”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室 -111ページ目

暑い!!

 暑い!既に35度を超える日もあったりして、汗だくで肉体労働しています。先週、男友達数人と腕の筋肉自慢したら『すげー!!』と言われ、負けてなかった。今後どこまで発達するのか楽しみです??

 靴作りは、特にハンドソウン ウェルテット製法は肉体労働。座って仕事をしていますが、全身汗だく。手縫いは肩から指先まで筋肉使うし、釣り込みはワニを持つ手も腕も筋肉使い、それらの作業で踏ん張る足も筋肉使う。手をグーにした時の親指の筋肉は尋常ではありません。飲み会での私の一発芸にもなっている程です(笑)。

 先日、靴職人仲間の友人と久しぶりにランチをしたのですが、会うと時々、お互いの手の変形ぶりを見せあうのですが、本当によく似た手です。皮の硬い部分、たこの出来ている部分、いびつに変形している部分が殆ど同じ。年々、益々似てきています。仕事に合わせて体が進化しているのは、なんだか嬉しくなってきます。大先輩のおじいちゃん職人達の手を初めて見た時、あまりの無骨さに圧倒され、彼の手は『靴を作る為の手』になっていることに感動さえしました。その手に、自分の手が年々近づいてきているのは、ちょっと誇らしいのです。

 その友人と話したのですが、「テレビや雑誌でさ、色んなジャンルの職人さんを見たりするけれど、40代50代の人だと、なんだかまだ貫禄足りない感じするよね。70代80代の職人さんが出てくると、やっと『おー!!』って感じじゃない?俺たちなんて、まだまだ”ひよっこ”だもん、まだまだすべきこと、学ぶこと、試練は多いよね。普通の人が定年退職する年齢になっても、まだまだな職業だもんな~」と、話したのですが、本当に先は長い。。。。この分でいくと、私が70歳になった時はかなりマッチョな婆さんになっていると思いますが、若い子を圧倒するような手になっているといいなと思います。もっと靴作りが手際よく、寸分の無駄もない動きが出来て、もっと迷いがなくて、動揺するようなハプニングもなくなって(笑)、もっともっと上手くなって、自分で惚れ惚れするような靴が作れるようになれたらな~と、毎日思います。もっと早く上達出来たらいいのに。亀の遅さで成長中。

 このところ毎日、暑い!暑い!と言いながら仕事をしていますが、帰宅の時は良い感じの疲労感が心地良かったりします。肉体労働はやっぱり良いよ。靴作りは最高だ!!と久々に感じながら、本日は帰宅しました。しかし、暑さの疲れは半端じゃないですね。もう家に辿り着くとダルダルで、最後の力を振り絞って家事をして(涙)、息子が寝ると直ぐにワインに手が伸びます。。。はあ、ありがたや。。

シューズイラスト講座

 7月24日(日)『シューズイラストはじめの一歩 ーパステルー』講座を行います。
ご希望の方はbenchworkstudy@yahoo.co.jp にてご希望の旨をお知らせ下さいませ。

 詳細→benchmade.jp/sunday/index.html

 講師に元服飾デザイナー・ハッシー氏を招き、パステル画に挑戦してみましょう。家族や友人の靴を作っている生徒さんも多いので、靴と一緒にデザイン画をプレゼントしても素敵ですし、自分で靴を制作する上で仕上がりイメージをしっかり把握する上でも役立ちます。靴は直ぐには仕上がりませんが、欲しい靴をどんどんデザインしてモチベーションを高めるのにも役立つ事でしょう。絵は苦手。。。という方は特にお勧めです。

 定員が10名のみですのでお早めに。またご希望多数の場合、抽選とさせて頂きますので、どうぞご了承願います。


 さて、今週は生徒さん達の靴が続々と仕上がって、ワイワイ楽しかったですね。茶色のスウェードのサイドゴア・ブーツを仕上げた人、オックスフォード・キャップ ブーツを仕上げた人、1足目の靴を仕上げた人。皆さん似合っててかっこ良かったです。今月初めにダービー・ブーツを仕上げた人や、ブローグ オックスフォードを仕上げた人もなかなかかっこ良かった!(HPへのアップはもう少々お待ち下さい。ごめんなさい。。。)生徒さん達の上達にも驚きますが、3足、4足目の生徒さん達が益々靴作りにのめり込む姿にも本当に嬉しく思います。皆さんの作りたいデザインもどんどんグレードアップしてますし、BWSはどこまで進むのでしょうか?(笑)

