ELEMENTS OF STYLE -37ページ目

秋冬の買い物 ③

 
天候も落ち着いてきて、やっと秋冬物を普通に毎日着られるようになりましたが、朝晩と昼の寒暖差が激しいので、毎日コートやアウターを着て行くかどうか迷います。
 
 
私のまわりもタートルネックを着たスタッフを見かけるようになりましたが、昼間はまだ暑いようで、皆汗かいて仕事しています。(笑)


 
今週から2018年秋冬のプレコレクションが始まり、社内の行事も続くので、12月初めまでかなりバタバタです。
 
 
イタリア人と商談や会食も続くのですが、イタリア人との仕事や会食は実は結構パワーが必要なんです。
 
 
と言うことで、嵐のように忙しくなる前に、先週も色々買い物をしました。


 
 
 
 
 
 
 
ERNESTOのヘリンボーン ジャケット。
http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/jacket/24161019465/
 
{B70CF89F-3D7B-4016-BB14-2A7B6F24F821}

 

{EAAB2DF3-98BA-477E-AB24-2DE11F79E9BF}
 
 
ありそうでなかったネイビーとベージュのヘリンボーン


最近のエルネストにしては落ち着いた色柄です。
 
 
生地はウールとアルパカとポリエステルの混防。
 
 
素材感と使われている素材を考えると、おそらく生地はFERLAではないかと思います。
 
 
因みに、生地にポリエステルが使われていると良くないと思われている方も多いようですが、近年は色々な素材を混紡する際に生地の物性(強度や耐久性)を高めるために使われているケースが殆どなので、昔のように化繊が入っている=粗悪品や安物という考え方は今は正しくありません。
 
 
FERLAに限らず、読者の皆さんの誰もが知っているような高級な生地ブランドでも、最近化繊を混紡した生地が増えているのもそれが理由です。
 
 
コストダウンのために化線を使うというのとは全く意味が違います。
 
 
 
 
 
 
 
 
袖口はエルネストのアイコンでもあるイニシャルボタンではなく、普通のボタンにしました。
 

 

{8C752F17-A8F2-4BCB-829E-6DBA53AC046A}
 
 
最近ブランドがすぐわかるアイコンが苦手なんです。
 
 
なので、以前購入したエルネストのジャケットやコートの袖ボタンもすべて普通のボタンに替えました。
 
 
コーディネートはこれから考えますが、パンツはベージュでもグレーでもネイビーでも合いますし、デニムと合わせてもいいでしょう。
 
 
もちろん、タイドアップもするので、合わせるシャツとネクタイもこれから考えます。
 
 
もう少し寒くなったらタートルネックと合わせることが多くなりそうです。
 
 
軽くて柔らかい仕立てのジャケットにタートルネックって本当に楽なんです。
 
 
色は画像では表現できない微妙な色なので、ご興味のある方は是非最寄りの店舗でご覧になってみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
パンツは2本購入しました。

 
一本目はPT01の2プリーツのコットンツイル。
 
 
色は一番オーソドックスなベージュです。
 
 
{5D2D28C2-4C03-4AF7-8E18-F5CE1B9A7884}

 

{68675822-DCF6-4AFF-B659-8765C41E6A40}
 
 
今シーズンから展開するWELTON ACADEMYというモデル。
 
 
フィッティングもGENTLEMAN 2Pという股上が深くて少しだけ太い新しいフィッティングです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
昨年からPT01のディレクターに就任したDOMENICO GIANFARATE(ドメニコ ジャンフラーテ)が企画したモデルです。
 
 
 
 
本人も穿いていますが、ご覧のようなシルエットのパンツです。
 
 
股上が深くて太いと言ってもこの程度なので、プリーツパンツを穿かれている方は違和感はないと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
特徴的なのはこのコインポケット。
 
 
{82B520FF-50BD-4BD7-A8A4-1E9C1F77EE5F}
 
 
ここ数年、PT01だけでなく、多くのパンツブランドが、このコインポケットにフラップの付いたモデルを出しています。
 
 
若い方たちにとってはあまり馴染みのないディティールだと思いますが、我々世代にとっては70年代から80年代に色々なブランドのパンツで見られたディティールなので、とても懐かしく感じます。
 
 
渋カジ世代の人たちにとっては、当時のラルフローレンのチノパンのイメージでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
内側の装飾も随分シンプルになりました。
 
 
{04DCEAA2-9A9C-4913-AEF3-9079F693D6EB}
 

PT01はマーベルトやポケットの袋地が派手なのが特徴でしたが、個人的には最近ちょっと古臭く感じていたので、シンプルになったのは良いことです。
 
 
内側は誰に見せるわけでもなく、自分が穿くときしか見えないので、それほど深く考えることでもなく、気持ちの問題ですね。(笑)
 
 
このモデル、他のモデルと比べると少し小さめなので、ワンサイズ上げて46を購入してウエストを3cm詰めました。
 
 
プレスしてクリースを入れて穿くので、裾はダブルで裾幅は数ミリだけ詰めて17cmにしました。。
 
 
裾をあまり細くすると、ホーズを履く秋冬はふくらはぎに引っかかりシルエットが綺麗にでなくなるので、自分の体形を考えると17㎝くらいが丁度良い感じです。
 
 
今シーズンPT01が推している新しいフィッティングのモデルで、値段も¥32,400-とPT01にしてはこなれた値段です。
 
 
ご興味のある方は最寄りの店舗で是非ご試着してみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
もう一本は SIVIGLIAのワンプリーツのツイル
 

 

{AE9018EA-71F2-459C-B3C6-D8F6B3CB5ECB}
 
{D69F284A-CCE6-448B-925D-B9AE3532DC2B}
 
{E4028D13-6890-406B-8792-5BEF0E76E263}
 
 
シヴィリアはデニムのファイブポケットのイメージが強いですが、普通のスラックスも展開しています。
 
 
深めのワンプリーツが入っているので、腰回りに余裕があり裾にかけて綺麗にテーパードしています。
 
 
股上は浅くもなく深すぎることもなく丁度いい感じです。
 
 
洗いざらしで穿くプリーツパンツが欲しくかったので、色々穿き比べてこのパンツにしました。
 
 
色はオフホワイト。
 
 
先日購入したANDREA FENZIのキャメルのニットジャケットと合わせることも考えてこの色にしました。
 
 
サイズは29インチ。
 
 
シヴィリアのファイブポケットは30インチを穿いているので、スラックスタイプはワンサイズダウンで丁度いい感じです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カジュアルに穿くので、裾は3cmのタタキ上げにしました。
 
 
{237502AD-5084-4F13-8B0C-CE36E0D3DE89}
 
 
この場合、ステッチ幅は25㎝か3㎝がオーソドックスですが、少し幅が広い方が好きなので3㎝にしました。
 
 
裾幅は数ミリだけ詰めて17㎝あがり。
 
 
このパンツもこれ以上裾幅を細くするとふくらはぎにあたるので、自分の体形では17㎝が限界です。
 
 
秋冬はホーズを履くので、春夏のノーソックスの時よりもふくらはぎが当たらないか気を遣いながらパンツを選んでいます。
 
 
なので、春夏と秋冬ではパンツ選び方も若干変わるります。
 
 
 
