木型の原型 ソリッド作り
先週の夏休み開けの教室はかなりやる気に溢れている生徒さん達が多く、夏休み中に掬い縫いや出し縫いを終わらせてきた人、サンダルを仕上げた人(まだ夏で良かった!)、雑誌や本やネットから印刷した大量の靴のコピーを持ってきて、次に作る靴のイメージを膨らませて来た人などなど。。。特に、一足目が終わって2足目に取りかかっている人達は少し自信がついたのか、ソリッドを削っているのがとても楽しそうに見えました。
当教室では、1足目は木型とアッパーはこちらで用意し、底付けを一通り行って、靴の中身を知って頂きます。2足目はどこからはじめても良いのですが、ほとんどの人が木型から始めています。木型は靴のデザインの始まりでもあり、靴の履き心地を決めるものでもあり、靴作りに欠かせないものです。足の形が小さかろうが大きかろうが、幅広だろうが幅狭だろうが、足のサイズや足の癖に合わせてメジャメントを合わせ、全体のバランスを取りながら立体として美しく見えるように削っていきます。初心者には特にバランスの取り方はとても難しく、希望の形をしっかり頭に入れてから削っていかないと、継ぎ接ぎだらけの木型になっていき、どんどん目の錯覚に陥って、『もう、わけわかんない!』(涙)なんて事に陥り易いです。ぶれずに削れるように、しっかりとイメージを持つことが大切です。
それから、そのイメージの中に『木型の原則』を入れ忘れない事も大切です。木型作りには絶対に忘れてはいけない『掟』があります。それは『骨』。足のベースは骨です。この骨の造形を頭からはずしてはいけません。親指の骨は小指の骨より絶対に大きい。だから、採寸の数値に合わせ木型の数値をあてはめて作っても、親指の厚さが小指の厚さより薄かったりすれば、数値はあっていても親指部がきつく、小指部に沢山の変なしわが出てきてしまう靴になってしまいます。骨の造形を踏まえた上で、美しいメリハリを出せるように数値と合わせながら削らなくてはいけません。
また、『骨』のほかに『肉付き』も重要です。柔らかく移動する脂肪なのか、硬く移動しない筋肉なのか。足の内側の土踏まず脇部にとても発達した筋肉を付けている足が時々あります。この筋肉は靴の革を押しのける位強靭なので、この筋肉のスペースは省くことができません。しっかり木型にその筋肉分の盛りつけをしないと、靴の履き口が広がり、どんなに紐をきつく締めても履き口が笑った靴になってしまいます。また、靭帯の緩んできている足の人には、なるべく土踏まず上部(Low instep)をタイトに削って、靴で靭帯で行う役割を手助け出来るように考えて削る等。。。木型作りは『骨の造形』『足の体質』、『足の癖』、そして『デザイン』を頭に入れて作らなければなりません。
1、木型の輪郭は(爪先部を除いて)足と同じに削る(踵、内側、外側の順)
2、足の骨のルールに沿って土踏まず部を削る
3、足の問題点を解決する策を踏まえて、足の骨のルールに従って数値に合わせて削る
4、足長と足幅のバランスを取りながらトウシェープを削る
5、もう一度ドラフト(採寸図)に合わせて輪郭を確認し、全体のバランスを見る
上記の順番を間違えずに、手順を追って削っていきます。靴作りには『手順』も重要です。順番に行わないと数値からは遠ざかるし、バランスは崩れるし、無駄な作業とやり直し時間が増えるだけです。一つ一つ確認しながら、ゆっくりじっくり慎重に削っていきましょう。最初は目も立体に慣れていなくて大変ですが、じっくり見ることにより、『目』が立体のラインに慣れてきますので、『目』を鍛える為にもじっくりじっくり、ラインをとらえていきましょう。
今週もソリッド作りに励むメンバーが多いので、教室でもソリッドの説明をじっくりやりますね。
当教室では、1足目は木型とアッパーはこちらで用意し、底付けを一通り行って、靴の中身を知って頂きます。2足目はどこからはじめても良いのですが、ほとんどの人が木型から始めています。木型は靴のデザインの始まりでもあり、靴の履き心地を決めるものでもあり、靴作りに欠かせないものです。足の形が小さかろうが大きかろうが、幅広だろうが幅狭だろうが、足のサイズや足の癖に合わせてメジャメントを合わせ、全体のバランスを取りながら立体として美しく見えるように削っていきます。初心者には特にバランスの取り方はとても難しく、希望の形をしっかり頭に入れてから削っていかないと、継ぎ接ぎだらけの木型になっていき、どんどん目の錯覚に陥って、『もう、わけわかんない!』(涙)なんて事に陥り易いです。ぶれずに削れるように、しっかりとイメージを持つことが大切です。
それから、そのイメージの中に『木型の原則』を入れ忘れない事も大切です。木型作りには絶対に忘れてはいけない『掟』があります。それは『骨』。足のベースは骨です。この骨の造形を頭からはずしてはいけません。親指の骨は小指の骨より絶対に大きい。だから、採寸の数値に合わせ木型の数値をあてはめて作っても、親指の厚さが小指の厚さより薄かったりすれば、数値はあっていても親指部がきつく、小指部に沢山の変なしわが出てきてしまう靴になってしまいます。骨の造形を踏まえた上で、美しいメリハリを出せるように数値と合わせながら削らなくてはいけません。
また、『骨』のほかに『肉付き』も重要です。柔らかく移動する脂肪なのか、硬く移動しない筋肉なのか。足の内側の土踏まず脇部にとても発達した筋肉を付けている足が時々あります。この筋肉は靴の革を押しのける位強靭なので、この筋肉のスペースは省くことができません。しっかり木型にその筋肉分の盛りつけをしないと、靴の履き口が広がり、どんなに紐をきつく締めても履き口が笑った靴になってしまいます。また、靭帯の緩んできている足の人には、なるべく土踏まず上部(Low instep)をタイトに削って、靴で靭帯で行う役割を手助け出来るように考えて削る等。。。木型作りは『骨の造形』『足の体質』、『足の癖』、そして『デザイン』を頭に入れて作らなければなりません。
1、木型の輪郭は(爪先部を除いて)足と同じに削る(踵、内側、外側の順)
2、足の骨のルールに沿って土踏まず部を削る
3、足の問題点を解決する策を踏まえて、足の骨のルールに従って数値に合わせて削る
4、足長と足幅のバランスを取りながらトウシェープを削る
5、もう一度ドラフト(採寸図)に合わせて輪郭を確認し、全体のバランスを見る
上記の順番を間違えずに、手順を追って削っていきます。靴作りには『手順』も重要です。順番に行わないと数値からは遠ざかるし、バランスは崩れるし、無駄な作業とやり直し時間が増えるだけです。一つ一つ確認しながら、ゆっくりじっくり慎重に削っていきましょう。最初は目も立体に慣れていなくて大変ですが、じっくり見ることにより、『目』が立体のラインに慣れてきますので、『目』を鍛える為にもじっくりじっくり、ラインをとらえていきましょう。
今週もソリッド作りに励むメンバーが多いので、教室でもソリッドの説明をじっくりやりますね。