このタレント 分かっているのかな思うこと
6月22日
少し資金調達の話からそれてしまいますが、
テレビや雑誌を見ると消費者金融のCMがやけに目に付きます。
まあこれは、見た人のほとんどが、素晴らしい金融サービスとは思わないし、
必要悪ぐらいに理解すると思うので許せるのですが、
この時期に及んで、国債のCMを見ると、非常に理不尽な気持ちになります。
厚生年金のCMも、同じく理不尽で、国がねずみ講のCMをしていると思うのは私だけでしょうか?
このことはともかく、国債のCMは、
私の周辺にも、CMを見て買ったかのかどうか分かりませんが、
全預金を国債にシフトした人とか、
ここまで行かないまでも、もっとも安全な、また有利な投資先と思って買った人が、
高年齢の方に多いのには非常に驚きます。
私見の極値になりますが、
私は国債なら、まだ投資対象としてはワンルームのほうがマシではないかとさえ思っています。
それは、よく預金封鎖、国債暴落一辺倒の書籍にも書いてあるように、
いくらなんでも、今の国の金の使い方は滅茶苦茶です。
もし、私が国債のCMのコマーシャルに出演できるようなタレントであったら、
これはあまりにも非現時的なことなので、タレントをマネージメントするプロダクションの経営者だったら、
現在なら、国債のCMには出演させないと思います。
危ない金曜商品のCMに出ているのと同じではないかと思うからです。
日本、アメリカ、中国の3国で、上手にお金が回っているし、
国債の引き受け手がほとんど国内だから、
大丈夫かなと、思うこともありますが、
ここまで滅茶苦茶な財政状況の国の国債に投資することは、
財務内容の悪い倒産寸前の社債に投資するようなことですから、
非常にシンプルに考えてみて、私は投資する人の気が知れません。
まして、国債のCMに出ているタレントは、全く脳天気としか見えず、
いくら出演要請があっても、
もう少しリスクヘッジをした選択をしたほうが良いのになと思います。
もちろんこのタレント自身が、
日本の国債の暴落なんてあり得ないと信じているのなら、
これは頑張って出演すれば良いと思いますが・・・。
利回りについて
6月21日
弊社にも時々個人の投資家から、
良い投資案件がないかという照会を受けます。
この時、投資についてよく理解している方は、
リーズナブルな配当を要求されるのですが、
現在の金余りで、更に不動産も東京に関しては、バブル手前のような状況なのに、
相変わらず、安全で、良質で、しかも10%以上の利回りの投資案件はないかといった、
場合によっては15%以上の利回りの投資案件はないかという、
トンチンカンな条件を主張する方がいます。
よくよく考えてみると、
投資家にとっては配当ですが、投資先の会社にとっては、調達コストです。
また不動産について言えば、
利回りの良い物件と言うことは、不動産の売り手のオーナーから見れば、
不動産の安売りをすることです。
と言うことは、優良で、かつ安全な投資案件については、
たとえば、社債やファンドなどのデットファイナンス(債務になるファイナンス)とした場合、
当然優良で安全な会社は高い調達コストで調達をすることはありませんし、
良い運用先(投資先)に困っている投資家(機関投資家も含む)も現在多くいるのですから、
当然、需要と供給の原理で、配当が低くなるのは当然です。
また、不動産についても、現在東京では、表面利回りが5%前後でも、
港区などの物件はなかなか見つけることが難しい状況ですから、
東京の中心部でネット10%の物件はないかと言われても、
これは、余程築古や権利関係が複雑なものか、何らかの問題がなければ、
四葉のクローバーを見つけるより難しいかもしれません。
融資を受ける時に、金利原理主義的な方がいらっしゃるように、
投資についても配当原理主義的な方がいらっしゃいますが、
どうしてなんでしょうね?
もちろん投資は配当が重要なことは当たり前ですが、
現在の市場の状況をよく検討しないと、
ただお題目のように利回り10%以上なんて、言い続けていると、
結局のところ、倒産寸前の会社の株式を引き受けたり、
修繕費のかかりまくる不動産に投資をしたりするのが落ちです。
あまりに訳の分からない顧客だったのでサービスを中止した顧客で、
金利やコンサルフィーや投資利回りに、異常と思えるぐらい過敏だった方がいましたが、
この方の投資不動産物件は、所有の6物件全てが、
とんでもない物件をつかまされていて、
1件などは風俗がテナントとして入居しているため、評価不可でした。
投資の利回りは、表面の数字だけで判定するのではなく、
社債やファンドであれば、収益性、安全性、リスクヘッジなどを考慮する必要があると思いますし、
不動産については、これから発生する費用、地震リスク、テナントリスクなどをよく検討して、
真実の利回りを検討することが大切だと思います。
今日書いたことは当たり前のことだと思われるかもしれませんが、
この当たり前の理屈が理解できない方が多いのも事実で、
敢えて書いてみました。
昨日、サービスを中止した元顧客から、
久しぶりに連絡がありました。
なんと、凝りもせず、港区、中央区、渋谷区で、
利回り10%以上の出物はないかと言う照会でした。
「3年ほど待たれたらどうですか」と答えました。
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資金調達虎の巻 CDゼミナール「これであなたの会社の資金調達は変わる!」
事業計画だけで資金調達が可能か?
6月20日
先週の土曜日、このブログをお読みいただいている起業家でもある学生のS氏から、
シンプルに書けば、タイトルのようなご質問をいただきました。
資金調達を支援する仕事をしていて感じる、非常に重要な質問と思いましたので、
今日書いてみたいと思いました。
この質問はS氏だけではなく、多くの方々からいただく質問でもあります。
銀行は過去の実績にお金を貸すが、将来性には金を貸さない、
このことが銀行を担保主義に走らせ、バブル崩壊により、多額の不良債権を持つに至った。
だから日本の金融も将来性を見て金を貸すようにしなければいけない。
このような批判を良く聞きます。
ある意味真理をついていると思いますが、
では会社の将来性を金融機関がどのレベルで感じるのかについて、
私なりに思うところがあり、S氏にも返信しました。
このことについて、S氏に返信したメールの概要を、ご参考までにご一読下さい。