このパンツもイタリア製で¥28,080-なので、比較的こなれた値段です。
 
 
ご興味のある方は、是非最寄りの店舗でご試着してみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
流れ的には完全にスーパースリムの時代は終わりました。
 
 
パンツはここ数年で徐々に太くなってきているのは間違いない傾向です。
 
 
私も昨年はノープリーツとスリムなプリーツと少しゆとりにあるプリーツを併用して穿いていましたが、ノープリーツと細めのワンプリーツはほとんど断舎離して、少しゆとりのあるプリーツパンツに完全にシフトしている最中です。
 
 
来年の春夏は更にその傾向が強くなっているので、完全にプリーツパンツの時代が来ているのは間違いない事実です。
 
 
全体の流れを見ても、リラックスしたシルエットに移行しているのは間違いないのですが、その中でもパンツとアウターにそれが顕著に表れているのも今の傾向です。
 
 
なので、ジャケットのシルエットはそれほど変化は無いのですが、パンツやコートやアウターはスリムなシルエットからゆとりのあるシルエットに移行していることは、読者の方でも流れに敏感の方は既に気付いている方が多いのではないでしょうか。
 
 
このブログでも何度も書いていますが、クラシックにも流行はあり、時代によって変化は絶対に起こるのです。


それをいち早く取り入れるのか、ゆっくり取り入れるのかは個々に違いますが、ゆっくり取り入れるのを通り越してしまうと、いつの間にか古臭いスタイルになってしまうのです。


スリムなノープリーツも10数年続いた流行であったのは言うまでもありません。


それが流行る前はプリーツ入りがベーシックで、ノープリーツが流行り出した頃も ”こんなガキみたいなパンツ穿けるか” とか ”ノープリーツなんか流行るわけない” なんてさんざん言われたものです。


その後、その人たちがどうなったかは言うまでもないですね。


それは、ここ数年の状況と全く同じなので、私にとってはまるで当時と同じ状況を見ているように感じます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、最近ファイブポケットもスリムなシルエットがしっくりこなくなってきた私。
 
 
来春夏は少し太めのファイブポケットを別注で作ってみました。
 
 
 

ファイブポケットもシルエットの変化がでてきています。


それはまた別の機会に。
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋冬の買い物 ②

 

 

今シーズン最初のスーツはコレにしました。

 

 

 

 

 

 

DEPETRILLOのCOVERT CLOTH (カバートクロス)を使ったダブルブレストのスーツ。

 

 

カバートクロスは、もともとコートに使われる生地で英国では誰でも知っている定番の生地です。

 

昨今の英国調の流れもあり、今シーズンは多くの生地メーカーが少しウエイトを落としたスーツ用のカバートクロスをコレクションに入れています。

 

 

 

私が監修したバンチにもCANONICOのカバートクロスが入っています。

 

 

 

 

品番の上に ”COVERT” と明記されています。

 

 

このCANONICOのカバートクロスは今シーズン多くのブランドのコレクションの中に入っていました。

 

BEAMSでも今シーズン、この生地でオーダーいただいたお客様が何名もいらっしゃいました。

 

さすがBEAMSのお客様は早いです。

ありがとうございます。



 

 

 

 

 

 

 

 

生地がかなりリアルな英国調なので、チェンジポケットが付いていた方が生地の雰囲気とマッチします。

 

 

 

 

個人的にも、この生地でチェンジポケットが付いていないと物足りなさを感じると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンツは2インプリーツのサイドアジャスター。

 

 

 

 

かなり英国的なイメージです。



私がイタリアの製品をバイイングをするようになってからこれまで、イタリア=アウトプリーツと言えるほど既製服はアウトプリーツばかりでした。

 

サイドアジャスターもしかり、イタリアの既製服では数年前までほとんど見たことがありませんでした。



ここ数年は多くのイタリアブランドがインプリーツやサイドアジャスターのパンツを積極的に打ち出しています。

 

今それらのパンツを展開していないパンツブランドは無いと言っても過言ではないので、それだけ英国的なクラシックの流れが強くなっていると言うことでしょう。



ナポリのブランドがチェンジポケットやサイドアジャスターのパンツを打ち出す時代が来るとは、90年代の英国調ブームを知る私にとっては感慨深いものがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

このカバートクロス、イタリアらしさとは無縁だと思う方も多いと思いますが、実は90年代後半から2000年代前半のイタリアンクラシックブームの頃にイタリアで大流行したことがあるんです。

 

当時は特にコートとパンツに良く使われていました。



皆さんが知っているような有名なイタリアのブランドも当時はカバートクロスを使った製品をかなり打ち出していました。

 

また、サルトリア(テーラー)でオーダーするような人達も、カバートクロスのコートやスーツを仕立ていたものです。


当時のPITTI UOMOやイタリアンクラシックの事情を知る我々世代や先輩達にとっては、とても懐かしい生地がリバイバルしていると感じるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コーディネートはこんな感じです。

 

 

 

 

生地がかなり ”リアルな英国” なので、Vゾーンは少し主張があった方がよいと思います。

 

ブラウンのストライプのシャツに大柄のプリントのペイズリーを合わせました。

クラシックでありながら地味にならないVゾーン。

この生地に関しては、ここが重要なポイントだと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このカバートクロス、今シーズンBEAMSではDEPETRILLOだけでなく、オリジナルのスーツやインポートブランドのスーツ、コートでも展開しています。

 

 

BEAMS F オリジナル

 

 

 

CANONICOのカバートです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

THE GIGI

http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/suit/24170508540/

 

 

 

シングルピークドにカバートクロスを乗せました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CARUSO

http://www.beams.co.jp/item/beamsf/coat/21190326210/

 

 


先週入荷したばかりのコートです。

以前BEAMSで展開していたCARSO製の ”SARTORIA PARMA” のモデルをアップデートさせて復活させました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

STILE LATINO

 

 

 

おそらく英国のカバートクロスです。

このコート、入荷前から大人気で予約でほぼ完売でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように、様々なブランドでカバートクロスを使ったスーツやコートを展開しています。

 

カバートクロスを見たこともないという方もいらっしゃると思うので、ご興味があれば是非実際に生地をご覧になられてご試着いただければと思います。


 

 

 

 

 

 

今回はスーツだけ。

今週もパンツやネクタイやシャツなど色々購入したので、次回またご報告します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の買い物も少しエンジンがかかってきました。

実は欲しいモノがたくさんあって吟味している最中なんです。
 

 

オーダーのスーツは2着仕上がり待ち。

 

オーダーのジャケットとパンツは生地を探している最中。



いろいろ団舎利しながら新しいモノを揃えています。

 

 

懐具合と相談しながら・・・

 

それは、私も皆さんと同じです。









 

 

 

秋冬の買い物

 

国内出張もひと段落。



今月はオフィスの引っ越しもあったので本当にバタバタでした。



秋冬の買い物も、ゆっくり選ぶ時間もなかったので完全に出遅れ状態。



今週やっと少し時間が取れたので色々買い物をしました。

 

 

今回は久しぶりに私の買い物レポートです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BEAMS F のイタリア製 デニム BD

http://www.beams.co.jp/item/beamsf/shirt/21112315811/

 

 

 


 

 

