”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室 -110ページ目

次の靴

先週のクラスで靴仕上がった生徒さん2名。二人ともなかなかの良い出来で、頑張ったな~と感心。1足目の学びが2足目に生かされ、2足目の失敗が3足目に生かされているのが分かり、成長しているのに嬉しくなりました。

 他の生徒さん達も今月、来月中には出来上がる人達がいそうです。ヒールを積み上げ始めたら、次の靴をどうするのか決め初めて下さいね。

 毎回質問が出ますので、2足目に取りかかる前に決めるておくことを以下に。




1.木型をどうするか

 木型は1足目に使った木型をそのまま使用するのか、ソリッド(木型の原型)から削り出すか決めます。1足目の靴を履いてフィッティングに修正がいらない場合、そのまま木型を使ってパターンから始められます。修正がある場合、木型の修正から。

 1足目の木型とは違うデザインの木型を作りたい場合は、ソリッドから削り出します。トウシェープも自由な形に(スクウェア、チゼル、ポインテッド等。。)作れます。

 また、1足目は全員紐靴仕様の木型を使っているので、スリッポンやパンプス等の紐なし靴の場合、新たにソリッドから作らねばなりません。

 ソリッドは片足作り、それを工場に送り両足分の中折れプラ型に作って貰った後、両足それぞれの足に合わせて木型を修正していきます。

 1足目の紐靴用木型にちょこっと修正を加えると、各種ブーツ、モンク ストラップ、ダブル ストラップモンク、の靴も作れます。

 また、自分の木型でなく、ご家族や友人の靴を作りたい場合は、採寸をしてきて頂きたいので、採寸の仕方を個別に教えます。

 2.デザイン

 靴のデザインを決めます。皆さんにお渡ししているデザイン表から選ぶも良し、雑誌などの切り抜きをコピーするもよし、全て自分でデザインするもよし。ただし、自分でデザインする場合、デザイン画を描いてきて下さい。物理的に無理な場合もありますので、物理的に可能にするにはどうするか話合っていきましょう。

 3.仮縫い

 一足目の木型をそのまま使う場合、仮縫いの必要はありません。ソリッドから作った場合、フィッティングを確かめる為に仮縫いを行います。仮縫いの際に、デザインの修正も出来ますし、ミシンなどの練習にもなります。

 4.本縫い

 仮縫いで問題が出た箇所の修正を行い、本縫いに入ります。

 2足目からの流れは、ビスポーク靴の流れと同じです。時間はかかりますが、自分の木型を持てるといいですよね。


 さあ、次の靴はどんなのにしましょうかね?自分のワードローブに合わせて革を選んだり、トウシェープを考えたり、雑誌や本を山積みにしてあれやこれや。。。。かなり悩むと思いますが、楽しい悩み。思いっきり楽しみながら悩みましょうね!

 

カラフルにいこう!

 先週の授業は私の体調不良の為、生徒の皆様にはご心配させてしまい大変申し訳ありませんでした。
昨日から元通りの元気さに回復しました。季節の変わり目、皆様も体調にはどうぞお気をつけ下さいませ。


 やっと春らしい風が吹いてきましたね。工房の窓から見下ろせる桜の木々も可愛いつぼみを沢山付けてきまして、花見がとても待ち遠しいです。浮かないニュースや暗い情勢を吹き飛ばすように、ファッションはカラフルな色が出回っていて、先週友人と街へ繰り出した時、華やいだショーウィンドーに嬉しくなり、ファッションやデザインの底力を感じました。人の気持ちをちょこっと明るくしたり、ワクワクさせたり出来るって事の凄さに、改めて気づかされました。それが、小さな花でも、ちょっとしたCMソングでも、一粒のチョコレートでも、誰かをちょこっと笑顔に出来るって素晴らしい事だな~と。そんな事を踏まえて、靴作りをしていきたいな!と思ってサンプル靴作成中。オーダーの仕事が再び忙しくなってきましたので、時間と格闘してますが、面白くカラフルな靴を早くお見せしたいです♫



 ちょっと春はスケジュール厳しくて教室のイベントも出来ずにいますが、5月のGWには12時間耐久を開催したり、小物作り1日教室など企画したいと思います。イベント希望や、企画お持ちの生徒さんはどうぞどんどんお持ちより下さいね。楽しいイベントどんどんやりましょ!