 生徒さん達は様々な場所から教室へ通ってくれていて、職業も多種多様。オフィス用にドレスシューズを作る人、ジーンズに合うようにブーツを作る人、欲しかった靴がもう売られてないのでデザインを拝借して作る人、自分で細かいところまでこだわったデザインをして作る人、とにかく足に合う靴が欲しい!と作る人、それぞれの靴作りを楽しんでいます。一足目を作っている人達はたいがい『こんなに大変だなんて思っていなかった。。。』とひーひー言っていたり、『さっさと1足目を仕上げて、2足目に取りかかりたい』と言って周りの生徒達に『まだ、2足目までの道のりは長いですよ。』と諭されたりしていますが(笑)、とりあえず、教室に通っていれば靴は仕上がります。物作りを思いっきり楽しむには時間を考えてはなりません。時間が解決してくれる領域ではないのですもの。自分の手でのみ解決できるのが物作り。

 長い道のりも、辿り着いてみればなんて事はなく、仕上がった靴を履いて楽しむというご褒美が待っています。製作過程では、筋肉痛、肩こり、頭と手の動きが一致しないジレンマ、予期せぬ失敗、自分の欠点を思い知らされる瞬間と出会ったりしながらも、黙々と手を動かし”無”になれる時間、どんどん靴となって行く快感、同じ趣味を持った人達とのマニアックな会話、昨日できなかった事が今日は出来るようになった満足感と達成感があります。靴作りはつらい事も楽しい事も沢山沢山、作り手に味わせてくれます。経験と反省を繰り返し、それをもとに深く考え、一歩一歩前へ進んで自分を高め、靴作りを上達させて、これからも楽しんで行きましょう!負けてはいられませんので、私も腕あげなきゃ!9月の展示会に向けて、皆でがんばろう!!


 

 

 

 








  

小さいこと

日曜日に、9時間耐久靴作りを開催しましたが、今年はチャキチャキと作業が進んでいた人が多かったです。下向いて黙々と脇目も振れず木型を削る人、ヒールを真剣に見つめながら、積み上げを重ねてゆく人、ワニを握る手もおぼつかない初心者さん達も、つり込みがだいぶ進みました。サンダルチーム2名も仕上がりはしませんでしたが、この夏履けるように頑張りました。大粒の汗を流しながら、サイドゴア ブーツを完成させた方も、本当に頑張りました。

 その他、お昼休みに女子数人だけになった時、幸せそうに『婚約発表』してくれて和ませてくれた人や、朝は来ず『急に欠席かな?』と思っていたら、14時頃マックで他の生徒に発見された大遅刻の方もいましたが(笑)、15名がそれぞれの靴を朝から晩までトントン カンカン。

 私が『近所でフリーマーケットやってるよ!』とか『あ~眠くない?』等と話かけても黙々と誘惑に負けない人が多くてびっくりしました。やって良かったわ。来年も頑張りましょうね。



 ちょっとづつ、行動してみる。あれやりたいな~ではなく、今やってみる。そんな事の積み重ねが大事なんですよね。靴作りは小さな事の連続。小さくて、どうでもいいんじゃない?と思えるようなことも多い(笑)けど、そうじゃない。小さい事を気にしなくては前に進めないのです。小さいことを解決していかなくては、大きいことは出来ないのです。だから、小さいと思うことをないがしろにせず、ちゃんと向き合ってみる。向き合ったら、行動する。靴作りも人生も進み方は一緒だな~。
 

最近こんな話を読んだ。

 『鳥が5羽いて、その中の1羽が飛び立つ決意をしました。残っているのは何羽?』

 『4羽?』

 『5羽だよ。決意だけじゃ飛んだことにならない。行動で示さないと飛ばないのと同じ。』


 
 いつの間にやら構想を練って練って練っている自分がいる。何をするにも、成功バージョンと失敗バージョンの結果を頭に描いてみる。想像しうる限りの失敗例を出してみる。そして、考えれば考える程、退屈になってくる。以前は、想い立ったら考える前に行動していたのに。浅い考えで行動して痛い目にもずいぶんあった。辛い事も沢山あった。その結果、冒険心が減ってスリル激減。ちょっとつまらないな~と思えて来た。痛い目に遭わないように、人間は学習していくのでしょうが。。。。私は、そんなことより、ワクワクする方へ流れていきたい。

