思うように資金調達ができない方へ -2284ページ目

収益力の低い邦銀

10月6日

 

日本のメガバンクも海外の金融機関から見れば、

時価総額でもそうですが、

特に収益力の点では、昨日書いたように、かなり劣っていると言えます。

 

以前のように銀行業と言う業種が国内だけを見ていれば良かった時代なら大した問題ではありませんが、

この業界も間違いなくボーダレスになってきていて、

その調達コストだけを考えても、収益力は営業力において大きなポイントになってきています。

 

昨日の記事をお読みいただければ分かるように、

日本3大メガバンクのなかで三井住友(SMBC)は規模の点でも、収益力の点でも、

他の二つの銀行と比較するとかなり差がついていて、

もはや2大メガバンク+SMBCの様相を呈しています。

 

だから、記憶に新しいところですが、SMBCがUFJ銀行との合併に、

東京三菱が明らかに先行している状態であるのに参戦した理由が良く分かります。

 

さらには、顧客が嫌がる手法を使ってでも、収益を上げる営業手法をとることも、

3大メガバンクからの転落をしたくない焦りが原因と理解すれば、

見識がないとは思いますが、理解できる気がします。

 

ご存知のようにSMBCは住友銀行とさくら銀行の合併でできた銀行です。

合併当時、銀行は強く否定していましたが、実態は住友のさくら救済であったことは常識です。

 

そのため、今のSMBCの性格はどうしても住友銀行のDNAを強く継承しており、

良く言えば行動力と営業力に優れた銀行、悪く言えば強引で行儀の悪い銀行と言う性格も、

そのままな気がします。

住友銀行はもともと関西を中心とする中位行に過ぎなかったのに、

強烈な個性と強引な営業手法、そしてあのやばい平和相互まで吸収合併して、

一時は日本の銀行の中で、その収益力でトップとなり、

今の3大メガバンクに成り上がってきた非常に上昇志向の高い性格を持っています。

よく以前噂になったのは、住友銀行の行員に対するノルマの厳しさです。

どこの銀行でもあることかもしれませんが、程度が半端ではなく、

その日の営業目標を達成しないと銀行に戻れないとか、

上司から暴力を振るわれた行員の奥さんの銀行に対するクレームが続出しているとか、

営業時間に顧客のいる中で部下の行員を追いまわし、

暴力行為に及び降格させられた某役員支店長とか、

エリート行員の上司撲殺事件とか、

一つの原因だけで語れないかもしれませんが、

営業数字の上がらない行員に対する組織内のプレッシャーは、他行と比較にならず、

このことがSMBCの他行と比較して比べ物にならない数のトラブルにつながっていると、

考えざるを得ません。

この話はたまたま銀行被害の会で友人となった

元住友銀行の支店長から聞いた話の一部ですが、

ここでは書けませんが、もっと強烈な出来事をいっぱい聞いていると、

自分の昇進と保身のためには、何でもやるのが理解できるほどです。

私だってこのような環境下にいれば、強引な営業手法を取ってでも数字を残して、

組織内の生き残りに邁進すると思うほどです。

さらに弊社の社長もSMBCの出身母体の一つのさくら出身で、

今も彼の部下が数多くSMBCに在籍しています。

この彼らの抱えるノルマを聞くと、そりゃ多少の強引な営業はするよなと思いますし、

日々かなり追い詰められた中で働いていることが良く分かります。

 

この辺りは、今問題になっている消費者金融の組織内の、

それこそ常軌を逸した数字の作れない社員に対するいじめにも近い扱いと、

私はそれほど違わないのではないかとさえ思ってしまいます。

 

今や以前のように銀行の支店長を床柱の前に座らせて崇めるような環境ではなく、

本当に顧客のためになるサービスを提供しなければ、

たとえ数字上の収益が一時的に上がったとしても、

必要もしない不要な商品を買わせるような馬鹿なことをしていると、

顧客の心は離れ、顧客の銀行への忠誠心などできるはずもなく、

他行が同様のサービスを提供してくれるのなら、

他行との取引に移行していくのは当然で、

安定した顧客の囲い込みなんてできるはずがないと思います。

 

