思うように資金調達ができない方へ -2351ページ目

返済のための借金はするな

3月17日

 

                   

 

言い古された文言ですが、

最近の相談のメールで、まさにこのことがピッタリあたる相談がありました。

 

この文言は、確か事業再生コンサルティング会社を経営する

「借りたカネは返すな」の著者が言ったものと理解していますが、

私の体験、そして弊社のお客様の事例からも、これほどあたっている言葉はありません。

 

今回のご相談は、30代の男性からでしたが、

祖父母や母の借金を受け継いだり保証人になったことで、

毎日大変ない思いでお金を返済するために無理な生活を余儀なくされていて、

もうどうしても工面できないが、何か資金調達の方法があるかという相談です。

 

詳細は割愛しますが、

相談の趣旨はまさに今日のタイトルと正反対の内容です。

 

会社員をされているので、入ってくるお金はほぼ決まっていて、

今でも不可能な返済をし続けているのに、

もっと借金で対応しようと考えられているわけです。

 

私はともかく今の状態を継続することは無理なので、

一日も早く、法的な精算をしたほうが良いと返事を書いたのですが、

その後のメールで、

「法的精算の必要は理解できるが、母や祖父母を心配させないようにお金を返したいので・・・・・。」

と答が返って来ました。

 

この男性の話は、

ややもすると、テレビのワイドショーなどで、否定されずに肯定される話なのかもしれませんが、

このブログをお読みいただいている皆様ならご理解していただけると思うのですが、

理解を恐れず忌憚なく書けば、

昨日のタイトルとほぼ同じ、大きな考え違いであると思います。

 

昨日の話の場合は、経営の失敗の結果であったり、新規事業のための資金調達の時の話です。

一方今日はある意味、

親孝行と言うか、家族想いと言うか、その動機を美談と捉える方も多いのではないでしょうか。

 

しかしながら、お金の話、特に借金返済や保証人のトラブルは、

動機の内容による奇麗事では済まない、現実的な処理が絡み、

その対処方法を間違えると、

生活の破綻どころか、生命まで奪われる懸念のある問題です。

 

同じことを何度も書くようで恐縮ですが、

お金を支払えなくなった時に取りうる選択肢は次の4つに限られます。

 

1.自分の資産を現金化する

2.借金をする

3.支払いのできる条件に変更する

4.支払いを止める

 

1で対応できる場合はもちろん問題はありません。

ところが2~4を考えると、

多くの方が2を選択しがちなのが日本の現状で、

このことは倫理観があることの表れなので、決して否定することではありませんが、

ただ、借りたお金は絶対に返すと言う一念で、

他から借りて返済をするのなら、

よくよく考えてみると、これは単に借金の付け替えに過ぎません。

 

それも絶対に返済のあてのないような無理な借金であれば、

最初に支払えなくなった相手先は良いでしょうが、

今回借金をする相手、あるいは借金のために頼む保証人にとっては、

これほど迷惑なことはありません。

 

今回も責任感の強い方だから、

祖父母や母の借金を引継いだのは、もちろん評価をしますが、

返済のできない借金を考えるに至っては、

全く筋違いで、これは大きな勘違いです。

 

返済するあてがあり、そのお金が入るまでのつなぎの為の借金であれば、

もちろんOKですが、

本当に充てのない借金であるのなら、

原因や動機の内容がいかなるものであっても、

正しいはずがありません。

今日のテーマは、たまたま男性個人の問題で話をしていますが、会社でも同じです。

返済資金のための借入は、

上記のように、既存借入の条件を改善するためのものであれば別ですが、

金利や融資期間などの条件が悪くなる場合、

特にこの状況が恒常化してきた段階では、

ほぼこの会社の継続は難しいと言わざるを得ません。

 

弊社の顧客のケースでも、この悪いケースの場合、

どんどん借入条件の悪い借入への悪循環が始まり、

まさに破綻スパイラルに陥ってしまうことがほとんどです。

 

