仕事として見た資金調達コンサル業
5月3日
今日から、時々思いついた時に、資金調達をお手伝いすることを、仕事として見た場合、
どのようなものなのか書いていきたいと思います。
本当はあまり気乗りしない題材なのですが、
リストラされたり、事業に失敗したりして、就職先を探してみても、
年齢やスキルの点で、なかなか良い就職先が見つからず、
何かしていかないといけないと思っている方の数はとても多いのではないかと思います。
この点で、曲がりなりにも、少なくない額の負債を負い、家も失い、
すべての財産や殆どの人脈を失くしながら、
現在すこぶる元気に暮らさせていただいている自分を見て、
何かのご参考になるかもしれないと思い、
できるだけ忌憚なく書いていこうと思ったわけです。
ともかく元気のない方に、元気になっていただく、
小さなヒントになればと思いながら書いていきたいと思います。
自分のことですから、あまりにもいろいろあって、
何から書いてよいのか分からないのですが、
思い当たったことから順に、順不同で書いていきます。
またその時その時の社会の状況や、我々を取り巻く環境は一人一人違いますので、
私の歩いてきた道が他の方に当てはまるかどうか分かりませんし、
私自身にとっても、もっとベターな方法があったかもしれません。
この点はぜひご了解下さい。
まず今日は、資金調達のお手伝いを仕事とするようになった動機から書きます。
なぜこの仕事をするようになったか?
これは簡単です。
「お金がなかったからです。」
もっと言えば、
「私が将来的に何をするにしても、資金調達がかなり難しいと思ったからです。」
負債の整理はついたものの、よく言われるように、
一旦金融トラブルを起こした人間にとって、
金融機関から資金調達をするのが非常に難しいのが日本の現状です。
その上、私の場合は、某都市銀行と係争したのですから、
お金のかかる商売(融資が伴う)はまず考えない方が現実的と思えました。
お金がなくてもできる商売は何かと考えた時に、
私がこの時考え付いたのが人脈ビジネスだったんです。
今で言うビジネスマッチングのビジネスでした。
しかし、全てを失くし、人脈も殆どなくしていたので、
簡単に人脈ビジネスといってもまず人脈を構築しなければならず、
人脈を構築すると言っても、何か商材かサービスか私のことを情報発信できる材料を見つけないと、
人脈なんてできませんので、多くの方が興味を引く商材かサービスを、
探すところから始めないといけない状況でした。
商材やサービスについては、すぐに現在の資金調達をサポートするということにしたわけではありません。
その頃は、すぐに資金調達のサポートを業とすることは条件的にも難しく、
とても考え付きませんでした。
銀行は敵として係争した相手ですし、相手も雑誌上で私のことは極悪人のごとく書いていましたので、とても私の紹介する案件に融資をすることはないと思いましたし、
資金調達を失敗した人物に、資金調達を相談する奇特な方もいないと思いました。
何よりも、この後人脈ができてから、多くの方々から、
「何をするにしても、まず資金調達の問題をクリアしないと始まらない。」
という声を聞くまでは思いつかなかったのが事実です。
でも、その当時、前職の時の不動産物件が若干残っていて、
家賃収入が月に100万円以上はありましたが、
競売は間違いなく、その当時の予想としては、
1年から1年半ぐらいしか猶予がなく、残された期間は1年が限度と言う状況でした。
更に家賃の差押さえの懸念もあり、
できるだけ早く次の収入の糧を見つける必要がありました。
そこで、考え付いた仕事が、非常に苦肉の策であったのですが、
この当時、今よりもはるかに脚光を浴びていた、ネットワークビジネスをやっていて、
なかなかダウンラインを作れない方へのサポートをする仕事でした。
この続きはまた後日書かせていただきます。
M資金もどきの体験談
5月4日
某大手航空会社や自動車会社などの最高首脳陣が騙され、
退陣に追い込まれた話などは聞いたことがありましたが、
実際、身近にこの手の話を聞いたのは前職の不動産会社を経営していた時でした。
丁度バブルが弾けて、その対応に追われていたある日、
ある地方の、某地銀の子会社のファイナンス会社の元社長で、
その地方の有力ゼネコンの専務をしていたS氏が私の会社を訪問してきました。
その頃、私は大手ゼネコンの社長X氏と非常に懇意にしており、
このことを知っていたS氏は、ある宗教法人がX氏に2500億円を提供し、
バブルで困っている下請け会社などの復興資金として使ってほしいと言っているというものでした。