 体の毒出しをしたせいか、身も心もとても軽くなって、やたらにパワー漲ってます!カラフルにがんがん行こう!

震災から一年

 あれから一年経ちました。

 TVでも昨日は東北のこの一年の事、現在の状況をずーとやっていました。私は散歩途中にキャンドルナイトを開催されている場所に通りかかり、祈りと共にキャンドルを置いてきました。被災地はまだまだ復興には遠く、前向きに生きる意外の選択はない状況の中、人の逞しさを感じつつも、言葉にならないやるせない感じも払拭出来ずにいます。一日も早く、先が見えるような、未来に希望が持てるように復興が進んでくれる事を願っています。

 嬉しい報告としては、福島県で被災されていた生徒のNさんから、自宅の改築工事がもうすぐ終わりそうで、4月から再び教室に戻ってくれるとの連絡をいただきました!本当に嬉しい限りです。また一緒に靴作りが出来る事がやっと来たんだな~としみじみ。。。。じわじわと嬉しさが沸き上がってきます。

 昨年の3月11日に教室内で不安を共にした生徒さん達も、妊婦だった方は出産を終え、お子さんもとても元気にすくすく育っているとのことで、教室に戻ってきて靴作りに再び励んでいますし、この日に教室をスタートした生徒さんは今は2足目の靴に取りかかっております。それぞれの1年。その1年の中にそれぞれの靴作りがあり、それぞれの頑張りがあったと思います。

 工房を立ち上げた生徒さんが震災後、『本当に自分で工房を立ち上げて良かったと思ってます。』と言っていて、『え!不安が増えたんじゃない?』と言うと『こんな状況だからこそ、好きな事を出来ていて良かったと心底思います』と言っていた事がとても印象に残っています。肌に馴染んだ日常が壊れた後、本当に自分が欲する事やもの、幸せに導いてくれるものの姿が見えたように思う1年でもありました。

 頑張り過ぎず、明るい未来へ進めるように、一歩一歩前進していきたいです。これから5年後10年後、皆さんの下駄箱に素敵な靴が並んでいますように。

たらいの中の半端革

 この3ヶ月どんどんやる気のある新人生徒さん達が仲間に加わり、他の生徒さん達をビビらせておりますが(笑)、教室全体が活気づきますね。とびきり明るい人が教室に一人いると、笑いが絶えなくなるし、すごく探求している生徒さんがいると、周りもつられて細かい事に気づくようになったり。一人一人の良さがどんどん引き出されやすくなります。コミュニケーションの良い循環を先週感じました。

 どのクラスも、皆さん益々仲良くなっていますし、生徒同士で工具作りにチャレンジしたり、資材屋探しをしたり、BWSのOBを訪ねて話を聞いたり、飲み友達を作ったり(笑)。一人だと飽きっぽい性格でも、誰かと共有出来るようになると飽きるどころか、探求の題材に一緒に立ち向かえて益々深みにはまりますよね。

 よく生徒さん達に『いらない革あったら下さい』と言われますが、半端革が入っている『たらい』の革はご自由に使って下さいね。物を作る人間として、物を大切にするのは当たり前ですが、良い靴を作ろう!と思うと、靴には使えない部分の革も多く出ます。靴の外側には使えなくても、中の芯材に使えたり、ライニングに使えるものもありますので、大切に隅々まで使える工夫もしますが、それでも多少の革は残ります。その革達は教室内の『たらい』の中で、使い道を探しています。