今シーズンから新しいネームになりました。



新しいネームと言っても、実は80年代後半から2000年代前半まで使っていた、2代目のネームをアップデートさせて復活させたもの。

 

 

私にとってもとても愛着のあるネームです。

 

 

当時からご愛顧頂いているお客様にも懐かしいネームではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

襟は小ぶりのアメリカンタイプのBD。
 

 


 


襟先のボタンを外した時も丁度いいバランスの襟型です。



前立て、ボックスプリーツ、胸ポケットというディティールもアメリカンな仕様です。







 

濃いめのデニムシャツが欲しかったのですが、ワイド系の襟のものはたくさん持っているので、気分的にはBDでした。



最初はちょっと濃いかなと思ったのですが、デニムやシャンブレーは洗っていくと色が落ちるので、最初はこのくらいの濃さでいいという判断になりました。



このイタリア製のオリジナル、ナポリのファクトリーで生産しているのですが値段が¥19,440-ととてもリーズナブル。



リーズナブルと言っても手を抜いている訳ではありません。



サイズスペックから細部の仕様まで、かなり拘って何度もサンプル チェックを繰り返して作り上げました。



最初はノータイで着て、色が落ちてきたらタイドアップにも使おうと思っています。

 

 

濃い色のシャツのタイドアップは個人的には難しいと思っています。



理由は、90年代の後半に濃いブルーのシャツに明るい色のタイと言うコーディネートが大流行したことがあるのですが、その当時のイメージが強くてなんとなく古臭く感じてしまうんです。



なので、洗って少し色が落ちてからの方がタイドアップしやすいかなと思っています。

 

 

このシャツなかなかいいですよ。



BDが嫌いでなければ、是非ご試着してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ANDREA FENZI のダブルのニットジャケット。
http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/tops/24150160210/

 

 

 


 

メリノウールを使いしっかりと編み込まれたミラノリブのニットジャケットなのでフィット感も抜群です。



このニットジャケット、襟型やポケットの形状、ボタンの位置、サイズスペックとかなりコ拘って作ったBEAMSの別注エクスクルーシブモデルです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少しカスタマイズしようと思っています。

 




 

ボタンは貝ボタンが付いているのですが、ゴールドのメタルボタンに替えようと思っています。



キャメルは今シーズンのトレンドカラーですが、キャメルにはゴールドのボタンが良く合うんです。



それは、60年代や70年代の所謂トラッドのイメージなんです。



50代以上の方にはVANのキャメルのブレザーのイメージ、または昔のメンクラのイメージと言った方がわかりやすいでしょうか・・・



とにかく、キャメルにゴールドのボタンが懐かしくもあり新しくもあるんです。

 

 

このアンドレア フェンツィのニットジャケット。



イタリア製で¥38,880-と、これもリーズナブルな価格です。



アンドレア フェンツィは、かなり前にインターナショナルギャラリーで展開sしていたことがありました。

 

 

その当時は結構高いニットブランドだったんです。



なので、自分にとっては随分買いやすい値段になったなと言うのが正直な印象なんです。



当時とは代替わりして会社の体制も変わり、日本の代理店も変わっているので、価格が安くなった理由はわからないのですが、ひとつ言えることは当時と品質は変わらないという事です。

 

 

私は通常44を着ますが、今回は42を購入しました。

 

 

着ていると少し伸びがあるかなと思い、少しタイトめですが42を選びました。


ネイビーのニットジャケットは今までもたくさん購入してきましたが、実はキャメルは初めてなんです。



トレンドカラーを取り入れるには、取り入れやすいアイテムと買いやすい値段と言うのは嬉しいものです。



因みに、このニットジャケット、ネイビーとボルドーもあります。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

GERMANOの2プリーツ ストレッチコットンツイル。
http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/pants/24230439081/

 


 

 




今シーズンから股上も深くなってより穿きやすくなりました。
 

 

今シーズンは暖色系のカラ―も多く出てきているので、オフホワイトのパンツは自分にとって必須アイテムです。

 

 

秋冬のホワイトはピュアホワイトだと冷たい印象に見えるので、温かみのあるオフホワイトの方が様々な色や素材とのマッチングがいいんです。

 

 

色々なブランドのオフホワイトと穿き比べて選んだのがジェルマーノ。

 

 

2プリーツで適度に余裕のある腰回りと裾にかけてのテーパードのラインが綺麗です。



このパンツも既存モデルに修正を加えたBEAMSのエクスクルーシブモデル。



なのに、値段は \23,760-とかなりリーズナブルです。



近年イタリアブランドのパンツは年々高くなって、最近はコットンでも3万円以下のパンツを探すのも難しくなってきましたが、ナポリのファクトリーで作られたイタリア製のパンツが2万円台前半というのはとても良心的です。



安かろう悪かろうと言うことは決してないので、ジェルマーノのパンツを試されたことのない方は是非ご試着ください。


 

因みに、他のブランドと比べてウェストサイズが大きめなので、お腹が出た人にもお勧めです。



私はジェルマーノだと42でも穿けるのですが、シルエットがスリムになるのが嫌なので、44でウエストを3㎝詰めました。





 

 

 

 

 

GTAのHERRICKのサキソニー。
http://www.beams.co.jp/item/beamsf/pants/21230445353/



オンラインではフランネルと表記されていますが、サキソニーの間違いです。

 

 

申し訳ありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

エリックは毎シーズン早期に完売する人気モデルですが、今シーズンからベルトループが無くなって、完全なベルトレス仕様になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春夏にコットンのホワイトを購入してかなり重宝したので、今回はウールのドレスパンツを購入。

 

 

 

 

今回購入したのはベージュのサキソニーです。



少しグレーをミックスしたようなベージュが特徴です。



ブラウン系のジャケットを何着か持っているので、それらに合わせることを考えてベージュをチョイスしました。

 

 

ウールのベージュは選ぶトーンを間違えるとコーディネートが難しくなります。

 

このようなグレージュ系のベージュは意外と合わせやすいので、グレー以外のウールパンツを探されている方にもお勧めです。

 

 

因みに、このエリックというモデルはBEAMSの別注エクスクルーシブモデルです。

 

 

値段も¥30,240-と税込3万円台前半ですが、他のメジャーブランドのパンツと比べるリーズナブルな価格設定です
 

 

”ベルトレスのパンツを会社に穿いていったら上司にベルトしていないと怒られた” というお客様がいらっしゃるとスタッフから聞いていますが、本来は逆なんです・・・



ドレススタイルにおいてはベルトレスが正統なので、ベルトをしていないといって上司に怒られるのは英国や米国、フランス、イタリアなどのファッション先進国ではまずないでしょう。

 

 

ただ、ベルトループの付いているパンツをノーベルトで穿くというのは別の話で、ビジネスシーンではアウトでなのは言うまでもありません。



まあ、ここは日本なので色々難しいことはあります。



上司がファッションや服装術に疎ければ、ドレスコードは全てその人の価値観決められてしまうもの・・・

 

 

皆さんのご苦労お察しします。

 



 

 

 

 

 

 