またこのような資金をお纏めローンなんて甘言で誘う金融業者もいて、

一部銀行では、借入条件が良くなる、本来的な「お纏めローンも」ありますが、

街金のようなところのお纏めローンなんてものに捕まると、

それこそ、もう破綻確実です。

 

このような悪徳業者の餌食にならないためにも、

自分と関係のない人や会社に迷惑をかけないためにも、

借金を返済するためにお金を借りることは、条件の良い借入への借換を除いて、

理由の如何を問わず止めたいものです。

 

最後になりますが、

以前相談に来た消費者金融の財務部長が世間話の中で言っていましたが、

自分たちのビジネスモデルは、

日本では成り立つが、○○や○○など国によっては絶対に成り立たない。

そもそも借りた金を返す意思がないからと言っていましたが、

その倫理観のレベルの高さは素晴らしいと思いますが、

この倫理観を逆手に取るような悪徳業者の横行を助けている側面も、

絶対に忘れてはいけないと私は思います。

 

払えないものは払えないと言う、全く当たり前な原点に、

状況によっては、一度立ち返る必要もあるのではないでしょうか。

 

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売上、担保、保証人はないけど、金融トラブルはイッパイありますが・・・

3月16日

 

                 

 

昨日の続きです。

ヘンチクリンなタイトルですが、

もしあなたが正常な金融機関やノンバンクの担当者として、

タイトルのような顧客が来て、

すごく儲かる事業を計画中だが、運転資金が足りないので融資を受けたいと言ってきたら、

あなたはどうしますか?

 

多分融資なんてできないと思うのではないでしょうか。

 

もちろんあなたが、融資の担当者と言う立場ではなく個人の立場なら、

相手が親戚であったり、親友であったり、恋人であったりしたら、

ビジネスではない部分で納得して、お金を用立てる可能性はあると思います。

 

しかし、まともな金融機関に勤める一サラリーマンとして考えるのなら、

タイトルのような顧客のビジネスや人柄に、

何かの拍子で感銘して、

もしお金を貸したとすれば、

組織の一員としては、背任行為と言われても仕方がないのではないでしょうか。

ですから、このような状況下におかれた場合、

いくら融資をしてくれるところを探しても、

担当者に背任行為を求めるのに等しいことを求めるわけですから、

できるはずがないのです。

 

実に幼稚な説明に終始していますが、

多くの方が資金調達で勘違いしている最も多重要な点が、今日お話していることなのです。

 

タイトルを読んで、融資なんてするわけないよなと思える常識ある人が、

一旦資金調達をする立場になると、この笑い話のような最悪の条件で、

金融機関からお金を引っ張ろうとしたり、

我々のようなコンサルタントに依頼したりするから、

お金ってやはり魔物なのだといつも思います。

 

ですから、タイトルのような状況になってしまったとしたら、

このままの状況や条件で、まともな会社に融資を打診することを諦めると言う現状認識から、

現実的な対応の第一歩が始まると言っても過言ではありません。

 

このような場合、所定の資金調達をどうするかについては、

基本的には4つの選択肢しかありません。


1.今回の資金調達をすっぱり諦める

2.知り合いから用立ててもらう

3.融資が可能になる条件を整える

4.法外なヤミ金などから資金調達をする

 

私は4番は絶対にお薦めしません。

事業だけでもリスクがあるのに、もっとやばく、大きな返済の期限のリスクが増大してしまい、

殆どの場合悲劇的な結果になって終わっているからです。

 

  

私の体験でも前職の時、数百億にも上る負債を抱えたので、

まさにタイトルの通りの状況になったことがあります。

 

私の場合は、事業を考えるのにあたって、

当面、資金調達の必要に成る事業には手を出さないことからスタートしましたので、

1を選択したことになります。

言い換えれば資金がそれほど必要としないコンサル業を選択せざる得なかったのです。

 

この結果最良の選択であったかどうかは分かりませんが、

とても前職の時のストックのレベルにはかなわないものの、

それでもフローの部分では、前職のレベルに限りなく近づいてきたように思いますし、

もう少し時間がたてばストックだって復活できるかもしれないレベルに近づいてきた実感はあります。

 