 痛い目も辛い事も『糧』となって今の自分がいますし、楽しい仲間もいます。あと何回、人生において痛い目や辛い目を味わえるのか?などと自虐的に前向き(笑)に考えてみると、『あと何回、桜の花を見れるだろうか?』と同じような哀愁が漂ってきちゃうわけで、 朝目が覚めて『今日も生きてた!やっっほー!感謝!!』と思えるように、日々行動し、小さな日常の冒険をもっとしなくちゃ!9時間耐久で生徒さんのやる気に触れて、元気になれちゃいました。生徒の皆さま、いつも元気をごちそうさまです。


 そういえば、土曜日の仕事帰りに武蔵小金井で開催されている「カッズミイダの秘蔵展」
こちら→http://musashino-garo.jp/blog/2011/06/post-64.html

を見に行ったのですが、真剣な時はとても厳しい目つきなのに、普段はしょうもない話にも付き合ってくれて、とっても暖かい懐の大きいミイダ画伯。そんな彼の穏やかで優しい内面が絵にも溢れていました。とても小さな個展ですが、お近くの方は是非!!

イノシシの毛

足元を既に衣替えし、私は今年のサンダル生活が始まりました。オーダーの仕事もサンダルのオーダーが入り始め、気候を考えると早く仕上げて、夏を楽しんで頂きたい!という思いで工房内は気合いが入っております。メンズのオーダーは資材のトラブル(私のパニックのせいですが。。。。)等もありましたが、サクサク仕事に取り組みと汗を流しながら集中できて気分が良いです。自分の殻に思う存分籠っていたい時期が定期的に襲ってきますが、今はひたすら籠れるだけ籠りたい。限界まで籠りきったら、潔く脱皮できるようであったらどんなに気分が良いだろう。


さて、愛すべき変人奇人の集まりであるBWSでありますが、先週は久しぶりに新たな試みに私を驚かさせてくれた生徒のOさん。イノシシの皮を自分で塩漬け鞣しして、教室に持ってきてくれました!!以前、教室で手縫いの時に使う針はイノシシの毛で作れる話をしたのですが、その後Oさんはイノシシ鍋を出すおそば屋さんに頼んで、肉をとった後の皮を貰い受け、個人で「皮」を「革」に鞣す為に個人で行うにはどうすれば良いのか相談を持ちかけてくれまして、私はその時点でかなり興奮してしまったのですが(笑)本当にやってくれるとは!!お庭で塩漬けにして、ふさふさした剛毛をたっぷり付けたイノシシの革を「本当に臭かったです!!」と言いながら持ってきてくれました。あっぱれ!!

普段、手縫いの時に使う針は、釣りに使うテグスを使っております。かなり強度が必要ですので、16号というかなり太い糸を使うのですが、近所の釣具屋さんへ行ったら「いったい何を釣る気なんですか?マグロの一本釣り?」等と質問攻めに合い、本当に面倒くさいので(笑)テグスを買いに行くのは苦手なのですが、イギリスだとテグスのようなものをちゃんと手縫い用に加工して売っていますし、現在でもイノシシの毛を使っている人もいます。靴作りに使う重要な資材である革も食肉の「副産物」でありますし、物を作る者達の「物を大切にする精神」が込められています。先人達の工夫と知恵の結晶であるハンドソウン シューメイキングの"SOUL"(魂)を受け継ぎ、後世に残す為にも、今週はイノシシ針の使い方をやってみましょう!!Oさんの努力に皆で拍手喝采しつつ、忘れられつつある技術を我らの手に!!

 現在教室の靴棚に野人のモヒカンのようにぶら下がっている革を触るとちょっと生々しくて、鳥肌が立つのですが、イノシシに感謝しつつ、学んで行きましょう!!

9時間耐久靴作り。受付開始!!

 先週はコロコロと変わる気温の変化に体調を壊してしまった生徒さん達が多かったですが、皆さまどうぞお大事に!