特にリーズナブルなモノを買おうという意識は無かったのですが、色々吟味して選んでいたら、今回はたまたま買いやすい値段のものが多くなりました。



自分はブランドでモノを選ばないので、自分が気に入ったものであれば先入観なく何でも買います。



もちろんクオリティーの悪いモノは論外ですが、そのクオリティーに対する考え方も個々で違うので、全ての人が納得するものをお勧めするのは結構難しいのです。



なので、私の買ったモノはなんとなく気にかけていただいて、お時間のある時に店舗でご試着いただければと思います。



そして、気に入っていただいてお買い上げいただければ嬉しいですし、気に入らなければゆっくりお考えいただいた方が良いと思います。



とにかくご試着いただくこと、そしてそれが自分の琴線に触れるかどうか。



洋服だけでなく、モノ選びはそれが重要だと思います。









 

 







































 

仙台から大阪へ。

 

最近雨が多く、ビジネスマンの方は大変そうですね。

私も雨の日は靴が限られるのでコーディネートは悩みます。

靴の次に迷うのがパンツ。

雨でクリースが消えるので、クリースが消えてもクタって見えないパンツを選ばなくてはいけません。

 

普段のコーディネートはトップスから始まって、パンツ、靴という順番でコーディネートを決めていくのですが、雨の日は真逆の靴とパンツからコーディネートを組んでいくのが私流です。

なので、雨の日のコーディネートは難しいんです。

一旦決まってもしっくりこない事も多く本当に憂鬱です。

 


 

 

 

 

先週末は仙台と大阪に出張でした。

土曜日は熊本店、新潟店に続き、BEAMS仙台店で THANKS PARTYが開催されました。

 


 

 

今回は私と西口が店頭でお客様にコーディネートのアドバイスなどをさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

3時から8時までの5時間のパーティーでしたが、3時から多くのお客様がご来店され、私も西口も店舗スタッフも7時まで途切れることなく、お客様のご案内をさせていただきました。

 


 

 

ご来店いただいた皆様、お忙しい中ありがとうございました。

お待たせしてしまったお客様も多くいらっしゃいましたが、申し訳ありませんでした。

こんなに多くのお客様にご来店頂けるのであれば、今回は留守番だった高田も連れていくべきでした・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

抽選会も大賑わいで7時過ぎまで長蛇の列。

 





お待たせして申し訳ございませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

THANKS PARTYは大盛況のうち終わり、仙台店のスタッフと記念撮影。



 

 

西口 心霊写真みたいだぞ、もう少し前来て写りなさい。(笑)

 

仙台店のスタッフの皆さん、お疲れ様でした。
 

 

 

 

 

 

 

 

打ち上げは、仙台店近くの居酒屋。

 

ホテルのチェックインに手間取って一時間遅れの合流でしたが、私が店に着いたころは既に皆ベロベロ。(笑)



 

 

北向マネージャー、いい齢してピッチャーで乾杯はやめましょうね。(笑)

 

おまけに私はウーロン茶ですから。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に記念撮影。

 

 

 

 

素面は私ひとり、皆ベロベロです。(笑)

この後、二次会に行くスタッフは夜の街に消えて行きました。

高田がいなかったので、カラオケではかったみたいですね。(笑)

私は翌日早かったので一次会で退散しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日15日は仙台発10:00発の便で空路大阪へ。

 

この日は梅田のLUCUA イーレで、FORZA STYLEの編集長 干場義雅氏とトークショーでした。


 

 

ホッシーとのトークショーは2度目。

 

二年前に行われたバーニーズさんの日本上陸25周年のトークイベント以来です。

 

 

 

 

 

 

 

 

場所はLUCUA イーレ 9階の蔦屋書店内の4th Lounge。

 

 

 

 

とても良いスペースを用意していただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

開演前にすべての席が埋まり満員御礼。

 

100名弱のお客様にご来場いただきました。
 

 






人気者ホッシーの登場ですから満席にならないわけはないですね。

因みに、今回は私のInstagramのライブ配信で2000名近くの方が視聴されていました。

 

超アナログ人間だった私も最近はスマートフォンを使いこなせるようになってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は秋冬のトレンドの中からアイテムを絞って、画像と実際の商品をお見せしながら傾向や着こなしについてお話しすると言う内容でした。

 

 



 

 

打ち合わせ段階では簡単な台本的なものはあったのですが、始まってしまえば完全にホッシーと私のフリートーク状態。(笑)

ある程度は予想していたのですが、突っ込みを入れたり入れられたりしながら早いテンポの中でお客様にわかりやすくお話しするのは結構大変なんです。

 

なので、あっという間の一時間でした。

軽妙なトークとはいきませんでしたが、ご来場いただいたお客様も喜んでいただけたようなのでひと安心。



終了後、私はお客様と記念撮影。

 

ホッシーは新刊の著書の販売とサイン会。

 

 

 

 

新刊売れるといいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、最後に二人で記念撮影。
 

 




ホッシーありがとう。

また機会があったらよろしくお願いします。

例の企画もよろしくお願いします。

例の企画・・・

実現したらお知らせします。

 

 

 

 

 

 

 

 

熊本、新潟、仙台と続いたTHANKS PARTY。

そして、今回のトークショー。

どの土地に行っても、こちらが恐縮するほど大歓迎され、本当にうれしく思います。

ご来店、ご来場いただいた皆様ありがとうございました。

これもBEAMSに対する皆様の期待感の表れと思い、身の引き締まる思いです。



年内の地方でのイベントはこれで終わりですが、来年もどこかで同様のイベントが開催されると思います。

その際は、また読者の皆様とお会いできればと思います。

 

よろしくお願いします。

 

 

イベントも終了し、次は来春夏のトレンドレポート作成の準備に入ります。

 

そして、11月は来春夏の社内商品説明会、プレス内覧会、同時進行で2018年秋冬のプレコレクションと大忙し。

バタバタしているうちに1月のPITTI UOMOになだれ込むと言う感じです。

 

 

そろそろ秋冬の買い物もしないといけません。

今シーズンも完全に出遅れています。

今日はBEAMS Fでネクタイとパンツを購入しました。

色々取り寄せもしているので、購入したらご報告します。

 

 

 

 

 

 

 

 

取りあえず今日はコレ。

 

 

 

 

かなり」ビンテージ感のあるペイズリー。

 

実物はもっと渋めですが、これは絶対に必要だったんです。

コーディネートはまた別の機会に。

 

 

 












 

 


 

MEN'S EX 連載 11月号

 

MEN'S EX 11月号の表紙は役所広司さん。
 

 

 

 

ダブルのブレザーの着こなしがBEAMSっぽいなと思ったら全身BEAMSでした。






 

中ページのジャケットコーディネートも全身BEAMS。

 

 

 

 

スタイリストさんのコーディネートだと思いますが、ご本人にも気に入ってもらえたら嬉しいですね。

15日からオンエアの日曜劇場 「陸王」 楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

私の連載 ”中村達也の今、買いのアイテム”

 

 

 

 

 

今回のテーマは ”モックネックのニット” です。

 

 

 

 

 

 

モックネックと言うと何か新しいモノに感じる方も多いと思いますが、簡単に言うとハイネックの事です。

90年代後半から始まったイタリアンクラシックのブーム以降、イタリアで人気のタートルネックに押され、ハイネックのニットはここ20年くらい影の薄い存在でした。

それ以前の英国ブームの頃は、英国ブランドを中心にモック タートルとも呼ばれ、BEAMSでもJOHYNSMEDLEYやスコットランドのニットブランドで、タートルネックとハイネックは毎シーズン欠かすことのできない定番でした。

