返済のための借金はするな | 思うように資金調達ができない方へ

返済のための借金はするな

3月17日

 

                   

 

言い古された文言ですが、

最近の相談のメールで、まさにこのことがピッタリあたる相談がありました。

 

この文言は、確か事業再生コンサルティング会社を経営する

「借りたカネは返すな」の著者が言ったものと理解していますが、

私の体験、そして弊社のお客様の事例からも、これほどあたっている言葉はありません。

 

今回のご相談は、30代の男性からでしたが、

祖父母や母の借金を受け継いだり保証人になったことで、

毎日大変ない思いでお金を返済するために無理な生活を余儀なくされていて、

もうどうしても工面できないが、何か資金調達の方法があるかという相談です。

 

詳細は割愛しますが、

相談の趣旨はまさに今日のタイトルと正反対の内容です。

 

会社員をされているので、入ってくるお金はほぼ決まっていて、

今でも不可能な返済をし続けているのに、

もっと借金で対応しようと考えられているわけです。

 

私はともかく今の状態を継続することは無理なので、

一日も早く、法的な精算をしたほうが良いと返事を書いたのですが、

その後のメールで、

「法的精算の必要は理解できるが、母や祖父母を心配させないようにお金を返したいので・・・・・。」

と答が返って来ました。

 

この男性の話は、

ややもすると、テレビのワイドショーなどで、否定されずに肯定される話なのかもしれませんが、

このブログをお読みいただいている皆様ならご理解していただけると思うのですが、

理解を恐れず忌憚なく書けば、

昨日のタイトルとほぼ同じ、大きな考え違いであると思います。

 

昨日の話の場合は、経営の失敗の結果であったり、新規事業のための資金調達の時の話です。

一方今日はある意味、

親孝行と言うか、家族想いと言うか、その動機を美談と捉える方も多いのではないでしょうか。

 

しかしながら、お金の話、特に借金返済や保証人のトラブルは、

動機の内容による奇麗事では済まない、現実的な処理が絡み、

その対処方法を間違えると、

生活の破綻どころか、生命まで奪われる懸念のある問題です。

 

同じことを何度も書くようで恐縮ですが、

お金を支払えなくなった時に取りうる選択肢は次の4つに限られます。

 

1.自分の資産を現金化する

2.借金をする

3.支払いのできる条件に変更する

4.支払いを止める

 

1で対応できる場合はもちろん問題はありません。

ところが2~4を考えると、

多くの方が2を選択しがちなのが日本の現状で、

このことは倫理観があることの表れなので、決して否定することではありませんが、

ただ、借りたお金は絶対に返すと言う一念で、

他から借りて返済をするのなら、

よくよく考えてみると、これは単に借金の付け替えに過ぎません。

 

それも絶対に返済のあてのないような無理な借金であれば、

最初に支払えなくなった相手先は良いでしょうが、

今回借金をする相手、あるいは借金のために頼む保証人にとっては、

これほど迷惑なことはありません。

 

今回も責任感の強い方だから、

祖父母や母の借金を引継いだのは、もちろん評価をしますが、

返済のできない借金を考えるに至っては、

全く筋違いで、これは大きな勘違いです。

 

返済するあてがあり、そのお金が入るまでのつなぎの為の借金であれば、

もちろんOKですが、

本当に充てのない借金であるのなら、

原因や動機の内容がいかなるものであっても、

正しいはずがありません。

今日のテーマは、たまたま男性個人の問題で話をしていますが、会社でも同じです。

返済資金のための借入は、

上記のように、既存借入の条件を改善するためのものであれば別ですが、

金利や融資期間などの条件が悪くなる場合、

特にこの状況が恒常化してきた段階では、

ほぼこの会社の継続は難しいと言わざるを得ません。

 

弊社の顧客のケースでも、この悪いケースの場合、

どんどん借入条件の悪い借入への悪循環が始まり、

まさに破綻スパイラルに陥ってしまうことがほとんどです。

 

またこのような資金をお纏めローンなんて甘言で誘う金融業者もいて、

一部銀行では、借入条件が良くなる、本来的な「お纏めローンも」ありますが、

街金のようなところのお纏めローンなんてものに捕まると、

それこそ、もう破綻確実です。

 

このような悪徳業者の餌食にならないためにも、

自分と関係のない人や会社に迷惑をかけないためにも、

借金を返済するためにお金を借りることは、条件の良い借入への借換を除いて、

理由の如何を問わず止めたいものです。

 

最後になりますが、

以前相談に来た消費者金融の財務部長が世間話の中で言っていましたが、

自分たちのビジネスモデルは、

日本では成り立つが、○○や○○など国によっては絶対に成り立たない。

そもそも借りた金を返す意思がないからと言っていましたが、

その倫理観のレベルの高さは素晴らしいと思いますが、

この倫理観を逆手に取るような悪徳業者の横行を助けている側面も、

絶対に忘れてはいけないと私は思います。

 

払えないものは払えないと言う、全く当たり前な原点に、

状況によっては、一度立ち返る必要もあるのではないでしょうか。

 

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