 私も土曜日にはどっと疲れが出てきて、クラクラきましたが本日ゆっくり睡眠をとって生き返りました。湿気と梅雨のどんよりした日は苦手です。

 浮かない気分に”喝”を入れる為に、久しぶりにイベントやります!!

 いきなりですが6月19日(日)9時間耐久靴作り開催!!

 今まで12時間やってましたが、今年は申し訳ございませんが9時間です。普段お仕事の関係でお休みが多くて振替えもなかなか出来ない方達を優先させて頂きます。どうぞ生徒の皆さまご参加下さいませ。定員15名。本日より受け付けますので、参加希望者はメールか教室内でご応募下さいませ。参加費無料。いつもの教室と内容は変わりません。違うクラスの人達が混じって、毎年ワイワイ&タラタラ靴作りの一日。気合いを入れて頑張りましょう!!



 今年はacoustic shoesの立ち上げと工房の引っ越しがあった為、今までイベントが全然できませんでしたが、落ち着いてきましたので、色々開催していこうと思います。7月はデザイナーの講師を迎えてデザイン強化イベントを予定しております。8月は暑そうですのでやめておきます(笑)。9月は展示会&オープンデイ。

 新しい生徒さん達もだいぶ馴染み出してきましたし、古株さん達はどんどん靴を作っていますし、細部を掘り下げて行けるような特別講座をやっていきたいと思います。生徒さん達からの『こんな講座をやってもらいたい!』等のアイデアも募集中です!!

 

原発事故から2カ月半が過ぎて

菅首相はG8サミットで、『原発事故は封じ込めた、来年1月までに冷却凍結する』と言ったらしいですが、そんなに時間がかかるの!!しかも原発封じ込めてないし、G8でウソついてるし!と驚いたのもつかの間。多くの専門家は福島原発を冷温停止出来るまでに数年以上かかると指摘している記事を読んで、空いた口がふさがらない。後数年、放射能垂れ流し、水素爆発の危険性、被爆の恐怖にさらされる事になる。それなのに、原発推進は止めないみたいね。


前回のブログに頂いたコメントを以下に。(Wさん、どうも有難うございます!)

5月15日放送(NHK教育)のネットワークで作る放射能汚染地図
すでに見てると思いますが、見てない方はYouTubeで見れますので是非

http://www.youtube.com/user/daisuki0721#p/u/6/WhPx6s1800Q

是非見て下さい。菅さんに見て貰いたいね。


それから、私の方からはこちら
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/05/23/sangiin-may23

参院行政監視委員会が京都大学原子炉実験所助教授の小出裕章氏から話を聞いているところなのですが、ことごとく政府やマスメディアは無視し続けている。今現在日本で行われている事。原発推進派の貧弱な構想。まともな人間は隅へ追いやられている現状の中、小出先生には頑張って貰いたい。一人でも多くの人に見て頂きたいです。

最後に小出先生がガンジーの墓に刻まれている『7つの社会的罪』についてお話されていて、高校生の時に学校の先生から言われた言葉を思い出しました。「道徳心と倫理感のない奴は勉強するな。そんな奴が勉強が出来るようになってしまうと、最悪の世の中になるんだ。」と。本当だな~と思います。


ちなみに7つの社会的罪

1、理念なき政治
2、労働なき富
3、良心なき快楽
4、人格なき知識
5、道徳なき商業
6、人間性なき科学
7、堅信なき崇拝

やはり誰が何と言おうと、私は原発はいらないと強く思います。


今日は息子の小学校の運動会(の予定)の為、お教室はお休みを頂いておりましたが雨。この6年間、毎年運動会は雨。うう。。。と毎年思っていましたが、今年はそんなに落ち込んでいません。昨日姪っ子が生まれて、早速本日面会へ行けたので。姪っ子小さい!生まれたてホヤホヤの赤ちゃんはこんなにも小さかったっけ。。と感動。抱っこさせて貰ってジーン。昨日まで妹のお腹の中にいた人間との対面に、久しぶりに人間の神秘を感じました。