 

 



 

 

 

 

今シーズンのバイイングを行った1月のPITTI UOMOやミラノのショールームでも、モックネックを打ち出すブランドが増え、着用する業界人も増えていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように、ここ20年近くタートルネック一辺倒だったイタリアでも、モックネックのニットが確実に増えて来ているのがわかります。




モックネックのニットが注目される背景は、クラシックにおいては英国調の流れで英国のニットの定番としてモックネックが再注目されているという流れがあると思います。

一方、ファッション全体の流れを見ると、ここ数年モード系ブランドやカジュアルブランドでモックネックが注目され、その流れがクラシックにも影響を与えているという流れもあると思います。

また、ここ数年でジャケットのインナーにクルーネックのニットをあわせるコーディネートが一般的になり、折り返しの無いシンプルなモックネックがクルーネックに代わるニットとして注目されているという流れもあるように感じます。

 

モックネックはネックのリブが低いので首元がシンプルに見え、ネッカチーフやスカーフを巻くなど、首元に変化をつけられるのも良いところです。



タートルネックの首が詰まった感じが苦手でタートルネックを敬遠されてきた人にもお勧めです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BEAMSのスタッフも今シーズンすでにモックネックをコーディネートに取り入れています。

 

 

 



 

 

 

 

 

チェックのジャケットに合わせるのもBEAMSらしいコーディネートですね。

ネッカチーフやスカーフを巻くコーディネートもスタッフの中で流行っています。




画像のように、タートルネックに比べるとかなりシンプルに見えるので、クルーネックをシャツ無しで着ている方には取り入れやすいのではないかと思います。

モックネックを着たことが無いという方も多いのではないかと思いますが、是非実際にご試着になってみてください。

タートルネックを敬遠されていた方にも是非ご試着していただきたいと思います。
 

 

実はこのモックネック、BEAMSではブランドによっては既にかなり品薄状態になっています。

 

一部追加しているものと、これから入荷するものもありますので、詳細は店舗スタッフにお問い合わせください。

 

 

BEAMSのお客様は本当に早いです。

いつもありがとうございます。


モックネック、流行ものではないのでご安心ください。











 

 

 

 

11月号は連載以外にも色々なページで取り上げていただいています。

 

 

 

BEAMSがお勧めするベストバイの特集ページ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CROCKET & JONESのページではUAの鴨志田さんと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、6月に行ったナポリのSTILE LATINOの工場取材も。

 

 

連載と合わせてこちらも是非ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お知らせです。

 

週末仙台と大阪でイベントがあります。
 

 

14日(土)はBEAMS 仙台店で行われるTHANKS PARTYで私と西口がコーディネートのアドバイスをさせていただきます。
 


どなたでもご来場いただけますので、お時間がありましたら是非お越しください。

 

 

 

 

 

 

 

 

15日(日)はFORZZA STYLE編集長 干場義雅氏と大阪のLUCUA イーレでトークショーを行います。

 

 

詳細はBEAMS 梅田店にお問い合わせください。

06-6347-0490



是非お越しください。

 

 

 

 

WIDE BD


 

先日入荷した LUIGI BORELLI の新しい襟型のボタンダウン。

画像を見て気づく方も多いと思いますが、襟型が他のボタンダウンとちょっと違います。

 

 

 

 


 

 

襟先の開きが大きい ” WIDE BD” です。

 

 

 

 

 

 

 

拡大してみると普通のボタンダウンと違うのがよくわかります。

 

 

 

 

襟先が普通のボタンダウンと比べるとかなり広がっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

第一ボタンを開けるとこんな感じです。

 

 

 

 

台襟に近い部分が綺麗にロールして、襟先はボディーに綺麗に添います。

ワイドBDの場合、ボタンの位置を間違えるとロールが綺麗にでなくなるので、綺麗なロールをだすのは結構難しいんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

このボタンダウンは襟先のボタンを外してタイドアップすることも考えて作ったので、ボタンを外した時のバランスも重要です。

 

 

 

 

襟先のボタンを外すと柔らかいセミワイドのような綺麗な襟型になります。

私はタイドアップの時もノータイの時も襟先のボタンを外すので、ボタンを外した時の表情にも拘りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の別注のイメージは、90年代後半に日本でかなり流行った ”LUCA BD” というワイドBDのモデル。

 

 

当時ルイジ ボレッリのボタンダウンと言えばこのモデルと言うくらい大流行した襟型で、私が入社してから今までの間でおそらく最も売れたボタンダウンではないかと思います。

 


 


これは私がその当時買ったものです。

 

何枚か持っていたのですが、みなボロボロになって捨ててしまったので、資料として残していたのがこのシャツです。

 

このチェック、今見てもいいですね。

 

当時からチェック好きでした。(笑)

 

 

 

 

 



 

ルイジ ボレッリが日本に初めて入ってきた頃はこんなネームでした。

 

 

 

 

オーダーのカミチェリアのネームみたいで、クラシックな雰囲気を感じさせるネームです。

個人的には今のネームよりこっちの方が好みかな・・・(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

当時相当ヘビーローテーションで着ていたので、襟が擦り切れてボロボロです。

 

 

 

 

BEAMSのスタッフやお客様の間でもこのLUCA BDはかなり人気だったので、私と同世代のスタッフやお客様にはかなり懐かしい襟型だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このシャツをルイジ ボレッリのオーナーであるFABIO BORRELLI に見せたところ、元フェラーリの会長だったLUCA DI MONTEZEMOLO のために90年代に作ったモデルだということ。

 

確かに、モンテゼーモロはタイドアップの時もノータイの時もボタンダウンの襟先のボタンは外して着ているので、このモデルが彼のために作られたと言うのも納得できます。

 


襟型はこのまま復活させようと思ったのですが、既に当時のパターンは無く再現不可能ということ。

ならば、自分のシャツをナポリまで送って再現してもらうことにしたのですが、どうやらクリーニングで生地も芯地もかなりつまったいるらしく、このまま型紙を作っても当時の襟型を忠実に再現するのは難しいということでした。

 

 

そこからはファビオと私の記憶をたどって再現することになるのですが、何度サンプルを作ってもイメージ通りの襟型にならず、結局OKを出したのは5回目のサンプルが上がってきた8月初め。

かなり苦労しましたが、イメージ通りのモノがやっとできました。






 

 

6月のPITTIやミラノのショールームを見ても、多くのシャツブランドがボタンダウンに力を入れている傾向が見られました。

 


 

 

 

 

 

 




ERICCO FORMICOLAのディスプレイが全てボタンダウンだったのが印象的でした。

 

その他でもフィナモレ、バルバ、ジャンネット、グランシャツ、ボルゾネッラ等の多くのイタリアブランドがボタンダウンを打ち出していました。

 

また、最近自社工場でシャツを作り始めたドレイクスも英国製のボタンダウンを提案していたのも印象的でした。

 

流れが分かっているブランドは必ずボタンダウンを提案しているということなんです。

 

 

