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Olav Basoski

オランダといえば、ハードテクノやトランス、ガバや
ハッピーハードコアなイメージが強く、
どちかというとタフな音の匂いがしてたんですよ。
たしかにオランダのDJ勢の中でも世界的に知名度が
高いTIESTOもトランスが中心だし。。。
ただ、olav basoski (オラブ・バソスキ)の奏でる音は
強いボトムもありつつ、流麗でドラマティックなHOUSE
であり、
まさに「UPPER!」と言うべき躍らせてくれる音楽なのです。
なもんで僕はこの人の作る音楽は非常に信頼をしてます。


68年、アムステルダム近郊のHaarlemという町の出身で、
15歳からDJ活動し、
これまで多くのREMIXを手がけてきました。
それこそレコ屋のサイト見てたら、しょっちゅう
「olav basoski REMIX」って見かけてたし。





彼のREMIXワークで特徴的なのは、
ジェイムス・ブラウン、ボブ・マーリィあたりの
超ビッグネームの曲をREMIXしていることでしょう。
特に僕の好きなのはボブ・マーリィのREMIX。
FUNKの要素を持った曲はあっても、REGGAEをREMIXするってのは
これまでもあまり見ることはなかったんで、
非常にテンション上がりましたね。



彼もこれまで挙げてきたDJ同様、ディスコやFUNK、ラテンの要素を
昇華したサウンドなんですが、
彼の個性はオランダらしいとでも言うか、躍らせることを前提とした
非常にフロアユース向けな、ビート、キックの強さ、
そしてブラックミュージックやラテンの音楽の中のグルーヴ感に
注目し、それをHOUSEに思い切り活かしていることじゃないでしょうか。
だからこそこれだけアッパーな曲を世に放ってるんでしょうなあ。



世界中で熱烈な支持を受け、自分の作品ももちろん、
複数のプロジェクトでガンガン作品をリリースし、
そしてREMIXもいろんなところで驀進中。
メロディに浸る、おしゃれな雰囲気に身を任せる、
深い音に包まれる…などHOUSEの楽しみ方はほんとに数え切れないくらい
ありますが、
彼の音はまさに音で踊る!ってゆう肉体性に尽きると思います。
そのセンスに脱帽です。




Hatiras

Hatiras、ハティラスと読むんですが、
このDJ、プロデューサーも最近はエレクトロなのか・・・。
でもバキバキ過ぎず、程よいエレクトロ加減は最近の
エレクトロ潮流に辟易してた僕にとってはまだ全然
聴ける範囲ですね。

BEAT VALLEY

というのもHatiraの中で印象に残ってる曲と言えば、
この「Space Invader」であり、
クラシックなDISCOなど王道のHOUSEを存分に理解しつつ
幅を広げていることが理解できるからです。
とってつけたようなエレクトロではなく、きちんとHOUSEやTECHNO、
そしてSOULやFUNKやDISCOなど数多のジャンルを踏まえた上での、
進化の結果のディスコ・エレクトロだから、かなあ。



この曲はたしか2000年頃にリリースされた曲ですが、
この頃からいち早くエレクトロの要素をちらつかせており、
非常に意識的だったわけですね。
割と最近に、この曲のセルフリミックスを出してるけど、
これも当時のオリジナルVerに忠実だったりします。





正直エレクトロはもう、DAFTPUNKとJUSTICEさえあれば
お腹いっぱいな僕ですが、このHatirasは好きですなあ。

カナダに始まり、大小様々なイベントを50以上も手がけ、
カイリーミノーグやロレッタ・ハロウェイなどのリミックスを行い、
カナダのグラミー賞と称されるJuno Awardsで
ベストダンスシングル賞を2回、
SOCAN Awardでラジオプレイの賞を受賞し、
今やWORLDWIDEに活躍するDJとなったHatiras。

エレクトロだけではなく、それまでのクラシックなHOUSEフリークをも
がちっと掴むそのスタイルは非常に好感が持てますね!




Is this love

かなり懐かしいものばかり挙げてますが、
今日も非常に懐かしい曲です。
しかもハードロック。

小~中学くらいの頃、まわりの友達とまったく違う
音楽を聴いていた僕でしたが、
そのほとんどは洋楽のHITチャートモノでした。
それだけでも日本のアイドルなんかを聴いてた友人たちとは
話が全く合わなかったのですが、
それにとどめをさしたのがハードロックやメタル(LAメタル)
だったのです。

今でこそJAZZやメロウなBreakbeatsやHOUSEや
ELECTRONICAやアンビエントを聴いて、その世界に身も心も
委ねてるわけなのですが、
思春期はノイジーな音を聴いてたんですね。
誰しも通る道だとは思いますが・・w
ただ、共通してる部分ってのがありまして、
それはメロディの良さなのです。
80年代のハードロックのバンドの放った名曲たちは、
とんでもなく素晴らしいメロディラインが多かった。
特に普段は文字通りハードなROCKを鳴らしてたバンドが
バラードではうって変わって繊細な音を響かせる、そのギャップ。

当時は言葉は分からずとも、そのギャップとメロディだけで
心をグッとワシヅカミにされたものです。



この英国のバンド・WHITESNAKEの、この曲なんかは
本当に胸を打ちます。

VOCALのデヴィッド・カヴァデルの声は好きなタイプの声では
なかったんですが、それでもこのしゃがれ気味の声が
味となってます。
彼が在籍してた頃のDEEP PURPLEはあんまし聴いてないけど。
(全然リアルタイムじゃないから当然といえば当然かw)

この曲が収録されているアルバム『WHITESNAKE』は、
アメリカでも1000万枚以上を売上げ、
ハードロック史上に残る名盤とも言われてますが
それもうなずける話。



元THIN LIZZYのジョン・サイクスも在籍していたこの頃が
WHITESNAKEの最盛期だったようですが。。。
彼のギターソロも泣きのメロディだよなあ。。
彼の作るフレーズや作曲能力は格別なものがあります。

この曲はティナ・ターナーのために書いた曲らしいのですが、
その真偽はどうなんでしょうかねww。
      
Is this love that I'm feeling