その後、息子と映画を見に。私は『パイレーツ オブ カリビアン』でもサクッとみたかったのですが、息子は『ブッダ』を希望したので、手塚治虫 原作の『ブッダ』を見る。この原作マンガは20年近く前に購入し、全巻何度も何度も読んでいたので、内容は頭にすっかり入っていましたが、映画で見るとまた別物ですね。しかも今回の映画だけでは漫画の内容の半分も進んでいなくて、続編を作っているのだと思いますが、一気に見たかったな。息子も私と同じ位マンガを何度も熟読していましたが、毎回色々な疑問にぶち当たるそうです。『生と死』 『生きる事とその意味』については死ぬまで考え続ける事になるのでしょうね。

一人の小さな赤ちゃんがこの世に生まれてくるだけでとても感動的なのに、殺し合う世の中って何なのでしょうね。それでなくとも、幸せのうちに寿命でぽっくり。。。って人間は本当に少なくて、天災、病気、飢餓、事故によって亡くなる人間がほとんどなのに、その上なぜ土地や資源の奪い合いや、信じる宗教の違いや意見の違いで人間同士が殺し合わなきゃいけないのだろう。危険な物質を使い、誰かに死のリスクをもたらす様なものを作るのだろう。誰もがいつか必ず死ぬのだから、それ以上の恐怖を人間自らが作る事しなくていいのに。今までに何百回、何千回と頭の中をグルグル駆け巡った疑問。やっぱり解せない。

5月28日(土)はお休みです。

今週5月28日(土)のクラスはお休みです。どうぞ宜しくお願い致します

5月27日(金)のクラスは通常通りに行いますので、お間違いのないようにお願い致します。



 寒い日と暑い日が数日おきに来て、工房の『暑さ対策』『寒さ対策』を考えつつ、窓辺で仕事をしている心地よさを体感しつつ、紫外線は窓辺からどの位の距離まで届いて来るのだろうか?とUVケアも心配している今日この頃。

 ソフトバンクの孫氏が太陽光エネルギーにかなり力を入れだして、面白そうな展開になってきました。パナソニックもエコ住宅だけでなく、町全体を太陽光エネルギーでまかなえるような構想打ち出したり、エネルギーの変換期の幕開けかな。電力自由化に向けて頑張って欲しいです。どのような電力を使用するかを個人が選んで使えるようになれば、原発なんてどんどん無くなっていくと思いますし、推進派の言う『原発がなくては電力はまかなえない』なんてのは嘘っぱちだって証明できるでしょうし。

 今月閣議決定された『原発賠償策』の東電に対する甘さには腰抜かした。会社更生法で破綻して100%減資、金融機関の責務放棄をしたJAL(日本航空)の処理と比べると、政治家との硬い癒着の絆としか考えられません。しかも未だに東電は国民に迷惑をかけ続けているのにね。『あ~あ~大人って汚いな~』ってフレーズを25年ぶりに使いましたよ(笑)。

 G8サミットで日本の代表らしき人物の演説は面白くもなければ、、今後の展望も何も伝わらないスピーチで、『ま、アメリカやフランスの手前、原発は続けるって言わなきゃだし、自然エネルギーにも目を向けてトレンドにも敏感よ!ってとこもアピールしなきゃ。』って感じでした。

 今や政府にも東電にも誰も期待なんてしてなくて、唯々原発で被害を受けて未だに不自由な生活と先の見えない不安な日々を送っている人達に一日も早く、先の見える保障を与えてあげて欲しいって想いだけです。

 実質的に日本は『無政府主義』なんじゃなかろうか?って感じます。何でもかんでも”自己責任”。被災者を助けるのは国民からの義援金。人助けを率先して行うのはNPOや個人の団体のボランティア。国の新しいエネルギー政策を打ち出し、推進してゆくのは企業だし、正しい情報は実際に現場で働く方々がネットでコツコツ惨状を伝えてくれる。政府は放射能ビンビンの小学校が安全だと報告したが、親や学校や自治体が独自に放射能を測定して、自分達で校庭には出ないように気を付けていたり、自分達で土を敷き直したりして、少しでも安全に近付くように個人個人で行っている。国民に総スカンの政府ってありですか?(笑)日本って本当に国民1流、政府3流。


 でもね、そういう時代に生き残る為には、精神的にも肉体的にも強く、知的活動を行って自分をしっかり持ち、経済的にも自立してないと厳しい世の中だと思います。そんなに人間強くなれるのかしらね?『国ってそもそもなんぞや?』と考えてしまいますね。あ~野生の人間になりたい(笑)。