ボタンダウンの流れは既に数年前から見られた傾向です。

 

ここ数年BEAMSでもボタンダウンのシャツが少し増えてきたなと感じていた方もいらしゃると思いますが、理由はその流れからなんです。

クールビズ対応ではありません。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なので、最近は私もうちのイケメンたちもBDにタイドアップというコーディネートが増えました。

 

 

 




 

3人とも襟先のボタンを外しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

夏場はこんな風に襟を出して着たりもしていました。

 

 

 

これからの季節はちょっと寒くて無理ですね。(笑)

 

 



 

 

 

 

この新しいボタンダウン、襟型のモデル名が決まっていなかったので、ブログを書く前にBEAMS Fの店頭でタグをチェックしたら・・・

 

 


 


COL(襟型)の表示のあとに ”NAKAMURA-BD” とプリントされていてビックリ。

 

何も聞いていなかったのですが、この襟型 私の名前になっていました。

 

ルイジ ボレッリの襟型に自分の名前が付くなんて恐縮してしまいます。

 

 

襟型の名前に日本人の名前が付いたのは初めてでしょうか。

90年代のイタリアンクラシック ブームの頃は業界の先輩たちが現役でバリバリやっていた時代なので、その当時は日本人の名前のモデルがあったかも知れませんね。

今度ファビオに聞いてみます。

 

 

 

 

 

 

 

知らぬ間に私の名前が付いてしまったこのワイドBD。
 

私と同世代の人たちにとっては懐かしいBD、私たちより若い世代の人にとっては見たことがないBDだと思います。

是非最寄りの店舗で実物をご覧になってみてください。

 

 

アメリカっぽいBDがかたく感じて苦手な方にもおすすめです。

 

一言でいえば、まさに ”ITALIAN BD” という感じでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

お知らせです。

 

10月15日 大阪のLUCUAでトークショーを行います。

 

今回は大人気のこの方と。

 

 


 

ホッシーとのトークショーは二度目ですね。

 

詳細はこちらをご覧ください。

http://forzastyle.com/articles/-/52330

 

是非ご応募ください。

 

 

 

 

 

 

 



 

新潟 トークショー


先週末、新潟出張でした。

 

BEAMSの新潟店が今の場所に移転してちょうど10年。

 

周年イベントのひとつとして企画されたのが私と西口と高田のトークショー。

 

 

 

 

私のホームタウンですが、今までトークショーをやった福岡や大阪と比べると新潟は小さな街なので、どのくらいお客様に来ていただけるのか正直ちょっと心配でした・・・







 

結果的には60名近くのお客様がご来場され大盛況でした。



 



 

西口は二回目、高田は初めてのトークショー、そしてプレスの小林も初めての司会でかなり緊張していました。

お客様も初めてのトークショーだったので最初はちょっと緊張されている様子でした。

場を和らげようと私が色々突っ込みを入れるのですが全て空振り・・・

 

序盤は笑いも少なくかなり硬いスタートでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のトークショーは、私と西口と高田のお勧めアイテムを実際にお見せしながら、それぞれのおすすめポイントをPITTIのスライドをお見せしながら紹介すると言う流れでした。

 


 

 

 



 

西口と高田によるコーディネートや着こなしのポイントの解説もありました。

 

トークショーは通常30分程度の長さが目安ですが、今回は終了時間が決まっていなかったので1時間というかなりロングなトークショーでした。

後半は皆緊張もほぐれ和やかな会となりました。

 

 

 

 

 

 

 

トークショー終了後は閉店までお客様との懇親とお買い物のご案内。

3人とも一日店舗スタッフでした。

 

 

 

 

お店に来ていた芸妓さんと記念撮影。



新潟はあまり知られていないのですが、古町芸妓と言われ最盛期には400人の芸妓さんがいて、京都の祇園と東京の新橋と並び称されていました。

 

最近ブラタモリで紹介されたので、少なくなった古町芸妓もちょっと注目されるようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

閉店後4人で記念撮影。

 

 

 

 

この日は皆スーツスタイルでした。


プレスの小林はBRILLAのオリーブグリーンのキャバルリーツイルのスーツ。 昨年のモノですがグリーンの色目が今シーズンらしいトーンです。


高田はBRILLAのチョークストライプの3ピース。 ダブルブレストのジレが付いたこのスーツも昨年のモデルですが、今シーズン旬なモデルとも言えます。


西口はスティレラティーノのホームスパンのスーツにべヴィラクアのダブルブレストのグレンプレイドのジレ
スーツもジレも数年前のモノですが全く古さを感じさせないのはコーディネートのうまさもあります。


私はスティレラティーノのウールギャバジンのスーツ。 実は来年の春夏でオーダーしている生地で個人オーダーしたモノです。 生地がしっかりしているので今頃の季節に着るには丁度いいです。 これと同じ生地でもう少し濃いベージュとライトブラウンのカラ―が秋冬のコレクションにあったのですが、先日のトランクショーで大人気でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イベント終了後は新潟店のスタッフと店の近くのBISTRO 仁 さんで打ち上げでした。

 

 

 

 

 

 

 


緊張感も解けてみんなベロベロ。(笑)

 

私は酒が飲めないので田川シェフとイタリアン談義。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

締めは私の指名で高田の一本締め。

 

 

 


この時点ですでにベロベロなので、スーツの腕まくり状態。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二次会は新潟店のスタッフと総勢20人の大カラオケ大会。

 





高田が楽しそうに唄っています。

私の深夜のインスタグラムのライブ配信を見た方もいると思いますが、高田は酒が入ると本当に楽そうに唄います。(笑)

 

私も締めで高田と小林と一緒に唄いました。

SMAPのシェイク

カラオケ唄ったのは多分5年ぶりです。

西口にも唄ってほしかった・・・








 

 

先月の大阪の勉強会から始まって、熊本店のパーティー、福岡のスティレラティーノのトランクショー、新潟店のトークショーと最近地方の店舗への出張が続いています。

どこの店舗に行ってもお客様に大歓迎されてこちらが恐縮するほどです。

本当にありがとうございます。



今回の新潟のトークショーもたくさんのお客様にご来場いただきました。

充分なスペースがなく立ち見になったお客様も多かったのですが、長い時間ずっと私たちの話を聞いてくださりありがとうございました。



10月14日は私と西口で仙台店に行きます。

そして、15日は大阪で2度目のトークショー。

内容はまだ言えないのですが、かなり面白いトークショーになると思います。


詳細がはっきりしたらお知らせします。







 

 

 



 

 











 

監修


秋冬の立ち上がりなので、最近セレクトショップや百貨店、テーラーなどでオーダーフェアが開催されているのをよく見かけます。

 

 

BEAMSも10月1日までオーダーフェア開催中。

 

 

 

 

既に昨年を超える多くのオーダーをいただいていますが、今シーズンはスーツのオーダーが多く、チェンジポケットを付けるリクエストが多いのが傾向です。

 

パンツはワンプリーツを付けられるお客様が圧倒的に多くなっている傾向で、2プリーツを選ばれるお客様もかなり増えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

色々なお店で置いているこのバンチ。

 

 

 

 

 

ジャケットやスーツをオーダーされる方は良く見るバンチだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

実はこのバンチ。

 

私が監修してるのです。

 

