銀行と面談する時の同行者について
6月25日
先週あったことなのですが、
某生保の支社から紹介されたM社の案件ですが、
某都市銀行に打診をして良い方向性が出て、面談の運びとなったのですが、
面談が終わった後、銀行の担当者より電話がありました。
『社長と一緒に社会保険労務士の名刺を持った方が同行してきたのですが、
どのようなお立場で来られたのか聞いたところ、
コンサルタントとしての立場で来たとおっしゃるのですが、
ひょっとしてあまり良くない方からの案件ではないでしょうか?
この社労士の素性を教えて欲しい。』 と言う連絡でした。
すぐに生保の部長に照会して、同席したのは他意はなく、決して怪しい仕事をしている人ではないと、
銀行に連絡して事なきを得たのですが、
同席者の素性や経営者とのかかわりが確認できない場合は、
このことだけで取引を断わられることがほとんどですので、
気を付けて頂きたいと思います。
一人で行けばよいのに、
なぜか銀行との面談に、一見会社経営に無関係の方を同席させる社長がいますが、
これは絶対にしてはいけないことです。
同席してよいのは、
社内の役員、財務経理責任者及び担当者と
経理全般を見ている公認会計士か税理士だけです。
これ以外の方は、いかに士業の方でも、絶対に同行は逆効果です。
なぜ駄目かは、私にも100%分かりませんが、
①秘密露営の懸念
②粉飾決算の懸念(=怪しい案件との懸念)
③行内事情(他の行員の目を懸念)
この三つが主な理由と思われます。
時々友人だとか、昔からお世話になっている人が一緒に銀行に来て、
「社長は財務とか経理には明るくないので、一緒に来た」と言う場合があるそうですが、
財務や経理を把握していない社長に銀行が積極的に融資をするはずがないことぐらい、
なぜ理解できないのか私には分かりません。
このブログでも何度も書いていますが、
中堅企業になるまでは、銀行との折衝は社長が中心になって対応することが大切です。
しっかりした財務責任者がいても、絶対に丸投げしないで下さい。
不正が起きる温床ともなりますし、
結果として社長とは違うニュアンスで銀行取引をしてしまったり、
弊社の顧客でも、社長が中心にやっていない会社は、
資金調達の上手く行っていない会社が本当に多いので、
このことはぜひご認識いただきたいと思います。
まして、銀行の面談に同行者を連れて行くことは絶対に止めて欲しいと思います。
頼りない社長を自ら証明しているようなものですから・・・・。
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資金調達虎の巻 CDゼミナール「これであなたの会社の資金調達は変わる!」
名刺の字体
6月24日
最近名刺の整理をしていて、改めて名刺って、人となりを現しているなと再確認しました。
このブログでも書いていますように、
この仕事をしていると、様々な方と名刺交換をいたします。
それこそ、一流の経営者から詐欺師まで、
この仕事をしていなかったら、たぶん体験できないと思うくらいです。
その中で、多くの方があまり接点を持たないと思われる、
詐欺師、M資金自称資金者、政治団体の方、強面の方、金融ブローカー、地上げ関係者・・・・・・
この方々の名刺の特徴って分かりますか?