もちろん、他行と比較して、特に中小企業への無担保融資などでは、

本当にアグレッシブな取り組みをしていて、非常に評価できるのに、

なぜこの評価を自らなくすようなことをするのか、

この辺りは、私は数字至上主義の弊害と思っています。

 

せっかく融資をしてもらって喜ぶ顧客に、

意味不明な商品を売りつけたり、保険の加入を強制したりするから、

喜びも半減して恨みさえ買ってしまうのです。

 

数字を作るのが大切で、

商品はお金だから、顧客なんて代わりはいくらでもいるなんて考えていると、

私はこの銀行の将来はないと思っています。

 

SMBCだって中堅程度までの行員には見識のある人もいるように思うのですが、

役員まで残っている人物は、

まさに数字至上主義における成功者のみなので、

見識なんてとっくに忘れしまっていて、

プロミスを平気で銀行の店舗で売るようなことをしてしまうのだと思います。

 

本当に今のままの方法で運営をしていたら、

ますます3大メガバンクなんて言えなくなる日が現実的になると思います。

 

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3大銀グループが完済に

10月5日
 
まずは次の記事をお読みください。

三井住友FG:公的資金完済へ 3大銀グループが完済に

 三井住友フィナンシャルグループは5日、政府が保有する公的資金1950億円分の優先株を11日に買い入れ、消却すると発表した。政府はこれとは別に優先株から転換した普通株500億円を保有しているが、これも市場を通じて買い取る予定。ピーク時で1.5兆円が投入された公的資金が、最短で同日にも完済されることになる。

 三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループはすでに公的資金を完済しており、三井住友で3大銀行グループがすべて完済することになる。

 

私も前回のバブル崩壊で大変な状況になりましたが、

金融業界自体、北海道拓殖銀行や山一證券などが破綻し、

他の都市銀行も不良債権の山をかかえ、

セロ金利や公的資金注入という事態を迎え、

地銀の破綻が続出し、

日本国自体が破綻するのではないかと感じた時から約10年。

 

ついにメガバンクは公的資金を完済しました。

 

もちろんこの影にゼロ金利と言う業界保護の政策があったわけで、

本来は儲かる業界なので、

今日の日を迎えたのは当然なことと思います。

 

ところが、メガバンクでも、みずほを除いて、

消費者金融に合弁とは言え進出したり、

SMBCに至ってはプロミスを自らのグループ会社と位置づけて、

銀行の店頭で営業までしています。

 

それだけではなく、

SMBCは融資とバーターで、金融派生商品や送金端末機器などを、

その優先的地位を利用して販売し、

特に金融派生商品の販売では業務停止命令を受けたのは記憶に新しいところです。

 

国や国民上げての救済措置で

やっと不良債権を一掃し公的資金を返済できたのだから、

これからは、本当に社会のためになる経営に移っていかないといけません。

 

ところが、行員の意識は、また自分の銀行がつぶれることはないと思い込み、

顧客のお金を握っていると錯覚を起こすかのような風潮が、またボツボツ出てきています。

 

メガバンクの状況は、2005年の中間決算で史上最高益を上げたものの、

三菱東京UFJファイナンシャルグループ(MUFG)でさえ、

一時ホリエモンの口癖になっていた時価総額で企業価値を見た場合、

総資産は、米シティグループの28.2兆円、2位が米バンクオブアメリカの25.0兆円、3位が英HSBCの22.2兆円で、

やっと4位の18.4兆円になっていて、

みずほフィナンシャルグループは11.6兆円で10位圏内に入っているものの、

SMBCは9.7兆円でトップテンに入っていません。

 

また利益水準を見る総資本利益率(ROA)においては、

MUFGが0.31%、みずほが0.45%、SMBCは-0.23%となり、

欧米の金融機関の1~2%台と比較すると、

収益力はまったく世界水準でないことが分かります。

 

