15年前銀行が最も懸念したことは・・・ 4
10月14日
「15年前銀行が最も懸念したことは・・・」について、
3回にわたって書いてきましたが、この記事を書いた真意を書きます。
読者の中には、私の事例は特殊で、現実的でないという感想を持つ方も中にはいらっしゃると思いますし、
過激に銀行への批判を面白可笑しく書くのが目的ではないかと思われる方がいるかも知れません。
また、15年前の銀行と現在の銀行では違うのではないかと思う方もいると思います。
しかし、私の体験は1回ですが、
その後の銀行被害の方のご相談を受けた体験、
それにも増して、資金調達のご相談を受けてきた多くの案件において、程度の差はあっても、
銀行など金融機関とのトラブルが必ず存在していますので、
決してフィクションではないので、ご参考にしていただいて良いと思います。
トラブルが存在する案件を見ると、
銀行など金融機関の顧客に対する対応が、
銀行をどう贔屓目に見ても、ちょっと変ではないかと思われることは実に多く、
この数の多さや内容から考えて、もちろん顧客からの一方的な話ではありますが、
私が体験した15年も前と、それほど銀行の体質や考え方が、
良い方向に劇的に変化しているとは、とても思えないのが率直な感想です。
このブログをお読みいただいている方々の中にも、
銀行とのトラブルを抱えていたり、
銀行との交渉事が上手くいかず困っている方は必ずいらっしゃると思います。
これらの方々にぜひともお伝えしたいのは、
銀行との関係を特殊な関係と思うのは、もう止めようということです。
通常の商取引の世界ではあり得ない取引関係が銀行との取引にはあります。
たとえば、なぜ顧客が銀行員を接待しなければならないのか?
なぜ、50:50のイーブンな取引であるはずなのに、
顧客が圧倒的に不利な処理を許してしまうのか?
是正されたきたとは言え、
銀行のキャッシュカード不正使用による預金被害の件に対する対応を見ても、
通常の企業であれば居直れないようなことでも、平気に居直れる体質は、
やはり顧客の大切なお金にまつわるサービスを商品としている優先的な地位乱用としか思えません。
すこし話が飛びましたが、
まず銀行と、「なあなあ」的な懐の甘い関係は見直すことが大切です。
いくら、今まで、親密に付き合ってきたからと言って、
この関係が担当者や責任者の変更や金融情勢、銀行の財務内容によって、
瞬間的に、顧客のことも省みず、一方的に変更できるのが銀行の体質と思うこと。
これはとても大切です。
特に地銀や信金との取引においては、
過去には確かに、銀行とお互いに以心伝心的な関係になることが、
スムーズな銀行取引のコツであると言う時代もあったことは確かですが、
これはバブル崩壊以降の金融改革でまったく崩れたと思った方が良いと思います。
関係省庁の明確で厳正なガイドラインで銀行の行動は、こと細かくチェックされているので、
たとえ、その銀行の頭取と入魂であっても、このようなことが反映されないシステムになっている現在、
情実で融資が行われることは、余程馬鹿なクビ覚悟の行員がいる銀行でもない限り不可能です。
時々弊社のことを、銀行を動かせるかのような錯覚的なことを言う方もいますが、あり得ません。
こんなコンサル方法は現在は取り得ないようになっていますので、
入試で落ちた人を合格にできるようなことを、得意げに言うコンサルタントがいたら、
99%インチキと思っていただいて良いぐらいです。
このように、銀行も情実に左右されないように顧客を見ているわけですから、
顧客も、銀行に対して、その優先的な地位で無理な取引を強要されないように、
常日頃から毅然とした取引姿勢と、必ず複数の金融機関の取引をして、
牽制しておくことが大切です。
もちろん財務内容を良く保つことが、金融機関との取引を有利に進める最低必要条件では有りますが、
会社はいつもいつも業績が良いわけではなく、
悪くなりかけた時でも、顧客にとってメリットのある取引ができるように、
業績の良い時にこそ、金融機関の多様化を図り、準備しておくことが重要です。
ですから、銀行の機嫌を損ねないように、
協力的な預金や、保険加入、金融商品の購入、あるいは不要な不動産投資など提案業発を、
顧客の経営内容や都合を無視したようなことを薦められた場合、
後々になってケンカをするのではなく、その都度、できないことはできないと、
きっぱりと自己主張をされることが大切です。
後から怒っても、よほど体力がない限り、勝つまでに自分が死んでしまいますので、
何でも言うことを聞く客などと絶対に思わせないようにすることは重要です。
もちろん、銀行との関係も取引関係ですから、
逆に顧客のメリットのみを主張するようなことも間違いで、
銀行に儲けさせる事も時には大切で、保険加入など何らかお土産を持たすようなことも、
自分もニーズがあるような時であれば、常識の範囲で協力することは大切です。
いずれにしても、最初は小さくても、銀行への無理な協力が、
後から思うと、金融トラブルの発端になっているようなケースは本当に多いので、
くれぐれも無理な銀行への協力はしないことが、良い関係を築くために大切です。
明日は銀行との交渉についてお話をしたいと思います。
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15年前銀行が最も懸念したことは・・・ 3
10月13日
なぜ私には損害請求額の1/50程度で済ませ、飲食業者には、請求される満額を補償したか?
