行も、新規顧客開拓の専門のセクションを作り、

積極的に担当部署に顧客を紹介するシステムができており、

いよいよ、都市銀行は本格的に、積極経営に末端まで舵を切ってきたなという印象を受けています。


起業家の方にとっては、かなりのチャンスの時が来たとの印象を受けます。


弊社から見た、この流れに乗りやすい会社の条件は何か?

この点につき、今後実際の案件に即して、書いていきたいと思います。


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