ですから、

顧客の中に、お金がないから何もできないと言う人を見ると、

何を甘い、たわ言を言っているんだと、正直なところ思います。

 

特に長年会社勤めの経験が長い方に、

ややもすると、

お金がないと何もできないので言う人がいますが、

自分で事業をするということは、

自分の資金調達の能力と、資金調達力に応じた事業を選択する能力も必要であって、

この事業ありき、必要資金ありき、だからこの資金が絶対に必要なのに、

用意できないと、いくら嘆いても、誰も助けてくれないと言う、

とても厳しい現実があるということを忘れてもらっては困るのです。

事業活動に必要な資金が用意されている会社勤めの時代とは違って、

活動費用だって自分で、状況なりに必要な資金を用意できる能力がないと、

事業どころか飯も食えないという現実から逃げることはできないのです。

 

タイトルのような状況に不幸にも陥ったのなら、

1~3番、あるいは絶対に止めて欲しいと思いますが、

自分で本当に成算があると思うのなら、

4番だって自己責任の元、選択してやらないと自分の事業なんてあり得えません。

本当に綺麗ことを言っている世界ではないのです。

 

この認識がないまま自分の資金調達の能力を超えたことをするから、

手を出してはいけない高利の資金に手を出し、

思った事業活動ができないとか、

支払いのできないと言うこと以上の大変な状況になって、

自分の身や生活に大きなリスクを抱えることになるだけでなく、

反社会的な金融業者の存在をも助けることにもなってしまうのです。

 

ですから大きな事業の将来性や可能性を語りながら、

しかし現実的にはタイトルのような状況で、

資金がなくなって事業が止まり、

今の活動資金、それも小額の資金を用立てできるところがないかという相談を頂いても、

ご自分の周りの人から用立てする以外に方法はないと言わざるを得ないのです。

  

なぜならタイトルの状況下で、すぐに単純に貸してくれるまともな会社なんてありませんし、

本当に1~3の方法しか現実的にはないからです。

 

またよくご相談を受ける、困り果てた時にできる選択となると、

3は少しの資金と時間と調整能力がないとできないので、

もう残された選択肢は1と2しかないということをご認識して欲しいのです。

 

弊社の顧客で、起業して大きく発展をした会社を見てみると、

共通点があって、

それはどの会社の社長も、会社がある程度のレベルになるまでは、

自分の周囲や取引先から、見事に上手に必要な資金を調達しているということです。

 

ですから、時々相談でお目にかかる、

自分の周囲には迷惑をかけたくないからとか、信用がないからとかの理由で、

自分の知り合いから資金を引っ張れないと、

偉そうに言い張る方をみると、忌憚なく言って事業なんて止めてしまえ。

甘えるんじゃないと叫びたくなってしまいます。

 

事業を成功させるために、

くだらないプライドや頭から否定的なことを捨てることができないのなら、

成功は99%ないというのが長年資金調達のお手伝いをしている中で感じることです。

 

 


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ご相談メールから

3月15日

 

                

 

ずっと読んで頂いていれば、ご理解いただけると思うのですが、

最近いくつか頂いたご相談メールの内容は、申し訳ないのですが、

私がこのブログでお伝えしていることをお分かりいただいていない典型的なメールの内容であったので、

ご相談を頂いた方には申し訳ないのですが、忌憚なく書かせていただきます。

 

親戚や友人からお金を調達する以外の資金調達は、

お金が必要な側と、出す側のビジネス上のメリットを共有できて初めて成立するもので、

お金を必要とするもの独自の都合だけで提供されることはないということを、

以前より何度も何度も書いて来ています。

 

ところが、相変わらず、このお金さえあれば将来の展望が開けるからとか、

このお金がなければ事業運営が止まってしまうといったレベルまで、

お金を出す側になった場合、

まったく何をよりどころにお金を提供していいのか分からないケースが、

ご相談の中に多くあります。

 

もちろん、どうして良いのか途方に暮れたからご相談をいただくので、

このような相談内容が多くなるのでしょうが、

私の仕事は、資金調達の上手く行かない方の愚痴を聞いたり、

慰めになることを目的としている訳ではなく、

より具体的な資金調達が成功するための方法や取り組み方をご案内するか、

もしくは、どうしても無理な場合、無理は無理として、

計画されている資金調達は無理であるということを理解して

事業や投資の指針にしていただくことを目的としています。

 

よくあるパターンをいくつか紹介すると、

・鑑定した結果、評価の足りない不動産を、足りない評価分までプラスして貸してくれる先がないか?