ジャケットバンチもCANONICOのスーツバンチも約3割 私のチョイスした生地が入っています。

 

 

私が選んだ生地かを全てお見せできないですが、数パターンだけお見せします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんの一部ですが、こんな感じのチョイスです。

 

BEAMSのお客様にはわかると思いますが、なんとなく私と言うかBEAMSっぽいチョイス。

 

特にジャケットの色柄のチョイスは私っぽいかなと・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このバンチの監修を始めたのは10年くらい前。

 

当時比較的年齢層の高いお店との取引が多かったこの生地屋さんが、BEAMSや他のセレクトショップと取引するにあたり、もう少し若いお客様に対応する生地をどのように選べばよいか相談されたのが始まりでした。



最初は ”セレクトショップのお客様はこのような生地を好む” と言っても、それが従来のお客様向けのチョイスとは全く異なっていたので、私のアドバイスが反映されるのには何年もかかりました。

 

 

ところが、ある時から私がチョイスしたりアドバイスして入れた生地が完売するようになり、ここ数年は私のチョイスやアドバイスは、ほぼ全て聞き入れてもらえるようになりました。



現在も生地のチョイスだけでなく、今の流れを説明しながら色や柄、素材などのアドバイスをさせていただいています。

 

長くこのバンチを取り扱っているお店の人は、最近生地のバリエーションが変わったなと感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

 

 

 

 



 

 

 

特にジャケットバンチは、そう思う方が多いかもしれません。

 

 

 

 

確かに、こんなに多くのメーカーから素材、色、柄を選んで、こんな多くのバリエーションで展開しているバンチは、世界を見ても稀だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんと言ってもこの厚みですから。(笑)

 

 

 

 

表表紙がフラットにならないくらいのバリエーションです。

 

 

 

 

 

 


 

業界の皆さん、”中村が監修してるなら買わない” なんて言わないでくださいね。

 

監修はしていますがが、私にとってもBEAMSにとっても特別なメリットは何もありません。



お取引先の生地が売れて、オーダーがたくさん入って、業界的にドレスクロージングが盛り上がればと思いやっていることなんです。

 

 

そして、私がチョイスした生地がお客様に喜んでいただければ更に嬉しいです。

 

BEAMS以外でオーダーされる方も、このバンチを見たら少しだけ私の顔を思い浮かべてください。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

このバンチ、私がチョイスした生地が明記してある訳ではありません。

 

もともとそれを売りにするバンチではないので、BEAMSのスタッフに聞いても誰もわかりません。

 

それを知るのは私と生地屋さんだけなんです。

 

 

因みに、この生地屋さん、私の母方の祖父が昔新潟で羅紗屋(テーラー向けの生地屋)を営んでいた頃にメインのお取引先だったんです。

この業界に長くいると、色々な縁があるものです。

 

先祖から引き継いだ縁を大切にしないといけないですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

機会があれば、100%私が選んだ生地コレクションをやってみたいものです

 

イタリアと英国と日本の生地も入れたスペシャルなバンチ。

 

どこかやっていただける生地屋さんがあればお声掛けください。

 

もちろん、BEAMS以外のお店で展開していただいても構いません。

 

 

リスクは ”中村が選んだ生地なんて売れるか” というお店が出てくる可能性があるという事でしょうか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

BEAMSハウス神戸、BEAMS F、BEAMS 福岡と続いた STILE LATINOのオーダー会が終了しました。

 

私も昨日は福岡店のオーダー会に同行していました。

 

 

 

 

 

今回も私のお勧めの生地でオーダーいただいたお客様も多く、完売となった生地もかなりありました。

 

ご来店いただいた皆様、オーダーいただいた皆様、ありがとうございました。

 

 

忙しくて自分のオーダーはもちろん後回し。

 

サイズは昨年オーダーした時から変わっていないので、後で生地を選んでオーダーしようと思っています。

 

 

 

 

 

 

 



 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関西エリア 勉強会

 

 

先日大阪に行って関西エリアの店舗スタッフ向けに勉強会を行いました。

 

今回のテーマはジャケットやスーツの作りについてでした。

 

テーラードの基本と本質について普段スタッフが目にすることのない副資材も全て揃えて2時間かけてたっぷりレクチャーしてきました。

 

取りあえず、その様子をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私もスタッフもかなり真剣。

 

画像を見ても熱が伝わってくると思います。

 

 

 

 

 

 

 

因みに、講義の内容はこんな感じでした。

 

 

・富士山のすそ野のような、なだらかなショルダーラインと上襟の首への吸い付き。

・前肩の重要性。

・胸のボリュームの出し方とウエストシェイプへの繫がり。

・襟とボディーが一体に見える襟から裾にかけてのライン。

・前ふりの袖。

・アイリッシュリネンを使った上衿の芯地。

・キャメルヘアーやウールの最高級の毛芯とその使い分け。

・接着芯と毛芯の違い。

・モンゴル産の尻尾の毛を使ったバス芯

・精製綿を使った肩パッド。

・タグア椰子の実から削り出したナットボタン。

・水牛の角から削り出したホーンボタン。

・生地をアイロンで成形した殺し襟へのコダワリ。

・一枚襟のコダワリと二枚襟の違い。

・前肩にするための肩のいせ込み。

・そら豆型のアームホールの重要性。

・アームホールと袖のいせ込みのポイントと分量。

・お台場の本来の役割。

・袖口のタタミ仕様と額縁の違い。

・パンツの小股のキレ上がり。

・ふくらはぎのあたりとパンツのシルエットの関係性。

・立ち型と座り型のパターンの違い。

 

 

最後のパンツのパートに来たところで時間切れ。

 

パンツは重要なのでもう少し話したかった。

 

主にビームスのオリジナルのジャケットやスーツの作りをメインに、他社の製品やインポートの製品との違いや、テーラードの重要なポイントを2時間みっちっりと話しましたが、3時間は必要でした。(笑)

 

BEAMSのオリジナルは芯地など外から見えない副資材に相当こだわっているので、普段それを目にすることのないスタッフは驚きの連続です。

 

縫製技術にしても、実際に ”このようにしているからこうなる” ということを分かりやすく説明したので、テーラードの基本的な理論みたいなものは理解できたと思います。

 

 

 

 

 

 

今回の講義は、以前私が講師をしていた、IFIビジネススクール というファッション業界の人材育成のスクールで行っていた内容をアップデートさせたもの。

 

もしかすると、このブログの読者の中にも私の講義を受けた人がいるかもしれません。

 

因みに、当時私の講義はカリキュラムの中で最も人気のある講座だったそうです。

 

 

 

 

 

 

 

90年代後半から2000年代前半の所謂クラシコイタリアブームの頃は、服のつくりについての特集がファッション誌でもかなり取り上げられていました。

 

服づくりのマニアックな部分が細かく取り上げられ、それにこだわることが重要視される時代でした。

 

そして、その弊害で洋服がスペックで語られるようになり、コーディネートよりも洋服のスペックが重要になってしまうような風潮が広がりました。

 

当時、BEAMSのスタッフも着ているモノの薀蓄や値段を自慢するようなスタッフが出てくる始末

 

しかし、そういうスタッフに限ってコーディネートがまるでダメなんです。

 