ここで一つ面白いことが分かるのですが、

3大メガバンクの中でもっとも収益力の高いみずほが消費者金融と距離を置いているのに、

収益力の低いMUFGとSMBCが一心不乱に儲かるなら何でもと、

消費者金融ビジネスに参入している様が良く分かります。

 

特に最悪の収益力のSMBCがプロミスをグループ企業としたり、

融資との引き換えにフィービジネスである、金融派生商品や送金端末を下品に売りつける理由が、

これまた理解できるような気がします。

要は規模の点ではUFJを東京三菱に奪われ、

収益力でもトップテンに入れず、

このまま行くと、その存在感だけでなく、下手をすると2大メガバンクに収斂されるのではないかと思う焦りが、

今の行儀の悪い行動につながっていると私は思います。

 

商品力では抜群のSMBCがなぜ収益力が悪いのか、

これについては、私の想像になりますが、

もっとも以前の銀行の悪い体質である、

顧客の金の部分を握ることから起きる優先的地位を、

最大限に利用した旧態依然の営業手法を、今もなお、一番引きずっているところに問題があるのと、

これは他行でもあるとは思いますが、

ビジネスの内容よりも数字原理主義で最高の数字を挙げたものだけが賛辞され、

出世していくシステムが原因で、

SMBCは行儀が悪い、がめつい、あくどいと言った風評が立ち、

顧客の心からの支持を得られていないことが最大の原因と思います。

 

この部分はもう少し詳しく書きたいので、明日に続きます。

 


 


 




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やっぱりね

10月4日
 
前回のオリンピックの女子フィギュアスケートで、
荒川選手が金メダルを取ったから体裁は繕えましたが、
もしそうでなかったら、浅田選手をなぜ出場させなかったか、
スケート連盟は大変な非難を浴びたと思います。
 

浅田選手は出場資格の年齢で、確か数ヶ月足りないことから出場できなかったと記憶していますが、
何らかの運動をすれば100%不可ではなく、なんでスケート連盟が動かないのか、
私はその当時のブログで、スケート連盟は変で、何かしらの不正があるんじゃないかと書いています。
 
誰とは書きませんが、
某自動車会社がスポンサーについていた選手なんか、
誰が見ても浅田選手だけでなく、他の数人の選手よりも下手くそなのに選出されて、
オリンピックでも結果が出せず、
この選手に対して、奥歯に物が挟まったような言い方の批判が報道されるのを見て、
変だと感じたのは私だけではなかったのではないでしょうか。
 
この時、退任させられた、非常に力を持っていた、くそ狸の女性コーチに、
選手選出で何かの良からぬ動機があるに違いないと感じたのですが、
上層部が今回のような私服を肥やすようなことにまい進しているんだったら、
不純な動機で行動する中間管理職が生まれるのも理解できると、改めて感じました。
 
今回の元会長などの逮捕についての記事をお読みください。 

スケート連盟:不正経理事件で久永元会長ら3人逮捕

 日本スケート連盟(東京都渋谷区)の取引先に水増し請求させ、裏金をねん出していたとして、警視庁捜査2課は3日、▽東京都練馬区富士見台2、元同連盟会長、久永勝一郎(75)▽長野県諏訪市大手1、元同連盟専務理事、松本充雄(69)▽横浜市神奈川区片倉2、イベント会社「フロントライン」(渋谷区)役員、中林篤治(56)の3容疑者を背任容疑で逮捕した。同連盟を舞台にした不正経理問題は、元トップの逮捕に発展した。

 久永元会長は04年までの4年間に作った裏金約4000万円のうち約1000万円を私的に流用していたことが新たに判明。捜査2課はこの日、連盟事務局や久永元会長宅など約20カ所を同容疑で家宅捜索し、同連盟に巣くった不明朗な資金の全容解明を目指す。

 調べでは、久永元会長らは、02年3月に長野市で開かれた世界フィギュアスケート選手権大会に絡み、大会関係者の旅行業務などを委託したフロントラインに水増し請求をさせて支払い、連盟に580万円の損害を与えた疑い。3人とも容疑を認めている。