 たらいの中の革で小物を作って見せてくれる生徒もいますが、とってもアイデアに富んでいて素敵な小物を作っています。作っていくうちに『エッジの処理の大切さ』や『金具の使い方』や『配色のアイデア』なども学べ、靴作りに応用出来る事もあったり、靴作りの幅も生まれてきますので、どんどん『たらい』から革を持っていって革と慣れ親しんでくれたらと思います。




 さて、3月に突入しました。最近ぞっとするニュースが多くて、「裏庭に狸がでた」「あしかが多摩川で泳いでる」とか、普段「どーでもいい~」とチャンネル変えてたニュースが懐かしい。。。

 大阪では独裁者が出現して「赤狩り」もどきを始めたり。。。。彼のようにバンバン打ち出して、ちゃっちゃか事を進め、改革していく事は今の日本に必要なのだと思いますし、行動力の早さや、実行力は高く評価しますが、個人の生活、思想、感情を無視し、数字しか見ず、独裁で進めるのはやはり市民にとって恐ろしい事が待ち受けていると思います。こんな事は過去の歴史の過ちで私達は知っている筈なのですが。そして、野田政権は秘密保全法という情報統制法を国会に提出しようとしている。

 私が毎週欠かさず見ている『運命の人』というドラマでの事が(このドラマ自体、フィクションではあるが、沖縄返還密約事件の事実を元にしてて、かなり考え深く今の沖縄の状況の始まりとも言える話)、未だに繰り返され、国家の国民に対する裏切りを訴えれば、どんなに正しい事を言っても国家権力に消されてしまう。それを今まではコソコソやっていたが、「秘密保全法」が成立してしまうと、国家権力の思いのままになってしまう。ドラマ同様、新聞記者も今まで以上にものを言えなくなり、言論の自由などなくなってしまう。とても恐ろしい法案です。

 最近、消費税法案を選考させる見込みであると報じた各社に対して、民主党の輿石東幹事長が「間違った情報ばかり流すなら、電波を止めてしまうぞ!政府は電波を止めることができるんだぞ。電波がとまったら、お前らリストラどころか、給料をもらえず全員クビになるんだ」と発言した記事を読んで、鳥肌が立ち、ぞっとしてしまった。

 なんなんだろうね。この殺気だった空気は。この間、経済学者の先生からお話を聞く機会があったのですが、もう泣きそう程怖い話だった。(実際ちょっと涙が出ちゃった。。。)

 平和な世界で暮らしたいだけなのに。笑っていたいだけなのに。そんなに贅沢言ってないのに!

 あ~世界にもっと楽しみを!世界にもっと笑いを! 
 
 教室内は本当に救われる場です。楽しい事どんどんやりましょうね!




 

 

今週はワックス作り講座します!

 先週の教室は体調不良でお休みの人が多かったのですが、出席していた生徒さん達は元気はつらつで、春の予感を感じさせる日差しに感謝しつつ、集中して靴作りに励めました。インフルエンザも流行っていますが、うがい&手洗いをまめに行い、体調整えて春を迎えましょうね。お休みだった生徒さん達、どうぞお大事に!


 本日は靴職人の友人とランチをしたのですが、色々と今後のビジネス展開計画についての悩みと今後の目標の話をし合い、刺激を受けたりしました。友人には色々な展望があり、『おーすごいな~』と感心してしまう目標があり、私はまだまだ、今していることを掘り下げていきたく、現状維持をして自分で出来る事の幅より深さを突き詰めていきたいな~と思っていて、これは性格の違いだね~と。ま~どちらにしてもお互い、地味で長い道のりを超えていかなくてはならず、『根気』が必要ですね。何事も諦めたらそこで終わり。

 多くの人が10メートルで諦めるところを、20メートルも30メートルも諦めずに進めた者だけが見れる景色や、感じられる感覚があると思いますし、どこまで諦めずに進めたか、自分との『根競べ』かなと。「もうこの辺でいいや」と思ったらそれ以上成長は出来ない訳で、成長が出来ない事程つまらない事はないなと思います。成長出来ないのであれば、毎日の仕事がどれだけ単調で、将来に対して夢が持てなくなってしまう気がします。明るく前を見据えるには、どんな状況でも歯を食いしばって昨日の自分を超えていかないと!と思います。