・様々な金融機関やノンバンクとトラブルがあったり、実績が全くないケースで、

 金利は高くてもいいので、 貸してくれる先がないか?

・すごく儲かる新規事業なので、現事業とは違う分野だし、売上規模からして投資額が大きいが、

 どこか資金を出すところがないか?

・新しい商品開発で特許出願はしてあるので、商品化のための資金を出してくれるところがないか?


他にもいろいろなケースがありますが、

だいたい無理な資金調達のパターンはこの4つに集約されます。

 

(鑑定した結果、評価の足りない不動産を、足りない評価分までプラスして貸してくれる先がないか?)

このケースは不動産市況の高騰によって激増しています。

たとえば、不動産を取得する場合、

流通価格が上がっているので、

たとえば収益ビルのような場合なら、収益から計算される評価より流通価格方が高く、

更に銀行やノンバンクによって違いますが、出した不動産評価の金額をフルに融資することはなく、

掛け目と言うものが存在し、更に流通価格より融資額のほうが低くなっています。

 

確かに銀行やノンバンクによって、不動産によって、

評価も掛け目も違いますので、

もっと有利なところがないかと思われても無理はないのですが、

たとえば、自分の希望額と融資の額が倍とは言わないまでも、

30%も40%も乖離している場合は、

当たり前なのですが、

所得を目指す不動産の担保力以外の要件で資金を調達をするか、

あるいは自己資金を出すか、

現実的なことではありませんが、

足りない分をお金ができるまで待つように売り手側を説得するか、

このようなこと以外この不動産を取得する方法がないことはお分かりいただけると思います。

 

ところが、いざご自分が当事者になると、

この当たり前のことが抜けてしまい、

闇雲に資金を出すところがないかという相談になり、

もっとやばくなると、高金利でも構わないとか、個人の投資家云々はいないかまで、

相談内容が飛躍する場合があります。

 

見ず知らずの人の不動産取得を、まして自分と関係のない不動産の所得を助けてくれるような、

奇特な人がいると思うこと自体、とても冷静とはいえないと思いますが、

真面目にこのような個人投資家を探してくれ的な相談もけっこう多いのでびっくりしますし、

中には手付金を既に支払っているので、

何とかしてして欲しい的な、懇願内容まであって、

冷たいようですが、このようなケースは自己責任で処理していただくしかないのが現実です。

 

この不動産取得の資金調達の話以外のケースでもそうですが、

通常まともな銀行やノンバンクからお金を引く場合、

資金提供側の担当者は99.9%サラリーマンとしての側面を持っているので、

銀行やノンバンクの内部のコンセンサスを取れるようなケースでなければ、

まともに相手をしてくれないのは当然です。

 

たとえば地上げ資金のように、金額が大きくなるような場合、

たとえば数十億円とか数百億円とか、こんな金額を、

担当者が役員クラスであったとしても、自分の一存、それも十分検討することも時間もかけないで、

エイ・ヤー的に出す会社があったら、

この会社は不良債権の山になってしまいますし、

できるはずもないと思われませんか?

 

それなのに、来週中に、この100億円の金を出してくれる、

あるいは方向性だけでも出せるところはないかと言ったような、

さらにでも金利は低くないと意味がない的な、

ここまで来ると、失礼ながらもう幼稚か空想家と言うしかないようのないケースまであって、

弊社としてもこんなトンチンカンな相談に関わっている時間もないので、

早々に話を打ち切るようにしています。

 

明日もこの続きを書いていきたいと思います。


 

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