サンドペーパーがけ

雑務に追われる日々からやっと解放され、靴作りのみに追われる日々。靴の事だけ考えていられて、靴作りだけしていられる仕事時間はとても有難い。新しい工房は窓が多くて見晴らしも良く、仕事の区切り区切りにふと外を見て、大きな空が見えるのは気持ちが良いし、ここ2週間は勿体ないくらいに最高な気分で仕事が出来ています。ありがたや。

 生徒さん達はまだ新工房に慣れないようで、ソワソワしている人達もいますが、また旧工房の時のように「自宅にいるより寛げます」(笑)と言われるようになるかな?

 今回の内装はビシッと黒と白に統一して、かなり緊張感あります。「癒しの館」ではなく「大人の隠れ家」または「不良大人の溜まり場」ですかね(笑)。トイレはド派手にして、壁一面に巨大な「ユニオンジャック」を友人に描いてもらったし、ショールームはブルース感漂っているし、私の趣味を全部注入した感じの工房ですので、働いていて気分良くない訳がない!益々靴作りに没頭できそうです。

 そんな訳で、久しぶりに靴作り熱血漢としてテンション高く仕事をしていたら、右手の人差し指に常に出来ている「サンドペーパーだこ」が巨大化してきた。この”たこ”はウェルトの脇の面を綺麗に整える為にサンドペーパーでやする工程時に指も擦れて出来てしまうのですが、擦れ防止に指に革を巻いていても”たこ”が出来る。頭を使わず無心になって行う作業で、しかも結構な時間かかるのですが、こういう単純作業の方が熱中して瞑想状態に入り易く、面がつるつるになった頃には指の皮が分厚くなっています。

 今日はヒールとウェルトにこのサンドペーパーがけをしている生徒さんが多かったですが、兎に角「擦って擦って擦りぬけ!」って感じです。ヒールの革は水を付けながら、コルクの棒に耐水性のサンドペーパーを巻きつけて、積み上げの段差が消え、刷毛で水を付けた時に革の表面がピカピカして来るまで磨き続け、ウェルト脇はサンドペーパーを小さくちぎって、指のカーブを上手く利用して中央が凹んで、ラインがシャープに見えるように磨き続けます。その後のアイロンがしっかり嵌るように面を整えるのは重要です。履き心地には一切関係してこないですが、こういう作業に”作り手の想い”が込められます。せっかく手塩にかけて作るのですもの、素材の革の良さを最大限に出したいですよね。

 サンドペーパーがけをした後は、インクを入れていく。インクは薄くしておくと革の風合いが残りますし、何度も重ね塗りして濃く入れると、積み上げの段が見えなくなって一色にまとまります。これは本当に職人それぞれの仕上げ方で、決まりもスタンダードもあまりないように思います。私は革の風合いの良さを残したいので、薄塗り派です。やっぱり電車の中や街ゆく人々の靴を見てても、革のヒールの靴を履いている人って本当に少ないですから。。。革のヒールが主張しているのは好きです。

 インクを付けた後はワックスを熱で溶かし溶かし、熱したヒール用&ウェルト用のアイロンをあてて、面に膜をはり防水性を高めると共に、表面をピカピカにしていきます。

 靴作りでヒールを付け終わると、一応『靴』の形にはなりますが、その後の仕上げもかなり時間が掛ります。しかも、やめ時を決めるのも厄介です。「まだできる、もうちょっと頑張りたい!」って半永久的に仕上げに力を注いでいる生徒さんもいますし、「もういいよ、こんなもんで充分充分!」って、かなりワイルドな生徒さんもいますが、仕上がった靴はその人らしさが出ますので、やめ時は独自の判断に任せてます(笑)。

 アイロンがけが終われば、汚れを落としてから木型を抜けますので、ワクワクしますね。来月は続々と木型を抜ける生徒さん達が出そうですので、楽しみです。木型を抜くって行為はそうそう味わえるものでもないので、皆さんかなり興奮しますものね。木型を抜いた時の笑顔を見るのが私は大好きです。サンドペーパーがけに飽きてきている生徒さん達、もうすぐ楽しいことが待ってますので、頑張っていきましょう!