もちろん資金を受けるための条件など、いろいろ質問をしたものの、
この件は極秘事項であるから、紹介者に詳細は言えない。
しかしX氏にとっては何らリスクはないのだから、ぜひ紹介して欲しいと言うかなり強引な話でしたが、
このS氏にはお世話になっていましたし、ファイナンス会社の社長時代には、
ブログのプロフィールで書いていますように、某都市銀行と大喧嘩した一つの発端となった事件の時、
このS氏のご支援があって乗り切った過去もありました。
それに、そもそも、インチキな話を持ってくるような人物ではないという信頼感もありました。
紹介してこの話が成約した暁には、私にも1%の25億円を御礼として差し上げると言うことで、
その頃、私はピンチを迎えていた頃でしたので、25億円は非常に魅力的で、
何度も、何度も、X氏に連絡しようとしましたが、
しかし、やはり冷静に考えてみて、話があまりにも不透明過ぎるため、この時はX氏には連絡せず、
S氏には、X氏は資金を必要ないと言っていると嘘をついて、この話を終えました。
それから2回目の接点は、現在のコンサル業が、
昨日ご案内しました成長の2次曲線の上昇ポイントを丁度迎える頃に、
ある東北の組合の組合長から、あまりにも難しい資金調達のご相談があった時です。
丁度その頃、弊社に顧客を紹介してくれる代理店的な立場であったN氏から話があった、
正にこの手の話で、組合にも300億円の返済不要の資金を入れる話があると聞いていたことを思い出し、
冗談で、「こりゃM資金みたいな資金でも探さないと、ご希望の資金調達は無理ですよ」と言ったのですが、
この組合長は、真顔でぜひその話を進めて欲しいと言われ、
「止した方が良いですよ。この手の話はかなり危険ですから・・・。」と返答しましたが、
「責任は全部自分にあるから、構わないから話を進めて欲しい」と言われ、
私も引くに引けない状況になりました。
もちろん現在のように、良い案件とたくさん出会える状況であれば、
真偽さえ分からない怪しいことは、頑なに断わったと思いますが、
なにぶん成長の2次曲線の上昇ポイントを、まだ、迎えていなかったこともあり、
山っ気もあって、引き受けることになりました。
いろいろ紆余曲折があって、N氏の言う話はインチキで、結局のところ着手金詐欺だった訳で、
組合長の実損はなく終わりましたので良かったのですが、
時間の無駄と精神的疲労はかなりのものだったと思います。
この時のインチキ集団の方法は、実に人の心理を突いたもので、
なるほど、これなら引っかかることもあり得るなというものでした。
それは、忘れもしない10月の某日、
いよいよ明日最終の面談と契約を迎えるという前日でした。
この組合長も、勇躍上京し、明日の契約に備えてホテルで待機していた時に、
資金を提供する団体の事務方と称する人物から電話があって、
明日予定していた契約は、同時に契約する予定であった他の組合が辞退したので、
補欠として待機させていた組合に上京させ手続をするから、
1週間後の○○日に延期させて欲しいと言う連絡でした。
組合長も私も、残念ではありますが、1週間先だから、まあ仕方ないかとその時は思いました。
ここからが実に上手いところで、契約日の情報を小出しに、何度も何度も契約日を延期させ、
実に上手いタイミングで、運動費として2千万円の支払い協力を組合長に求めてきました。
この組合長は迂闊にも、2千万円程度で300億円が手に入るのなら、支払っても良いと、
その時は真剣に考えたようでしたが、私も根が頑固ですので、
絶対に、この時点で、この話は諦めるべきだと進言して止めて貰いました。
その時は正直、私も本当に残念でしたが、後日、この集団はインチキだったと、N氏から報告され、
本当に組合長に断念してもらって良かったと思っています。
次が、一番面白い(不謹慎かもしれませんが・・)3回目の接点なのですが、このことは明後日に続きを書きたいと思います。
M資金もどきの話に要注意
5月3日
時々皆様の中にも、喫茶店やホテルのラウンジで、数人の老人や初老の男女が、 やたら巨額の訳の分からない資金の話をしているのを、 見聞きされた方がいらっしゃるのではないでしょうか? 東京だと東京駅周辺の喫茶店や帝国ホテル、新橋の第一ホテルや赤坂周辺のホテルのラウンジでは、 このような光景に良く出会います。
「資本金500億円以上の基幹産業の上場企業の代表取締役を知らないか?」
「銀行なら資金量と同額の資金を、代表権ある個人に資金提供する」
「頭取の名刺3枚、銀行のパンフレットをもらえば1週間後に頭取個人に1兆円を出す」
