思うように資金調達ができない方へ -2374ページ目

銀行融資に対する常識との乖離 7 (決算書編)

1月3日

 

             

 

昨日決算書の4つのポイントを書きました。以下の通りです。

1.会社の規模と比較して負債が少ない ⇔ 会社の規模と比較して負債が多い

2.資金繰りが楽 ⇔ 資金繰りが厳しい

3.資金が固定される固定資産を無理して保有していない ⇔ 固定資産を無理して保有している

4.収益性が良く黒字 ⇔ 収益性が悪く赤字

 

この4つのポイントを一つずつお話をしていきたいと思います。

今日はまず、1の会社の規模と負債の関係です。

 

会社の規模を何で考えるかは、

年商が大きいと言う尺度でも計れますが、ここでは総資本と負債の割合の関係を考えます。

言い換えれば、総資本と自己資本の割合の関係です。

 

ご存知の方には、すごく当たり前のことを今から書きますが、少しご辛抱くださいね。

貸借対照表を思い浮かべて欲しいのですが、

左側の借方には、会社が所有する資産の一覧が書かれてあります。

資産も現金化しやすい流動資産と現金化しにくい固定資産と、

会社によって繰延資産がありますが固定資産の一部とお考え頂き、

ここでは資産は、現金化のしやすい流動資産と、現金化しにくい固定資産の二つがあるとお考え下さい。

 

そして右側の貸方には、資産を得るために、どのように調達したかの明細が書かれてあります。

大きく分けると、他人様から借りた負債と、

自分の資金や出資を受けた、返さなくても良い資金である資本の二つから成り立っています。

また負債は、すぐに返さないといけない流動負債(1年以内に返済が必要)と、

すぐに返さなくても良い固定負債(1年以上先の返済で良い)の二つに分けて計上されています。

 

非常に簡単で分かりやすいことですが、

同じ資産の額の会社でも、たとえば総資産が1億円として、

A社の場合、負債が3千万円・資本の部が7千万円、

一方B社は負債7千万円・資本の部が3千万円としますと、

もちろんA社の方がB社より、返済する額も少なく、金利の支払いも少ないので、

資金繰りが楽なのは当たり前です。

 

この当たり前のことを見る指標を自己資本比率と言います。

この自己資本比率は資本の部の額/総資本の額で求めます。

 

この自己資本比率の数字は理想的には30%以上とか言いますが、

私の経験では30%以上の自己資本比率の会社はなかなかお目にかかれず、

20%以上もあれば上々で、15%程度あれば問題ないと私は判断しています。

しかし、この数字が10%を切るような場合は、

かなり融資のNGの可能性が高くなります。

 

経営者の方で自分の会社の自己資本比率を知らない方はあまりいらっしゃらないと思いますが、

万一いらっしゃったら、ぜひ一度計算してみてください。

もし10%以下だったらどうするかについては、明日続けて書いていきたいと思います。

 

 

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銀行融資に対する常識との乖離 6

1月2日

 

                               

 

では今日からまた通常通りの内容のブログを書きたいと思います。

今年は昨年のように毎日書けないかもしれませんが、

できるだけ継続していきたいと思いますので、宜しくお願い致します。


今日から何回かに分けて、ではどのような決算書が良い決算書なのかについて、

できるだけ分かりやすくご案内していきたいと思います。

 

まず今日は決算書についての考え方ですが、

別に良い決算書と言っても、特に特殊な考え方が必要なわけではありません。

 

会社の社長は通常、資金を借りる側なので、もう一つ貸す側の気持ちにならず、

よく弊社の顧客の中にも、決して非常識でも、不見識でも、道理の分からない方でもないのに、

いざ銀行から融資が受けることができないとなると、

あるいは提示される融資の条件が、希望より金利が高かったり、融資期間が短いと、

原因が自分の会社の状況にあるとは考えず、

どうかすると銀行の姿勢が可笑しいとか、

結局のところ中小企業には貸したくないんだとか、

担保が無い会社は相手にされないんだと、

融資を受けることのできない原因を、銀行や国の責任といった具合に、短絡的に考えがちです。

 

しかし、よくよく考えていただきたいのですが、

たとえばあなたがお金を貸す場合、

 

一度倒産した経験があり、商工ローンや消費者金融からの借入の多いA氏と、

今まで長きにわたって、利益を出し続けている会社を経営している資産家のB氏から、

借金の依頼があったら、あなたはA氏とB氏のどちらにお金を貸したいと思いますか?

