知人からのメール 優良未公開株について
6月16日
昨日、以前ビジネスマッチングをしていた時の知人から、
久しぶりに次のようなメールをもらいました。
「しばらくお会いしていませんね。
わたしは、現在、(億万長者になる資産運用)というタイトルで、
セミナー等を開催しています。
内容的には、株についての考え方を、世界の成功者の例を挙げながら、
勉強していくというものです。
そんな状況から、個人投資家たちが集まり始めました。
しかし、彼らは、現実に投資の対象となる未公開株について興味があり、
投資先となる優良ベンチャーを紹介してほしいというのです。
したがって、リスクもあることなので、
ベンチャーキャピタルが審査してOKの企業を対象に考えていますが、
bhycom様は、代理店を募集しているベンチャーキャピタルをご存知でしょうか?
bhycom様も、ベンチャーキャピタルとしての仕事をされているのではないですか?
できたら、お会いして話を聞かせていただきたいのです。」
メールの内容を簡単まとめれば次のようなことです。
1.個人投資家が集まり、投資対象として未公開株に興味がある。
2.優良な未公開株を紹介して欲しい。
しかし、このメールから2つの重要な視点が抜けている印象を受けました。
一つ目は、会社と縁のない投資家から未公開株への投資と言うことは、
見方を変えると、会社にとっては、見ず知らずの人からエクイティーを受けると言うことで、
企業にとって、未公開時にエクイティを受けることの意味やリスクを理解しているのか?どうか。
また、二つ目は、優良な未公開株が、金余りのこの時期に、
会社と無関係な人たちに配分される余地があるとは思えない。
もちろん投資の側面だけではなく、
一つ目で申し上げた属性の分からない人からの出資を喜ぶわけがないという側面も大きいと思います。
この知人のやっている活動にケチをつける気はありませんが、
この二つの点から見て、
未公開時の会社のエクイティーに対するリスクを理解していないという印象、
プラス、金余りという現在の状況を見誤っていて、
会社に縁のある人が見向きもしないクズ株をつかまされる可能性が高いという懸念を感じました。
来週会うことにしましたので、余計なお節介かもしれませんが、
このあたりを確認して、忌憚のない意見を言いたいと思っています。
以前、多くの人がバブルの後遺症で、投資意欲がなかった時は、
私にも、未公開株の株を引き受けてくれる人を紹介して欲しいという話が良く舞い込んできたものですが、
最近はほとんどありません。
理由は先程も書いたように、
投資について、供給より需要が上回っているからです。
皆様にも、時々上場を目指す会社へ投資をしないか(未公開株への投資)と言う話が、
来るかもしれませんが、
必ず株の募集されている株価の根拠はいったいなんであるのか確認してください。
時々上場準備に入っている会社であるはずなのに、
監査法人の監査さえ受けていないような、まったく詐欺まがいの案件もあるので要注意です。
私の知人なんかは、出資をした1週間後に、出資した会社が倒産したなんていうこともありましたので、
有利な投資話には、注意をしてし過ぎることはありません。
一番の判定は、なんで自分がこのようなビジネスチャンスに恵まれることになったかを、
冷静に判断すれば、だいたいインチキな話かどうか分かると私は思っています。
弊社のように、資金調達のご支援で上場を支援した立場であっても、
契約書に明記でもしていないと、なかなか分け前にありつけない、
そのくらい優良未公開株なんて、
そうそうその会社と無関係なところに来るはずがないものなので、くれぐれもご注意を・・・。
お手数ですが、1クリックお願いできれば幸いです。宜しくお願いいたします。
資金調達虎の巻 CDゼミナール「これであなたの会社の資金調達は変わる!」老人介護施設の資金調達について
6月15日
昨日ご相談のあった案件は、
老人介護機能を持つマンションを買取るための資金調達の案件でした。
少子高齢化の流れで、ビジネスチャンスを感じ、異業種からの参入も多い業種で、
よくご相談を受けるのですが、実は弊社にとって、けっこう頭の痛い案件なのです。
弊社の場合、公的資金のお手伝いはしておりませんし、
立地する場所が、かなり辺鄙なところが多く、
土地の地目も山林が含まれていたり、
不動産自体の担保で調達が非常に困難であること。
また、弊社の今までの経験では、
銀行や大手ファイナンス会社も、介護事業に精通している会社かどうかを、
審査の大きなポイントにすることが多く、
新規参入の案件の場合、よほど会社に財務体力があって、
良いサービスを継続できる可能性の高いと思われる体制が整っていないと、
資金調達ができないことが多いので、非常にご支援が困難です。
なぜこのように、金融機関のハードルが高いかと申しますと、
この業界は助成金の不正受給などの問題も多く、
よほど老人の立場に立った良いサービスを継続する決意のある会社が経営しないと成功しないと、
金融機関が捉えているからです。
その理由は、単に儲かるから参入したと言う企業では、
すぐにサービスにぼろが出て、悪い風評が広がって、
デフォルトになるケースが本当に多いからだそうです。
ですから、建築したり購入した施設(マンション)を、
介護に実績のある会社に一括売却するような場合は、資金調達の可能性も高くなるのですが、
この業界に新規参入の場合は、本当にお手伝いの難しい案件となります。
また資金調達の金額も高額になる場合が多く、難しさに拍車をかけています。
ですから、皆様の中で、
新規参入、それも介護事業に実績のある会社との提携なしに、
老人介護施設に高額な投資をしようと思われている場合は、
かなり資金調達が難しいので、自己資金でできない場合は、
一括販売か、介護事業に実績のある企業に運営委託をするとかを検討された方が、
ずっと現実的であるということをご認識下さい。
今回の案件は、すでに高額な手付けを打っていて、
引くに引けず、法定外の高利でも良いから最終決済の資金調達をしたいと言うことでしたが、
弊社は法定外の金利の資金など扱っていませんし、
いつも言うように破綻を最悪にするお手伝いはできないので、
申し分けなかったのですが、お断りしました。
この方、実はとても信用の高い会社の役員でいらっしゃるのですが、
個人的な仕事としてやっていらっしゃるようで、
またまた・・・・。
どうして、このような無謀なことをされるのか、残念でなりません。
最後に、「御社はきれいな資金しか扱っていないので残念でした。」と言われましたが、
きれいでない資金を扱うコンサルタントもきっと多いのでしょうね。(苦笑)
不動産トラブルの解決を阻むこととは?