「2泊3日の予定で上京してもらい資金者と面談をすれば資本金の10倍を社長個人に出す」
「本部はスイスにあって、日本政府も知っている・・・」
「もと○○銀行の頭取の夫人と皇室の○○が資金者である」などなど、
好い歳をして分別もあるような男女が真剣にこのような話をしています。
私もお金にまつわる仕事をしていますので、最近はあまり来なくなりましたが、 この手の話は良く舞い込んできました。
大体が70歳を超えるようなフィクサーのような風体の人物と初老の紳士と言う組合わせが多く、
「資本金300億円以上の基幹産業か銀行か信金の代表者をご存知だったら、ぜひ紹介してほしい」 というのがお決まりの文句で、
簡単な手続で巨額の資金が代表者個人に提供されると言うのです。
「この手の話を良く聞きますが、本当に資金がついたと言うことを聞いたことがありません。 失礼ですが、ご実績はあるのですか?」と聞き返すと、
正直に、 「私はありませんが、資金者につながる知人の○○氏は実績があります」とか、
「実はありません」と答える方もいますが、
大笑いしてしまうのは、 「半年前に○○銀行につけました」と言うので、
「いくらついたのですか?」と聞くと、 「2兆円でした。」
私も100回となくこの手の話を聞いていますので、 当然紹介した時のメリットは?なんて、質問も過去に何度か一応していますから、 万一この人物が銀行の代表者に2兆円の資金導入を紹介していたら、 どの位の手数料を手にしているかフィクションなりには分かっています。
実績があるのであれば、この人物も大金持ちになっているはずなんですが、
服装や持ち物で人を判断するのは良くないし、間違いの元であることも分かりますが、
それにしても金回りが悪そうで、とても億万長者には見えないので?????なんですよね。
中にはこのような説明を受けた数日後に携帯電話の通話が料金不払いでできなくなっていたり、
相手は私のことを知らなかったのですが、私の知人からお金を借りて逃げ回っている人物であったりしたこともあります。
私の友人に、このような話が好きな奴がいまして、
この彼に言わせると、 よくM資金で言われるような、
着手金や手形パクリ事件のようなことはめったにないらしく、
彼もこの点が逆に大きな疑問点で、
じゃ、なんでこのような1銭の得にもならないおとぎ話に、
真剣に打ち込んでいる人がいっぱいいるのか不思議でならないそうです。
そうなんですよね。
私にこの話をするために、わざわざ東京まで 関西はもちろん四国、九州から
高い旅費と時間を割いてこられるですから、 やはり何かメリットがないと来るわけがないと思うのですが、 何のためにやっているのか、本当に不思議でたまりません。
多分読者の方々の中にも、このような話を聞いたり、 上場企業の社長をしているなら、紹介をして欲しいという依頼をお受けになった方もいらっしゃると思います。
この手の話のことについて、真偽については100%私にも分かりません。
しかし、99,9%我々に来る話はインチキ話と思っていただいて間違いではないと思います。
ですから、この話に夢中になっている方の殆どは、無収入で夢を追いかけている状況ですから、
よほど資産を持っている方以外は、毎日の生活に困っている場合が多く、
以前書きました実績のないコンサルタントと同様、
服装や身の回りのものがみすぼらしいだけではなく、
ボタンが取れていたり、靴のかかとがちびっていたり、手入れが行き届いていませんし、
お茶代なども自分で支払おうとしません。
ただ中には、以前それなりのステータスであった人もこのような方の中にいますので、
形は古いものの、バリッとした服装をしている場合もあります。
このような場合は肩書きと風体に騙されそうになる方もいらっしゃっても不思議ではありません。
それぐらい一般的に言って立派な肩書きを持っていた方も含まれています。
確かにこの話は、万一成約すると巨額の手数料が入るかのごとく説明をされるので、
特に経済的にピンチの状況である方、
大きな会社を経営していて破綻した方、
高額の資金を必要とする投資を計画している方にとっては、もしかしたらと思ってしまい、
半信半疑ながら、打ち込み、結局は超無駄な時間とお金を費やし、
ピンチに火を注ぐことになった方を数多く見てきましたので、
この話には、よほど暇とお金に余裕のない方以外は止めて置かれた方が良いと思います。
いや、この話は本当の話だと、ここまで言っても反論し、信じ切っている方が多いのが、
この手の話に夢中な方の特徴ですが、
明日改めて、この手の話が好きな友人にも言ったことのない、
私の馬鹿馬鹿しい3つの体験談などをお話したいと思います。
