不動産トラブルの解決を阻むこととは? | 思うように資金調達ができない方へ

不動産トラブルの解決を阻むこととは?

6月14日

注意

不動産の絡む金融機関とのトラブル解決のお手伝いをしていて、

よく直面する、上手くいかない場合の原因について、今日は書いていきたいと思います。


4月23日から3回にわたって書きました「資金調達を自分で壊した顧客」をご一読いただくと、

よくお分かりいただけると思うのですが、

この例ように極端な例は特例として、上手くいかない場合の原因は次の3つに集約されていると思います。


①優柔不断であったり理解力が不足しているといった本人自体に問題がある場合

②家族や親族の同意が得られない場合

③お節介な知人や邪まな専門家がまわりにいる場合


弊社もかなりの数の案件を取り扱い、成功した実績も数多く持っていますが、

失敗に終わった案件の多くは、この3つの原因によるところが多く、

抵当権を抹消するための資金調達が、

上手く行かなかったことが原因であることの方が少ないのが現状です。


①については、トラブルになっている金融機関と真正面からのハードな交渉が必要となったり、

現有している資産で、捨てなければならないものが出てきたり、

場合によれば自宅を手放さないといけない場合もあり、

どのような案件でも、当事者の顧客は、それ相応の決断が必要となる局面が必ずあります。


ところが優柔不断な方は、この決断ができないことがあり、

決断できないまま時間が経過して、更に悪い状態になって初めて決断をするようなことが良くありますが、

往々にして、結果としてもっと早い時期にやっとけば良かったなと言うような場合がよくあります。


また場合によれば、人生を左右する決断をするのですから、

ご本人がよく理解して納得していることがとても重要になりますが、

たとえば、ノンリコースローンで所有権がSPC(特定目的会社)に移ることについて、

弊社や金融機関が結託して乗っ取るのではないかと疑ったり、

一時親族の方に所有権を移すような場合も、同様の疑いを持ち、拒否されるような場合があります。


金融機関は、本人の所有権のままや、子息や奥様など家族に所有権を移転する場合は、

抵当権の減額を飲めないと言う場合も多いのですが、

「なぜ飲めないんだ!銀行と結託しているのだろう」と、弊社を疑うような場合もあり、

通常の常識のある方であれば、誰でも理解できるようなことを、

理解できない方も本当にいて、このような場合は、もうお手上げです。


また②の理由で、せっかくの再生ができない場合も良くあります。

確かに、たとえば、金融機関とトラブルになって自宅までなくなりそうな状況になっているのですから、

当事者の顧客が、家族や親族から信用をなくしていることも理解できますが、

特に年配のお父様やお母様が同意しないことで、再生の計画が頓挫することもよくあります。


もちろん、当事者の顧客の平素の行いに問題があった訳ですから、

お年を召したご両親を批判することはできません。

しかし、いくら信用を失くしていても、

これをやらないと本当に全財産をなくすことになると思えば、

ご両親を説得できないはずがないと思うのですが、

すぐに諦めて、熱意も気合も、この場に及んでも感じられない方がいるのには驚きます。


それから誤解をされるかもしれませんが、

金融機関とのトラブルの解決は、当事者の今後の人生を分けることなのに、

評論家のような友人や確信犯的に自分のメリットのみで行動する専門家の存在も、

せっかくの再生計画を台無しにすることがあります。


もちろん決断するのは本人で、友人や専門家から言われたことぐらいで、

決断を揺るがすこと自体問題ではありますが、

4月23日で書いた弁護士の先生は恥を知れと言いたい気持ちでいっぱいで、

詳しくは書けませんが、この顧客と家族の現在の窮状は大変です。

少しは責任を感じているのならまだしも、

紹介者だった税理士の先生から聞いたところ、

この弁護士は、その後全く寄り付きもせず知らん顔で、本当に現金な奴だと苦笑していました。


少し横道にそれましたが、

友人のお節介や邪まな専門家に影響されないことも重要で、

やはり当事者本人がしっかりしていることが、金融トラブル再生の条件と思います。


弊社も、このような体験を何度もしてきましたので、

最近は依頼のあった時、顧客の性格や、話を本当に理解していただける方かどうか、

また、対象不動産が共有である場合は、共有している方の意思確認もするようにしています。

もちろん、弊社もビジネスですから、収益確保が前提ですが、

最終的に顧客のメリットが優先されるよう、ミスリードしないように心がけています。



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