6月14日
不動産の絡む金融機関とのトラブル解決のお手伝いをしていて、
よく直面する、上手くいかない場合の原因について、今日は書いていきたいと思います。
4月23日から3回にわたって書きました「資金調達を自分で壊した顧客」をご一読いただくと、
よくお分かりいただけると思うのですが、
この例ように極端な例は特例として、上手くいかない場合の原因は次の3つに集約されていると思います。
①優柔不断であったり理解力が不足しているといった本人自体に問題がある場合
②家族や親族の同意が得られない場合
③お節介な知人や邪まな専門家がまわりにいる場合
弊社もかなりの数の案件を取り扱い、成功した実績も数多く持っていますが、
失敗に終わった案件の多くは、この3つの原因によるところが多く、
抵当権を抹消するための資金調達が、
上手く行かなかったことが原因であることの方が少ないのが現状です。
①については、トラブルになっている金融機関と真正面からのハードな交渉が必要となったり、
現有している資産で、捨てなければならないものが出てきたり、
場合によれば自宅を手放さないといけない場合もあり、
どのような案件でも、当事者の顧客は、それ相応の決断が必要となる局面が必ずあります。
ところが優柔不断な方は、この決断ができないことがあり、
決断できないまま時間が経過して、更に悪い状態になって初めて決断をするようなことが良くありますが、
往々にして、結果としてもっと早い時期にやっとけば良かったなと言うような場合がよくあります。
また場合によれば、人生を左右する決断をするのですから、
ご本人がよく理解して納得していることがとても重要になりますが、
たとえば、ノンリコースローンで所有権がSPC(特定目的会社)に移ることについて、
弊社や金融機関が結託して乗っ取るのではないかと疑ったり、
一時親族の方に所有権を移すような場合も、同様の疑いを持ち、拒否されるような場合があります。
金融機関は、本人の所有権のままや、子息や奥様など家族に所有権を移転する場合は、
抵当権の減額を飲めないと言う場合も多いのですが、
「なぜ飲めないんだ!銀行と結託しているのだろう」と、弊社を疑うような場合もあり、
通常の常識のある方であれば、誰でも理解できるようなことを、
理解できない方も本当にいて、このような場合は、もうお手上げです。
また②の理由で、せっかくの再生ができない場合も良くあります。
確かに、たとえば、金融機関とトラブルになって自宅までなくなりそうな状況になっているのですから、
当事者の顧客が、家族や親族から信用をなくしていることも理解できますが、
特に年配のお父様やお母様が同意しないことで、再生の計画が頓挫することもよくあります。
もちろん、当事者の顧客の平素の行いに問題があった訳ですから、
お年を召したご両親を批判することはできません。
しかし、いくら信用を失くしていても、
これをやらないと本当に全財産をなくすことになると思えば、
ご両親を説得できないはずがないと思うのですが、
すぐに諦めて、熱意も気合も、この場に及んでも感じられない方がいるのには驚きます。
それから誤解をされるかもしれませんが、
金融機関とのトラブルの解決は、当事者の今後の人生を分けることなのに、
評論家のような友人や確信犯的に自分のメリットのみで行動する専門家の存在も、
せっかくの再生計画を台無しにすることがあります。
もちろん決断するのは本人で、友人や専門家から言われたことぐらいで、
決断を揺るがすこと自体問題ではありますが、
4月23日で書いた弁護士の先生は恥を知れと言いたい気持ちでいっぱいで、
詳しくは書けませんが、この顧客と家族の現在の窮状は大変です。
少しは責任を感じているのならまだしも、
紹介者だった税理士の先生から聞いたところ、
この弁護士は、その後全く寄り付きもせず知らん顔で、本当に現金な奴だと苦笑していました。
少し横道にそれましたが、
友人のお節介や邪まな専門家に影響されないことも重要で、
やはり当事者本人がしっかりしていることが、金融トラブル再生の条件と思います。
弊社も、このような体験を何度もしてきましたので、
最近は依頼のあった時、顧客の性格や、話を本当に理解していただける方かどうか、
また、対象不動産が共有である場合は、共有している方の意思確認もするようにしています。
もちろん、弊社もビジネスですから、収益確保が前提ですが、
最終的に顧客のメリットが優先されるよう、ミスリードしないように心がけています。
大変お手数ですが、クリックをお願いできれば幸いです。宜しくお願いいたします。
資金調達虎の巻 CDゼミナール「これであなたの会社の資金調達は変わる!」