 季節の変わり目はいつも新しいデザインが浮かんだり、新しいアイデアが浮かんできますので、ちょっとやる気がムクムクと湧きあがっています。来月には工房の窓の下には満開の桜が溢れて、窓を開ければ桜の花びらが飛んできて、夜は幻想的な夜桜を楽しめますし、なんか春は楽しみや良い事がありそうな予感でうきうきしてきます。楽しい春を迎える為にも、日々頑張ろうっと!

 さて、今週の教室では糸作り用のワックスの作り方講座をやろうと思います。日本では『チャン』という松脂を使います。イギリスではビーズワックスを使いますが、各々それだけで使うより、ちょっと混ぜ物をした方がワックスの安定が良くなりますので、自分で使いやすいワックスが出来るように作ってみましょう!ワックスは熱に弱いので、夏はべとべと、冬はカチカチになり易いので、オイルやタール等を少々混ぜて、自分なりのワックスレシピを作ってみましょうね。

靴縫い用、糸の作り方

2月11日(土)の教室は祝日の為お休みです。10日(金)のクラスは通常通りありますので、どうぞ宜しくです。


寒い日が続きますが、先週珍しくスーパーへ行ったら、『タラの芽』が売っていて「うわー!」と即購入し、天ぷらにして春を先取りしました。脂っこい食べ物は好きではないので、天ぷらは殆ど食卓に上がりませんが、『タラの芽』と『ふきのとう』の天ぷらだけは好きです。春の食材を見つけながら、本物の春の到来を楽しみに待ちたいですね。たまにはスーパーへも行かないとね。。。スーパーって好きじゃないのです。オーディオ機材は5万、10万する物もポンポン買うくせに、スーパーで5円、10円安いものを選ぼうと悩む自分のしみったれた心が垣間みれるスーパーは苦手です(笑)。


 さて、今週の教室はやる気漲る新米さんも2名加わり、ワイワイ楽しかったですね。金曜日の夜のクラス終了後は『豆まき』を行い(ジャンケンで負けて鬼役になってしまったTさん、有り難うございました!)、最近工房内に災難をまき散らしていた『鬼』を外へ追っ払えたかなと。以前このブログで愚痴を書いた後、再び水漏れ発生、換気扇の故障。。。と相次ぎましたが、親切にして下さる方も多く、コーヒーメーカーの修理も、入り口付近の電灯取り付けも無料でして頂けて、捨てる神あれば、拾う神あり。。。と感謝の気持ちがムクムク湧いて来ました。私の天中殺も無事に過ぎ、生徒さんにも『おめでとう!』と拍手を頂きましたが(笑)さあ!これからはパワー全開で進んで行きますよ!おー!!

 
 さてさて、ここ数週間『糸作り』で悪戦苦闘している生徒さんが数名おりまして、注意して見ているのですが、単糸を先を細く引き裂く事がなかなか出来ない人は、とにかく力を入れすぎないようにする事。糸が直ぐにほどけてしまう人は、糸のより方の順序が間違っていたりします。

 糸は単糸をすくい縫いなら5本、出し縫いなら3本に重ねた後、糸の中心をフックに引っ掛け、ピンと張った糸にワックスを勢い良く擦りながらひいていきます。ワックスの性質上、熱すれば溶けますので、摩擦で熱を出しワックスを溶かしながらひいて下さい。お上品にたらたら『つける』のではいけませんわよ。勢いが必要です。その後、糸の左側に立ち(右側に立つと糸のよりが反対になってしまいます)、波止場に立つハンフリーボガードのように、右足の下に台を置き、その右足の腿の上で糸を片側づつ前方に押しながら縒っていきます。この時、縒り過ぎると糸にだまが出来てしまいますし、縒りがキツ過ぎると縫い目が曲がってしまいます。糸が縒れたら、布でしごきながら、ワックスが糸に均等にのびるようにします。この時、余分なワックスも取れ、よった糸の巻きの間にワックスは入り込みますので、糸を滑らかに仕上げる事が出来ます。

