思うように資金調達ができない方へ -2438ページ目

このタレント 分かっているのかな思うこと

6月22日

                                         テレビ

少し資金調達の話からそれてしまいますが、

テレビや雑誌を見ると消費者金融のCMがやけに目に付きます。


まあこれは、見た人のほとんどが、素晴らしい金融サービスとは思わないし、

必要悪ぐらいに理解すると思うので許せるのですが、


この時期に及んで、国債のCMを見ると、非常に理不尽な気持ちになります。

厚生年金のCMも、同じく理不尽で、国がねずみ講のCMをしていると思うのは私だけでしょうか?


このことはともかく、国債のCMは、

私の周辺にも、CMを見て買ったかのかどうか分かりませんが、

全預金を国債にシフトした人とか、

ここまで行かないまでも、もっとも安全な、また有利な投資先と思って買った人が、

高年齢の方に多いのには非常に驚きます。


私見の極値になりますが、

私は国債なら、まだ投資対象としてはワンルームのほうがマシではないかとさえ思っています。


それは、よく預金封鎖、国債暴落一辺倒の書籍にも書いてあるように、

いくらなんでも、今の国の金の使い方は滅茶苦茶です。


もし、私が国債のCMのコマーシャルに出演できるようなタレントであったら、

これはあまりにも非現時的なことなので、タレントをマネージメントするプロダクションの経営者だったら、

現在なら、国債のCMには出演させないと思います。

危ない金曜商品のCMに出ているのと同じではないかと思うからです。


日本、アメリカ、中国の3国で、上手にお金が回っているし、

国債の引き受け手がほとんど国内だから、

大丈夫かなと、思うこともありますが、

ここまで滅茶苦茶な財政状況の国の国債に投資することは、

財務内容の悪い倒産寸前の社債に投資するようなことですから、

非常にシンプルに考えてみて、私は投資する人の気が知れません。


まして、国債のCMに出ているタレントは、全く脳天気としか見えず、

いくら出演要請があっても、

もう少しリスクヘッジをした選択をしたほうが良いのになと思います。

もちろんこのタレント自身が、

日本の国債の暴落なんてあり得ないと信じているのなら、

これは頑張って出演すれば良いと思いますが・・・。


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利回りについて

6月21日


弊社にも時々個人の投資家から、

良い投資案件がないかという照会を受けます。

                                               

この時、投資についてよく理解している方は、

リーズナブルな配当を要求されるのですが、

現在の金余りで、更に不動産も東京に関しては、バブル手前のような状況なのに、

相変わらず、安全で、良質で、しかも10%以上の利回りの投資案件はないかといった、

場合によっては15%以上の利回りの投資案件はないかという、

トンチンカンな条件を主張する方がいます。


よくよく考えてみると、

投資家にとっては配当ですが、投資先の会社にとっては、調達コストです。

また不動産について言えば、

利回りの良い物件と言うことは、不動産の売り手のオーナーから見れば、

不動産の安売りをすることです。


と言うことは、優良で、かつ安全な投資案件については、

たとえば、社債やファンドなどのデットファイナンス(債務になるファイナンス)とした場合、

当然優良で安全な会社は高い調達コストで調達をすることはありませんし、

良い運用先(投資先)に困っている投資家(機関投資家も含む)も現在多くいるのですから、

当然、需要と供給の原理で、配当が低くなるのは当然です。


また、不動産についても、現在東京では、表面利回りが5%前後でも、

港区などの物件はなかなか見つけることが難しい状況ですから、

東京の中心部でネット10%の物件はないかと言われても、

これは、余程築古や権利関係が複雑なものか、何らかの問題がなければ、

四葉のクローバーを見つけるより難しいかもしれません。


融資を受ける時に、金利原理主義的な方がいらっしゃるように、

投資についても配当原理主義的な方がいらっしゃいますが、

どうしてなんでしょうね?


もちろん投資は配当が重要なことは当たり前ですが、

現在の市場の状況をよく検討しないと、

ただお題目のように利回り10%以上なんて、言い続けていると、

結局のところ、倒産寸前の会社の株式を引き受けたり、

修繕費のかかりまくる不動産に投資をしたりするのが落ちです。


あまりに訳の分からない顧客だったのでサービスを中止した顧客で、

金利やコンサルフィーや投資利回りに、異常と思えるぐらい過敏だった方がいましたが、

この方の投資不動産物件は、所有の6物件全てが、

とんでもない物件をつかまされていて、

1件などは風俗がテナントとして入居しているため、評価不可でした。


投資の利回りは、表面の数字だけで判定するのではなく、

社債やファンドであれば、収益性、安全性、リスクヘッジなどを考慮する必要があると思いますし、

不動産については、これから発生する費用、地震リスク、テナントリスクなどをよく検討して、

真実の利回りを検討することが大切だと思います。


今日書いたことは当たり前のことだと思われるかもしれませんが、

この当たり前の理屈が理解できない方が多いのも事実で、

敢えて書いてみました。


昨日、サービスを中止した元顧客から、

久しぶりに連絡がありました。

なんと、凝りもせず、港区、中央区、渋谷区で、

利回り10%以上の出物はないかと言う照会でした。


「3年ほど待たれたらどうですか」と答えました。


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事業計画だけで資金調達が可能か?