この10月10日の続きです。
もちろん私と飲食業者の件が、その内容が若干違うことも事実ですが、
自己責任ということで言えば、双方とも書類上は金消契約を前提とした各種契約をしていることは同じなので、銀行が補償した割合が、その内容によって、私には1/50程度で飲食業者には100%という理由にはとても思えません。
公にするブログなので、このようなエクスキューズをついつい書いてしまいますが、
理由は簡単明瞭です。
私は銀行にとってスキャンダルになる可能性のあることをいっぱい知っていましたし、
またされたのですが、確たる証拠になる物を持っていなかったからです。
この飲食業者の取引支店は、ある有名な事件とも関連がある、
言えば、ノトーリアスなセクションであり、様々な怪しい取引の噂が耐えないところで、
さらに当時の支店長が、これまた非常に脇の甘い人間でした。
簡単に言えば、当時この支店長は支店内の女性行員と非常に密接な交際をしており、
支店長が要求したのか、この飲食業者が何らかの理由で申し出たのかは分かりませんが、
支店長と女性行員のハワイ旅行を手配し経費を持っただけでなく、同行し、ご丁寧に一緒に写真まで撮っていたのです。
これ以外にも、金額は?ですが、常識外とも思える高額な現金提供の証拠もあったみたいで、
銀行としては、この飲食業者と銀行幹部である、それも叩けばいっぱい埃の出そうな支店の支店長との癒着はかなり、多分やばかったのだと思います。
でも、この飲食業者の後日の話としては、上記のハワイの写真の存在が最もインパクトがあって、
このことが交渉時、非常に有利に働いたと思うと言っていました。
一方私は、お付き合いをしていた支店長他行員たちに常識があったのかどうか分かりませんが、
私がこの銀行の頭取他、役員とも親しかったこともあったのか、
今から考えると、残念ながら、銀行が、もろスキャンダルとして恐れる行員への高額な現金の提供や、
行員の下半身に及ぶような現場に立ち会ったこともなかったのは非常に残念としか言えません。(笑)
当時私は、まさか銀行との交渉に、お話したようなスキャンダルになることが、
劇的に交渉の結果に影響するとは、とても考えも及びませんでした。
今から考えれば、多分トラブルになってからの交渉時の会話の録音はされていたと思いますので、
私サイドでもしておけば良かったと反省するばかりです。
当時会話の録音を密かにやっておいたほうが良いとアドバイスしてくれた元銀行員もいたのですが、
まさか銀行が、普通の常識で言えば、
人でなしとしかいえないような対応をするとは思わなかった馬鹿な私は、
不義理にあたるからと思ってしなかったのですが、
本当に甘かったと思います。
こんなことをなぜ書いたか、
それは銀行との交渉はかなり腹をくくってやらないと大変だと言うことと、
担当者レベルではできないというリスケなど、顧客が困難と思えるような交渉も、
交渉次第では絶対にできないことはないということをご認識いただきたいからです。
事実弊社の案件でも、60年ローンなんて言う通常考えられない条件変更も存在しますし、
銀行被害の会のお手伝いをしていた時、100年ローンの噂も聞いたぐらいですから・・・・。
資金調達だけでなく、銀行とのトラブルでお困りの方も、
弊社が前面に立ってビジネスとしてお手伝いをすることはできませんが、
不安解消や方針を決定する時の参考ぐらいにはなるかもしれませんので、ご相談大歓迎です。
もちろん、遠方への出張が伴う時の交通費他実費以外の相談料等などは無料です。
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銀行融資のことにポイントを置いた、このブログと連動するCDです。
読者の方の会社を訪問
10月12日
今日、東京に近い県の県庁所在地にある、このブログを読んでいただいている方の会社を訪問しました。
ある都市銀行の対応に疑問を感じられたこの会社の社長A氏から、ご相談のメールを頂いたご縁から、
今日の訪問になりました。
具体的なご相談の内容は差し控えますが、
現在の取引形態を、より資金回転の良い、利益率の高い姿に、
また固定資産の売却により、総資本の圧縮⇒自己資本比率のアップをして、財務内容の改善を目指す、
典型的な案件です。
そしてA氏は良くこの事を認識され、着々とこの目標の実現に向けて努力なさっている様子でした。
確かに現時点では、銀行から見て問題点はある財務内容ではあるものの、
地場の地銀との関係は良好で、弊社の具体的なお手伝いは、まだ必要としない状況です。
ただ一つ直近でお薦めしたのは、
メインの銀行を刺激しないようにしながら、準メインの銀行を早急に作ることです。
いくら現在メインの銀行と良好と言っても、
本当に銀行は顧客から見ると気まぐれなもので、
いつ手のひらを返すような対応に出るか分かったものではありません。
これは銀行を批判しているのではなく、
銀行とは、元来こう言うものだと思って取引をしていて丁度良いと言うことを言いたいのです。
私も含めて、我々はどちらかと言えば、
最悪に備えて次善の準備をしておくことが苦手なような気がします。
しかし、会社にとってお金は血液のようなもの、
流れにくくなったり、無くなると、たちまち経営に支障をきたします。
何度も何度も書いていることですが、
一つの銀行に依存している会社は、早急に資金調達の多様化を図っていただくことをお薦めいたします。
最後にA氏のご健勝とご活躍、会社のご発展をお祈りいたします。
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