 その後、テグスで作った針に巻き付けていくのですが、テグスは玄人漁師の使う、強度のある物でないと直ぐにヘタってきます。教室で使っているのは 『漁業者専用』としっかり書いてある(笑)『船ハリス フロロカーボン100%ハリス」です。すくい縫い用は16号(直径0.660mm)出し縫い用は12号(直径0,570mm)です。釣り具屋へ行って、マグロを釣るような顔をして購入して下さい。

 このテグスを20cm~25cm位に先を斜めにカットして、糸を巻き付ける部分を荒めのサンドペーパーでザラザラにし、ワックスをよく塗って糸を巻いていきます。巻き方はややこしいので、ここでは割愛しますが、巻き方に不安を覚えている生徒さんは教室の時に何度でも私に聞いて下さいね。

 糸作りだけでも語ると長くなりますが、糸作りがしっかり出来ていないと、スムーズに縫えません。糸作りは習い始めにしっかり習得して下さいませね。

 基礎の積み重ね無くして、応用は出来ません。使う道具、素材の性質を把握し、性質を生かしてこそ良い物作りが出来ます。アロンアルファーに頼らずに一気に縫って頂きたいと、切に願います(笑)。

 

BWS奮闘記

このところ教室内はハプニングもなく、穏やかな時間が流れています。木型の原型であるソリッドを作っている生徒さんが多く大変そうですが、皆さん順調に進んでいます。木型作りは靴作りの中でも難易度が高いので、バランス良く慎重に作業が進められているのをみると、感心してしまいます。よくよく冷静に考えてみても、1足底付けした経験のみの靴作り素人さんが木型に作りに手を付けるってどうよ?って感じもないわけではなのですが(笑)、『何事もなせば成る。』ってことでしょうか。皆、偉いよ!

 新米さん達は、釣り込みに悪戦苦闘中。綺麗にデコレーションした可愛らしい爪の付いた、か細い手の平を真っ赤にして頑張っていた生徒さんもいましたが、力作業の時は、日頃の鬱憤、意地悪な上司の顔、満員電車の中を思いだして力を入れれば上手くいきます(笑)。

 他に、ヒール地獄に嵌っている生徒さんも数名おりましたが、これは削る場所を的確に見れる事が重要になってきますので、よーく設置している面と空間のある面を見定めて下さい。違いが分かる目を養うことも靴作りでは重要な事ですので、『違いの分かる男or女』になって下さい!頑張って!

 

 私は年末年始にかけて、電気機器の相次ぐ故障、バフ機室の雨漏り、ガス湯沸かし器から漏れてはいけないガスが漏れ、水道管故障で階下(3階&2階)に水漏れ発生の為、管理人に怒鳴られ&小学生レベルの喧嘩発生の後、不動産屋さんにお詫びされ&慰められ(笑)、コーヒー中毒者には痛い、コーヒーメーカーの故障。。。。と、『お祓いした方がいいよね?』ってな状況で、確定申告もしなくちゃだし、仕事に集中できずやさぐれていたのですが、気分も落ち着いてきました。嫌な事があった後には、必ず良いことがある!と信じて『こんなに嫌な事あったんだから、どれだけ良い事きちゃうのよ~♪』と、なんかワクワクしてきたりしてます(笑)。
 
 気分の乗らない時は、友人とはしゃぐ、お笑いDVDを観る、大音量でT-REXを聞く、宇宙に関する本を読む、カラオケで「ANARCHY IN THE UK」を唄い、ドーナツ2個食べ、いつもより二千円高いワインを飲めば、大丈夫です。する事多いな(笑)。。。。

 来週は2月に突入!2月も頑張っていきましょ♪

靴と革

 クリッキングの講座をすると伝えておきながら、家で資料を作っていたら革だけで5ページになってしまい、今週の講義もクリッキングまで辿り着くまでにならず。。。来月はクリッキングの講座を頑張ります!