そのような ”オタク的な流れ” に危機感を抱き、コーディネートによって服を魅力的に見せるという本来あるべき姿に戻さなければならないと思うようになり、それ以降あまりマニアックなことは社内では封印していました。

 

その後、皆さんもご存知のようにクラシコイタリアブームも終わり、BOGLIOLI の後染めジャケットが出て来てからはドレスクロージングのカジュアル化の波が加速し、服のつくりの本質を語るような場も少なくなっていました。

 

そして、10年以上続いたカジュアル化の波も終わり、数年前からクラシックな服が再注目されるなか、今また服のつくりの本質が問われる時代になりつつあります。

 

なので、今回久しぶりに本気出してマニアックな服づくりの話を真剣にしました。

私が伝えたかったことは、ドレスクロージングのカジュアル化の時代でもBEAMSはテーラードの本質を追求したモノづくりをずっと続けてきたこと。

 

この10年くらいは洋服の表層的な部分ばかりが注目されるような時代でしたが、そのような時でもモノづくりを追求するのがBEAMS魂だという事なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

最近比較的手ごろな価格のオーダー屋さんでジャケットやスーツを作られている方のSNSを見ることがあるのですが、自撮り画像を見て仕立ての問題がわかってしまうことがあるんです。

 

中には、”この状態でお客様に渡しちゃダメだよな” と言うケースもあります。

 

他のお店を否定はしないのですが、BEAMSのお客様もいらっしゃるので、自分がその問題点をお知らせすれば、次回はもう少し完成度が高いモノができるなと思うことがあるのです。

 

医療で言えばセカンドオピニオンみたいなものでしょうか。

 

オフィシャルには難しいですが、顧客様には何かの機会でお会いすることがあって、画像と同じ状態であればお知らせできればと思います。

 

余計なお世話かもしれないのですが、ちょっとしたことで服は良くなるのです。

 

だから、自社のモノも他社さんのモノも、こうすればもっと良くなるのになと思うことが多いのです。

 

街でも、電車の中でも、SNSでもついつい服を見てしますう。

 

職業病みたいなものですね。(笑)

なので、服作りの本質を知ることは大事なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MEN'S EX 連載 10月号

 

MEN'S EX 10月号

 

今回の表紙は長谷川博巳さん。

 

 

主演ドラマ ”小さな巨人” 毎週欠かさず見ていました。

 

長身でスタイルのいい長谷川さん、シックなダークスーツが似合っていましたが、シャツのネックが大きくて襟が重なっているのがどうしても気になってしまう一方、香川照之さんのシャツが毎回タブカラ―なのも気になり…

 

職業病ですね。(笑)

 

ドラマを見ていても、ニュースを見ていても、バラエティーを見ていても、洋服にどうしても目が行ってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の連載、”中村達也の今、買いのアイテム”

 

 

 

今回のテーマは、”ピークドラペルのスーツ&ジャケット” です。

 

 

 

 

 

 

 

 

今シーズンのバイイングを行った今年の1月のPITTI UOMOやミラノのショールームでもシングルピークドのスーツ、ジャケットを打ち出すブランドがとても多かったです。

 

 

 

行った

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように、TAGLIATOLE、LARDINI、THE GIGI、GABRIELLE PASINI、DRUMOHRなど、皆さんが知っているブランドの多くがシングルピークドのジャケットやスーツを展開しているのを見ても、その流れは明確です。

 

 

 

 

 

 

 

PITTIのGABRIELLE PASINIのシングルピークド3ピースのクラシックでエレガントな装いも印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イタリア的な色気全開のTAGLIATOREのPINOも今回はシングルピークドのスーツでした。

 


数年前から一部のクラシック好きのイタリア人がPITTIの会場で着ている姿をチラホラ見かけましたが、業界人達の着用率も確実に増えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

シングルピークドのスーツやジャケットが出てきた背景には3つの流れがあるように感じます。

 

ひとつはクラシック回帰の流れでチェンジポケットやサイドアジャスターのパンツなど、英国的なディティールが注目されている流れで、クラシックな襟型であるピークドラペルが注目されていること。

 

ふたつめは、モード系のブランドで数年前からシングルピークドのスーツやジャケットの打ち出しが増えたことで、それがクラシックにも影響を与えている点。

これは、トムフォードがファーストコレクションからシングルピークドのスーツやジャケットを展開し続けているのが象徴的な例ですが、トムフォード本人がサビルロウのテーラーで仕立てたスーツがイメージとなっているようなので、元々はクラシックなディティールが影響を与えているとも言えます。

 

三つめは、イタリアでパーティーウェアが再注目されていると言う流れによるもの。

 

数年前のカジュアル傾向の頃は、ドレスコードのあるフォーマルなパーティーでなければ、ジャケットにTシャツなどというカジュアルなスタイルも多かったのですが、さすがにクラシックなスタイルが戻ってきた昨今は、逆にそのようなスタイルが場に合わなくなってきたのも事実。

 

そこで、フォーマル由来でもありエレガントに見えるピークドラペルが注目されると言う流れもあるようです。

 

来年の春夏のコレクションでLARDINIが提案していた、”新しい感覚のパーティーウェア” もこの流れによるものです。

 

 

 

フォーマルウェアの解釈を柔軟に考えて、普段づかいできるように落とし込んだ提案が新鮮です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、私も今シーズンはシングルピークドのスーツを着ます。

 

 

プレス内覧会のメインディスプレイに使っていた ”THE GIGIのミニガンクラブのスーツ” 

 

本誌の連載ページにも掲載されているスーツです。

 

これを購入予定です。

DOMEUILのSPORTEXのようなドライタッチの英国調の生地と言うのもかなり刺さります。

 

本誌のコーディネートのように、タートルネックと合わせてもかなりカッコいいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”シングルピークドなんて着たことないから難しいな” と思っている方も多いと思いますが、ダブルのスーツやジャケットを着こなせれば難しいことは無いと思います。

 

私もシングルピークドのスーツやジャケットはタキシードやディレクターズ スーツしか着たことがないですが、実際に試着してみると逆にダブルのスーツやジャケットよりも簡単かなと言う印象です。

 

因みに、このシングルピークドのスーツ、ジャケット、来年の春夏も継続して多くのブランドが打ち出しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のとおり、これでもほんの一部です。

 

今シーズンよりも来年の春夏は更に増えているのが実情です。

 

多くのブランドが力を入れて展開している事実と、個人的にも今シーズン ワードローブに加えたいと思っていることはお伝えして、この流れを一過性と考えるかどうかは読者の皆様の判断にお任せしたいと思います。

 

少なくとも私が着たいと思うくらいですから、それほど飛びぬけたトレンドではありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BRILLAのバイヤー高田のデスクの後ろにかかっているTAGLIATOREのシングルピークドのブレザー。

 

 

昨年個人的にオーダーしたモノのようですが、すっと見ていたら普通のネイビーのピークドラペルのジャケットが欲しくなってきました。

シングルピークドのネイビージャケット、早速どこかでオーダーしようと思います。

高田、そろそろ家に持って帰りなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

人の事言えません。

 

 

自分もデスクの後ろに4着も秋冬物スタンバイしていますから・・・

 

そろそろ家に持って帰らないと。