 久永元会長は、連盟会長と連盟国際事業委員長を兼務していた00年8月~04年10月、同社を通じて約4000万円の裏金をねん出していたが、このうち、約1000万円は自分で流用。自分が所有するマンションの管理費などに充てていた。

 松本元専務理事は、裏金から少なくとも100万円を私的に流用し、クレジットカードで支払った代金の返済などに使っていた。また、久永元会長は十数人の連盟理事らに年2回、「特別手当」などの名目で数十万~百数十万円を分配していたという。

 裏金ねん出の手口は、同社が旅行業務などを請け負った際に、久永元会長らが事前に同社に裏金を支払わせてプール。その後、請負代金の精算の際に、裏金分を上乗せした請求をさせて、連盟から全額を支払っていた。【石丸整】

 

スケート連盟:スピード・フィギュア共存 チェック効かず
日本スケート連盟の事務所に家宅捜索に入る警視庁の捜査員ら=東京都渋谷区神南の岸記念体育会館で3日午後3時半、長谷川直亮写す

 元会長が逮捕された日本スケート連盟の不祥事の背景には、「スピード」(ショートトラックを含む)と「フィギュア」という異なる性質の種目が、一つの団体に存する問題がある。それぞれの競技や事業について熟知しておらず、互いに口を出しづらい状況が生まれ、チェック機能が働かなくなり、トップの私的流用を誰も止められなかったとの構図だ。

 連盟内の理事・監事は伝統的にスピード関係者が多数を占め、久永元会長が会長時代の02、03年度も理事・監事21人のうち、フィギュア関係者は久永元会長を含め6人だけだった。だが、観客を集めて収益を生むのはフィギュア事業で、フィギュア派は発言力を増す。連盟関係者は「少人数だからこそ好きなことができた」と振り返る。

 フィギュアの場合、海外のコーチや振り付け指導者と緊急交渉したり、海外視察や練習が頻繁にある。「フィギュアだけで自由に使える予算が必要」(有力コーチ)との声が、競技関係者からも漏れる。

 「種目間対立」に加え、90年代には、「久永派」と「反久永派」が連盟内ポストなどを巡り訴訟ざたになる内紛もあった。国際事業委事務局長だった松本充雄容疑者は「会長から『必要だからカネを出せ』と言われたら反対できない」と釈明したことも。フィギュア関連イベントを中心に、連盟収入の8割以上の収益を上げていた国際事業委は、久永元会長と親しいメンバーばかりになっていった。

 
不思議なもので、
野球やサッカーなどスポーツの組織でもそうですが、
首脳陣によって組織は大きく変わります。
会社においても上層部が背任など不正に一所懸命になると、
必ず中間管理職そして普通の社員に伝染して、
組織の正しい意思決定が必ずおかしな方向にぶれるものです。
 
現在は狸コーチとの関連は報じられていませんが、
私は、直接的か間接的かは分かりませんが、
多分金銭的にも何らかのメリットがあったのではないかと思います。
 
もし、首脳陣が記事のようなことがなく、まともな運営をしていたら、
浅田真央選手の出場のために国際連盟にも働きかけ、
これがNGでも、後2名ほどこの当時調子の良かった選手がいたから、
明らかに、下手くそな選手を代表に選ぶような、
常識的に考えて不可思議なことはなかったと思います。
 
狸コーチの不正については確証があって書いているわけではないので実名は避けますが、
上記記事を読むと、
五輪の代表選手選出で何らかの私情を挟まないといけないことがあったと私は確信します。
 
金メダリストの荒川選手が、
選手が安心して競技に打ち込める環境を作って欲しいと言っていたようですが、
よほどおかしなことがあったんだと思います。
 
でも助成金をいっぱいもらっている団体なのに、
よくもこんな幼稚な不正をやっていたものです。
 
特殊法人などはきっと調べればこのようなことが多いんでしょうね。\(*`∧´)/
 


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