 今回、革について種類や特性、各部位の最適な使用法、なめし方法、なめし材についての資料を作ってみましたが、そういう事を覚えるよりも、実際革を扱って靴を作る方が数十倍も革の勉強になります。ただ、知識として知っておかなくてはならない最低限の事はありますので、どうぞ、資料に載せた事は頭の片隅に納めて置いて下さいませ。


 資料を作りながら思った事は、革って素材は、靴を作る為に存在したのではないかと思われる位、靴の必要条件をすべて満たしている素材です。靴は歩行時に、半年で約72万回位屈曲しますが、それにも全然耐えちゃいますし、造形的に非常に複雑な立体の形状をそのままキープ出来ますし、1日に約コップ一杯分(ビール半パイント分)の汗をかく足に対して、蒸れ知らずの呼吸性(通気性)を持っているし、伸縮性に富んでいるので、木型に吸いつくように作れますし、使いこなすごとに増す質感も素晴らしいし、靴に使われる王道の牛や山羊や羊の革は、食肉生産過程で出た副産物でもあり、頂いた動物の命を無駄にしないという意味でも、素晴らしい素材だな~とつくづく思いました。私にとっては、普段当たり前に存在していますが、ちょっと立ち止まって考えてみると、とてつもなく有難い素材だということを再確認出来ました。偉いぞ革!有難う革!

 
 今週は生徒さんの出席率も高く、どのクラスもワイワイ楽しかったです。黙々とストイックに靴作りに励むのも勿論楽しい事なのですが、靴の事でも、3面記事の話題でも、もうど~でもいいような内容の雑談でも(笑)、靴作りの片手間にワイワイするのは(ワイワイの片手間に靴作りか?)、ほのぼの出来る時間です。これからも、革の感触を楽しみ、靴作りを楽しみ、どーでもよいような会話を楽しみながら、履くことに喜びを感じられる靴を作っていきましょうね。


 

 
 

 

夜空を見上げて

 新年初の教室も無事終了。体調崩してお休みの人も多かったですが、教室内は新年の目標を掲げ、生徒さん達の意気込みが感じられました。『今年はしっかりノートをとる!』『家でも出来るように環境整えます!』などの声も聞こえ、明るい雰囲気の中皆さん頑張っていました。

 意気込みが熱いうちに、知識とモチベーションを上げときますか。。。。ということで、14日、15日のクラスで『革の知識&クリッキング講座』をちこっと行います!

 靴に使われる革の説明、革選びの知識、クリッキング(裁断)のノウハウを講義致します。自分で革屋さんへ行って革を買ってくる生徒さん達も増えてきましたので、革選びの仕方は学んでおかないとね。それから、革屋さんに迷惑かけない為にも。。。ここ数年は、浅草の革屋さんも靴作りを学ぶ生徒達の為に1枚売りをして下さると事増えていて有難いことですが、どのような革を買うか決めていないで、お店で1,2時間迷うというのはかなりご迷惑をかけることになり、『やっぱり小売りはやめよう。。。』等と思われてしまっては困りますので。

 裁断の際に使用するクリッキングナイフも種類が色々ありまして、細かく説明できればと思います。

 クリッキングは靴作りにおいてかなり地味な仕事のように感じられると思いますが、かなり頭を使い、知識も必要になります。工場生産だと一枚の革からより多く、革を無駄にしないように。。ということ考えるのですが、ビスポークでは靴のデザインにおいてどの部位を使うのが適しているか、メイキングをスムーズに行う為に最適な部位、耐久性が優れている部位等を考慮して裁断していかねばなりません。最高の1足を作る為にクリッキングはかなり重要です。