よほどへそ曲がりか、奇特な方でない限り、B氏に貸したいと思うのではありませんか。

 

またお金を貸すとしても、A氏よりB氏の方に金利や貸す期間なども、

優遇したくなるのではないでしょうか?

 

ですから会社の良い決算書、融資が受けやすく、良い条件が期待できる決算書も、

このような観点で見られるのであって、決して日常の常識と乖離しているわけではなく、

同じであると思っていただいて良いと思います。

 

たとえば、

・会社の規模と比較して負債の少ない ⇔ 会社の規模と比較して負債が多い

・資金繰りが楽 ⇔ 資金繰りが厳しい

・資金が固定される固定資産を無理して保有していない ⇔ 固定資産を無理して保有している

・収益性が良く黒字 ⇔ 収益性が悪く赤字

誰がみても左側の会社の方にお金を貸したくなると思われませんか?

 

そうなのです。左側の状況が分かるような決算書が良い決算書、

つまりこのような決算書の会社に、銀行が融資をしても良いと思うのです。

 

たぶん多くの方が、今書いたことは当然と思われると思いますが、

融資を受ける会社の社長の中には、この当たり前のことが頭から飛んで、

上記4つのポイントの全てが右側の状況なのに、

銀行は中小企業へは融資をしないとか、融資条件が悪すぎると言って怒っている場合が多く、

そりゃそうでしょ、当たり前ですと言いたくなる事も結構多いのです。

 

このように融資を受けることのできる決算書って、

本当に何も特別な決算書ではなく、

細かく言えばいろいろチェックポイントがありますが、

上記4つのポイントに問題がなければ、財務内容で融資がNGということはまずないと言えます。

 

 

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あけましておめでとうございます

2006年1月1日

 

                   

 

あけましておめでとうございます。

旧年中はこのブログをお読みいただき、本当にありがとうございました。

またこのブログをきっかけとして、お客様になっていただいた方もあり、

本当にブログの凄さを体験した1年でした。

 

今年もできるだけ、昨日も書いたように、

できるだけリアルにタイムリーに、

資金調達のお手伝いをする中で体験したこと、感じたことを書いていきたいと思います。

 

ですから、このブログは、ノウハウ本のようなところを目指しているようなものではないので、

あなたが体験されたことと違うことも多いと思います。

このような場合、違っているのではないかと思わず、このようなケースもあるのだと理解してください。

この部分をこのブログでは大切にしたいと考えています。

多くのケースを平準化して書くのなら、他の本をお読み頂いた方が良いので、

この部分は今年も、たとえ一般的ではないことであっても、

体験したことをダイレクトに書く姿勢は失くさないようにしたいと思っています。

 

銀行の融資一つをとっても、

本に書いてあるように画一的ではなく、

同じ会社が、銀行のセクション間、スタッフ間、あるいは時期によって、

その結果が違うことなど日常的なことです。

このようなことは、1年で数百件の支援実績の現場からの体験で知ることで、

一顧客では知りえない情報と言え、

この辺りはこのブログをお読みいただき、多分一番ご参考になる部分だと思います。

 

何はともあれ、今年もできる限り毎日更新していくようにしたいと思いますが、

今年は海外、国内とも昨年よりは出張の多い年になりそうで、

昨年のように、ほぼ毎日更新できないかも知れません。

このような状況ではありますが、

昨年にも増して、ご愛顧、深いお付き合いを頂ければと思います。

 

今年も宜しくお願い致します。

 

明日から、また、いつものような記事を書いていきたいと思います。

 

 

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