工房地図

すみません!HPに変更した工房のMAPはNEWSの所だけしか変更されていなくて、こちらから見て下さい。http://www.benchmade.jp/news/images/map02.gif

看板もまだトラブル中で出せていないので、わかりづらいかも。

成城学園駅、北口を出て左へ、DEAN&DELUCA沿いに前進。一番大きなビルです。第一住野ビル。エレベーターで4階に上がりすぐ右手。

宜しく!

新規OPEN

ついに5月に突入。工房もすっかり片付き、GW中はガッツリと仕事の遅れを取り戻すように、靴作りに没頭する予定です。新工房に初来店のお客様も無事お出迎えすることも出来ました。まだ、使い慣れていないので少々アタフタしてしまいましたが、少しづつ使い勝手を良くするように、改良していく楽しみ&課題もあり、「場」の作り方についても考えること多し。

 魔の引越が無事終了したお祝いを兼ねて、昨日はスタッフのKと久しぶりに合う友人Nと「今年のストレスを発散するぞ~!」と内装、DM、写真、雑用などを手伝ってくれている友人達のバンドのライブを見に行ってきました。幡ヶ谷のライブハウスで8時からのライブへ張りきってGo!  
 スタッフKちゃんは、馬鹿話をしながら仕事をこなす彼らしか知らなかったので、ライブの格好良さに触れ、かなり目がハートになっていました。「Soulcrap 」は本当にいつも期待を裏切らないグレートなバンドです。ライブ後は気分も上がり、友人の待つ渋谷へ向かい食事もお酒も店員さんも素晴らしい居酒屋へ。店員さんが「最近東北のお酒が凄い出て、西の方のお酒が全くでないんですよ。西の方のお酒も飲んで下さいよ。」と言ってましたが、東北がんばれ!って飲みながらもみんな考えているんですね。我々は精神面での仕事の話メインでしたが、かなり盛り上がり、気持ちもほっこりしました。

 その後、あろう事か「Soulcrap」のライブが夜中1:30から渋谷のライブハウスであって、お腹も気分も最高の状態にあった我々は、またもやライブハウスへGo! 「デジャブ」のようなライブで大盛り上がりした後、バンドのメンバー達と朝方までワイワイ過ごし、ラーメンを食べて朝日と共にご帰宅。う。。。またやってしまった。。。遊びも仕事も全力投球。老体にむち打って遊ぶ不良中年。。(笑)

 少し寝た後、TVで衆院予算委員会をやっていたので見てたのですが、民主党の森裕子氏が「脱原発」の方向に進んでいかねば。と原発の脅威について発言していて、「そうだそうだ!」と拍手しながら聞いてましたが、首相の答弁からはそれほど前向きな返事は聞けず。今始めなくて、いつ始められるのでしょう。「脱原発」を目指している学者やジャーナリストはとても多い。原発なくともクリーンエネルギーで電力を賄えるとちゃんと計画もそれぞれ出している。ただ、新聞やTVの広告スポンサーである電力会社からの圧力で「脱原発を訴える人々」はメディアに出れないだけなのです。広告を載せず購買料のみで作られている雑誌の多くでは、かなり的を得たクリーンエネルギー計画を載せています。「反原発」デモも今年はとても多くの動員数を得て行われておりますが、ニュースにはなっていません。驚くほど無視されております。
 大量の汚染水を世界の公共の海に垂れ流した日本が、世界へ向けてのお詫びを行動で示し、世界の人々から共感を得るには、今こそ人間を脅かす原発を無くすような国づくりをしなければならないと思うのです。今回の福島原発で作られていた電力の大部分を消費していたのは東京都民です。他県の不幸の上に成り立つ幸福など「幸福」ではない。ただの傲慢です。誰かの犠牲の上に成り立つ自由を得て、幸せを感じれますか?自分の長年過ごした愛着のある土地を奪われ、家を奪われ、仕事を奪われた人々の気持ちを自分の事として置き換えて考えた上で、なお、「原発」は必要だと言える人が本当にいるのでしょうか?自分の子供や孫の世代の人間が大人になった時、今の世代の行った事をどう思うだろうか?私はとても恥ずかしく思う。情けなく思う。これから、汚名を挽回する為にもエネルギー及び日本の政治システムは変わらなければならないと思います。「バイバイ原発」