 どのような物づくりについても言えることだと思いますが、同じものを日々作っていても、より良く作る為の努力は日々新たにしていくべきで、”先月考え付かなかったことを今月考え付く事が出来る”、という積み重ねでのみ進歩していけます。常に『もっと喜んで頂ける為にはどうすればよいだろうか』『もっと無駄のない作業の進め方をするにはどうするべきか』『今している工程のクオリティーを高めるには他に工夫は出来ないだろうか』と常に自問自答しながら一歩づつ階段を昇っていかねばなりません。諦めずに継続していけば経験は積めます。そして重要な事は『経験を生かす』ということです。苦い経験も辛い経験も、次に繋ぐために必要な事だったのだと知ることが出来た時、経験を生かした進歩が出来るのだと思います。

 迷いも悩みも、より良き明日を迎える為に真剣に向かい合い,解決していきたいですね。

 
 

 常々、『全うに生きたい!』と思っているのですが、”まっとう”とは信念を持って周りに惑わされずに、全力を尽くして自分が生まれて来た任務(と勝手に感じている)事を貫く事だと勝手に思っています。

 宇宙の大きさを考えると一人一人は塵以下に小さな存在なのだけれど、そんな塵より小さい存在の人に鳥肌立つ程感動させられたり、活力を与えられたりして私は日々生きているので、自分も純粋に一生懸命生きて、いつか誰かに元気を与えられたり出来る日が来たら良いな~と思います。尊敬する人々から沢山の事を吸収し、常に問題意識、精神的向上心を持って成長したいです。疑う余地のない程楽しい時間を人生のうちでどれだけ体験できるかも死ぬまでの日々の課題です。

 長生きしても人生たかだか100年。したいことをせずに死ねないな~と。今夜も夜空を観ながら思いました。

明けましておめでとうございます。

 今年の教室は1月6日(金)、7日(土)から開始です。生徒の皆さまどうぞ宜しくお願い致します。


さ、2012年も始まって3日目。新年開けて、家族と元旦をお祝いし、2日は毎年恒例の深大寺への初詣。昼間は息子と甥っ子&姪っ子とわーわー遊び、夜は山積みになっている本を読み漁って、お正月休み終了。

ちょっと新年そうそう友人から、昨年最後のブログの不出来具合が酷い!と指摘され、『飲んで書くな!』とご助言を受けましたので(とほほ。。)、今年はアルコールフリーでブログに挑戦!。。。、とりあえず、ここまで書くのに既に15分経過。。。。(やっぱりムリじゃない? 苦笑)


本日は寒ーい工房で仕事はじめ。新年の初仕事だからといって、先週となんら変わらぬ仕事にホッとします。糸を作る時に使うワックスが、あまりの寒さでカチカチになっていたのに驚きましたが、寒い方が気が引き締まって好きです。清々しい気分でした。

今年私はどんな靴を作れるのだろうか?生徒達はどんな靴を作るのだろうか?等と思いながら、色々と作りたい靴のデザインを考えてみたり、授業でやりたい項目などを時折メモしてみたり。。。先週となんら変わらぬ仕事でも、新年は気持ちがリフレッシュされていいですね。昨年とは違った自分になれるような錯覚を感じたりして。

さ、今年も楽しいことを沢山して、辛い事も時と場合によってはして(笑)、沢山笑って、沢山感動しようっと!


年初めに昨年感動したブータン国王の演説を今一度!(昨年生徒に教えて貰いました。N君ありがとね)

http://www.youtube.com/watch?v=-h5CzvtJky8&feature=related 

ブータン王国に農業技術を伝えた日本人、西岡京治。

http://www.ifsa.jp/index.php?kiji-sekai-nishioka.htm 

気品あふれるブータン国王。品格と知性の底には溢れる程の優しさを感じます。ブータン国王の演説を常に心に入れて、日本人として誇りをもって生きたいですね。