6月20日

先週の土曜日、このブログをお読みいただいている起業家でもある学生のS氏から、

シンプルに書けば、タイトルのようなご質問をいただきました。
 

資金調達を支援する仕事をしていて感じる、非常に重要な質問と思いましたので、

今日書いてみたいと思いました。

 

この質問はS氏だけではなく、多くの方々からいただく質問でもあります。

 

銀行は過去の実績にお金を貸すが、将来性には金を貸さない、

このことが銀行を担保主義に走らせ、バブル崩壊により、多額の不良債権を持つに至った。

だから日本の金融も将来性を見て金を貸すようにしなければいけない。


このような批判を良く聞きます。


ある意味真理をついていると思いますが、

では会社の将来性を金融機関がどのレベルで感じるのかについて、

私なりに思うところがあり、S氏にも返信しました。

 

このことについて、S氏に返信したメールの概要を、ご参考までにご一読下さい。

 

「さて、ご質問の件ですが、
書面だけの会社に云々の件ですが。
通常の金融機関からと言う意味であれば99%NOです。
今のS様の会社が、もし、ペーパーに落とした事業計画があるのみの段階でしたら、
直接金融も含めて、S様の親族の方や親しい人から以外の資金調達は無理です。
 
どなたの事業も言える事ですが、2代目の経営者ように事業継承を受けた場合を除いて、
全ての事業家が通る段階で、アイデア⇒現実へと移行するため、
初期の段階では、
何とか自己資金などで事業を開始し、少ない資金で事業を運営しているのが現実です。
このような中で、この事業で知り合った人や会社などから、形はいろいろですが、
個人的な信頼感を元に資金提供を受けるようなチャンスにめぐり合っている場合が非常に多く、
これを起爆剤に、ステージから次のステージへとワープするような幸運にめぐり合っているようです。
このあたりになって、初めてVCなど金融機関からのエクイティーや、銀行からの借入も可能となります。
 
ですから、まずこれだと思われる事業を計画したら、
まず事業を開始して、実践して、事業計画通り事業が発展できる可能性を、
S様がまず実感できるところまで頑張ってみられることが大切と思います。
これを見て、他人もS様の事業の可能性を実感し、
初めてS様を応援したいと思う会社や個人が出てきますので、
この段階を経てから他人(金融機関)からの資金調達が可能になると思っていただいて良いと思います。
 
ですから、事業計画にしても、
自己資金、親族からの調達、あるいは国金の新創業融資制度の範囲内で事業が開始でき、
せめて1期はこの資金と収益で運営できる計画でないと、現実的でないと思います。
最近は学内ベンチャーへの資金提供などもあるので、一概に言えませんが、
まず自己資金で起業⇒知り合いからの調達(直接金融)⇒金融機関からの調達の流れが最も現実的だと思います。
このあたりを2~3年で通過できれば上々です。
それこそ成長の2次曲線ではないですが、ある時点を境に急に発展しますので、
本当に頑張って上手くやれば30歳前後での上場も可能なスケジュールですので、
焦りは禁物です。
 
良く聞かれる逸話かもしれませんが、
金融機関から資金調達ができるまで、
たとえば有力引越し専門会社などは、
経営者、従業員の消費者金融からの借入を広告宣伝費に充当して成功したとか、
起業して成功した人は必ず、この局面を、幸運も味方につけて通り抜けているようです。
レンタルビデオ大手にしても、始めは外国で購入したビデオのレンタルからはじめ、
ある段階で、当時のS銀行のある支店長に認められ、
無担保融資を受けたことがきっかけになって事業拡大に成功したと聞きました。
外食大手の社長も、最初の自己資金を捻出するために、
確か大手運送会社で働いたとテレビで聞いたことがあります。
 
ですから、まずご自分で準備可能な資金を明確にして、
この資金を元に事業を開始して、発展につなげて行くような事業計画を作られ、
可能な範囲で事業をまずスタートするのが大切だと思います。」
 
このメールをお読みいただいたS氏から確認のメールがきました。
「ということは、極端な例として、事業計画書だけで東京ドームの資金調達は難しいのか?」
という質問で、この質問に対して返信したメールが次の通りです。
 
「おっしゃる通りです。最初から東京ドームは無理です。
ただ、もし資金を提供できる人物を人脈に持っている場合は別ですが・・・。
ですから、事業家の力量の一つに、資金力のある会社や人物から、可愛がられる、
あるいは信用されることも大きな経営資源です。
大手ポータルサイト運営会社の社長がジジー殺しと異名をもつのも、この力量のことを指します。
彼の場合はお父様の関係で人脈があったことも味方をしたかもしれませんし、
銀行時代、大手通信インフラ会社の担当をしたことも幸運だったと思いますが、
いずれにしても何らかの事業を開始して、
今のその事業が小さなものでも、大きなものに発展しそうな魅力を感じさせないと、
このような人物にめぐり合うことはありません。
また事業もですが、まず経営者自信に魅力があることが大切です。
私も前職の時、財界の大物ともお付き合いがありましたが、
どのような若手の経営者なら、協力したいと思うかと聞いたことがありますが、
彼らは口を揃えて、まず経営者の人間的な魅力、次に事業の魅力と言っていましたから、
現在でもそう変わりはないと思います。
大手通信インフラ会社の社長も、
最初は福岡の雑餉隈という本当にローカルな事務所からスタートしましたし、
大手格安旅行代理店の創業者もマンションの1室からスタートしたのであり、
決して東京ドームを作るようなところから始めていません。
 
事業はまず金というのが現実ですので、
まず自己資金の確保(自分で集められる資金)からスタートするのが一番です。
もちろん現実的な事業の計画が前提です。」
 
S氏には、返信のメールの概要を開示して申し訳なかったのですが、
資金調達支援の仕事をしていて、とても重要なことだと思いましたので、
私見ですが書かせていただきました。
今日の記事を書くきっかけを頂いたS氏に感謝いたします。
S氏のご成功を心よりお祈りしたいと思います。
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