たとえば 田中太郎だとすると、この方々の多くの方が、次のような字体の名刺を使っています。
また不思議と、会社名や住所など他の字と比較して、
自己顕示欲が強い現われか、不釣合いなぐらい、大きくて、太い字であることが多いのも特徴です。
ですから、資金調達のコンサルタントを紹介された時に、
そのコンサルタントが万一このような字体の名刺を差し出したら、
ほぼ、インチキか、力技系のコンサルタントと思って間違いないと思います。
この間もブログでお知り合いになった公認会計士の先生から伺った話ですが、
ある企業コンサルタントが大手ファイナンス会社の社員を伴って来て、
顧客が大手ファイナンス会社との契約を慎重になったところ、
「天下の★★★★社を連れてきてんだぞ!何で契約しないんだ!!」と切れたらしいのです。
この企業コンサルタントの名刺のコピーを拝見したところ、
やはり字体は以下の通りでした。(もちろん拝見した名刺の名前とは違います。)
田中 太郎
このような字体のことを行書体と言うのかどうか定かではありませんが、
もし行書体と言うなら、
別に行書体に恨みはありませんが、
名刺交換をして、この行書体で名前が書かれている名刺を見ると、
忌憚なく言いますと、ワー参ったなと思います。
その後の話や行動で、とてもお付き合いのできる方ではなかったという、
この予感がほとんど当たるので面白いですよ。
人の風体で人を判断するのは良くないかもしれませんが、
会った瞬間に、行書体の名刺を出すんじゃないかなとも思いますから・・・。
資金調達虎の巻 CDゼミナール「これであなたの会社の資金調達は変わる!」
ある資産家に来た出資の話
6月23日
「個人投資家から資金調達をしたいので、個人投資家を紹介してほしい」
このような依頼がよくあります。
まともの話も、もちろんありますが、
とてもお手伝いのできない、あぶない、ふざけないで欲しいと言いたくなる要請もよくあります。
だいたい依頼者は、最初の中は会社や事業の将来性の話から始めることが多いのですが、
よくよく聞いてみると、
大体の場合、今日明日のうちに調達しないと、手形が不渡りになったり、支払いができないような、超緊急を要する資金である場合が多く、
計画性がないだけでなく、返済原資も特定できない、
要するに返済するあてが依頼者本人にもなく、
迷惑の連鎖を見ず知らずの会社や個人に広げるような、
まったくふざけた内容であることが多いので、
もちろん投資家の紹介など断わりますし、資金提供するような奇特な人もいないとは思いますが、
中には、実にうまくこの手の話を、有利な投資話に仕立てる天才的な人もいるので要注意です。
先週驚いたことがあったのですが、
ある地方の資産家A氏から、
とても良い会社への出資の話があるので、
投資に値する話かどうか、上京するから相談に乗って欲しいと連絡があり、
会ってみて、会社名を見てびっくりしました。
もう何年も前に相談を受けたことのある会社で、
この当時も資金繰りは火の車で、しかも危ない人たちに手形が渡っていたりして、
とてもお手伝いのできる状況の案件ではなかったのでお断りした会社でした。
ただこの会社、
この会社のバイタリティー溢れる女性社長がビジネス書に取り上げられていたり、
巧みに有名企業との提携の話や、
超有名企業ではありませんが、誰もが知っている会社が株主であるとか、
このあたりの演出は見事で、
相談を受けた数年前でも、良くここまでもったなという財務内容でした。
であるのに、数年たった現在も、同じような内容で出資を募っているのには驚かされましたし、
存続していること自体が意外でした。
もちろん、私もずっとこの会社を見てきたわけではありませんし、
やり手の社長なので、劇的に内容が改善されている可能性もあるので、
絶対にやばい話とは断定できませんでしたが、
よくこの資産家に聞いてみると、
出資なのに財務内容の説明がなかったり、
出資の目論見書のようなものもなく、
ともかく、今日中に決めないと出資のチャンスはないと言った、
ただただ資金調達を急いでいる話でした。
でも、この投資家は投資を諦めきれないようでしたが、
ともかく決算書ぐらいは見ないで出資はできないと言うことには納得した資産家が
決算書を入手したところ、
その内容は、とても上場どころではなく、出資できるレベルの内容ではありませんでした。
私が見た数年前の財務諸表より、売上高は横ばいなのに、資本金は10倍にもなっていて、
しかも、証明の難しい株主の内容も有名銘柄がチラホラで、
オフィスも超一等地に変更されており、
怒られるかもしれませんが、この社長、たいした詐欺師だと思わざるを得ませんでした。
私もたまたま数年前に、この会社の深い内容まで把握していたので、危ない案件と断言できましたが、以前の会社の状況と現状を時系列で比較できなかったら、
この資産家の出資を100%の自信を持って断念させることはできないぐらい、
うまくお化粧されていたので、
これなら、中には出資する人もいるかもしれないなと感心しました。
なんども繰り返しになりますが、
未公開株への投資は、気を付けないと危険がいっぱいです。
資金調達虎の巻 CDゼミナール「これであなたの会社の資金調達は変わる!」

